時間軸は世界崩壊直後となります。
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セリス・シェールーーーー
ウェーブがかった金髪と海のような蒼さをもった瞳を持つ元ガストラ帝国の女将軍。
後に反帝国組織リターナーに参加し、
帝国及び破壊神ケフカ打倒の一翼を担う。
戦後 仲間の一人であるフィガロ国王エドガーに求婚され、正式に王妃の座を射止める。
彼女の”戦士“としての波乱の前半生からは一転した形だったが、彼女はこれより1人の”女性“として様々な経験を重ね”成熟“していくことになるーーーーー
世界を股にかけて活動していた頃は、
純真かつ生真面目・恋愛には不器用だった彼女の境遇の変遷。
その“始まり“を知るには、
ケフカ打倒直後の時代まで遡らねばならないーーーーー
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“瓦礫の搭"で、ケフカは倒れたーーーーー
辛うじて崩れゆく搭を脱出し、
それぞれ心中に浮かんだ想いに別れを告げながら、
“彼等"は無事飛行船にたどり着き 脱出に成功するーーーーー
これから始まる新たな“未来"へ向かって羽ばたく為にーーーーー
それは金髪の女将軍セリス・シェールも
同様だったーーーーーーー
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ーーーーールルルルル・・・・・・
微かに聞こえてくる飛行船のエンジン音を耳にしながら、セリスは一人寝室を抜け出し 飛行船の甲板に上がってきていた。
一定の速度で飛行しているとはいえ、流石に甲板上は風が強い。
空には星が瞬き、間近で見るその美しさは実際に見たものでなければ とても表現することはできないだろう。
そんな星空に視線を向けつつ、セリスは一人甲板の舳先の欄干に背を預けた。
明日の朝には 飛行船はサウスフィガロ郊外に到着するという。 セッツァーの計らいで旅を共にしてきた仲間達はそれぞれ自分の望む場所で船を降りていった。
今 船に残るのは、
セリスとセッツァー、
ロック、そして未来の夫となるエドガー ―――
そう、“未来の夫”ーーーーーー
瓦礫の搭を必死で脱出してきたセリスとロック。
ロックのバンダナを拾おうとあわよく断崖から落ちかけたセリスをロックが怒鳴り付けたりと紆余曲折を経た脱出行だったが、
飛行船に飛び乗り一息ついたロックの口からセリスに向かって発せられた言葉は
“結婚しよう!!"
という迷いないもの。
まさにレイチェルの死を乗り越えた彼ならではのものだった。
セリスも彼の言葉に胸が一杯になりながらも、
彼のプロポーズを受け入れなかった。
何故ならロックがレイチェルの死を乗り越えるまでの間、
セリスに対して一途に寄り沿ってくれたのはエドガーに他ならなかったのだから。
(はぁ・・・・・・・・)
辺り一面、星の煌めく漆黒の空。そんな中、自らの金髪が風にはためくのを感じながら、セリスは目を瞑りつつ心の中で溜め息をついていた。
実際のところ、どうにも寝付かれず 気付けばこのデッキまで出て夜風にあたりにきていたのである。
その彼女が寝付かれない原因とは―――
(・・・なぜ、なの・・・・)
今の彼女の脳裏に浮かんでくるのは、
ここ数日彼女の心をかき乱してきた、
甘美かつ肉感的な“夢"――――
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ーーーー夢の中で、セリスは一人闇の中にいた。
そして彼女の目の前には何の着衣を身に纏わず、
その白く締まった肉体は ただありのままの状態を晒している“もう一人のセリス"がいる――――
そうだ、違った。周りにはその彼女以外に人影があった。“もう一人の彼女"の肉体はまさに“彼ら"に晒されていたのだ。ベットに仰向けで横たわっている“金髪の男"の股の上で、
その“金髪の男"とベットの周りを囲むようにして立っている“複数の男達"の視線に―――
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「どうしたんだい、レディ?こんな夜更けに、こんな甲板の上で 」
「 えっ・・・・・・」
セリスに向けてかけられた声に、セリスの意識は物思いから一気に“現実の甲板"の上に引き戻された。
目を見開いた先、自分の眼前に立つその人物の“顔"に視点を合わせる。
その瞬間、
セリスの中で彼女の夢の場面が再現された。
先程の物思いよりも、より鮮明により生々しく―――
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ーーーー夢の中で、セリスは上下に裸体を激しく揺らしながら喘ぎ続けている。
いや、正確にいえば“傍観者のセリス"ではなく
“もう一人のセリス"の方か。
下からの激しい突き上げから、
彼女の背中は反り返りウェーブがかった長い金髪がそれにあわせて前へ後ろへとたなびいた。
やがて膣内を動き回る“金髪の男"の肉棒がもたらす快感に感極まってきたのか セリスは自らの乳房を両手で揉みしだき、更なる刺激を得ようとする。
全ては無意識、本能が為す技――――
夢の中では一切の音がなかった。
そしてセリス自身、夢の中でありながら 抗うこともなくその“男"の愛撫に身を任せきっている。
現実ではありえないであろう
彼女のもう一つの姿―――
意外なのは、夢の中で愛技に溺れているセリスはその状態を、さも当然であるかのように受け入れ
肉の悦びにうち震えていることだった。
それを見つめる傍観者のセリスの方はなす術もなく、ただただ冷めた視線でその惨状を見つめることしかできなかったが。
やがて感極まっている側のセリスの口が大きく開かれ、こらえきれなくなったかのように唇が動く。
だが一切無音の空間では、何を言っているのかはわからない。
だが セリスの上半身はそれと同時にピクピクッと2度3度の痙攣を経て、そのままぐったりと“金髪の男"の胸の上に崩れ落ちた。
“本当のセリス"自身、
夢の中では単なる傍観者にすぎない。
目の前で、“もう一人の自分"が複数の男達に囲まれた中、絶頂に達したのをただ見つめるしかないのだ。
やがてベットの周りにいた男達が動き始め、ぐったりとした“もう一人のセリス"に手を伸ばし始める。と同時に 先程までセリスをおもうさま喘がせていた男がセリスをベットに寝かせつつ 自分はベットから離れる。
未だ意識が戻らぬセリスの白い体に群がりよせていく 複数の男達。そこでセリスはようやく彼等の顔を闇の中から識別することができた。若いのから初老まで年齢様々、今までセリス自身が見たこともないような顔ばかりーーーー
†††††
「 ・・・・ん?どうしたんだい、セリス 」
「・・・・!!」
エドガーが返してくる言葉に、
セリスはハッとし、同時に自分が今いる現実に引き戻された。
いつのまにかセリスの隣にきていたエドガーが独特の魅力的な笑みを浮かべつつ、セリスの顔を覗き込んできている。
今まで多くの女性が魅惑されてきたその笑みが耐えられず、
セリスは顔を真っ赤にしつつ 顔を背けてしまう。
今まで彼女の意識を支配していた“光景"が一瞬頭の中をよぎり、セリスの困惑は高まる一方だった。
エドガーはそんな彼女の様子にいぶかしげな視線を向けたが、やがて再びあの魅惑的な笑みを口許に浮かべ直した。
まるでセリスが戸惑い赤面する様子を楽しんでいるかのように。
もっともセリスにしてみれば、その笑みが自身を戸惑わせる最大の原因であるのだが。
「明日はいよいよサウスフィガロに到着する。やはりフィガロ王妃としての今後には戸惑いもあるだろうね・・・」
場の雰囲気をある程度察したのか、話題を変えてきたエドガー。
セリスもようやく俯きかけていた顔を上げる。
だがセリスの青い瞳は微かに揺れ 未だ心中は穏やかではないということを物語っていた。
二人は甲板の手すりにもたれ掛かったまま、前方に広がる星の大海を見つめていた。
続く不自然な静寂。
だがセリスはこうしているだけでも、
自分が夢の続きの中にいるようできがきでならなかった。
そう、触れあっているわけでもないのに
エドガーではない何者かに“抱かれている"ような感覚に
襲われつつ―――
(なぜ・・・エドガーといると・・こんな風な気持ちになるの・・・・?
なぜ、これから結婚するエドガーじゃなくて、あんな男達の夢を見てしまうの・・・?
これじゃあ、まるで・・・・・
私が・・・エドガー以外の男を、求めてるみたいじゃない・・・・!!
そんなことって・・・・・!!!)
これまで帝国将軍としての遍歴やケフカとの戦いの過程で一度も感じたことのない感覚に、セリスは激しく動揺していた。
風に煽られて揺れ動く金髪が、
セリスの顔を隠すかのようにたなびく。
そしてエドガーが金髪の波を掻き分けるかのように
再び顔を近づけてきた。
先程よりも至近の為、
今度はセリスも顔を背けることはできない。
息が触れ合うかどうかという距離で、二人の視線が絡み合う。
長らく冒険を共にしてきた二人にとっても、ここまで互いの距離が狭まったのは初めての経験――――
「―――本当にどうしたんだい?今日のセリスは変だよ。・・・そうだね、まるで私といるのが耐えられないって顔をしている。」
「 そ、そんなことはないわ。気のせいよ、エドガー 」
少し事態を楽しんでいるかのようなエドガーの余裕ある表情に セリスはようやくそう返事を返した。
初対面のときでさえここまで緊張したことはなかった筈だ。
それもこれもセリスが見た夢の残り香のせいか。
いやむしろ“淫夢"と言い直した方がいいのか。
ごくりとセリスの喉が唾を飲み込む音を鳴らす。
彼女自身 自分の唾を飲み込む音や心臓の鼓動までエドガーに聞かれてしまうのではないかと動揺しっぱなしだった。
「・・・そんなセリスの顔を見られるのも珍しいことだからね。
私としては 嬉しい限りだな。」
「 そ、そうなの・・・? 」
「 そうさ 」
セリスは改めてエドガーの顔をおずおずと見つめた。
あらゆる階層の女性を虜にしたと語られることはある
白碩で端正な顔立ち。
自分の心をがっしりと鷲掴みしてしまいそうなくらい
“危険な"輝きを放つ瞳。
それでいて ただの優男とは一線を画している、歴戦で鍛えられた野性的な肉体。
これまでロックの存在が男性の基準だったが、
今のセリスはエドガーという別の男性に“雄"を感じるようになっていた。
少なくともエドガーが自分に向ける眼差しに“男が女に向ける"淫靡さ は気付かざるを得ない。
もっとも今までエドガーがずっとこういう眼差しを向けていて
セリスがそれにやっと気付いたのでは、と言い換えることもできようが。
僅かな時間で様々な考えが錯綜するセリスの心中と、
脳内に描き出されてきた エドガーその他の男との情事の“夢"―――
「・・・しかし 本音を言うと、私もこれまで色々遠慮しすぎたかと 今頃になって後悔しているんだよ。いつもの私らしくもなかったと・・・」
セリスから視線を外し、広がる星の輝きに顔を向け直したエドガーの口調に若干の淋しさが漂ったことにセリスは気付いた。
一瞬セリスの中でエドガーに対する警戒が解ける。
「 エドガー・・・?」
セリスにはエドガーが何を意図してそのようなことを言ったのかわからない。だが 次の瞬間、セリスはエドガーの胸の中に抱きすくめられていた。
流石のセリスも事態を認識するのに数秒かかってしまったという早業。
事態を認識した時にはエドガーの胸の厚さ・背後に廻っている両腕の力強さに何故かセリスの緊張感は最高潮に達していた。
密着した衣服越しに自分の耳元に聞こえてくるエドガーの心音。
それはセリスでも分かるくらい“早い"ペースで鼓動していた。
「 ・・・柔らかいよ、セリスの体。そして 君の金髪から漂うこの香しい臭い・・・。
全てをまるごと私が・・・」
「 !!! 」
エドガーの甘いゆっくりとした独白を聞いていて、セリスはようやく我に返る。
勢いよく両手をつきだしてエドガーの胸元から自分の体を離した。
気付けば自分の心音もさっきよりも更に早くなっているようだ。
それもこれも エドガーの胸の中で、彼の言葉を聞いてしまったせいなのか。
「 やめて、エドガー・・・・今日の貴方、少しおかしいわ。」
「 そうかな?いつもの私と変わりないんだが・・・」
ここでエドガーの口許に先程までのものより数段上の蠱惑的な微笑みが浮かんだ。
自分の頬が熱くなり真っ赤になるのが分かる。
エドガーと視線を合わせていられなくなり、セリスはすぐにその場を駆け足で離れた。
一度も後ろを振り返ることなく。
甲板からタラップへ、そして階下に降りるまでの間 冷たい夜風に身を晒していたにも関わらず、セリスの頬は今までに熱く火照っていた――――
·
だが、これではっきりしたことがあった。
エドガーは自分という異性を、そして自分の“肉体"を求めているということが。
(・・・でも、私の方はどうなの・・・?)
†††††
翌日飛行船は予定通りナルシェ郊外に着陸。
ロックは エドガーやセッツァー、そしてセリスが乗る飛行船が飛び立っていくのを手を振って見送った。
セリス自身ロックとの別れにほっとしたような物足りないような、複雑な気持ちに駈られていたが。
何はともあれ、セリスは国王の仲間であり、貴重な賓客として港町サウスフィガロに腰を据えることにしたわけだが、
いわくの男・エドガーとの再会は彼女の予想よりも早くに訪れた。
セリスの新居を用意するという口実で、
半月後 フィガロ城から彼がやってきたのである。
「こういうのは やはり早い方がいいからね」
と笑いながら。
エドガーはフィガロ城に招待するに相応しい必要な衣装・小物を取り揃えることが可能な市内の商店にも案内してくれたのだった。
国王自らのお声がかりということもあって
それらの店がとても好意的だったのはいうまでもない。
セリスとしては長年つきあいのある戦友の好意を素直に喜びつつ、その裏にある意図も薄々気付くようになっていた。
あの飛行船の時に垣間見せた、全てはエドガーがセリスをモノにしようとする遠大な道程の一環ではないかと。
そう疑いはじめると、暫く考えもしなかったあの夢のことが再び甦り セリスは一度となく自らの頭をブンブンと振らざるを得なくなっていた。
セリス自身自覚していなかったが、
それ自体セリスの中でエドガーの存在が
大きくなっていることの証であるのだったが。
そう、いつしかロック以上に――――
そして この頃からである。
セリスの“夢"の中に、
またロック以外の男性の姿が現れるようになったのは。
†††††
( あれは、もう一人の自分なんかじゃない・・・・)
暫しの眠りにおちていたセリスはふと目覚めるなり 思わず自問せずにはいられなかった。
( あれは紛れもない、私自身・・・・)
エドガーに抱かれる夢を見てしまったセリス。
それもかつて飛行船の時のように、単なる傍観者としてもう一人の自分の痴体を見ているのではなく、
明らかに“自分自身"が抱かれていた夢を―――――
また、錯覚なのか彼女の裸体のあちこちには生々しい別の抱擁の感触が残っている。
( やっぱり私は、・・・心の奥底で、エドガーを求めている・・・・の?)
§§§§§
夢の場面は
サウスフィガロのブティック・特別試着室。
セリスは真っ白いウェデイングドレスに身を包み 目の前にある等身大の鏡の前で一人、鏡に映る自らの姿を眺めていた。
はっと気付いた時、セリスの背後にエドガーが現れる。
あまりに突然のことで振り返ろうとしたセリスだったが、それより早くエドガーの両手がセリスの乳房と下半身――ピクピクと反応し始めている“秘所"に伸ばされた。
当然の如く抗い エドガーの両手の呪縛から逃れようとするセリス。だがレースのドレス越しとはいえ、巧みな指と掌の動きは
セリスの乳首をピンと立たせ、
既に湿りつつあった“秘所"から生温かい蜜を溢れさせてしまっていた。
『 ア・・・アァ・・・・・だ、駄目・・・エドガーァ・・・ハァァ・・・ 』
やがてセリスは床に押し倒され、仰向けにされてしまう。
その上から覆い被さるようにして馬乗りになるエドガーの口許に浮かぶは、
いつも目にする 女性を魅惑するための独特の微笑み――――
『こうされることを、君は望んでいたんだろう? セリスーーーーー』
『 !!! 』
その瞬間、エドガーの手でたくしあげられるドレスのスカート。
そして露になる下半身のショーツとガーターベルト。
セリスの目の前でカチャカチャとベルトを緩め、
逞しい肉棒を取り出すエドガー ―――
―――ズ、ズブゥゥ゙ッ・・・・・・
経験が少ないせいか 狭くて膣襞も固くきつい感触を与えるセリスの膣内ををまるで押し開いていくかのように、
今エドガーの欲望そのものが一気に貫いた。
「ア、アァァッッ・・・!!」
響き渡る絶叫。
粉々に四散したセリスの意識。
そして音もなく上下に痙攣する彼女の身体―――
自分の分身がセリスの中にすっぽりと収まりきるや、ゆっくりと腰を前後させていくエドガー。
花嫁の衣装を着たまま男に抱かれる“背徳の味"に次第に酔いしれ理性を失っていくセリス。
肉棒と膣襞が擦れあいそこから音をたてて蜜が染み出してくる。
新たにセリスの五感を満たす“快楽"―――
彼女がその肉欲に満ちた夢から覚めるのは、彼女の膣内にエドガーの熱く濃密な白濁液が放たれ、
脱力して息も絶え絶えになったセリスの耳元でエドガーから囁かれた時だった。
“これで、君は私のものだ。ロックなどではなく この私の、ね。
もう絶対に離さないよ、セリス――――"
*****
(・・・・・)
今までとは違い、濃く生々しい跡を残して幕を閉じた今晩の夢。
数度に渡り エドガーとの情事の夢を見てきたセリスは、
今晩の夢は近いうちに現実のものとなる 前触れではないかと本能的に悟っていた。
(・・・その時、私は抗うこともなく、フィガロ王国国王の愛撫に溺れているのだろうか・・・)
今や恐ろしさや戸惑いを覚えなくなっていたセリスの官能。
むしろ“喜び"すら感じている 自分の深層心理を封じ込めるかのように、セリスは両手で自分の体をギュッと抱き締めていた。
―――彼女が危惧した現実は想像以上に早く訪れた。
次の日の朝、朝食中だったセリスのもとにサウスフィガロのブティックから連絡があり
以前エドガーが幾つか発注していた結婚式用の衣装ができあがったので、“花嫁"の方には是非試着をしに来てほしいとのことだった。
自らの顔の強張りを自覚するセリス。
まさに夢で見た通りの展開――――
結果的に見て、もし ここでセリスがブティックからの申し入れを断っておれば、
セリスは全く別の人生を歩んでいたかもしれない。
事実セリスにはその選択を行使することもできたのだ。
事実 セリスはブティックの試着室で“夢"で見た通りの体験を“身をもって"することになる。
それは 彼女が自らの心の中で自身に問いかけ続けた“問い"の答の実証であり、
これより続くセリスの刺激的な
淫欲の生活の第―歩だったのだ―――
ーーーーセリスがエドガーから正式に求婚されたのは、
彼女がブティックでエドガーに抱かれてから数日後。
エドガーが公式にセリスの下を訪れてプロポーズし、
そのまま迎えのフィガロ特性の専用車に乗せられて城に向かい、参集していた貴族達の前で正式にフィガロ王国王妃として紹介されたのである。
ーーー続くーーーーー
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