貞操逆転世界で異能と体質で差別され男性の精液を定期注入されないと動けなくなる ”眠り戦姫” たちを性欲にまかせた婚約セックスで救いまくる話 作:ぽぶきち
アジサとの行為が、クラスメイトの一人に見られてしまった。
警護官のみんなは僕たちを気遣って帰りの車の前で待機してくれている。
僕とアジサはいつものように経口での源液摂取を始めようとして、でも提供室までアジサが我慢できなかったようで教室での行為となった。
そういう露出癖のようなものがアジサにあるのかなとも一瞬思ったが、多分本当に我慢できないだけなのだと思う。
アジサは同級生に見られていたことを知ると、顔を真っ赤にしてなんで教えてくれなかったのかと怒っていた。
実際は何度も呼びかけたのでそれを伝えると、今度は眉尻を下げて落ち込んでいた。謝られた。そんなに気にする必要はないと思う。
正直、行為中のアジサの蕩けた顔をみるのは好きだから、このままでいてほしい。
「ねぇ、私、本番したらどうなっちゃうのかしら」
「本番したら?」
「いまでもユウキのこと好きすぎるのに、これ以上、なんでしょ?」
アジサの傷はほぼ治っている。
大事をとってしていないだけで、医者からはスローな行為ならOKという許可をもらっている。
しかし、僕はアジサと結ばれるときにスローで終われる自信がない。
「たぶんみんなが自分をそう思っているはずだけど、ユウキのことが一番好きなのは私よ」
「……」
「ちょっと何か言いなさいよ」
「ごめん、幸せを噛み締めてた」
肩を抱きしめる。
二の腕あたりを触る。
「何よ、おっぱい触りたいの?」
「ああ、うん」
「なんで遠慮するのよ。ほっぺたはいっつも触ってくるのに」
どうやら、この世界では胸を触ることが破廉恥なことだという認識は薄いらしい。
それはそれとして性感帯にはなるようなので、そもそもの男性との接触回数が皆無な女性が大半であることによって生まれた観念なのかもしれない。
そうやって、アジサの胸に手を伸ばそうとしていると、
「今日は警護官の方たちはいらっしゃらないようですねぇ」
アジサの表情が、少しずつ変わる。
驚きを経て、警戒に。
ともに声の先へ目を向けると、そこにはつい昨日会ったばかりの女性がいた。
「桐一葉さん。どうしたの?」
声をかけると、その人──桐一葉メトリさんは、少しだけ何かを堪えるように腰をかがめたあと、何事もなかったかのように背筋を伸ばした。
「実は昨日、私が山田ミコさんに触れようとしましたよね」
「そうだったね」
「あれは、彼女の異能の内容を知るためだったのですが、邪魔されてしまいました」
「…………」
僕は言うべきか迷った。
ミコは自分の異能がどんなものかまだ知らない。
そして知らないということを、桐一葉さんは知っているのか。
いや、おそらく、知っているな。
そんな感じがする。
「だから、今度は用意周到にやろうと、少なくとも私の上層部は考えたようで」
「どういうこと?」
僕の問いに、桐一葉さんは口元を三日月の形に歪めた。
「────ダメですよ、ちゃんと見ておかないと」
横にあった気配が消えた。
アジサが、桐一葉さんに殴りかかっていた。
「ミコを、どこにッ」
「おっと、危うい危うい。学年1位に匹敵する身体能力というのは本当ですね。私のような戦闘向きじゃない小物などは、困ってしまう」
手をひらひらとさせながらこちらを煽る桐一葉さんに、アジサは息を荒げている。
「まだ間に合うかも知れませんよ? そうなるように調整しましたから」
「なにをッ!」
「私を二重スパイにしておけばこういうことも起こらないって言いたかったんですよ」
アジサの回し蹴りを、ひらりと桐一葉さんが躱す。
アジサの運動神経の良さに驚くとともに、桐一葉さんがそれをこともなげに躱して見せる技量にも驚嘆する。
「言いたいことも提案したいこともこれだけです。では、よき放課後を」
胸に手を当ててこちらに一礼し、そのまま身を翻して、桐一葉さんが消えた。
身体能力とかではなく、たぶん技術、相手の意識をすり抜ける技を持っているんだと思う。
もしかしたら、心を読む異能で培った意識的な盲点をつくノウハウなのかもしれない。
教室のカーテンが、窓から吹く風でゆらめく。
「ユウキ……」
アジサが、なにか言いたげにこちらを見る。
その何かはおそらくちゃんと伝わった。
「いいよ。行ってあげて」
「でも……」
「僕は大丈夫。早く追いかけないと、どうなるかわからないし」
アジサが僕を抱えて運ぶことはできない。
ミコは今日先んじて寮に戻っているはずだ。
普通に移動すれば時間がかかる。
「ありがとう」
意を決したアジサが、窓から外へ飛び降りた。
少し心配になって見下ろしたが、まったく怪我はしていないようだ。
常人とは比べ物にならない速度で移動しているのが見える。
僕は、少し考えた。
考えてから、口を開いた。
「まだ、いるよね?」
「……」
天井から、とん、と目の前の生徒用机に、黒いスーツの女性が着地する。
桐一葉さんだ。
「どうしてわかったのですか?」
「いや、なんとなく」
本当になんとなくなのだ。
言ってみるだけならタダかと思って。
「ミコを襲ったっていうのも嘘なんでしょ?」
「……」
「僕が一人になる瞬間を作りたかったのかなって」
それにしても、すごい技術だ。
もし異能でないとするなら、窓から抜け出したと思わせて天井に張り付くなんて、いくら身体能力が一般人より優れていてもそう簡単にできる芸当じゃないと思う。
相当な訓練を積んだんだろうか。
「なにか相談したいこととかあるのかな」
「……ふっ」
「僕以外に言えないようなこと?」
彼女が、ずいっ、と僕に近づく。
その顔は切羽詰まったものだった。
教室の床に押し倒される。
桐一葉さんの特徴的で綺麗な瞳が、僕の胸元に注がれていた。
「フーーッ、フーーッ」
興奮しているのかわからないが、とても息が荒い。
僕の鎖骨あたりから胸までを舐め回すように見ながら、それでいて手を出してこない。
でも、それより気になったのは、
「桐一葉さん、泣いてる」
乗り方にコツがあるのか、僕は彼女を動かすことはできないが、手は拘束されていなかった。
だから片手を彼女に頬に触れた。
指先で、彼女の目尻から落ちそうになっていた涙を拭う。
「何か嫌なことがあったの?」
「…………」
僕は自分のシャツのボタンを、もう片方の手で二つほど外した。
最初から一番上を外していたから、胸元が見えるようになる。
男の胸なんて見ても、と思ってしまうが、どうやらこの世界の女性にとってはフェティシズムを刺激するらしい。
「いいよ? おいで?」
「グッ……うッ……」
「早くしないと、バレちゃうよ?
本当は何もしてないの。本当は、桐一葉さんが優しいの」
「優しくねぇッ!」
彼女が僕のシャツを破る。
身体能力は騎士性によって下がっているはずなのに、それでも無理やり引きちぎった。
鎖骨の下の、普段は見えない位置についているキスマーク。
昨日、僕がメグにつけられたものだ。
見える位置にキスマークをつけるのは色々と誤解されるからやめたほうがいいと言ったのはアジサだった。
僕の身体にそれをみつけた桐一葉さんだったが、なんというか、見つけるのが早い気がする。
まるで、最初からそれの存在を知っていたかのような。
桐一葉さんがキスマークがある場所に吸い付く。
上書きするかのように、何度も何度も吸い付いた。
「このっ、こんな男がッ、昨日、あんなっ」
僕の足に股間をすりつけながら、桐一葉さんがたまらないと言った様子で僕の首筋にキスをする。
吸引するのはなるべく控えてほしいとおもったが、どうやら舐めるタイプだったようだ。
「犯すっ、ぶち犯すっ」
ズボンと下着を煩わしそうに脱いで、桐一葉さんの綺麗な肢体があらわになる。
そして、僕のズボンも脱がそうとする。
ベルトを外そうとしてうまくいっていないのか、かちゃかちゃと焦りで金具が鳴っている。
僕は自分でベルトの金具を取り外した。
勢いよく学生服のズボンが脱がされ、下着も取り払われる。
「はぁっ、はっ、あっ」
僕の肉棒を見て、少しだけ桐一葉さんが驚く。
なぜ、といった瞳でこちらを見る。
その赤い眼差しは、やはり綺麗だ。
「いや、桐一葉さんが綺麗だったから、つい」
「────」
唇が塞がれる。
両耳の下に手を置かれ、顎を持ち上げるようなキスをされる。
そして、桐一葉さんが腰を沈め、肉棒が秘所に飲まれていくのがわかった。
「お゛っ♡」
僕の目と鼻の先で、桐一葉さんが喘いだ。
「ぐっ゛♡♡ ふっ♡♡ あぁあっ♡♡」
桐一葉さんが、さきほどの豪快さとは比べようがないほど小さく腰を動かして、その快楽に身を震わせていた。
最初に
「気持ちいい?」
「あっ゛♡♡ ぅっ♡♡ きっ♡ きもちよッ♡ すっ♡♡ ぎ♡」
「よかった。僕も気持ちいいよ」
どこか怒ったように桐一葉さんが強く腰を落とす。
しかし、それによる快楽でむしろ桐一葉さんが軽くイッた。
「う゛♡♡ あ゛♡♡♡」
「僕が動こうか?」
「いら、ねぇ♡♡ うるさい゛♡♡」
腰を動かす速度はひどく緩慢だ。
正直僕も動きたいが、ここはやはり桐一葉さんに任せたほうが良いのではとも思う。
そう思っていたのだが──
「これは、いったい……」
教室の扉の前で、一人の女性が立っていた。
それは生徒じゃない。
青桐アオイ先生。担任だ。
桐一葉さんが、しまった、という顔をする。
それを青桐先生が見てとる前に、僕は上体を起こして桐一葉さんに口づけした。
「むっ! んんっ♡」
これまでとは逆に桐一葉さんを押し倒す。
軽く絶頂し震えと弛緩を繰り返すその体は、簡単に持ち上げることができた。
M字に開脚した桐一葉さんに何度も突き入れる。キスをしたまま。
「ん゛ッ♡♡ お゛゛♡♡♡ は、はへほ゛ッ♡♡ んお゛ッッ♡♡♡」
そして、肩を掴んで、ひときわ強く腰を押し付け、
膣内へ盛大に射精する。
「お゛ぉおお゛おお゛ッッ♡♡♡♡♡」
吹かれた潮が下腹部に当たる感触を味わいながら、僕は彼女の頬へ何度もキスを落とす。
これが合意の上での行為であると、青桐先生に知らしめるために。
青桐先生は動揺していた。
その手が自らのスカートに向かおうとして、戸惑って、結果宙にただ彷徨わせている。
「……青桐先生、どうしてここに……? いや、すいません、僕たち、我慢できなくなってしまって」
「その、窓が開いてるのを見たので、戸締まりをと……」
「なるほど……」
とりあえず僕は、桐一葉さんから肉棒を引き抜き、脱ぎ散らかされていたズボンを手繰り寄せる。
青桐先生の視線が下半身に向けられているのに少しだけ申し訳なさを感じながら、ズボンを穿き、できるかぎりシャツも留め直した。
そこからもう暑くて着なくなっていたブレザーをバッグから取り出して上に着込む。
それくらいになって、ばたばたとした足音が聞こえた。
「ユウキ様ッッ!!」
いつもは見ないくらい血相を変えた呉井さんが、他の警護官二人とアジサと、そしてミコを連れて現れる。
驚いた。もっと時間がかかるものだと思っていたからだ。
もしかしたら、アジサの身体能力の高さについて、僕は一片しか知らないのかも知れない。
「っ、この、この、下種張り女ッ!!」
近寄る呉井さんを押し止める。
「いいんだ。大丈夫。僕は何もされてないよ」
「嘘をッ」
「僕は彼女をちゃんと安心させたい。これから寮に運ぼう。ダメかな?」
呉井さんの手元に発生していた氷に触れる。
ひんやりとしたそれは、騎士性によって異能の行使ができなくなった呉井さんの手元で、ゆっくりと崩れてなくなった。
「…………」
「呉井さん?」
「……一度、戻ってからお体を確かめさせてください。そのあとで、よろしいですか?」
「うん、ありがとう」
僕は桐一葉さんのズボンと下着をとって、できる限り丁寧に彼女に着せ直す。
そして、抱きかかえた。
彼女の意識はあるようだが、薄くなっている。初めての
「あっ、えっ……と」
「このことは見なかったことにしていただきたい」
「は、はい……」
呉井さんの圧に恐縮している青桐先生。
すごい人なのだから、もっと自信を持っても良いと思う。
車にのり、僕はいつかのように桐一葉さんを膝の上に乗せた。
彼女の瞳がこちらを見る。
視線がぶつかる。
「大丈夫。」
そう言って撫でると、安心したように目を閉じて眠った。