ドラゴンクエストIV・V・VI:天空の覇拳〜導かれし乙女たちと失われた血脈〜 作:坂本太郎
カイエンが修行の旅の果てに辿り着いた、地図にない山奥の村。そこには、自らの宿命を知らずに育った少女、シンシアがいました。カイエンを兄のように、そして一人の男として慕う彼女との、平和な日常の終わりと始まりの物語です。
【嵐の前の静寂、幼馴染の背伸び】
「カイエン、またそんなに拳を赤くして……。はい、動かないで。今、手当してあげるから」
村の外れの河原で、シンシアはカイエンの手を優しく取り、薬草を塗り込みます。彼女の指先は震えていました。村に忍び寄る不穏な気配を、彼女も本能的に感じ取っていたのです。
「ねえ、カイエン。もし……もし明日、何かが起きて、私たちが離ればなれになっちゃうとしたら……。あなたは、私のことを思い出してくれる?」
彼女は顔を赤らめながら、カイエンの逞しい胸板にそっと頭を預けました。幼馴染という殻を破り、一人の女として彼を求める決意を込めて、彼女は自分の肩から服を滑らせます。
「本物の私を、あなたに知ってほしいの。……今夜だけは、あなたのその大きな手で、私を……大人にして」
【純潔の果実:愛と喪失の儀式】
シンシアが肩から服を滑らせた瞬間、カイエンは息を呑み込みました。彼女の裸体は、村の娘たちのように熟れてはいません。むしろ青く、若枝のようにしなやかで、儚い美しさがありました。けれど今、彼女の全身は、一人の男を求める熱を帯びて薄紅色に染まっています。
「カイエン……怖くないの? 私、こんなに震えてるのに」
彼女はカイエンの胸に顔を埋めました。幼い頃から慣れ親しんだ汗の匂いと、今の彼からはこれまで感じたことのない強いオスの匂いが混じり合い、シンシアの頭をくらくらさせます。
「シンシア……本当にいいのか?」
カイエンの低い声が彼女の耳朶を打ちます。その声が震えていることに気づいたシンシアは、彼の手を自分の秘所へと導きました。
「いいの。お願い……あなたに全部触ってほしい。私、もう子どもじゃない……あなたの特別な人になりたい」
促されるまま、カイエンは地面に跪くと、シンシアの両脚を広げました。月明かりに照らされた彼女の花弁は、まだ誰にも踏み荒らされていない新雪のように可憐です。その中心からは、初めての緊張と期待で湧き出した透明な蜜が光っています。
「痛かったら言ってくれ」
カイエンの太く、それでいて優しい舌が、そっと割れ目に触れた瞬間、シンシアの全身に電流が走りました。
ぴちゃ……ちゅっ……
「ひゃあん! そんなところ……舐められたら……!」
初めての感触に戸惑いながらも、シンシアの腰は自然とカイエンの舌を求めるように浮き上がらせます。カイエンは舌全体を使って秘裂を舐め上げ、時に小刻みな振動を与えます。そのたびにシンシアは甲高い悲鳴を上げ、柔らかな草の上に爪を立てました。
「あっ! カイエンっ! 気持ち……良すぎるっ! 私、変になっちゃう……!」
彼女の声は次第に甘く蕩け、瞳からは涙が溢れ出しました。カイエンは彼女の涙を拭いながらも、その責めを緩めません。ついに舌先で肉芽を強く弾いた時のことでした。
「ひぃっ! 何か来る! やあぁぁぁーっ!!」
シンシアの細い身体が弓なりに反り返り、熱い飛沫がカイエンの顔にかかりました。それは初めての絶頂でありました。彼女はしばらく放心したように息を弾ませていましたが、すぐにカイエンにしがみつきました。
「ずるい……私ばかり……今度は私がする番……!」
シンシアはよろめきながらもカイエンを仰向けに押し倒すと、恐る恐る彼の下履きを下ろしました。現れたのは、普段の優しいカイエンからは想像もつかないほどの猛々しい雄の証。彼女は顔を真っ赤にしながらも、両手でそれを包み込みました。
「これが……カイエンの……熱くて……固い……」
震える唇で、彼女は先端にそっと口づけをしました。そのままゆっくりと飲み込んでいきます。拙い舌使いだが、必死に愛する男に奉仕しようとするシンシアの姿は、カイエンの劣情を極限まで煽りました。
じゅぽ……ぐぷっ……!
「うっ……シンシア……! 上手だ……!」
カイエンが呻くと、シンシアは嬉しそうに目を輝かせ、さらに深く咥えこもうとします。しかし苦しくなって咳き込んだ時、カイエンは彼女を抱え上げ、互いの性器が口元にくるシックスナインの体勢へと変えました。
「一緒に……気持ちよくなろう」
ペチャペチャッ! ジュルルッ!!
二人は必死にお互いを求め合い、辺りには淫らな水音と荒い息遣いだけが響きます。シンシアの秘部は再び洪水のように濡れそぼち、カイエンの雄芯は先走りでヌラヌラと光っていました。
「もう……我慢できない」
カイエンが彼女を再び仰向けに寝かせると、シンシアは彼の腰に両脚を絡めました。その瞳には恐怖ではなく、ただ彼を欲する女の光が宿っていました。
「来て……私の初めて……全部もらって……!」
ズブブッ……
「んっ! くぅ……!」シンシアは痛みに眉を寄せましたが、それ以上に満たされる感覚が強くありました。「大丈夫……動いて……私、壊れないから……」
カイエンは慎重に腰を進め、やがて根元まで挿入しました。シンシアの肉壁は狭く、熱く、彼を締め付けて離しません。
馴染んだのを見計らい、カイエンはシンシアを抱え起こし、向かい合って座らせました。対面座位の姿勢となりました。
ずぷっ……!
「ひゃあっ! 深い……!」
自重でさらに深く飲み込んだ感覚に、シンシアは背中を反らせました。カイエンは彼女を支えながら下から突き上げます。
パンッ! パンッ! グチュッグチュッ!
「あっ! カイエン! そこっ……! 当たってる……!」
シンシアは彼の背中に爪を立て、与えられる快楽に溺れていきます。カイエンは彼女の乱れた髪を撫でながら、耳元で囁きました。
「シンシア……最高に可愛い……愛してる……!」
その言葉を聞いた瞬間、シンシアの心の壁が崩れ落ちました。
「今度は……私が動くね……」
シンシアは自ら腰を持ち上げると、再び腰を下ろし始めました。カイエンに跨り、上下左右に揺れます。
グポッ! ズチュンッ!
「あぁっ! すごい! 自分で動くと……全部わかる! カイエンのが……私の中で暴れてる……!」
シンシアの腰使いはぎこちなかったが、その一生懸命な姿と結合部から聞こえる卑猥な水音が、カイエンの限界を早めました。
「シンシア……もう……!」
「来てっ! 私の中に……全部出してっ!」
シンシアの絶頂の痙攣と同時、カイエンも彼女の最奥で思い切り放ちました。
ドクンッ!! ドプッドプッ!!
「ああぁぁぁーーっ!!」
シンシアはカイエンの胸に倒れ込み、痙攣しながら大量の精を受け止めました。二人はしばらくそのまま繋がったまま、荒い息を落ち着かせました。やがてゆっくりと引き抜くと、処女の証である鮮血と混ざった白濁が秘所からトロリと流れ出しました。
「カイエン……私…幸せだった。この痛みも、この熱さも……全部覚えておくから」
シンシアはカイエンの頬に涙の跡をつけたまま、穏やかな微笑みを浮かべました。
【沈黙の夜明け、偽りの安らぎ】
情事の余韻が残る中、シンシアは「外の様子を見てくる」とカイエンを村の地下にある古びた防空壕へと導きました。
「ここで待っていて。すぐ戻るから」
彼女の瞳には、昨夜の愛の証である熱い潤みと共に、どこか決然とした色が混じっていました。カイエンが異変を感じて立ち上がろうとした瞬間、シンシアの手が彼の胸に触れます。
「ごめんね、カイエン。……ラリホー」
心地よい魔力の波動がカイエンの意識を急激に奪っていきます。
「シンシア……、何を……っ!」
崩れ落ちるカイエンの体を、シンシアは優しく抱きとめました。
「モシャス……」
シンシアはカイエンの姿に変身し地下の防空壕から地上に向かっていきました。
【覇王の目覚め、血塗られた現実】
……遠くで聞こえる爆音と、村人の悲鳴。
カイエンが重い瞼を開けた時、視界に入ったのは防空壕の湿った天井でした。体に力が入らない中、彼は必死で外へと這い出します。
「シンシア!!」
村は地獄と化していました。家々は燃え、かつての穏やかな風景は血に染まっています。そして村の中央、魔物の軍勢が群がるその中心に、「カイエン」の姿をしたシンシアが立っていました。
カイエンの「覇王の因子」を嗅ぎ取ったデスピサロの軍勢は、モシャスでカイエンに化けた彼女を本物と確信し、総攻撃を仕掛けていたのです。
「待て……やめろ!! シンシア!!」
カイエンの絶叫は届きません。彼女は最後の一瞬、防空壕の方を向き、血を吐きながらも確かに微笑みました。その唇が「生きて」と動いた直後、無数の刃が彼女の体を貫きました。
魔物たちが「本物の覇王」を仕留めたと確信して去っていった後。
静寂が支配する村で、カイエンはシンシアの骸を抱きしめました。彼女が最期に握らせていたのは、血に汚れた羽根帽子。
「……あ、ああ……あぁぁぁぁぁーーーっ!!!」
自分一人だけが、彼女に抱かれた温もりを体に残したまま生き残ってしまった。その絶望が、カイエンの魂の奥底に眠る「覇王の因子」を、どす黒い怒りと共に爆発させました。シンシアが捧げた命と愛。それが、世界を統べる覇王カイエンの、血塗られた第一歩となったのです。