※この作品はR-18です。

貞操逆転世界で異能と体質で差別され男性の精液を定期注入されないと動けなくなる ”眠り戦姫” たちを性欲にまかせた婚約セックスで救いまくる話   作:ぽぶきち

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第五十話 禁欲3日目

 

 

 本日はメグの担当日だ。

 

「今日を乗り越えればなんとかなります! お互いに我慢しましょう!」

 

 パジャマ姿のメグが、そう言って拳を握る。

 

「とりあえず、おはなしして気を紛らわせましょう!」

 

 僕とメグは横になって、見つめ合う。

 メグの艶やかな髪が重力によって少し横に流れている。

 

「……えっと、ですね」

「…………明日の天気って」

「っ晴れです」

「そうなんだ」

 

 ダメだこれ。

 普通に興奮する。

 

 メグと僕は目を合わせたまま、沈黙する。

 

 気まずいという感覚はさほどない。

 でも、互いに互いを見つめ続けていると、性欲が高ぶってしまう。

 

 いつもに増して、メグが美人に見える。

 デフォルトで前世基準での絶世の美女なので、今の僕には女神か何かに見えている。

 

 そう、この世界にはあまりにも美人が多い。

 

 僕はいっしょにえっちした人に入れ込むタイプだから、5割増で美人に見える。

 

 ゆえに、禁欲二日目で発情してしまうのは仕方ないことなのだ。

 

「ユウキ様」

「どうしたの……?」

「気づいていらっしゃいますか?」

 

 メグが表情をほとんど変えないまま問う。

 だけど、その息は荒くなっていた。

 

「いつもに増して、色っぽくなっていらっしゃいます」

「……そうなの?」

「明日の警護はより力を入れないといけないです。私がクラスメイトだったら、その場で襲ってます」

「今ここで、襲う?」

「…………っっだ、だめですっ!」

 

 失敗した。

 もし相手が呉井さんやメトリ、委員長だったら、ここで僕は襲われていただろう。

 

 僕はメグの唇に指を触れた。

 

「……」

 

 その下唇を少しおろして、覗いた白い歯の、その歯茎を撫でる。

 固まっているメグに向けて、僕は自分の舌をべっと出してアピールした。

 

「う゛っ」

 

 メグの唾液がついた指を舐める。

 

「あ……」

 

 メグの脚の間に僕の脚を差し込むと、待っていたといわんばかりに腰をへこへこと動かし始めた。

 

「メグ、キスしていい?」

「う♡ だ、だめです。ぜったい我慢できなくなります」

「触れるだけ、触れるだけだから」

「…………ちょっとだけですからねっ」

 

 許可を得た瞬間、僕はメグの唇を奪った。

 ついばむようなキスを繰り返す。

 

「んっ♡ ちょ♡ もぅっ♡」

 

 顎を持ち上げ、唇を重ねる。

 今度は長く、そのまま触れ合わせた。

 

「んふ、んぅ……♡」

 

 メグの胸に触れる。

 下着をつけていない柔らかなそれを、撫で回した。

 

「ん……ふ♡ はぅっ♡」

 

 思い出したかのように、メグが目を見開く。

 そして、僕の手をとった。

 

「ダメです! 提供はなしです!」

「え……」

「そっ、そんな顔してもだめです! もう寝ましょう、このままだと絶対にシてしまいます!」

 

 メグが寝返りを打つ。

 僕と見つめ合わず、そして距離をとるためだろう。

 

 僕はメグに身を寄せた。

 

「メグぅ……」

「くぅ……」

「メグとえっちしたい」

 

 メグのうなじにキスを落とす。

 太ももを撫でながら、その秘所に手を這わせた。

 

「だめ、です」

「でもメグ、つらそうだよ?」

「それは、そうですが」

「解消してあげる」

 

 秘所に指を挿し込む。

 指が溺れたと形容できるほど、そこは濡れていた。

 そのまま揺らすように挿入し、ゆっくりと動かす。

 

「んっ♡ んっ♡ んぁっ♡ う♡」

「メグ、気持ちいい?」

「きもちっ♡♡ ぁっ♡ やめっ♡」

 

 段々と動かすスピードをあげていく。

 メグはあっという間に絶頂する。

 その余韻に沿うように、今度はスピードを落としてゆっくりと抽挿した。

 

「僕の手、メグのふいたお潮でべとべとになってる」

「あ、もうしわけっ♡ ぁ♡」

「もっと気持ちよくなっていいよ? もっと僕の手よごして?」

「あっ♡ あぁあぁあ♡♡」

 

 もう片方の手を下から回して、メグのおなかを撫で回す。

 あえてポルチオのある部分を避け、労るようにやさしく撫でる。

 首に落とすキスも、ついばむだけでなく、時折舐める。

 

 震えるメグのお尻が、僕の股間を刺激してくる。

 

 本当は、命令権を使えば良いのだ。

 男性が泥眠状態(アンアライブ)から解放させた眠り戦姫(ソメイユ)に使用できる命令権。僕が一言、「えっちしろ」と言えば、メグはえっちせざるを得ない。

 

 だけど、できるだけそういったことはしたくない。

 

 僕はメグに密着することで自分の性欲を抑えながら、それでも湧き上がる欲求を、メグを愛撫することでなんとか鎮めていた。

 でも、感情自体は抑えきれない。

 

「めぐ、すきぃ……」

「ひゃぁあ……♡♡」

「めぐ、めぐ、あいしてるよ、あいしてる」

「っく、いぐ、まっへください♡♡ あいしてるっていわないでっ♡♡」

「ぼく、めぐなしじゃ生きられない……」

「っふぁ、あ♡♡ ぁあ……♡♡」

 

 自分の吐息が熱くなっているのがわかった。

 それをメグの首に吹きかけると、その体が震えた。

 

 それから僕は、

 メグの耳や首をぺろぺろしたり、

 逆に指をぺろぺろされたりしながら、

 なんとか夜を乗り越えた。

 

 

 ---

 

 

 気づけば、朝だった。

 

 メグも僕も、眠れなかった。

 

 いろんな意味でギンギンだ。

 どうしよう。

 今日は学校なのに。

 

 僕も汗とかその他もろもろで汚れているし、メグはいわずもがなだった。

 二人で交代でシャワーを浴びる。

 いっしょに入るとほぼ確実に今日は学校にいけなくなる。

 

 メグはなぜかバッグに下着をつめこみまくっていた。

 

 食卓につくと、アジサが心配してくる。

 

「ちょっと、大丈夫なの? 隈あるわよ?」

「アジサ……」

 

 僕はアジサにほぼ本能的にキスをした。

 舌を絡めるタイプのキスをした。

 

「んんっ♡♡!? むふ♡♡ んんん♡♡!!」

 

 抱きしめて、アジサの舌を堪能する。

 脳がビリビリとして、快楽物質が大量に放出される。

 

「はっ♡♡ ふぅ……♡ ちょ、なによ……」

「アジサぁ……」

「ダメよ。今日乗り切ればいいんだから、あっ、こらっ♡」

 

 アジサの服に手を入れようとして、叩かれる。

 叩いて若干罪悪感を感じているアジサの頭を手を近づけ、なでながら強く抱きしめた。

 

「んぅ……♡ もう、早く食べて学校行くわよ?」

 

 

 ---

 

 

 授業に集中できない。

 

 ずっと勃起している。

 

 隣で警護している呉井さんの顔が赤い。

 隣で授業を受けている委員長が、僕の股間をちらちらと見てくる。

 

 よく見たらクラス全体の雰囲気が、なんとなくえっちな気がする。

 

 授業終わり、その原因を聞こうとしたら、僕だと言われた。

 シズさんが、弁当を膝の上において、答えてくれた。

 

「その、ユウキ様がいつもより色目というか、雰囲気が官能的だからだと思います」

「……そうなの?」

「っ、はい。今日はサワヤカ・オブ・ユウキ様ではなく、シットリ・オブ・ユウキ様です」

「…………どういう、こと?」

「……すみません」

 

 今の僕は、いつぞやのように、アジサを膝の上に乗せている。

 多分僕の勃起を隠すためにしてくれているのだが、このせいで余計えっちなことを考えてしまう。

 

「アジサ……」

「……?」

「あいしてる」

「!?!?!?」

 

 教室が少しだけ騒がしくなる。

 ぼやけた頭に喧騒が響く。

 

 僕は、ふいに、教室の隅を見た。

 

 田中さんの席には、何もない。

 置き勉もなければ、実習で使うはずの道具などもすべてなかった。

 

 彼女はこの教室から姿を消した。

 

「そ、そういえば、会見はご覧になりましたか?」

「会見……?」

「総理幕僚長が、記者会見を行ったのです。この前の府中病院に侵略した眠り戦姫(ソメイユ)について」

「あぁ……」

 

 テレビなどで見たわけではないが、行われたこと自体はメトリから朝聞いていた。

 

 確か、政府傘下の眠り戦姫(ソメイユ)によって撃退されたと言っていたのだったか。

 他国の準最強レベルの眠り戦姫(ソメイユ)を返り討ちにしたことで国際的優位性が高まったと言っていた、のだったか?

 

 実際に戦ったのは僕の婚約者と亜欧堂君たちと、蓮顕寺さんだ。

 でも傘下ということにしておけば、世論の批判も薄まるのだろう。

 

「いまネット上では、一枚の画像が出回っているのです」

「画像?」

「はい、えっと、これを」

 

 見せられたのは、見覚えのある、というより、見覚えしかないものだった。

 僕が、ルティエを抱きしめている画像だ。

 

 そうだ、あの時確か遠くにマスコミが来ていた。

 

 政府が圧力をかけるから放送される心配はないとメトリは言っていたが、なるほど、ネットに流すことで動的な影響を起こしたのか。

 といっても、この画像のなにがどう影響を起こすのかは僕にはわからない。

 

「ぼくだね」

「……やはり、ですか。

 特に海外でヒノモト語が使えるようになった者たちの間で議論が活発化しているようです。

 その噂によれば、ユウキ様が抱きしめているのは『半死半生(リビング・デッド)』ではないかと」

「まぁ……うん」

「『半死半生(リビング・デッド)』がヒノモトの眠り戦姫(ソメイユ)の異能によって洗脳され鎮圧となったという噂と、『半死半生(リビング・デッド)』を男性が抱きしめて許したという噂があり、後者のほうはほぼ眉唾ですが、前者が有力な説となってネット上をとびかっています」

 

 真実はどちらかというと後者なのだが、この世界の人は信じないだろう。

 かなり遠くからとられていたはずだが、意外と鮮明に写っている。服装などから僕が男性と分かるくらいには。

 

 だが、映っていたのが僕で良かった。

 これがアジサの母が包丁をもっている姿などだったら、あの人の生活が危ぶまれるところだった。

 それに、被差別的存在である眠り戦姫(ソメイユ)を矢面にも立たせたくない。

 やはり撮られたのが僕で良かったのだ。

 

「シズも、事情聴取受けてきたんです」

 

 ミナミさんがそういった。

 それもそうか。

 田中さんはあのときシズさんに化けていた、少なくともなんらかのつながりはあると見て呼び出しがかかるのは道理だ。

 

 だからこそ、シズさんはこの騒動にアンテナを張っているのかもしれない。

 

「いろんなことが、この学園でも起こっています。田中がいなくなって、いきなり1-21クラスの設置が決まりました」

 

 1-21クラス。

 1-20クラスの隣である僕たちの教室のさらに一つとなりに置かれる予定の新クラスだ。

 突然転入希望者が増加したことから急遽設置されたらしい。

 

「いったい、何が起こっているのでしょうか?」

 

 不安げなシズさんの顔に、手を伸ばす。

 アジサが倒れないように支えながら。

 

「シズさんは何もしていないんでしょ? じゃあ問題ないよ」

「…………」

「そうだよ、シズは無罪判決! 潔白!」

 

 ミナミさんが励ますようにポーズをとっている。

 紙に無罪と書いたものを両手で広げている。裁判所の前で行われるアレだ。

 

「そうだ、シズ、ユウキさん!

 今度お花見しましょ!!

 いいスポットがあるんです!」

 

 地図アプリを開いて写真を見せてくるミナミさん。

 そこには美しいしだれ桜が舞う公園の画像があった。

 

「でも、もう散ってるんじゃない?」

「そこで私の異能です!!

 私、花を咲かせられるので!」

 

 そうだった。

 ミナミさんの異能は「花を咲かせる異能」だ。

 

「ミナミは、はなさかおばさん」

「おばさんちゃうわ!!」

 

 髪をムチのようにふってミナミさんがシズさんに攻撃していた。

 でもシズさんは、どこか毒気を抜かれたようだ。

 

「そうだね、行こう、お花見。みんなも連れて行っていいかな?」

「もちろん、婚約者の方とみんなで!

 もう花見の客もいないので独占できますよ!!」

 

 こうして、僕たちは夏休み前にお花見の約束をした。

 

 僕の知っている情報は、シズさんに渡していいものか迷っている。

 本人がどのように受け取るかわからないからだ。

 

 だけどもし、彼女が僕の婚約者になったら、

 そのときはすべて伝えよう。

 

 夏休み、シズさんにも指輪を渡せるようになるだろうかと、僕はアジサの背中を撫でながら考えた。

 

「ユウキ、ブラのホック外したりつけたりしないで。

 ドキドキしちゃうじゃない」

「ごめん、つい癖で」

 

 僕はアジサの服の上から、ブラのホックをつけ直した。

 

 

 

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