元公爵令嬢のTS聖女ちゃんがひたすら犯されたり辱められたり狂気に染め上げられていくだけのお話。 作:東口ゆゆ
あれから、数日が経過していた。
俺の生活は、天国と地獄の二重生活と化していた。
夜は、公爵様の寝室で獣のように貪られ、精液を注ぎ込まれる肉便器。
日中は、妹のリリアに呼び出され、恥辱にまみれた玩具として扱われる奴隷。
けれど、そんな泥沼のような日々に、一筋だけ光が差していた。
「やぁ、レイラ。今日も天気がいいね」
「ガレオス様……。はい、とても気持ちの良い小春日和ですね」
中庭のベンチ。
俺はいつもの超ミニ丈のメイド服ではなく、ガレオス様が「君にはこっちの方が似合う」と、使用人に命じて用意させてくれた、清楚なロングスカートのドレスを身に纏っていた。
もちろん、その下はノーパンで、あちこちにキスマークや噛み跡が残っているのだが……分厚い生地のおかげで、今はそれを隠し通せている。
「何を読んでいるんだい?」
「あ、これは……領地の歴史書です。少し、昔のことが気になりまして」
「へぇ! 感心だな。最近の令嬢は宝石やドレスの話ばかりだというのに……君は本当に聡明だ。聖女の名前に相応しい」
ガレオス様が、屈託のない笑顔で俺の隣に腰掛ける。
ふわりと、陽だまりのような優しい香りがした。
公爵様の脂ぎった獣臭とも、リリアの甘ったるい雌の匂いとも違う、清潔で高貴な男性の香り。
「聡明だなんて……。私はただ、本が好きなだけで……」
「謙遜しないでくれ。……父上も言っていたよ。『あの子は身体だけじゃなく、頭もいい』ってね」
ビクリ、と肩が跳ねる。
ガレオス様は純粋な賞賛として言っているのだろう。
だが、俺には公爵様が「身体(の感度)がいい」と言って腰を振る姿しか想像できなかった。
「ど、どうしたの? 顔色が悪いよ」
「い、いえっ! なんでもありません……っ」
俺の動揺を気遣い、ガレオス様がそっと俺の手の甲に触れた。
大きく、温かい手。
けれど、今まで俺に触れてきた男たちの手とは決定的に違っていた。
性的な欲望がない。
ただ純粋に、俺を心配し、慈しむための手。
「レイラ。……君の手は、綺麗だね」
「っ……!」
心臓が、嫌な音を立てて跳ねた。
綺麗? この手が?
つい数日前、庭の茂みで使用人のチンポを扱き、精液まみれになったこの手が?
リリアに命令されて、自分のアナルから垂れる汁を受け止めたこの手が?
「やめっ……やめてくださいっ、ガレオス様……っ」
俺は反射的に手を引っ込め、胸元で握りしめた。
「わ、私は……貴方様が思っているような、綺麗な人間ではありません。……汚れています。中身も、外見も……っ」
本当のことを言ってしまいたかった。
私は貴方のお父様の性玩具です。
貴方が軽蔑したあの使用人を吐精させた女です。
そう叫んで、この優しい勘違いを終わらせてしまいたかった。
けれど。
「……そんなふうに、自分を卑下しないでくれ」
ガレオス様は、真っ直ぐに俺の瞳を見つめ返してきた。
そこには、一点の曇りもない真摯な光が宿っていた。
「僕にはわかる。君がどれほど辛い境遇にいても、その魂までは汚れていないと。……君のその瞳は、いつだって透き通っている」
「ガレオス、様……」
「父上は厳しい人だ。君たち姉妹にも、辛く当たっているかもしれない。……でも、僕が当主になった暁には、必ず君たちを自由にしてみせる」
ガレオス様が、中庭に咲いていた白い花を一輪、摘み取った。
そしてそれを、俺の髪に優しく挿してくれる。
「約束だ。……だから、それまでは泣かないで」
ドクン。
胸の奥で、何かが疼いた。
それは、開発されきった子宮の疼きではない。もっと上、心臓のあたりが締め付けられるような、甘くて苦しい痛み。
(あぁ……どうして……)
俺は元・男だ。
男が男にときめくなんて、あり得ないはずだった。
なのに。
目の前の青年が、あまりにも眩しくて。
あまりにも優しくて。
汚泥にまみれた俺の人生に、唯一「人間扱い」をしてくれる彼が、どうしようもなく愛おしく思えてしまった。
「……はい。……信じて、おります」
俺は潤んだ瞳で微笑み返した。
それは、演技ではなかった。
心からの、恋する乙女の顔だった。
(もし……もしも本当に、この人が私を救い出してくれるなら)
公爵様に犯される夜も耐えられる。
リリアに虐げられる日々も我慢できる。
いつか、この人と結ばれる未来があるのなら。
「ふふ、やっぱり笑った顔が一番素敵だ」
ガレオス様が照れくさそうに笑う。
その笑顔を見ながら、俺の中で「男としての理性」が音を立てて崩れ落ち、代わりに「レイラという一人の女」が産声を上げた気がした。
……そう。
この時の俺は、知らなかったのだ。
この淡い恋心さえも、妹リリアの手のひらの上で転がされている「筋書き」の一部でしかないことを。
希望が高ければ高いほど、叩き落とされた時の絶望が深くなることを。
★
そして、夜が来た。
昼間の穏やかな陽光は、まるで前世の記憶のように遠のき、重苦しく淀んだ欲望と酒の臭気が、大広間を支配していた。
「どうした? 手が止まっているぞ、レイラ」
「あ、ぅ……はい……申し訳、ありません……ッ」
晩餐を終え、紫煙と脂の匂いが充満する空間。
豪奢な長テーブルの上にかけられた純白のクロス。その上に、俺は四つん這いにさせられていた。
身につけているのは、飼い犬の証である革の首輪と、純白の太ももに食い込む黒いガーターベルトのみ。
公爵様をはじめ、側近の騎士や文官たち――総勢十数名の男たちの視線が、俺の裸体に突き刺さる。
それはかつて「金の妖精」「聖女」と謳われた公爵令嬢を見る目ではない。
今夜の晩酌の肴、あるいは食後のデザートとして供された、活きのいい「肉便器」を値踏みする目だった。
「まったく。昼間はあんなに淑女ぶっていたくせに……夜になるとこれだ」
「ほら、早く見せろよ。公爵様の命令だぞ」
男たちの下卑た嘲笑が鼓膜を打つ。
羞恥で顔が熱くなる。逃げ出したい。
けれど――。
「うぅ……っ」
俺の意思とは裏腹に、震える右手が、まるで磁石に引かれるように股間へと伸びていく。
嫌だ、恥ずかしい、こんな衆人環視の中でやりたくない。
そんな理性的な拒絶をあざ笑うかのように、公爵様に徹底的に開発され尽くした身体が、条件反射で「快楽」を求めて動き出してしまうのだ。
ぬちょり……♡
指先が、秘裂に触れた。
その瞬間、脳天を痺れさせるような電流が走る。
乾いているはずがなかった。
男たちの視線を感じ、冷たいテーブルクロスの感触を肌に感じただけで、この淫らな雌の穴は、すでにだらしなく口を開け、溢れんばかりの蜜を垂れ流していたのだ。
腐った果実のように熟したマンコから、糸を引く粘着質な愛液が、指にねっとりと絡みつく。
(だめ……見ないで……考えちゃだめ……)
俺はギュッと目を閉じた。
視覚を遮断し、暗闇の中に逃げ込む。
そこに、ぼんやりと浮かぶのは――昼間、俺の髪に白い花を飾ってくれた、あの温かい手の感触。
――ガレオス様。
その光に縋り付いた瞬間、俺の身体が痙攣した。
ズニュウッ♡ ボフッ♡
「あ゛っ……♡」
愛撫なんて生易しいものじゃなかった。
俺の指は、まるで餓えた獣が獲物を貪るように、ぬめる膣口を強引にこじ開け、中指と薬指、さらには人差し指までを、根本まで一気にねじ込んだ。
グチュッ♡ グチュグチュグチュッ♡ ビチャビチャッ♡
汚い水音が、静まり返った大広間に響き渡る。
粘度の高い愛液と空気が混ざり合い、泥遊びでもしているかのような卑猥な音。
俺の意思ではない。
腕が、指が、まるで別の生き物のように、モーターのごとき高速でピストン運動を刻み始めたのだ。
「ひぐっ、おっ、ほぉっ……♡ あう、あうぅっ……♡」
口の端から、大量の涎が垂れ落ちる。
もう、飲み込む余裕すらない。
だらしなく突き出した舌から、透明な粘液が糸を引いてテーブルクロスに落ち、シミを作っていく。
「おぉ……! 見ろよ、すげぇ腰使いだ」
「目は死んでるのにな。身体は正直ってやつか」
「マンコがガバガバになってやがる、あんなに指を飲み込んで……」
男たちの声が遠くに聞こえる。
彼らが何と言おうと、今の俺には関係なかった。
熱い。身体が熱い。
脳裏に浮かぶガレオス様の淡い光に縋り付けば縋り付くほど、身体はその反動で、汚らわしい獣の快楽へと堕ちていく。
(あぁ……温かい……あの人だけは、私を……)
現実逃避する心とは裏腹に、肉体の暴走は止まらない。
ボゴッ、ボゴォッ♡ ネチョオォッ♡
もはや手加減など存在しなかった。
俺は自分のクリトリスを親指の爪で押し潰すように擦り上げ、膣内の指を「ここ」という性感帯、Gスポットに突き立てて、内壁をガリガリと抉り続ける。
まるで子宮を引きずり出そうとするかのような、乱暴で下品なオナニー。
太ももを自分の手でバシバシと叩き、テーブルに乳房を打ち付け、ボヨンボヨンと揺らしながら、猿のように腰を振る。
髪を振り乱し、鼻水を垂らし、白目を剥いて痙攣するその姿は、高貴な令嬢の見る影もない。
ただ快楽を貪るだけの、発情した雌豚そのものだった。
グチュチュチュチュッ♡♡ バチンッ♡ バチンッ♡
「あっ、あっ、くるっ、きちゃうぅぅっ……!! お゛っ、お゛お゛っ……!!」
子宮の奥が、焼け付くように収縮した。
限界点は、唐突に、そして暴力的に訪れた。
「イくっ! イッ、イッ、イグゥゥゥゥッッ♡♡♡」
ビクンッ!!
全身が弓なりに反り、テーブルの上でガクガクと跳ねる。
あまりの快感に、令嬢らしからぬ豚のような鳴き声が喉から漏れた。
足の指先までが硬直に震え、脳髄が真っ白に弾け飛ぶ。
子宮が激しく痙攣し、締め付けられた指の間から、小便のような勢いで大量の潮が噴き出した。
ドピュゥゥゥゥッ……♡♡ ジョボボボボボボッ……♡♡
美しい放物線などではない。
壊れた蛇口のように、あらゆる方向へ撒き散らされる汚い体液。
テーブルクロスを、近くのワイングラスを、そして俺自身の顔までを、アンモニア臭の混じったお漏らしでびしょ濡れにしていく。
一度では終わらない。
二度、三度と、波が押し寄せるたびに、俺の身体はビクビクと無様に跳ね、汚らわしい蜜を撒き散らし続けた。
「はぁ、はぁ、ひぃ……っ♡ げほっ、おぇっ……♡」
絶頂の余韻で痙攣しながら、俺は虚ろな瞳で天井のシャンデリアを見上げていた。
自分が何をしていたのか、半分も覚えていない。
指はまだ膣内に埋まったままで、ピクピクと収縮する膣壁が、名残惜しそうに指を締め付け、中から溢れる愛液でジュルジュルと音を立てている。
顔は涎と涙と潮でぐちゃぐちゃ。
股間は見るも無残に開きっぱなし。
ただ、身体の芯に残る痺れと、心の奥に残る微かな温もりだけが、かろうじて俺の意識を繋ぎ止めていた。
(……これでいい……。明日もまた……会えるかな……)
周囲で湧き上がる拍手と歓声、そして男たちの情欲に満ちた視線。
いつしか扱き始める面々にただされるがままに。
俺はだらしなく股を開いたまま、自分の排泄物のような体液の水たまりの中で、小さく、誰にも聞こえない声で息を吐き、その射精を全身で受け止めた。