戦えない私がキヴォトス中の生徒に執着されるまで。 r18 作:Zuzuiikb
指先が、布越しにゆっくりと円を描く。
押し付けるわけでもなく。
ただ、羽毛で撫でるような、軽いタッチ。
「んっ、、っあ」
「呼吸が乱れていますよ、レナさん。ただ布を擦っているだけなのに」
中心には、絶対に触れない。
その周囲の柔らかな場所だけを、じわじわと、なぞり続ける。
「やっ、くすぐったい……やめっ」
「くすぐったい、ですか。なるほど。初期の刺激はそのように知覚されるのですね。では、これはどうでしょう」
ノアさんの指の動きが、少しだけ狭まる。
「ひゃっ!?」
布越しに、中心の少し硬くなった部分を、爪の先で軽く弾かれた。
「あ゛っ」
脳の芯が、じりっと焼けるような感覚。痛いわけじゃない。
でも、怖くて、むず痒くて、どうにかなってしまいそうになる。
「おや。ずいぶんと硬くなっていますね。服の上からでも、はっきりと形状の変化がわかりますよ」
「ちがっ……そんなの、じゃないっ!」
首を横に振る。
でも、ノアさんは優しい笑顔のまま、今度は布地ごと、その突起を親指と人差し指で挟み込んだ。
「あっ!」
私の体が跳ねる。
「ここですね。いつも不用意に布地を押し上げていた部分は」
ぐっ、と。
少しだけ力を込めて、捻られる。
「い゛っ あ」
鋭い刺激が、背髄を駆け抜けた。
痛い。
痛いのに、その奥から、ぞわぞわとするような不快な痺れが全身に散らばっていく。
「素晴らしい悲鳴です。声帯への負荷が心配ですが、音響データとしては一級品ですね」
「痛いっ! ごめ、なさいっ……やだぁっ!」
「痛覚と快感の境界線が曖昧になっている。太腿の筋肉の収縮具合から見て間違いありませんね」
私がソファの上で体を捩らせ、泣き叫んでいるのに。ノアさんは、本当に楽しそうに微笑んでいる。
「や、やめ……おかしく、なるぅっ」
「おかしくなる? いいえ、正常な反応ですよ。あなたの脳が、私の刺激を正しく処理し始めているだけです」
さらに強く、爪が立てられる。
「あ゛あ゛っ!! ひっ、き゛あ゛あ゛っ!!」
逃げられない。
終わらない。
ノアさんの完璧な笑顔と、冷たい指先が。
私の中にある「当たり前の日常」を、一秒ごとに壊していく。
カチ、カチ、カチ。
壁に掛けられた無機質な時計の針だけが、正確に時を刻んでいる。
「あ゛っ! い゛い゛っ、やだぁっ!!」
「素晴らしい。拘束から一時間が経過しても、痛覚の感度は落ちるどころか上がり続けていますね」
ノアさんの指先が、ブラウスの布地越しに、私の突起を執拗に転がす。
直接肌に触れられているわけではない。
ただ、薄い布と下着のレースが、硬く尖りきった中心に擦り付けられるだけ。
それなのに、脳が焼き切れるほどの過剰な刺激となって、全身を跳ねさせる。
「ひっ、あ゛あ゛っ! ごめんなさいっ、のあさんっ、ゆるしてぇっ!」
「おや。何を許すのですか? 私はただ、布の摩擦
係数をテストしているだけですよ」
顔は涙と涎でぐちゃぐちゃだった。
鼻水をすすり、息も絶え絶えに号泣しているのに。
ノアさんは私の濡れた頬を優しくハンカチで拭いながら、もう片方の手で、容赦なく爪を立ててそこを弾いた。
「い゛あ゛あ゛あ゛っ!! ひ、い゛い゛い゛っ!!」
背中が弓なりに反り返る。
両手首を固定された結束バンドがギチギチと悲鳴を上げ、手首の皮が擦り剥けて血が滲む。
でも、そんな痛みすら、胸から広がる暴力的な痺れに完全に塗り潰されていた。
「涙の量が規定値を超えました。脱水症状には気をつけないといけませんね」
ノアさんは本当に楽しそうに微笑みながら、私の胸を両手で包み込んだ。
そして、服の上から、手のひらでぐりぐりと円を描くように押し潰す。
「あ゛っ! いやぁっ。こわれるっ、こわれちゃうっ」
「壊れませんよ。人体の耐久力は、あなたが思っているよりもずっと優秀ですから」
時計の針が、さらに進む。
二時間。三時間。
逃げ場のないソファの上。
私の体は、ただ布の上から弄られ続けただけで、完全に異常をきたしていた。
ノアさんの指が近づくだけで触れられてもいないのに、胸の先がビクビクと痙攣し、太腿がガクガクと震え出す。
「いやっ、もう、さわらな、いでっ」
しゃくりあげながら、必死に首を横に振る。
「おや。触らないでと言いながら、私が指を近づけるだけで腰が浮き上がっていますよ?」
ノアさんの冷たい指が、ブラウスのボタンの隙間から、肌に直接触れた。
「ひゃあ゛っ!?」
「服の上からのデータは十分に取れました。次は、直接の反応を記録します」
ノアさんの手によって、ブラウスのボタンが一つずつ、丁寧に外されていく。
冷たい空気が、汗ばんだ肌に触れた。
露わになった私の胸は、下着の布地を押し上げるほどに、醜く硬く尖りきっていた。
「あ、見ないでっ、はずかしいっ、いやぁっ!」
「ふふっ。隠す必要はありません。あなたのこの乱れた姿は、私のシミュレーションに完全に一致していますから」
ノアさんは下着のカップをずらし、ついに、その赤く腫れ上がった突起を直接指で摘んだ。
「あ゛っ!! い゛い゛い゛い゛っ!!」
布越しの焦らしで限界まで敏感になっていた神経に、直接の感触が突き刺さる。
ノアさんの親指の腹が、ざらりとした先端を執拗に撫で回す。
「ごめんなさぁいっ! もう、いやだぁっ、ゆるしてぇっ!!」
私は完全にパニックになり、子供のように大声で泣き叫んだ。
恥ずかしいとか、情けないとか、そんな感情はもう残っていない。
ただ、与え続けられる異常な刺激から逃げたくて、狂ったように頭を振り乱す。
「とても良い泣き声です。レナさんの喉は、絶望を表現するのに最適な構造をしていますね」
ノアさんは私の号泣を、心地よいクラシック音楽でも聴くかのように、うっとりと目を細めて受け入れている。
「や、やぁっ、あ゛あ゛っ!」
「胸の先端への刺激だけで、足の指まで完全に丸まっています。脳内麻薬の分泌量が致死量に近づいていますね」
ノアさんは摘んでいた突起を上に強く引っ張り、そのまま鋭い爪で根本をギュッとひねった。
「い゛ぎぃっ!!! あ゛、あ゛あ゛あ゛っ!!」