※この作品はR-18です。

転生者どもは好き勝手生きる   作:管理人

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掲示板形式の作品を書きたかった。
でも書けないからこんな感じにしました。
作者のやりたい事をやるのでエロだったり戦いだったり実験だったり異物混入だったり本当にやりたい放題です。


欲望の坩堝

 転生者――――主に仏教等で用いられる言葉だったが、最近では前世の記憶を持ったまま次の人生を歩む者の事を指す。

 世界によって多数存在する場合もあれば同一の世界に一人しか存在しない場合もある。だが共通するのは皆が皆、何かしら特別な力を有している。

 人によっては前世と変わらない姿だったり、一転して美形や小太りの中年種付けおじさんになっていたり、生前に見ていた漫画やアニメのキャラになっていたりと様々だ。

 そして暮らす世界が違う転生者同士が語り合う掲示板というのもあった。

 しかし、この話においては掲示板の出番は無い。

 暇が潰せるとは言え脳内で他人と会話をしたくはない、良い子ちゃんぶりたくない、そもそもそんな余裕が無い。とはいえ協力したり自分の世界には無いものが欲しいと考える転生者は多い。

 これはそんな転生者達の欲望の物語の断片である。

 

    ※

 

 デザイアシティ、それは様々な世界で暮らす転生者達が集う事が出来るあらゆる空間、時間、世界、多元宇宙からも隔絶された欲望の坩堝。

 掲示板を使わず、利害や依頼によって協力し、かといって互いの事情を詮索しない良くも悪くも他者を気にしない街である。

 この都市に入れる条件は転生者である事、そして転生者同士で争わない事である。他にも条件はあるが、兎に角正義の押し付けはしないというのが絶対に破ってはいけないルールだった。

 要はどんな風に思っていようがなるべく口には出さず関わらない。

 それを守れた者だけが入場する事が出来る。ちなみに入場方法はこの街の事を思いながらオープンセサミと頭の中で考えるだけである。

 そして今宵も転生者達が欲望の坩堝に集ってた。

 

「300歳を生きたガララワニの肉と虹の実を持って来たんだ。何と交換する?」

「ああ、俺のところの橘万里花を一年貸そうと思うんだ。お前が気に入ったり、万里花がまだ居たいってんなら伸ばしても良いぜ」

「おっと、いきなり人身売買か。この街の事を舐めてたようだ」

「ちなみに妊娠させても構わないし記憶を消したり人格を変えても構わないぜ。俺としちゃ何も変えずに手篭めにして欲しいところだし『らっくんよりすごいのぉ!』って言わせてもらいたいな」

「おっと、流れが変わって来たぞ」

「出来れば毎日の経過を映像で送ってほしいんだ。過ごす時間が終わるまで俺はここで待機してるからさ。この街に居る間は時間が流れないからさ」

「ちょっと待ってこの人恐い。何、何なのこの人」

「頼む! ガララワニと虹の実は要らないから万里花で寝取らせビデオレターをやってくれ!!! 屈強な男に孕まされる万里花の姿が見たいんだ!!」

「い、今まで出会ったどんな猛獣よりも危険な気配をしている…………! どうしてこんな奴に気が付けなかったんだ…………!」

 

 罠にかかった筋骨隆々な男が学生服の少年に怯えている様相を見て、酒を飲んでいた転生者達が笑う。

 

「くっくっく…………お上りさんが捕まったようだぜぇ」

「ああ、まさか楽さんに話しかけちまうなんてなぁ」

「強く生きろよ新入り。楽さんに捕まっちまったのは災厄にあったのと同じと思え」

 

 三人の転生者は笑いながらも心の底から同情する。

 この三人も元の世界ではそれなりに悪虐を重ねて来た者達である。

 二度目の人生は世紀末のモヒカンもといヒャッハーとして過ごすと誓い合い、無辜の民草はおろか貴族や王族の姫君を略奪した何処に出しても恥ずかしくない一端の悪党として名を馳せた。

 ついこの間は掲示板を使って他の世界の転生者と協力する転生者をも打ち倒し、彼の周りに居た美少女をも乱世したのである。

 そんな三人が出来る事なら関わりたくない、というか本当に近寄って来ないでほしいこの追尾式地球破壊爆弾と思ってしまうくらい楽さんは恐れられていた。

 他の転生者の力を借りて無かった事になったとはいえ、興味本位で日常系恋愛漫画の世界を何度も滅ぼす要因となった疫病神に関わるだけ損である。しかも転生チートを使わずにである。

 ちなみに楽さんと呼ばれてるのは親しくしてると思われたくないからである。

 

「このデザイアシティにおいて特級のアンタッチャブルである三人の内の一人、一条楽さんに関わるのは本当に運が無いなぁ」

「助け舟出すか?」

「いや、本当に絡まれたくないからやめとけ――――って、うわっ! くっせぇ!! げっ!? 野獣先輩が脱糞しやがった…………!」

「な、何でアンタッチャブルの一人、箱庭学園生徒の野獣先輩が居るんだ…………!」

「何だここは…………地獄か? もうちょっと行動を改めとくべきだったか?」

 

 三人の転生者が我が身を顧みている最中、野獣先輩が全裸で脱糞した事により地獄と変わった店内。

 その店から数百メートルも離れた喫茶店にて数人の転生者達が集まっていた。

 

「ヤクザとかマフィアはクソだ。妖怪も基本的にクソだ。その二つが揃った時点でゴミとは思わないか?」

「それを仮にもマフィアとかの前で言うか? いや、クソだとは思うけど」

 

 演説のように語る男の言葉にそれを聞いていた重力に逆らうような形をした琥珀色の髪を持つ少年がジト目で見つめながら水晶コーラを飲む。

 

「うまっ、水晶コーラうまっ」

「メロウコーラはどうです? トリコ世界の住人じゃない我々が飲んだ血糖値がヤバい事になるとは思いますが」

「遠慮する。てかグルメ細胞持ってない常人が食べたら死ぬやつ結構あるよねあの世界」

「それでも食べると思うんですよね。あの世界の住人なら」

「コラそこっ! 俺の話を無視すんな!!」

 

 琥珀色の髪をした少年が金髪を三つのコロネにしている少年と談笑すると男が注意する。

 その様子を見ていた紅白の巫女がエナジーヘネスィーを呷りため息を吐く。

 

「とっとと本題に入りなさいよ。私らだって暇じゃないのよ。ジョルノは先代の後始末の為に必要な物を貰いに来ただけだし、ツナは前世の恋人と再会したからこのデザイアシティでデートするって言ってたし、私はこのデザイアシティに作った博麗神社の分社にお賽銭が入ってないか確認しなくちゃいけないし」

「いや、お前のところにお賽銭は入らないだろうJK(常識的に考えて)――――ってオレの腕がぁああああああ!!」

「へぇ、ツナ。きみ恋人と再会出来たんですか? デザイアシティで?」

「いや、転生先の世界で。どうやら同じ世界に転生してたみたいらしくてさ。まあ向こうもメインキャラに転生してたせいで色々と厄介な事になっちゃったからね。デザイアシティでデートしつつ色々と必要な物を調達したいんだって」

「ちなみにどんなものをお求めで?」

「呪いを解けるもの」

「…………きみの彼女が誰に転生したのか大体分かりました。間違いなく酷い事になりそうですね」

 

 紅白の巫女にアームロックを決められて悶え苦しむ男を無視して重力反発ヘアの少年とコロネの少年が談笑する。

 

「それであんたよ用事は?」

「あ、ああ。オレが居る世界はぬらりひょんの孫で、人間の敵である妖怪から人を守る為に」

「本音は?」

「珱姫を自分のものにしたいんです協力お願いします!」

 

 紅白の巫女の魔の手から解放された男は嫌いなまでの土下座を披露する。

 その姿を見てこの場に居る三人は呆れて溜め息をついた。

 

「あんたねぇ。元が男だったとはいえ女の身である私にそう言う事言うのはどうかと思うわよ?」

「デザイアシティは欲望の坩堝とはいえ、恋人持ちに人妻を寝取るのに協力させるのはちょっとねぇ」

「そもそも原作キャラの祖母ですし産まれた時代が違いませんか? それに主人公が誕生しなくなったら大変なんじゃ」

「ま、まあその通りなんだけどさ。憧れは止められねぇんだ…………だから、ぬらりひょんと出会う前の彼女に会って先にくっつこうって思ってさ。それで発生する問題とかの解決をお願いしたくて…………」

 

 その言葉を聞いた三人は溜め息を吐く。

 

「分かった。でも無理矢理はダメだし催眠とかもダメだからな。オレ達はそれなら協力しない」

「あ、ありがとな…………安心してくれ。オレも少しは考えてんだ。時間は多少掛かっちまうけど確実に珱姫を自分のものに出来る方法を!」

 

 こうして欲望の坩堝に集った転生者達の協力が始まった。




転生者No.1
NAME:一条楽
ニセコイの主人公に転生した転生者。
デザイアシティのアンタッチャブル三人衆の一人。
存在自体が疫病神のようなもので、時間を戻して無かった事にしたとはいえ興味本位の行動で世界を何度も滅ぼしてる。
なお、世界を滅ぼすのに転生チートは使ってない模様。

あの後トリコ世界の転生者に万里花を押し付けて寝取らせビデオレターをやった。
子沢山になった彼女を見て絶頂した。
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