※この作品はR-18です。

異種と女の子が仲良くなるだけの短編集   作:正体不明の筆者A

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 さて新章です。よろしくお願いします。予定は一応また5話にしましょうかね。

・言葉の分からない宇宙人達と過ごす話
 →金髪ドリルの強気な少女はある日突然UFOに連れ去られてしまった。中に居たのはグレイ型や節足動物型など、色んな種類の宇宙人。気の強い彼女はすぐに解放するように言うが、宇宙人達の様子がなんだか変で……?言葉は分からないけど気持ちは伝わっちゃう、強気な少女が宇宙人達とのイチャラブ恋人逆ハーレム生活をするだけの話。

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言葉の分からない宇宙人達と過ごす話
1


 

 自惚れるわけじゃないけど、あーしは生粋のテンプレギャルだと思ってる。金髪、ドリルヘア、巨乳より、強気な性格、制服の着崩し具合。あーしの姿を見た奴は多分全員があーしの事を遊んでるタイプのギャルだと思うだろう。

 まぁ実際は男と付き合った経験なんて無いし処女なんだけどさ。やっぱりキャラ作りってものがあると思う訳よ。やっぱりこう言うのって形から入る方が良いって言うっしょ?つまりそう言うこと。

 

「あ〜まじ先生冗談きついわぁ」

 

 そんなあーしだけど、今日は特別機嫌が悪かった。何でって?そりゃ〜担任にクラスの仕事頼まれたからに決まってっしょ?何の間違いかあーしってクラス委員やってんだよね。だから担任から色々な仕事を頼まれたりするわけ。

 これがまためんどくさいのなんの。まぁ〜他の奴がやる気無いから仕方な〜くあーしが全部片付けてやるんだけどね。だからもう今日は早く帰ってさっさと学校のことなんて忘れたいわけ。

 

「はぁ〜今日の夕ご飯何かなぁ……はっ?」

 

 私が夕ご飯について考えていると、私の居る場所が突然ライブの明かりかってくらい煌々と光り出した。まぶしくて思わず目を閉じてしまう。だんだん慣れてきてその正体を探ろうと上を向いた。そしたら……

 

「……はぁっ!?」

 

 私の目に映ったのは……紛れもなく映画とかで見るUFOそっくりの飛行物体だった。そこらの家より遙かにでかい円盤状の物体があーしの空中に浮いてんの。

 え、は?どういうこと?遂にアメリカ政府やっちゃった感じ?ていうかそもそもなんであーしの上に居座ってんのこいつ。あ〜もうめんどくさ。さっさと走ってこの場を去らないと。

 

「んじゃ……って身体が浮いてるっ!?」

 

 UFOから目をそらしてさっさと帰り道を走り抜けようとしたら、いつの間にかあーしの身体が宙に浮いてた。え、これってたまにある家畜とかがUFOに攫われるやつそっくりなんじゃ……っ

 

「あ、え、ちょっ誰か助けて……っ!!」

 

 あーしは力の限り叫んでみるけど、周りはまるで誰も居ないかのようにしーんとしている。私の身体はついに地面から5m以上も離れてしまった。え、待ってまってっ!!このままじゃほんとにあーし宇宙人に連れ去られるんじゃ……っ!?

 

「あ〜も〜なんて日なのよ〜っっっっ!!!!」

 

 あーしはそう叫んだのを最後にUFOの中に吸い込まれていった。

 

 

 

「ん……?」

 

 意識が徐々に戻り始める。あーしはさっきUFOに連れ去られて……

 背中が冷たい。床か鉄の板の上にでも寝かされてんのかな。少しずつ意識がはっきりして来てゆっくりと目を開ける。すると……

 

「あっ!?」

 

 もしかしたら夢かもと思ったけど、やっぱり夢じゃないらしい。あーしの目に映ったのは、まさに宇宙人ですよと言わんがばかりの異形の集団だった。なんだっけ、グレイ型?後はタコだかイカっぽい奴に昆虫型に爬虫類型までいる。

 もしこいつらがほんとに宇宙人だったとして、まぁ良くもこんなテンプレみたいな見た目になったなと思う。人間が書いた宇宙人の絵って案外的を射てんだなって感心したのもつかの間……あーしはすぐに自分の今の状態に気づく事になる。

 

「(あれ?腕と足が動かない?っていうか……)」

 

 あーしは嫌な予感がして足下を見た。すると案の定あーしの足には青色の光を放つ拘束具がはめられていた。多分腕にも同じのがはめられてるんだろう。

 あぁ、やっぱりあーしは宇宙人に捕まったんだ。このまま良くて実験道具、最悪忌み者にされてから食料行きかな……なんて気持ちになる。ていうかなんであーしだけなのよ。もっと沢山の人間を捕まえれば良いでしょ?

 

「ねえっ。あんたらなんか説明しなさいよっ!!」

 

 私はせめてもの強がりとして宇宙人達に怒鳴ってみる。でも宇宙人達は意味が理解出来てないのか首を横にかしげるのみだ。

 

「だ〜か〜らっ!?なんであーしだけ捕まってんのって聞いてんのっ!?」

 

 もう一回怒鳴ってみるけど結果は変わらず。宇宙人達は顔を見合わせて口々に何かを話し合っているらしい。この後の私の処遇についてなのかな。あーしが半分諦めの気持ちでいると、一番あーしの近くに居た宇宙人が身振り手振りで何かを伝え始めた。

 

「は……?いや、どういうこと……」

 

 宇宙人はひたすらにボディーランゲージで何かを伝えようとしてくる。あーしこう言うの詳しく無いからよくわかんないけど、何となくで翻訳くらいは出来るかな。

 

「えっと……敵じゃないってこと?」

 

 あっ首を縦に振ってる。どうやら正しいらしい。ていうか向こう側はあーしの言葉が分かってんのムカつく。

 

「えっと……は?人間と仲良くなりたいって?」

 

 首を縦に振っている。えぇ……いや、もうなんか色々と可笑しいっしょ。

 

「いやあんたらね……っ!?仲良くなりたいんだったらこんな拘束付けてんじゃないわよっ!て言うか無理矢理攫わないで堂々としてればいいじゃんっ!」

 

 宇宙人は慌てたように何かを伝えようとしてくる。だんだんこいつらの仕草も分かるようになってきたから、さっきよりもマシにはなったんだけどね。

 

「えぇ〜っと……まぁなんかしら事情がありそうってのは分かった。じゃあせめてあーしを元の場所に返しなさいよっ。これ立派な犯罪だからねっ!」

 

 宇宙人は首を横に振る。え、帰せないってどういうこと?宇宙人はあーしが乗せられてる台を動かして窓らしき場所まで移動する。いやにさっきから外が暗いなとは思ってたけど、いやいやそんなまさかんな訳が……

 

「え、えぇぇ〜〜っっ!!!」

 

 窓の外に広がっていたのは……青く染まる水の惑星だった。え、あれ地球だよね?え、じゃあ今あーし宇宙空間にいんの?いやでもこの場所しっかり重力あるから……あ〜もう全然わかんないんだけどっっ!!

 

「え、じゃあもう地球に戻れないから帰れないって言うつもりじゃないでしょうねっ!?」

 

 宇宙人は首を縦に振る。いやいや流石にふざけすぎだって!?え、なんで私宇宙人に勝手に地球圏脱出させられてんの?宇宙人は未だに何かを伝えようとしてくるが、あーしにはもう何が何だか分からない。あーしはもう一度宇宙人たちを見て叫んだ。

 

「もうどうでも良いからあーしを元に戻しなさいよっ!さもないと……んぐっ!?」

 

 でもあーしは最後までその言葉を言い終えられなかった。グレイ型の宇宙人に……よくわかんない地球外生命体に、抱きしめられていたから。

 

 

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