「ほんとうに、ここでいいの?」
「何か問題でも?」
「だって、狭いでしょ?」
「わたしとは、寝られないというのですか?」
ボク達は、風呂から上がり、1本残っていたビールを半分ずつグラスに注いで、ノドの渇きを癒やした。
「咲恵さん、パジャマは?」
「これでいいんです」
咲恵は、バスタオル姿からピンクのブラジャーとショーツに着替えたが、パジャマを着る様子が一向にない。
「パジャマは、忘れたのかな?ボクのでよかったら、貸してあげるけど」
「いいえ、ちゃんと持ってきてますよ」
「パジャマを着た方がいいと思うんだけど」
「瑞樹さんは、そんなにわたしのパジャマ姿が見たいのですか?」
そこではないって言いたいのだけれど、咲恵のプレッシャーで言えずにいた。
「下着姿だと、目のやり場に困るというか」
「わたしの胸が、貧弱だからパジャマを着ろと言ってるのですか?」
「いえ、咲恵さんの胸のことは一言も触れてはないんですが」
手に持ったグラスのビールを一気に飲み干して、姿勢を正して咲恵は言った。
「萌さんには、下着姿とか裸とかでいても何も言わなかったのに、どうしてわたしにはパジャマを着ろっていうんですか?」
「いや、萌にもちゃんと服を着るようには言ったんだけど」
「萌さんの、大きなおっぱいやお尻を見て楽しかったんですよね?」
わざとなのか無意識なのかは計り知れないが、咲恵は両腕で胸を挟んで谷間を強調しているように見えた。
「そんなことはないです。萌が言うことを聞いてくれなかっただけです」
納得したとは微塵にも感じられない顔をしてボクを見返している。
「さっきから聞いていれば、『萌』『萌』って、なんで萌さんは呼び捨てで呼ぶんですか?わたしは一度だって『咲恵』って呼んでくれないのに」
「咲恵さん。もう酔っ払ったのかぁ」
「うん、もういいですっ」
咲恵は、まだビールが残っているボクのグラスを取り上げて、自分の口に流し込んだ。
「さあ、寝ますよ」
ふたつのグラスを流しに持って行き、ささっと洗っている。真面目だなぁと思い見ていると、本人が気にしているほど胸が小さいわけではなく、体の線が細いので十分胸は大きく見えていた。萌と比べたら怒られるのだろうけれど、スタイルの良さと色白は咲恵の方が勝っている。かわいい下着で歩く咲恵は、まだ少女のようだった。
スリッパをパタパタ言わせて、
「寝ましょうよ」
と言い、ボクは寝室へと連れて行かれる。ボクは、Tシャツにハーフパンツという格好でベッドに横にされる。自分でもベッドへの移乗は出来るのだけれども、ここは咲恵のなすがままにされておく。
下着姿のまま咲恵も、ボクの隣に横になる。シングルサイズのベッドなので、体の細い二人でも寝ると体を密着させないといけない。
「ほら、狭いでしょ」
「わたしは大丈夫ですよ」
咲恵は、少しこちらに体を向けているのだろうか。密着しているボクの腕が、咲恵の乳房を感じる。
「触ってもいい?」
ボクは、咲恵の手に答えを求める。
「ダメです」
「そんな魅力的な姿で、隣にいると思うとこのままじゃ寝られないよ」
ボクは、体を横に向けて咲恵の胸に手を伸ばす。咲恵のブラジャーに手を入れて、指で乳首を弄ぶ。
「うっ」
咲恵は、ピクッと体を反応させて言う。
「ダメって言ったでしょ」
その言葉とは裏腹に、特に抵抗をするわけでもなくじっとしている。触っている乳首は、硬度を増して大きくなったように思う。ボクは、その手をゆっくりと慎重に咲恵のショーツの中に潜り込ませる。薄目の陰毛が指に触れるとボクはもっと奥に手を進めてゆく。太ももを割って、手に力を入れると咲恵の足の力が抜けたように思えた。自由を得たボクの指は、咲恵の割れ目をぬってクリトリスに届いた。
「ああっ」
咲恵は、ボクの方を向いて熱い吐息を漏らした。顔を近づけて、口づけをすると咲恵は唇を緩めてボクの舌を受け入れた。舌を絡めると、咲恵も舌で応えた。割れ目に指を入れると、愛液で濡れていた。潤いに任せて指を咲恵の膣に挿入する。カラダの震えと共に、膣の中のボクの指も圧迫された。
「咲恵、ボクのも触ってほしい」
「やっと、名前を呼んでくれた」
咲恵は、ボクの下半身に手を伸ばして、硬くなったペニスをハーフパンツの上から握った。
「これで許されたなんて、思わないでくださいよ」
その言葉に応えるように、ボクは咲恵に膣の中にある指の関節を曲げた。ブチュッと音がしたかのように割れ目から愛液が溢れた。
「パンツ脱がないと、かわいい下着が汚れちゃうよ」
すると、ボクの耳に口を近づけて小さく言った。
「ばかっ」