pixivにも同じものを投稿しております。
pixivにも投稿しております。
「はあ……失敗したわね……」
熱のこもった吐息と共に、月宮は呟く。唇から漏れた声はどこか茫洋としていて怜悧さを欠いており、力なく俯いた姿からも、普段の鋭くクールな印象が失われていた。
彼女が今いるのは、数多くの飲食店やバーなどが軒を連ねる繁華街の中心から、わずかに外れた場所。すでに時刻は深夜をとっくに回っていて、店じまいをするところも多い時間帯。
月宮はその一角にへたり込み、シャッターの降りた名前もしれない店の壁に身を預けていた。その顔は赤く火照り、瞳は焦点が定まらずにぼんやりと宙を彷徨う。視界は歪み、意識は朦朧とし、思考は霞みがかってしまっていてまともに働かない。
ひとことで言えば――今の彼女は、ひどく酔っていた。
天使と吸血鬼の混血である月宮の胸には、十八歳までに解かなければ死に至る烙印が刻まれていた。しかし今日、紆余曲折があったものの、ようやくその混血の呪いを解くことができた。
そんな月宮が少々ハメを外してしまうのも、仕方がないと言えば仕方がないことだっただろう。彼女は夜の街に繰り出し、とあるバーで祝杯をあげることにしたのだ。当然未成年だが、構うことはなかった。今日だけは、誰にも文句を言わせるつもりはない。
この忌々しい烙印の発作に、どれほど苦しめられてきたか知れない。一度は純魔族を見つけ出して呪いを解くチャンスが訪れたものの、月宮と同じ混血である日向と、烙印を共有してしまうというアクシデントにも見舞われた。
しかし、それもすでに過去のこと。もう、迫りくる死に脅かされることもない。
そんな風にこれまでの苦労を反芻していると、ふと日向のことが思い浮かんで、月宮の胸にわずかに苦い思いがよぎる。
(くだらない……どうだっていいでしょう、あんな奴のこと)
喉に酒を流し込んで、脳裏に浮かんだ顔を追い出す。やはり、あの男は嘘つきで信用に値しない。くだらない仲間意識を抱いた自分が馬鹿だった――ただ、それだけのこと。すでに呪いから解放された後では、もはやどうでもいいことだ。明日からは、烙印に苦しまされることのない日々が待っているのだから。
そうして、死の運命から開放された喜びと、胸の中でわずかに燻るモヤモヤした感情を吹き飛ばすように、月宮は次々と酒杯を傾けたのだが――少々、飲みすぎてしまったらしい。深酒しすぎた彼女は、店を出る頃にはまっすぐに立つことすら困難なほど酩酊してしまっていた。
その状態でもなんとか家へ帰ろうとしたものの、酔いは思っていたより深く、いくばくも歩かないうちに動けなくなってしまった。どうにか道の端へ寄ったものの、そこで限界が来て、こうして路上に座り込んでしまっているのだ。
「は、あ……」
身の内に溜まった酒気を少しでも薄めるように、見ようによっては色っぽくも感じられる吐息を漏らす月宮。寄りかかった壁の冷たさが心地よかった。それに身を預けていると、だんだんと強烈な眠気が襲いかかってきて、瞼が重さに耐えかねたようにゆっくりと閉じていく。
(あ……まずいかしら、これ……)
酩酊した頭の片隅でそう思ったものの、ほとんど酔いと睡魔に屈してしまっている体はまったく動いてくれず、そのまま月宮の意識は急速に遠退いていった。
*
「……ったく、あの店長、こんな遅くまで働かせやがって……」
ぶつぶつと愚痴をこぼしながら、一人の男が深夜の繁華街を歩いていた。二十代半ばほどの年齢で中肉中背、眼鏡をかけた平凡な容姿。取り立てて目立つところのない、街の雑踏の中に紛れればあっという間に埋もれてしまうであろう男だ。
彼はいわゆるフリーターで、アルバイト先の人員に欠員が出たため急遽呼び出され、休日を返上して働いた帰り道だった。突然出勤する破目になった挙句、日付が変わるまで働かされたことを盛大に愚痴りながら家路を急いでいた男だったが、ふと、その視界に路上でぐったりしている女の姿が目に入った。
「あー……またか」
ここは中心部からは少々外れているとはいえ繁華街、道端で酔い潰れた人間などさして珍しくもない。この近所の店の一つで働いている男にとって、こうした光景は見慣れたものであった。
普段であれば通り過ぎるところだが、さすがに相手が女性となれば、無視するのにも躊躇いがあった。時間が時間のせいか周囲に人影もなく、放っておけばどんな事件に巻き込まれるかも分からない。
面倒だと思いながらも、声をかけるだけはしようと女の元へ歩いていく男。様子を確認してみれば、思った通り泥酔して眠りこけているだけらしい。これなら、急な病気などの可能性はないだろう。
「もしもし、大丈――」
呼びかける男の言葉が、途中で止まる。近くでよく見てみれば、女の顔が非常に整っていることに気が付いたのだ。暗がりでも、滅多にお目にかかれないほどの美人であることが分かる。目を閉じていてもどこか鋭い印象を与える、文句なしの美女だった。
視線を下に向けてみれば、スタイルも抜群だ。呼吸に合わせてゆっくりと揺れている胸は、服の上からでも大きさと形の良さがハッキリと解る巨乳。それでいて、腰は驚くほどに細い。地面に投げ出されている両脚はモデルのように細くしなやかな美脚で、丈の短いスカートとハイニーソックスとの間に覗いている、白い肌が眩しかった。
女優や芸能人でもそうはいないであろう容姿に、思わず見とれてしまった男だが、しばらくして我に返ると、改めて酔い潰れている美女――月宮へと声をかける。
「もしもし、大丈夫ですか?」
「…………」
こちらの呼びかけにも、まったく反応がない。どうやら、かなり深く酔っているようだ。呼びかけるだけでは起こすのは難しいかもしれない。
これほどの美人をこんな間近で拝める機会など皆無に近いので、正直なところもう少し見ていたいという思いが男にはあったが、そういうわけにもいかない。直接触れるのにはやや気後れしたが、必要なことでありやましいことはないと心の中で言い訳をして、女の肩に手を置く。
「こんなところで寝てると、風邪ひきますよー」
「ん……」
肩を軽く揺すってみるものの、相変わらず目覚める様子はない。ただ吐息のように小さな声を漏らすだけだ。
そのどこか悩ましげな声に一瞬ドキッとしたとき、肩を揺すられる動きに合わせて、女の豊満な乳房が重たげに揺れているのが目に入った。
「…………」
その光景を見た男の脳裏に、不埒な考えが浮かぶ。ここまで深く寝入っているのなら、少々の悪戯をしても目覚めないのでは――そんな考えだ。
何しろ、目の前で無防備な寝顔を晒しているのはそこらのモデル顔負けの美人なのだ。若い男であれば下心を抱くのも自然なことであり、ある意味では当然のことでもあった。
「ちょっとだけ……そう、ほんのちょっと……」
躊躇しつつも誘惑に勝てず、男は起こさないよう慎重に、女の胸へ片手を伸ばす。
「うわ、でか……っ」
触れてみると女の乳房は見た目以上の大きさだった。掌をいっぱいに使っても収まりきらないボリュームに圧倒される。ほんの少し触れるだけですぐに離すつもりだったが、わき上がる欲望に抗えず、もっと力を込めてしまう。
「柔らけぇ……」
握りしめるように揉んでみれば、想像以上の柔らかさが掌に伝わる。下着と服に包まれているというのに、女の胸は指が沈むほどであり、それでいて張りと弾力に満ちていた。極上の感触に自然と男の手は蠢き、膨らみを嬲るように動いていた。
「ふっ、はっ……この胸、すげえ……ッ」
最初は遠慮した触り方だったが、心地よすぎる感触につい夢中になってしまう。気付けば鼻息を荒くした男は乳房に指を深く食い込ませ、形が歪むほど強く揉みしだいてしまっていた。もはや明らかに起こすことよりも胸を触ることが目的と化している。
「ん、あっ……」
だが、さすがに強くしすぎたか、女が声を漏らしてわずかに身じろぎした。その反応に、男は冷や汗を流す。
「あ、やべっ!」
いつの間にか自分がかなり激しく女の胸を弄り回してしまっていたことに気付き、慌てて手を離した。もし彼女が目覚めて今の行為を咎められたら何と言えば誤魔化せるかと、頭の中でいくつもの言い訳を並べたてながら様子を窺う。
「……ん……ふぅ……」
だが息を呑んで成り行きを見つめる男の予想に反し、女は軽く吐息のような声を漏らしただけで、再び規則的な寝息を立て始めた。あれだけの刺激を受けても、一向に目覚める気配はない。
その様子に男は安堵し、止めていた息を吐く。どうにか自分の不埒な行動がバレるのは避けられたようだ。
しかし、自分で言うのもなんだが、かなり激しく触ったのに、まるで起きる様子がないとは――
緊張のせいで流れた額の汗を手の甲で拭いながら、改めて目の前の女を見る。
男が胸を荒っぽく揉んだせいか、衣服がやや乱れ、酒気で頬を紅潮させて四肢を力なく投げ出している女。街灯の光が届きにくい場所であることもあって、夜の闇の中に浮かぶその姿は、何とも言えない色気があった。
「…………」
ごくりと、男は唾を飲み込んだ。無防備な姿を晒している女を眺めていたらふと、男の心にどす黒い欲望が込み上げてきたのだ。それは彼女の胸を触ったときよりもはるかに強く、激しく、熱いものだ。
――こんな状態であれば、今なら本当に、この女は何をしても目覚めないのではないか。
まさに悪魔の囁きだった。しかしそれを跳ねのけるには、目の前の女はあまりにも魅力的すぎた。
男はもうすぐ二十代の後半にさしかかろうという年齢でありながら就職もせず、両親から白い目を向けられながらアルバイトで食いつないでいる。当然、女性にも縁がなく、せいぜい風俗に行ったことがあるくらいだ。
そんな男にとって、目の前で酔い潰れている美女は、降ってわいてきたチャンスだった。
こんな幸運、一生に一度あるかないか――否、ここを逃せば、確実にないだろう。
しばらく、己の中の理性や倫理と格闘していた男だったが――やがて、さきほどまでとは別の緊張に顔を強張らせ、きょろきょろと落ち着きなく辺りを見回し始める。
周囲に人影はない。いま、この場を見ている者は、誰もない。
「もしもーし……」
もう一度、泥酔している美女に声をかける。さらには顔に触れたり、さきほどよりも強く肩を揺すったりしてみた。
「んん……」
呼びかけられ、体に触れられて、女は小さな声を漏らす。しかし、それだけだ。起きる気配はまったくない。これならば、大丈夫だ。
もう、迷うことはなかった。意識の無いこの女を自分のものにし、美味しい思いをしてやることに決める。
目の前にぶら下がった極上のエサの前に男の理性や倫理は駆逐され、体の中からわき上がってくる牡の欲望に屈服したのだ。
となると、男の行動は早い。女の腋に両手を差し入れると、起さないよう慎重に、だが素早く担ぎ上げる。仮に目が覚めたとしても、今なら介抱していたと言い訳がきく。
そんな風に自分に言い聞かせて、早鐘を打つ心臓や乱れがちな呼吸を宥めながら、男は女をすぐ近くの人気のない路地へと引き摺って行く。
――ほどなくして、二人の姿は、街の明かりの届かない路地の奥へと消えていった。
*
目的の場所まで月宮を運んできた男は、辺りをくまなく見渡して人がいないか慎重に探る。そうして誰もいないことを確認し、首尾よくここまで来ることができたことにほっと息を吐く。
男が月宮を運び込んだのは、周囲をビルに囲まれた路地裏であった。地元に住んでいる男は、ここが昼間でも滅多に人の出入りの無い場所だと知っていた。夜、それも深夜ともなれば尚更だ。
周囲の壁には破れ色あせたポスターやいくつもの落書きがあり、地面はところどころが乾いた吐瀉物の跡などで薄汚れている。
これから女を抱くのにはいささかならず相応しくない場所だが、仕方がなかった。正直、ホテルまで行く時間も惜しいし、距離があったために万が一、途中で月宮を運んでいる姿を誰かに見咎められる危険も避けたかったのだ。
それに、確かにこの路地裏は薄汚れているしムードもないが、これはこれで別の趣きがあると男は思う。
彼も世の男の例にもれず、いわゆるアダルトビデオやエロ本をいくつも所持していたが、そのジャンルは主に凌辱やレイプを題材としたものであった。無論、現実にそんな犯罪を犯すつもりも度胸もなかったのだが――そんな男にとって、人が来ないとはいえこのような薄汚れた路上で女を犯すというのは、興奮を煽るスパイスでもあったのだ。
期待と緊張で息が整わない男は、それでも起こさないように気を遣いながら、腕の中の月宮を静かに地面に横たえた。相変わらず彼女は深い眠りに入っており、ここに運んでくる間にも、一度も目覚めることはなかった。
「ホント、いい女だよな……」
地面に寝かせた月宮を見下ろしながら、男は熱に浮かされたような口調で呟く。
全体的に細身でありながらそこだけは大きく突き出ている美巨乳は、横になっていてもいささかも崩れず張りと弾力を主張している。モデルか女優かと思うほどに整った顔立ちは、冷たく鋭い印象を受けると同時に、どこか気の強さも窺わせる。
きっと、街でナンパをしたって、冷たくあしらわれて終わるに違いない。というか、気後れして声をかけることすら男にはできないだろう。
そんな女が今、自分に降りかかろうとしている危険にも気付かず、全身を脱力させて無防備に眠っている。その事実に、男は股間の逸物の勃起を抑えることができない。
これから、頭の中で想像や妄想をするだけだった行為を現実に、しかもこんな美人に対して行うことができる。
そう思うと、男は己の中で欲望が熱く滾るのを感じた。無論、罪悪感や恐怖もあるが、それを遥かに超える興奮と期待が胸中で渦巻いていた。
「へへ……よ、ようし……」
ゴクリと生唾を飲み込み、意を決した男は、月宮の胸元へ手をかける。万が一にも起こさないよう、慎重に胸元の赤いタイを解き、服のボタンをひとつひとつ外していく。
やがて、黒い下着に包まれた豊満な二つの乳房が露わになった。
「おお……」
直接目の前に曝け出された二つの膨らみの迫力に、男の口から自然と声が漏れる。夜の闇の中に浮かぶ、雪のように白い肌が美しい。
「そ、そうだ……どうせなら――」
なりふり構わず襲いかかろうとした男だったが、ふと何かを思いつくと、地面に捨てたタイを手に取る。そして、月宮の両腕を頭上でひとまとめにすると、きつく縛り上げた。
「うん、これ、いいな……。なんか、犯してる、って感じがするし」
何度も頷きながら、満足げに呟く男。胸元を大胆にはだけさせ、黒い下着とそれに支えられた豊かな膨らみを惜しげもなく晒し、頭の上で両腕を拘束された月宮の姿は、痛々しいと同時に、この上もないほど淫猥だった。
「くそ、エロすぎるだろ、この女……!」
月宮の艶姿にどうしようもなく劣情を刺激された男は、自分でやっておきながら理不尽なことを口にする。
もはや我慢など出来なかった。男は猛る欲望のままに月宮へ圧し掛かると、下着を取り払って両胸を完全に剥き出しにする。そして、両手を伸ばして魅惑の乳房を鷲掴みにした。
「くはぁっ! こ、これ……すげえ……ッ!」
掌に吸い付くような肌触りに、思わず感嘆の声がこぼれる。服の上から触ったときも素晴らしかったが、直接揉みしだくと感触はさらに上だった。興奮に息を荒げながら、男は意識の無い月宮の胸を好き勝手にまさぐり始める。
最初はゆっくりと感触を確かめるように、だがすぐに動きを乱暴なものへと変え、豊かな膨らみをこれでもかと揉み解す。掌に跳ね返ってくる弾力を思う存分楽しみながら、指を忙しなく蠢かせる。
「はっ……んっ……はあっ……」
男の激しい指使いに月宮も感じ始めたのか、徐々に反応を示し出した。頬が酒気とは別の理由で紅潮し、唇から熱のこもった吐息が漏れだす。
組み敷いた美女が自分の手で感じていくのを見て、男もよりいっそうの激しさで乳房を責め立てる。下から救い上げるようにしながら指を深く食い込ませ、あるいは掌で撫で回し、両胸全体をもみくちゃにする。
「んんっ……はっ、あっ、あぁ……ッ」
どんどん激しさを増す男の動きに合わせるように、月宮も呼吸が荒くなり、薄く開いた唇から漏れ出す声も、甘く切ないものになっていく。火照った肌に汗が浮き、男の指が踊ると、もどかしげに身じろぎするようになる。
「ははっ、すごい……コイツ、寝ながら感じてる……」
明らかに快楽を得ている反応を見せる月宮に、男は胸を揉んでいるだけなのに射精してしまいそうだった。すでに陰茎はズボンの中でガチガチに勃起していて痛いほどだ。
月宮の乳房の快感ももちろんだが、何よりこの美人の胸を自分が好きにしているのだという感動が、男の征服欲と欲望を激しく刺激しているのだ。
「よし、次は……」
己の責めが効果を発揮していることに気をよくした男は、硬くなり始めていた乳首を次の標的に選んだ。両胸の先端を同時に摘まみ、指で挟むようにして押し潰す。
「あ、はあっ……!」
凄烈な刺激に、月宮の体が大きく震えた。やはりここは胸の中でも特に敏感なようだ。続けて指先で弾いたり、強く擦り上げたりといった責めを加えていってやると、体の震えはますます激しくなり、両の突起が急速に尖りを増していった。
「はっ、くっ……ふぁっ、あぁ……ッ」
間断なく訪れる快感に、月宮の唇から漏れる吐息がどんどん熱さと艶やかさを増していく。その様子を見て牡の本能を大いに煽られた男は、この敏感な乳房をとことん嬲ってやろうと、さらに激しい責めを行う。
形が歪むほど強く指を食い込ませ、力任せに乳房を揉み潰す。そうして柔らかな胸肉の感触を存分に堪能しながら、指先で勃起した乳首をコリコリと刺激し、上下に激しく扱いて責め立てる。
「あぁっ、はっ……くぅんっ、んあぁ……ッ」
執拗な乳責めの前に、月宮の反応はもはや完全に快楽に呑まれた女のものとなっていた。男の指が蠢く度に甘く濡れた声を発し、悩ましげに身をくねらせて腫れ上がった乳房を重たげに揺らすその姿は、意識が無いとは思えないほどだ。
「へへ……美味そうだな――んんッ!」
「はぁうっ……ッ! ふ、あぁ……ッ」
己の手の中で揺れる乳首を見て笑った男は、硬く尖った先端に口を寄せて吸い付く。そのまま音を立てて舐めしゃぶってやると、月宮の肢体が跳ねて、反った喉から喘ぎそのものな声がこぼれ出す。しばらく舌と唇で嬲った後、一度口を離して、今度は反対側も同じようにしてやる。
敏感になった両の突起への新たな責めに、月宮はより淫らな反応を見せ、咥えた乳首がますます硬く勃起していく。
「くっ、んっ……ひっ、あっ……んんぁ……ッ」
男は両方の乳首に交互に吸い付き、思うさま啜り上げることを繰り返す。その合間には乳房にも舌を這わせ、唾液を塗り付けるように舐め上げる。
ひとしきり乳首を責めて満足した男が動きを止めたときには、好き勝手に舌で蹂躙された二つの肉果実は、唾液で汚された無残で淫靡極まる姿となってしまっていた。
「んん……はあ……はあ……ぁぁ……」
ようやく執拗な乳首責めから開放された月宮は息を荒げ、熱と快楽の残滓のこもった吐息を漏らしている。
「ははっ、すっげぇエロいな、これ……」
眠り続ける美女の魅惑の谷間を思う存分汚してやったことにこの上ない達成感を得た男は、劣情に染まった笑みを浮かべる。
数秒、月宮の淫らな姿を満足げに眺めた後。男は最後に、唾液に塗れた両胸を中央に寄せる。そして尖り切った二つの突起をまとめて口に含むと、音を立てて勢いよく吸い上げた。
ジュルルル……!
「――ッ! うあぁぁ……ッ!」
月宮の肢体が浮き上がり、白い喉から甘く甲高い喘ぎ声が飛び出す。これまでで一番の反応に、男は乳首を咥えたまま嗤い、さらに吸引を強くした。ハーフヴァンパイアの女が勢いよく跳ね、溢れる艶声がますます大きくなる。
「んあっ、ひぅっ、ふっ、くっ……あぁ……ッ」
二つの敏感な突起を同時に襲う強烈な快感に、何度も体を弾ませる月宮。無意識ながらも快楽から逃れようと身をくねらせるが、乳房を握り潰すように鷲掴みにした男がそれを許さない。
「ひっ、あぁっ、ふあっ、あはっ、んはぁぁ……ッ!」
両胸を拘束されて身悶えることを強要された月宮は、男が乳首を啜る度に艶めかしい声をあげ、反った肢体を大きく震わせて喘ぎ鳴く。
そうして、夜の路地裏に、淫らな媚声と吸引音が長く続いた後。仕上げとばかりに強烈な啜り上げをして、男はようやく口を離した。
「ああぁうッ! ……は、あぁぁ……ッ」
最後に与えられた刺激に背を仰け反らし、甲高く喘ぐ月宮。男の乳首責めがやっと終わると、響き続けていた淫らな声が治まり、強張っていた体から力が抜ける。
「ひっ、はっ……あ、はぁ……うあぁ……」
眠ったままひたすら胸を嬲られた月宮は、目を閉じていながらも快感の余韻に染まった顔で、荒い呼吸を繰り返している。汗を浮かべた体を火照らせ、甘い牝の臭いを全身から振り撒いている彼女は、男性であればだれでも理性を無くすであろう淫靡さに満ちていた。
その姿を見て、男の劣情がこの上なく高まっていく。
「くそ、もう我慢できねえ……ッ!」
猛り狂う牡の欲望を抑え切れず、男は月宮の丈の短いスカートに手をかけた。乱暴に捲り上げ、ブラジャーと同色の黒いショーツをずり下す。
露わになった女性器に指先で触れてみれば、胸を執拗に責められたためか、そこはすでに充分なほど濡れていた。
クール美女の隠されるべき部分が余すところなく晒されている光景に、爆発しそうになる焦りと興奮を堪えながら、男は濡れそぼった秘部へと荒っぽく指を突き入れる。
「んんっ……ふあぁ……ッ!」
やはりこの場所はひときわ感じるのか、月宮の唇から漏れた声は、さらに艶やかさを増しているように感じられた。どうやら胸だけでなく、ここも敏感らしい。
「あっ、あんっ……くあっ、はあんっ……ッ」
陰唇の入口辺りを指先で刺激してやれば、よりいっそう喘ぎは大きくなり、それに合わせて大量の愛液が堰を切ったように溢れ出してくる。
「うはっ、大洪水なんてもんじゃないな、これは……ッ」
エロすぎる秘肉の反応に、愉快そうな声を漏らす男。指をより深く差し入れて内部を掻き回し、膣全体を解すようにしてやると、秘所は喜ぶようにきつく締めつけて、どんどん熱い分泌液を垂れ流していく。
この穴に挿入したらどれほど気持ちいいいかと、男の期待と興奮は嫌でも高まった。
「よ、よし……!」
男は秘所から乱暴に指を引き抜いた。わずかな間に垂れ流された大量の愛蜜が地面に滴り落ち、いくつもの染みを作る。
正直、もう我慢の限界だった。一刻も早く、この女に挿入したくて仕方がない。
男はもどかしげにズボンとパンツを引き摺り下ろすと、ガチガチに勃起したペニスを露出させる。かつてないほどに硬くなっているその先端を、愛液で濡れきった秘裂へと押し付ける。
「はあ……はあ……! やってやる、やってやるぞ……ッ!」
いよいよこのクールな美女を犯せるという興奮と期待に、まるで熱病にでもかかったように息を荒げながら――男は腰を一気に突き出した。
天使と吸血鬼の混血である月宮の膣内が、無力で脆弱なただの男の肉棒で、深々と抉られた。
「んんああぁぁ……ッ!」
捻じ込まれたペニスで愛液が押し出され、ブチュっと湿った音を立てた。同時に月宮の体がこれまでにないほど仰け反り、大きく開いた唇から甲高い喘ぎが飛び出る。
「くっ、あ……ッ! こ、これ……すげえ……ッ!!」
だが、声をあげたのは男も同じだった。侵入してきたペニスに貪欲に絡みついてくる膣肉からもたらされるのは、圧倒的な快感。激しい反応を示す月宮に気付く余裕もない。あまりの気持ちよさに射精を堪えるので精一杯だ。
「おぉ……ッ! こっ、これ……無理だ……ッ!」
このままでは何もしない内に射精してしまう、と感じた男は、月宮の腰を両手でガッチリと掴むと、激しいピストンを開始する。あまり激しくすると起きてしまうかも、といった思考さえ浮かばない。押し寄せる射精感に後押しされるまま、無我夢中で腰を振りたくる。
「はっ、ひっ、うあっ、ああっ、んんぁっ、あぅああ……ッ!」
テクニックなど何もなく、ただ欲望のままに行われる突き込みに、これまでよりも高く大きな声をあげる月宮。牝の本能か、奥を叩かれる度に開いた唇から断続的に熱い吐息を漏らし、濡れそぼった膣肉が怒張をきつく締めつける。その心地よさに、すぐに射精への欲求が限界を超える。
「くっ、おおぉ……ッ!!」
男は肉棒を限界まで突き入れて、膣奥に先端を押し付けた。外に出すことなんて思いつきもしなかった。とにかく、この気持ちよすぎる穴に出したくて仕方がなかった。
「はあぁん……ッ!」
膣奥を強烈に抉られた月宮の体が跳ねる。次の瞬間、膨れ上がったペニスから白濁液が勢いよく放たれた。
「お、あぁぁ……ッ!」
「んあぁっ……ひっ、はぁぁ……ッ!」
男はだらしなく舌を出して喜悦の声を漏らしながら、腰を密着させて熱い精液を注ぎ込む。それに合わせるように、月宮も艶めかしい声を漏らして肢体をビクビクと震わせる。
「くあぁ……ッ! き、気持ちよすぎる、これ……ッ!」
月宮の秘所がもたらす快感は、想像以上だった。顔も名前も知らない男に意識の無いままに蹂躙された挙句、こうして射精されているというのに、むしろそれを喜ぶように剛直をきつく食い締めてくる。
膣肉の動きに促されるようにして射精を続ける男は、普段では考えられないほど大量の精を吐き出していた。絶大な快楽に腰を痙攣させながら、膣内射精の解放感に浸り続ける。
「くはっ、はあ、はあ……」
これまで経験したことのないほどの激しい快感と射精は長く続き、それが終わった時には、男の呼吸はひどく乱れていた。わずか十回に満たない回数のピストンと一回の射精だけで、全力で走った後のような疲労がある。
「んん……あ、んっ……あぁ……」
胎内に大量の精を受けた月宮も、男ほどではないにしろ息を荒げ、四肢を投げ出していた。頬を朱に染め、唇から熱のこもった吐息を漏らすその姿は、なんともいえず艶めかしい。
そうして数分もたった頃だろうか。ようやく落ち着いた男は、なんとか呼吸を整える。
見下ろしてみれば、組み敷いた女は未だ目覚める様子はなく、豊満な乳房を露出させ、スカートを捲り上げられて肉棒に貫かれた、あられもない姿を晒している。
「……はは……やった、やってやった……」
男の胸に、興奮とも罪悪感ともつかない感情が浮かんでくる。一度射精して多少は冷静になった今、ようやくこのモデル顔負けの美人を犯してやったのだ、という実感がわいてきたのだ。
「起きてたら、どんな顔するんだろうな……?」
何とはなしに乳房へと片手を伸ばし、掌で弄びながら呟く。当然ながら、意識が無い月宮からの応えはない。ただ胸への刺激に対して「ん、ぁ……」と小さな声を漏らし、反応を返すだけだ。
たった今、見も知らぬ男に好き勝手に弄り回され、抵抗も許されず膣内に射精されて汚されてしまったというのに、なおも目を閉じたまま、こうして無防備な姿を晒し続けている。
その光景を見ていると、射精直後であるにもかかわらず、男の心に強烈な欲望がわき上がってくる。
「へへ……おら、まだ終わりじゃねえぞッ!」
眠ったままの相手には聞こえていないと知りつつも言い放ち、男は白いハイニーソックスに包まれた両脚を掴むと、大きく割り開いた。逸物を挿入されたままの開脚という、卑猥な格好を強いられる月宮。
まだまだ犯し足りない。一度射精したくらいでは、男の猛る劣情も肉棒も、まったく萎えることはなかった。
それでも一度射精したせいか先程までよりは多少落ち着いた男は、今度はゆっくりとペニスを抜き差しする。すでに今さらだろうが、一応、起きないように気を遣ったのだ。
「ひっ、あ……んぅあ……」
二種類の液体で濡れそぼった胎内を硬く勃起した剛直が動くと、甘い声と共にぴくりと体を震わせる月宮。相変わらずの敏感さに、男は腰を揺らめかしながら愉悦の笑みを浮かべる。
さきほどまでは彼女の反応を気にかける余裕などなかったが、今度は別だ。しっかりと鑑賞させてもらうことにする。
「さっきはすぐにイっちまったからな……今度こそ、たっぷり犯してやる」
まずは膣肉の感触をじっくりと味わうことにして、内部を掻き混ぜるように逸物を動かす。注ぎ込まれた多量の精液と愛液が撹拌され、卑猥な水音を響かせた。
「う、あぁ……はっ、あんっ、んん……ッ」
緩やかに腰を引き、ある程度抜いたら再び突き出す。そうして怒張で膣全体を刺激するようにしながら、絡みついてくる肉襞の感触を存分に堪能する。
「くっ、はっ……! や、やっぱり、すげえ……! この穴、めちゃくちゃ締まって……ッ!」
多量の愛液と精液で潤んでいるにもかかわらず、月宮の秘部はきついままだ。まったく衰えない素晴らしい締めつけに、すぐに精液を吐き出してしまいたい衝動をどうにか堪えつつ、男は逸物で内部をこそげるようにして擦り上げる。
「ひぃあっ、はあんっ、うあぁ……ッ」
秘部を抉られる快感に月宮は肢体をくねらせ、快楽に濡れた声をあげる。その痴態に興奮を煽られた男は、もっと反応を引き出してやろうと、緩急をつけて様々な箇所を刺激した。
「はぁうっ、いひっ、んああっ! はひっ、んんっ、ああんっ、あぅあ……ッ!」
男の腰が蠢く度に、女の艶めかしい喘ぎが耳を打つ。
浅い部分をゆっくりと擦り上げ、小刻みにペニスを抜き差し色々な部分を突きまくってやる。かと思えば、力強いストロークで何度も腰を叩き付け、深い部分を押し付けた怒張の先端でぐりぐりと抉ったりもする。
「あうっ、ひぐっ、ああっ! ひぎぅ……んんっ、あぁぅ! いひぃあ……ッ!」
意識が無いせいか、月宮は与えられる快感に素直に反応を示した。剛直が好き勝手に胎内を抉ると身をよじって体を震わせ、悩ましい声を発し、愛液を垂れ流す。
「くそ、どんだけエロいんだよ、コイツ……!」
「あうっ、んひぃっ、くあぁ! ひぁっ、はあん……!」
どんどん乱れていく月宮を見て男の興奮も自然と高まっていき、腰の動きが徐々に激しくなっていった。ピストンが勢いと強さを増し、それと共に聞こえる喘ぎも高くなり、体を何度も跳ねさせるようになる。
男と女の荒い息遣いと肉同士のぶつかり合う音が混ざり、夜の路地裏に響いていく。
「ひあぁうッ!」
荒っぽい腰使いで逸物を好き勝手に叩きつけていた男が一番深いところを突いたとき、月宮がひときわ激しい反応を見せた。肢体が勢いよく弾み、秘部がきつくペニスを食い締めてくる。
「ん? ここがいいのか……?」
そういえば一度目の射精のときも、奥を抉ってやったときはかなりの反応を示したように思う。
「ほら、どうだ?」
「あぁんっ! ひぁっ、くぅっ、あぅぁ……ッ!」
試しに膣の一番奥を怒張の先端で何度も小突いてやると、反応がさらに激しくなり、背を反らしてビクビクと体を何度も震わせる月宮。
「やっぱ、ここが感じるみたいだな」
男はいやらしく嗤うと、見つけ出した弱点を集中的に責めることにした。一旦ピストンを止めると、ことさらゆっくりと腰を引き、膣内全体を削るようにしながら男根を抜いていく。
「んんぅぅ……ッ! あ、はあぁ……ッ」
月宮は溜息のような喘ぎを漏らし、逸物を抜かれるのを嫌がるかのようにきつく締め付ける。
その反応を楽しみながら、なおも腰を引いていき、肉棒が抜ける寸前になると、今度は勢いよく腰を突き出して奥底を強烈に突き上げる。
「あはぁんっ……ッ!」
乱暴な突き込みに、多量の愛液が大きな水音を立てて押し出される。ペニスを最奥に叩きつけられる衝撃に、月宮は肢体を大きく跳ねさせて嬌声を迸らせた。
目論見通りの反応に男は満足し、さらに腰を荒っぽく叩き付け、膣奥に繰り返し何度も怒張を突き立てる。苛烈なピストンに月宮の体が浮き上がり、二つの乳房が上下に大きく揺れた。
「おらっ、おらっ! どうだよ、感じるか!?」
「んあっ、ひぅっ、ああんっ、くぁっ、あうぁぁ……ッ!」
最奥をペニスで抉る度に、寝ているとは思えないほどの喘ぎが周囲に響き渡る。予想以上の痴態を見せつけられた男は劣情を大いに刺激され、ますますストロークを激しくし、月宮によがり声を上げさせる。
ほどなくして、月宮の唇から溢れる声が切羽詰まったものとなり、膣肉が小刻みな痙攣をするようになる。
「もしかしてイクのか、これ……」
男が呟く間にも膣奥を乱暴にノックされている月宮の喘ぎはどんどん甘さを増していき、肉襞がキュンキュンと締め付けを増してくる。
――間違いない。月宮は意識の無いまま、どこの誰とも知れない男に犯されて、絶頂しようとしているのだ。
「はは……ッ!」
男の口から欲望に満ちた嗤い声があがる。普通であればセックスするどころか相手にもされないであろうクールな容貌の美女を、こうして好き勝手に蹂躙し、あまつさえ絶頂させようとしているという状況に、この上もない愉悦がわき上がってくる。
「ほら、イけ、イけよ……!」
胸の内で燃え上がる劣情のままに、男はこれまで以上に激しく腰を振り乱した。愛液が周囲に飛び散るほどの強さで怒張を膣奥に叩き付け、激しく責め立てる。
「あっ、あっ、あっ……! うあぁっ、くぅんっ、あうあっ、ひああ……ッ!」
強烈な突き込みの衝撃に月宮の肢体が盛大に跳ね踊り、汗の浮かんだボリュームたっぷりの膨らみが上下に暴れ回る。
飛び出す喘ぎ声の間隔が徐々に短くなり、高さと大きさがどんどん増していく。迫りくる絶頂を前に、月宮は意識の無いまま体を淫らにくねらせ、肉棒から与えられる快楽を貪っている。
「ぐっ、あ……ッ! お、俺も……もうすぐッ!」
しかし、限界が近いのは月宮だけではない。絶頂直前の秘部の締めつけがかなりきついこともあって、苛烈なストロークを行う男にも、絶頂の瞬間はすぐそこまで迫っていた。
再び込み上げてきた射精の衝動のまま、男はペニスの先端で膣奥を突きまくり、繰り返し抉り続ける。
「おお……! い、イけ……イっちまえ!」
「はああぁんッ!」
ついに限界を迎えた男が、膣奥に爆発寸前の肉棒を思いっきり突き立てた。ひときわ強烈な突き込みを見舞われた月宮の体が激しい仰け反りを見せ、収斂した膣肉が怒張を激しく食い締める。
「ぐぅぅ……ッ! で、出る……ッ!」
きつい締めつけに男が体を硬直させた次の瞬間、膨張したペニスが爆発し、精液が迸った。二度目の射精とは思えない量と勢いで、熱い白濁液がハーフヴァンパイアの胎内に浴びせかけられる。
「んひぃああぁ……ッ!!」
膣奥に叩き込まれた一撃と、最奥へ勢いよく白濁液を叩きつけられる衝撃に、月宮の肉体がついに陥落する。跳ね上げた全身を痙攣させ、反った喉からこれまでにないほど大きな嬌声を放ちながら絶頂した。
「ぐおお……ッ! もっとっ、もっとイけ……ッ!」
再び訪れた射精の快楽に声を震わせながら、男は腰をよりいっそう突き出す。この女の胎内を完膚なきまでに汚したいという欲望に従い、少しでも奥へ注ぎ込んでやろうと、精液を吐き出しているペニスをぐりぐりと押し込み続ける。
「あっ、ひっ、ひっ、んあぁ……ッ! あはぁ……ッ!」
男が怒張を押し付けている間も、月宮の絶頂は続いていた。痙攣する膣奥へ怒張を押し込まれる度に仰け反り強張った体は弾み、秘部から噴き出した愛液が飛び散って男の腰を汚す。
貪欲に蠢く膣肉は暴れまわる肉棒に絡みつき、もっと精液を搾り取ろうときつく扱き上げている。
「くあぁっ……やっぱ、すっげえ気持ちいい……ッ!」
射精の快感に酔い痴れながら男は呻くように言う。脈動する肉棒を秘部で扱かれる気絶しそうな快感に、顔を緩ませて喜悦の声を漏らす。
「はっ、ひっ……んああぁ……ッ」
やがて、長く続いた男の射精がようやく終わると、弓なりに反っていた月宮の体から強張りが抜け、ゆっくりと弛緩していく。
どうやらかなりの快感だったらしく、目を閉じた顔は快楽で紅潮して緩み、荒い呼吸を繰り返しながら、未だ残る絶頂の余韻に全身を震わせている。
「ぐっ、はっ……はあ、はあ、はあ……ッ」
息が荒いのは男も同じだ。今の射精は一度目よりもずっと強い解放感と悦楽を得られたが、同時に疲労感も前回以上だった。
体を包む脱力感のままに、男は半ば倒れ込むようにして月宮へ顔を寄せると、半開きになって熱い吐息を漏らしている唇へ吸い付いた。
「んむぅっ……」
奪った唇は甘く柔らかかった。口を塞がれて呼吸を遮られながらも、意識が無いために抵抗せずに受け入れる月宮。
息も整わないまま、男は口を押し付けて濃厚なキスを行う。碌に抵抗がないのをいいことに、口内のいたるところを好き勝手に蹂躙し、舐め回した。
唾液をたっぷりと塗り付けながら甘い唇を汚し、強引に己の舌を侵入させて貪るように口内を味わい、さらには唾液を流し込む。
「んうぅん……ッ! ん、ふっ……むぅっ、んふぅん……ッ」
乱暴に舌を差し込まれた月宮の口からくぐもった声が漏れ、唾液を口移しされれば、どこか苦しげな声を発しながらも無意識に喉を鳴らして嚥下した。
「むあっ、んぅっ、ちゅっ、うむぅっ、んふぁ……ッ」
男の貪るようなキスの合間に、月宮の口からも悩ましい吐息が漏れる。己の唇を一方的に蹂躙されながらも、意識のない月宮はただ受け入れ続ける。
しばらくの間、男女の荒い息遣いと熱い吐息、そして唾液を交換する水音が夜の路地裏に木霊していた。
「……ぷはっ、あ……はあぁぁ……ッ!」
それから一分以上も経った頃にようやく男が唇を離すと、開放された月宮の口からどこか艶めかしい声が飛び出す。息苦しさに乱れている吐息は、同時に隠しようもなく甘く濡れていた。
「はあ……気持ちよかった……」
月宮の胎内に好きなだけ射精し、あまつさえ唇までも蹂躙したことに征服欲をおおいに満たされた男は、満足げな声を漏らした。
そして、さすがに立て続けの射精で萎えかけているペニスを、精液と愛液で溢れる膣内からゆっくりと引き抜いた。
「ひあっ……んん……ッ」
すると、それが最後の一押しになったのか。肉棒を抜かれた月宮の体が大きく震えたかと思うと、次の瞬間、その股間から黄金色の液体が溢れ出した。
「うわっ! コイツ、漏らしてる……ッ」
思わず男が身を起こす間にも、小水の勢いは止まらない。眠っているうえに、散々に責め立てられ強烈に絶頂を味わわされて緩んだ尿道の決壊を止めるすべはなく、流れ出た黄金水が急速に水溜りを形成していく。
「あっ、はっ……ああぁ……ッ」
放尿の解放感に、月宮は腰を震わせながら、陶酔したような声を漏らしていた。モデル顔負けの美人が失禁しながら喘いでいる姿という、何とも言えず背徳的でどこかエロティックな光景を、男は息を止めてじっと見つめ続ける。
「ん、はぁ……はあぁ……」
しばらくして流れ出る尿がようやく止まると、月宮の震えも治まった。聞こえていた水音も止み、辺りに静寂が戻る。
あれほど響いていた男女の息遣いや性交の声も消え、残るのは女の唇から漏れる熱の混じった吐息の音だけだ。
「あ……お、俺……」
月宮の失禁する様子を半ば呆然と眺めていた男だったが、しばらくして徐々に現実感が戻ってくるにつれて、顔を蒼ざめさせて震え始める。
欲望を吐き出すだけ吐き出して冷静になった途端、怖くなったのだ。酔い潰れて意識の無い女を犯し、膣内射精までしてしまったことに、とてつもない恐怖と罪悪感に襲われる。まさに今さらである。
今すぐこの場から逃げ出したい衝動に駆られ、男は慌てて立ち上がると、パンツとズボンを乱暴に引き上げ、足早にその場を後にした。神経質なほどに周囲を見回し、明らかに挙動不審な動きをしながら、男の姿が街の方へと消えていく。
男の立ち去った路地裏には、凌辱の跡も生々しい月宮だけが、己に起きた災厄も知らずに眠り続けていた。