貞操逆転世界で異能と体質で差別され男性の精液を定期注入されないと動けなくなる ”眠り戦姫” たちを性欲にまかせた婚約セックスで救いまくる話 作:ぽぶきち
「えっと、じゃあ、いいかな?」
「ええ……始めましょう」
どこかギクシャクとした空気のなか、僕はズボンに手をかける。
目の前の山田アジサさんは、どこか期待した瞳でこちらを見ていた。
経口による源液の摂取。
源液を生命エネルギーに変換する
それはいいのだ。
だが、自分が婚約を結んだ女の子に最初にやってもらうことがこれなのだと思うと、どこか落ち着かない。
理屈ではわかっているのだが。
山田さんはベッドの上に正座している。
僕は観念して、肉棒を取り出した。
「……っ、お、大きい…………」
この世界での男性器の平均サイズは前世の平均の1/2もない。
僕のサイズは前世よりも大きくなっているから、まず驚かれる。
「さ、さわっても?」
「うん、お願い……」
恐る恐ると言った様子で山田さんが肉棒に触れる。
「熱い……」
「やり方、わかる……?」
「一応調べたけど、全部フィクションだから、あってるかどうか……」
どうやらこの世界では口淫というのは一般的ではないらしい。
考えれば当然だ。
呉井さんなどとの爛れた日常で、ある程度のプレイは済ませているが、普通なら源液提供はあくまで提供であり、男性の性欲の薄いこの世界でわざわざ着床につながらない行為をする価値はない。
「とりあえず、やってみるわ」
山田さんが、腫れ物を扱うように肉棒を撫でながら、先端を、はぷ、と咥える。
そのまま奥まで呑み込むが、7割ほど咥え込んだ状態で止まった。
「
「大丈夫、とても気持ちいいよ」
勝ち気な瞳がこちらを見上げるのがとても下半身に悪い。
山田さんはゆっくりと頭をストロークさせる。
その緩慢な動作がむしろ刺激を強めていた。
「んっ、んっ、」
献身的な奉仕に思わず腰が引けるが、山田さんがその分腰に顔を近づけてくる。
「山田さんっ」
「んっ、んん、ん」
「やばい、
「ん」
容認の意思を示すように、太ももの裏を優しく撫でられる。
僕はそのまま、初めてのはずの山田さんの口淫で果てた。
どぴゅるるるると精液が無遠慮に放出される。
山田さんは肉棒を咥えたまま、ごくりごくりとそれを飲み込んだ。
そしてそのまま、山田さんは頭を動かし始めた。
「ちょ、山田さん……?」
「っ♡」
彼女の目は蕩けていて、何度か見たことのあるものだった。
警護官たちとするときにたまに見る、理性の溶け切った表情だ。
「♡♡♡」
腰に腕が回される。
逃げ場のなくなった腰に、容赦なく顔が埋められる。
さすがに口淫による短時間で二回連続発射は、男としての矜持が邪魔をする。
だが、山田さんの柔らかな口内が、僕の肉棒を包み、唾液で温められ、精液を吸っている。
「んーん♡」
目があった。
こちらを見上げる山田さんの瞳が、少しだけ微笑むように細まった。
二回目とは思えない量の精液が放たれた。
こくこくと精液を嚥下し、山田さんの口から肉棒が引き抜かれる。
精液と唾液のまざりあった液体が、肉棒の先端と彼女の口先にアーチをかけていた。
「はぁ♡ ふぅ♡ すごい、ユウキのにおい、すごいよぉ……♡」
小刻みに体が痙攣している。
口淫で軽くイッたのだろうか。
肉棒に頬ずりして、亀頭にキスが落とされる。
すぐに再起してしまう肉棒に、山田さんが目を輝かせた。
「もっと♡ もっと♡ はっ♡ はッ♡」
先端に口づけし、そのまま肉棒が呑み込まれる。
僕はここからあと二回、山田さんに搾り取られるのだった。
♢
久しぶりの学校は、なんだか雰囲気が変わったように感じる。
左手の火傷によって、僕は一週間の間学校を休んでいた。
個人的には診断を受けた即日に登校してもよかったのだが、男性の怪我ということもあって病院側から強く安静を求められたのだ。
そして、復帰したのは僕だけではない。
山田さんもだ。
傾眠性の解消と、ライカの異能による治療。
この二つの要因で、彼女も学園に復帰することが可能になった。
僕は彼女と手を握って、学園に入る。
なんだか幸せな気分だ。
ぎゅっと少し力を込めると、山田さんも応えるように握り返した。
「まだ安静にしとくっすよ。怪我は完治してないんすから」
「本当に、ありがとうございます。花札さんのおかげで……」
「いいんっすよ。私には特大ご褒美が待ってるんで」
楽しくてたまらないといった様子でライカがにししと笑う。
どうやら彼女はただ異能の能力だけでなく医療の心得もあるようだ。
僕の火傷の応急処置をしたのは呉井さんだったから、てっきりそちらの方面は徴兵時でも後方部隊に任せていたのだろうと思っていた。
山田さんと
婚約はクラス間移動の十分以上の理由として認められていた。
今日から山田さんは1-12の生徒だ。
僕の姿を確認した瞬間、クラスのみんなが色めき立った。
「ユウキさん、よくぞ……ご無事で!」
委員長が目尻に涙を浮かべてそう言った。
どんなふうに伝わっているのかわからないが、もしかすると何か大げさに喧伝されているのかもしれない。
「えっと、ありがとう。みんなはどこまで知ってるの?」
「青桐先生から、決闘によって1-11と1-12の男子が登校不可になったと。ですが勝敗までは知りません」
「そっか。僕がどこまで言っていいかわからないけど、とりあえず────」
僕は山田さんと握った手を掲げた。
「この子は今日から僕の婚約者になった」
息を呑む音、
落胆の表情、
そしてなにより、喜色。
クラスのみんなは、僕が勝利したことを言外に確信したようだった。
どっとクラスが沸いた。
「流石です」
「いや、警護官のおかげなんだ。僕は何もしてない。本当だよ」
「何もしてない人が、怪我なんてしないわよ……」
そのとき初めて、委員長の視線が僕の左手に向かった。
「それは……」
「男の勲章。もしかしたら委員長に迷惑かけるかもだけど、いいかな?」
「問題ないです。むしろ、いや、でも……」
委員長が、心配げに僕の横を見る。
山田さんが首をかしげた。
「別に嫉妬なんてしないわよ」
「も、もちろん。ご正妻が望むなら席替えも」
「…………いらないわよ」
ちょっと迷っている間があったが、山田さんは首を振った。
「私はよそ者だから、ユウキはクラスの子とちゃんと関わってあげて」
「わかった。でも山田さんも今日からクラスメイトだから、よそ者じゃないよ。…………あとご正妻ってなに?」
「最初の婚約者のことです」
「だとしたら、警護官とかになると思うんだけど」
「……そうなんですか?」
委員長が、僕の後ろにいる呉井さんたちを見つめる。
呉井さんは否定した。
「いえ、警護官は婚約を結べど、一般的に正妻にはなりません」
「なにか理由があったりするのかな?」
「過去に色々と事件があったようです」
言葉が濁されたが、おそらく警護官が幼い男性をだまくらかして婚約を結んだとかがあったのだろうか。
僕が婚約を結んだときもそこまで重い手続きは必要とされなかったから、未成熟な男子であっても婚約は可能なのだろう。
「なので、山田アジサ様。あなたが兼高様の正妻です」
「……そう」
山田さんがそっぽを向く。
「あなたは……それでいいの?」
「これがいいのです。ユウキ様の警護官ほど羨ましい役職はないと考えております」
「そう、そうね。確かに」
何かシンパシーがあるらしき二人の話がよくわからなかったので、山田さんの若干緊張して汗ばんでいる握った手を、指先でこっそり、こちょこちょと撫でてみる。
赤い顔で睨まれた。
♢
婚約者は、本人たちが望むなら男子のほうでも女子のほうでも、どちらの宿舎でも二人で暮らすことができる。
もちろん大きいのは男子の宿舎だから、山田さんは僕の部屋で暮らすことになるだろう。
でも今日は荷物をまとめる必要があるらしいから帰りはお別れだ。
「山田さん」
「何よ」
放課後、二人で手を繋いで歩く。
この学園は大きいから、帰るまでもそれなりの時間になった。
「今週末、君の妹さんの源液提供に行くよ」
「……私の妹、本当に口が悪いわよ?」
「でも山田さんの妹なんでしょ? じゃあきっと根はいい子だよ」
山田さんが、潤んだ瞳でこちらを見上げる。
「その、妹も婚約するのよね? それなら、」
「うん、何? アジサ。」
「……ッ、もうっ」
先んじて名前呼びに変える。
なんとなく機会がなかったからそのまま山田さんと呼んでいたが、今日からはアジサと呼ぶことにしよう。
「ゆ、ユウキ……」
「どうしたの?」
「そ、その……」
もじもじとしながら、アジサが言葉を紡ぐ。
「ふぇら、したい……」
「……提供室いこっか」
最初の予想に反し、今日の下校はいつもより遅くなった。