咲恵は、ボクのペニスの皮を根元にむけて押し下げた。
「スポンジで洗うと痛いでしょうから、特別に手で洗ってあげます」
「萌の匂いがするからって、言いたいんでしょ」
「当たり前じゃないですか。それとも、スポンジでしっかりこすって、きれいにして差し上げましょうか?」
「なるべく、やさしくお願いします」
スポンジを思い切り絞って、たくさんの泡をペニスに纏わさせた後、咲恵は指先で亀頭を撫でて、手のひらで本体をやさしく擦った。
「うっ」
快感が脊髄を駆け上がり、脳に突き刺さった。ますます大きく硬くなったペニスを、愛おしそうに咲恵は洗ってゆく。
「仕方のないおちんちんですね。誰にでもこうなるのですか?」
「そんなことないです」
「うそつき!」
ボクのペニスを力一杯握って、上下に動かした。
「咲恵さん、出ちゃいそうです」
「そうなのですか。じゃあ」
咲恵は、ボクに罰を与えるかのように、素っ気なく言って手を止めた。
「意地悪してますか?」
「意地悪してますよ。神様の代わりにわたしが天罰を与えてあげましょう」
もうやる気も起きないといった感じで、シャワーを手に取りボクのカラダの泡を洗い流した。咲恵は、ボクを浴槽に入れて、自分は背を向けてスポンジで洗い始めた。スポンジでなぞる咲恵の後ろ姿は、美しい曲線を描いている、お尻はゆで卵のようにツルツルで引き締まったいる。
咲恵は、後ろを向けているということに安心ているのだろう。時々、下にかがむと小振りのお尻を突き出す格好になり、割れ目から覗く花弁が見えたりしている。ボクは、黙って見ていることに、視姦している気分になって少し後ろめたい気持ちを抱いていた。
「なにを見ているのですか?」
ボクの視線に気がついたのか、咲恵は振り向いて怪訝な表情で言った。
「咲恵のお尻。きれいだなって思って」
「えっー」
少し不思議そうな顔をした咲恵は、シャワーのカランの上にある湯気で曇っていた鏡を手で拭って、後ろ姿を確かめる。鏡の高さに合わせるために屈んだ自分の姿が映った瞬間、顔を真っ赤にしてお尻を手で隠した。
「な、なんで言ってくれないんですか?」
「なんのことでしょうか」
しらばっくれているボクを見て咲恵は、手に持っていた泡だらけのスポンジを投げつけた。
「もう、ほんとにもう」
くやしそうな顔をして咲恵は、こちら向きになりあちこち手で隠しながら、シャワーで泡を流した。
「そんなに、恥ずかしがらなくても。咲恵さんのカラダは、知らないところがないくらい見てきてるのに」
浴槽に入ってきた咲恵は、両手のひらですくったお湯を、ボクの顔に掛けて言った。
「うるさいです。その憎たらしいお口を閉じてください」
咲恵の背に手を回し、引き寄せて口づけをした。
「じゃあ、咲恵のお口で、ボクの口を閉じさせて」
咲恵もボクを抱きしめて、長く熱い口づけを交わした。
「瑞樹さんには、反省が足りないように思います。もっと意地悪したくなりました」
ボクの胸に顔を埋めて、小さく囁いた。