貞操逆転世界で異能と体質で差別され男性の精液を定期注入されないと動けなくなる ”眠り戦姫” たちを性欲にまかせた婚約セックスで救いまくる話 作:ぽぶきち
あれからの記憶があまりない。
僕が目を覚ますと、そこにはミコの顔があった。
「ん♡ ぇ♡」
思いっきりキスされていた。
柔らかな前髪が、僕の額に触れていた。
ミコは僕が起きたことに気づいていないようだった。
舌も力を抜いているので、ミコにされるがままだ。
「っふ、どーだ、この、ベッドヤクザ……♡」
唇を離し、自慢げな表情でこちらをみるミコと、目がばっちり合う。
「あ、その、おはよ?」
「いつから……?」
「キスされてる最中に起きた」
すでに紅潮している顔をさらに真っ赤にして、ミコが口元をシーツで隠す。
「勝手に見んな!」
流石に理不尽だと思う。
でも、あまり目にすることがないミコの甘える姿が起き抜けに確認できて僕は満足だ。
シーツがあるということは、ここはベッドの上のようだ。
だが、少し僕の部屋とは違う。
ミコの部屋だろうか。
僕はミコに近づいて、額と額を合わせた。
背中に手を回すと、大きな鼓動の音が聞こえる。
「あっ、ちょっと」
「ミコ……昨日、僕どうしたんだっけ。まだぼんやりしてて」
「……ま、あれだけやってればね」
シーツを被って、互いに囁くように睦言を交わす。
まだ寝ぼけていて、昨日の記憶が明瞭じゃない。
そもそも、今日は何時だろうか?
「まだ、おまたジンジンする……」
「それは、ごめん」
「違う。気持ちいいってこと」
軽く触れるようなキスをされる。
「それで、すっきりしたの?」
「した」
「でしょうね。私が何回気絶したと思ってんの」
気絶? 何回も?
僕は気絶した人を起こすほどまで盛っていたのだろうか。
「ごめん今って何時?」
「11時くらい?」
「遅刻は確定だけど、またそのくらいなんだね」
「……なんか勘違いしてるでしょ」
ミコが、被っていたシーツをバッと開いて、足元を見やる。
僕もつられて目線を下げる。
形のよいミコのおへそに見惚れていると、「そうじゃない」と言われたので、さらに下に目をやる。
メグが眠っていた。
僕とミコの足の間で。
記憶がよみがえってきた。
そうだ、寝る前、僕はミコとキスしながらメグにフェラされていた。
その背徳感で
「30時間以上ぶっ通しでえっちしてたの、わかってる?」
「段々、思い出してきた」
「もう、寝ぼけすぎ」
どこかつっけんどんな態度とは裏腹に、ミコは僕の身体に抱きついて胸元に頬ずりしている。
今は午前11時。0時から11時間えっちしたわけじゃない。
一日回っている。
ミコを抱きしめたまま、仰向けになる。
ミコがいた方とは反対を見ると、そこでは委員長が眠っていた。
顔には、精液がついている。
委員長にもフェラされたわけじゃない。
僕が委員長にパイズリされながら三回ほど射精したのだ。
仰向けに寝た委員長の上にのしかかって、肉棒をぐにぐにと胸で挟まれながら、顔に向かって射精した。
委員長は白濁液まみれの顔で幸せそうに眠っている。
上体を起こす。
アジサがベッドの下で眠っていた。
この部屋に上がる際、アジサを駅弁状態で挿入したまま階段を登ってきた。
アジサは他のみんながダウンしているときに僕の性欲を一人で受け止めていた。
胸元には僕のつけたキスマークが残っている。
「とりあえず、シャワーを浴びよっか」
「……」
「ミコも、いっしょに浴びる?」
「……あびる」
ベッドから出ようとすると、ミコがなんだか物欲しそうにしていた。
その目が姉のアジサに向いていることから察する。
僕は、ミコの股に、肉棒を挿し込んだ。
「っっお゛♡♡」
そのまま持ち上げる。
裸のミコに挿入したままだっこして、階段を降りた。
一歩下りるたび、「ひゅっ」や「ぁっ」という嬌声を上げるミコがかわいらしい。
「お風呂は沸いています」
リビングに下りると、呉井さんがいた。
どうやら、この時間帯に起きてくることも、シャワーを浴びようとすることも見越されていたようだ。
「ありがとう」
「私が迂闊でした。まさかあれほどとは」
「呉井さんは……」
「私も五回ほどご寵愛をいただきました」
割烹着の上から下腹部を撫でて、呉井さんが微笑む。
「いいから♡ はやくおふろはいれっ♡♡」
この間ずっと挿入されていたミコが、涙目で訴えてきた。
委員長やメグ、アジサが起きたら同じくお風呂に入るだろうし、手早く済ませよう。
浴室の風呂場にある椅子に座る。
ここで一回
「まっ♡♡ まへっ♡♡ まてってっ♡」
「だーめ」
大体ミコとえっちするときはこんな感じだ。
ミコが素直になるまで、少しいたずらしたり、逆に甘やかしたりして、快楽を与え続ける。
「昨日のびりびり、まだあるからっ、だめっ♡♡」
「大丈夫だよ、僕にくっついてるときは、いくらでも気持ちよくなっていいよ」
「だめ、だめなんだって♡♡♡」
そういっているうちに、僕の射精感が近くなってきた。
ズン、と腰を突き上げる。
そのまま、動かない。
動かなくとも、その一突きで絶頂したミコが、膣で肉棒を締め上げてくる。
それに合わせて射精した。
「ぅ゛♡♡ ぅ゛っっぁああ゛あっ♡♡♡♡」
朝一番を搾り取られてしまい、僕もなんだかクラクラする。
朝起きてお風呂に入りながら好きな人とえっちする。
こういう生活をずっと続けていたい。
「ぅ゛♡♡ っひゃぁ♡♡ ゆ、♡ ゆーき♡♡ ゆーきっ゛♡♡」
どうやら理性が溶けてしまったようで、ミコはずっと小刻みに動きながら快楽を求め続けている。
このままではずっとえっちしてしまうので、僕は自分と、ミコの身体を洗う。
最初は女性の髪や身体を洗うというのはとても緊張していた。
今でも初めてその人とお風呂に入るときは少し緊張する。
でも、ミコはかなりの頻度でこうなるので、やり方はわかっていた。
お風呂に浸かる。
ミコは、僕の胸にしなだれかかっている。
溺れないように、その腰を引く。
「すきっ♡ すきっ♡ すーきっ♡ すきっ♡」
少し口が悪いところがあったりするミコだが、行為のあとは、好き魔になる。
本人が正気に戻ったらまたいつもの状態に戻り、そのときの照れ隠しも僕は好きだ。
「ゆーき、わたし、すき?」
「大好き。」
「わたしもっ♡」
このままずっといてものぼせてしまうので、十分に身体が暖まったのを確認してお風呂から上がる。
抱きついてくるミコの身体を拭いて、服を着せる。
服を着せると、若干正気に戻ったのか顔をそむけて軽いパンチを仕掛けてくる。
迫る拳を受け止めて、撫でる。
柔らかな髪にドライヤーをかけると、動きが止まる。
これが心地良いらしい。
鏡越しに、目を閉じて涎をたらすミコの姿が見える。
かわいい。
そのあと、アジサや委員長、なぜかレイアも少し遅れて起床し、みんな揃って昼食をとった。
「ユウキ様の精力を見誤っていました」
「三日程度なら前もあったじゃない」
「休みを置かずに30時間は今回が初めてです。また、
「……なんでわかるのよ」
「私もそうです。助けてください」
呉井さんから猛獣の気配を感じ取りながらも、僕は昼食を食べる。
レイアが「私、大人になっちゃいました」と、でへでへ笑いながらピースしている。
そういえば、レイアが落としたノートはまだソファの下にあるのだろうか。
「そういえば、後代孫六の刀装具の取り寄せと合わせが終わったそうです。よろしければ近々向かいたいのですが」
「早いね。こんなに数日で終わるものなんだ」
「おそらく依頼料が膨大だったためでしょう。手に馴染むかわかりませんので、何度か振って確かめなければなりません」
ルティエが持っていた後代孫六は、呉井さんが
柄や鞘などを黒いものに変えて利用するそうだ。
刀を携えた呉井さんも見てみたい。とてもかっこいいこと請け合いだ。
「僕も見に行っていいかな?」
「あまりおもしろいものではありませんが」
「それでも見たいんだ」
昼食の後、呉井さんが件の武器商人に通話をかけていた。
僕が来ることを伝えると、ひどく驚愕した声がこちらまで聞こえていた。
どうやら、呉井さんの警護対象が男性であることはまだ伝えていなかったらしい。
それにしても、そんなに多くの依頼料を出した覚えはない。
呉井さんにしても、刀装具を作り変えるだけならそこまで金銭はかからないと言われたのであんまり渡していなかったはずだ。
もしかして、呉井さんは自腹を切ったのではないだろうか。
やるだろうな、呉井さんなら。
僕は、警護官たちに警護の報酬として最高額を設定している。
だからそれなりに警護官のみんなにも収入はあり、その他の生活用品は、経費という名目で僕の名義で購入している。
他の婚約者には、お小遣いという体で渡している。
本当は婚約者とは資産を共有しても良いと考えているのだが、それはダメだとみんなに説得されて今の状況になった。
お金を使って美味しいものを食べたりするよりも、そのお金でおしゃれをした婚約者とえっちするほうが僕には娯楽になるのだ。
---
車に揺られて数時間。
僕は武器商人が店舗を構えるという路地に来ていた。
少し薄暗い。
こういうアンダーグラウンドなところが、逆に味を感じさせる。
僕の警護には、呉井さん、ライカ、メグの三人がついている。
ライカとメグも昨日僕とえっちしたはずだが、まだ収まりがきいていないのか若干発情している。
いま僕はむしろ警護官に襲われる可能性のほうが高い。
重い防音の扉を開くと、そこでは営業スマイルを浮かべた商人らしき人物がいた。
口元の筋肉が痛そうだ。多分普段あまりこういった接待をしないタイプなのだろうと思われる。
「えっと、無理にもてなしていただかなくても結構ですよ。僕は呉井さんの武器を見に来ただけなので」
そう言うと、武器商人が呉井さんをみて、呉井さんが「事実です」と返した。
どうやら、なんらかの常套句や形式の言葉ではないかと勘ぐっていたようだ。
「では、失礼ですが、この口調でいかせてもらいやす。
こんなうすぎたねぇところですが、あしからず」
言葉の内容に反して、部屋はとても綺麗だった。
なんらかの弾痕や刃物の痕などは存在するものの、丁寧に掃除されているというのがわかる。
「これが、完成品です」
カウンターの机に置かれた、ずっしりとしたジュラルミンケース。
武器商人が開くと、なかには黒を基調とした刀と、ベルトがあった。
「お確かめを」
呉井さんは、武器商人に断りを入れてから、ベルトを身につける。
そして、刀を帯びた。
「試し切りをしていかれますか?」
「無論」
剣気のようなものをまとった呉井さん。
だがそこに、昔の険しさはない。
裏口から、
そこに、武器商人が、畳表を丸めたものを持ってきて、中央に立てた。
呉井さんはそれに少し不満があったようだ。
「もっと人体に近いものはありますか?」
「人体、でございやすか」
少し考えたあと、武器商人は倉庫から人形のなにかを取り出す。
「散弾銃のテスト用として繊維シリコンとバリスティックゼラチンで作られた人体模型です」
本格的だ。
透明なシリコンの奥に、骨などを模した黄色いゴムのようなものが見える。
「ですが、これは高いですよ。あいにく全身版しかないですんで」
「いくらですか?」
僕が尋ねると、少し驚きながらも武器商人は指を三つ立てた。
「30万」
「これで」
僕はその場で支払った。
呉井さんがちょっと焦っていた。
自腹を切った分を少し返しただけだ。
焦った顔をしていた呉井さんだったが、いざ試し斬りをするとなると、雰囲気が変わった。
「こりゃあ──」
何か感嘆の言葉をつぶやこうとして、武器商人が慌てて口を閉じた。
呉井さんは集中している。
ちゃき、と鯉口を切る音がした。
「──。」
その音がしたときには、既に呉井さんは刀を横に振り抜いていた。
残心して、刀をおろす。
人体模型は、数秒ののち、呉井さんが少しだけ靴を鳴らすと、分解した。
分解、と形容してしまう。
上下左右に分かれ、四肢がそれぞれ斜めと縦に切り裂かれていた。
手数が多いだけじゃない。
一度の攻撃で、最多の切り口を作れるように計算された切り方だった。
「良いですね。手に馴染みます」
「……さ、左様ですか」
武器商人が一度刀を受け取った。
呉井さんは元々剣術道場の娘だったこともあって、いつもの無骨な氷の剣ではなく、いまのような刀を使ったほうが本領を発揮できるらしい。
たしかルティエとの戦闘のときでも、途中で氷の剣を日本刀に近づけてから形勢を有利にしていたはずだ。
僕は、少し褒めてほしそうにしている呉井さんの頭を抱きしめて撫でた。
武器商人がそれを見て、今日一番の驚きの表情をしていた。
「すごいね。全然見えなかった」
「刀が良かったのです。あの刀は、
「そうなの?」
「異能伝導率が高いというのもありますが、おそらく、私たちと同じ存在なのです。栄誉ある二代目の刀工に隠れ、後代として日陰を歩いてきた刀工の、復讐の一作……」
そこまでわかるのか。
呉井さんの直感による言葉なのか、知識による言葉なのかはわからないが、この実感のこもった声を聞く限り前者であるような気がする。
それに、異能伝導率。
そういうのがあるのも初めて知った。
レイアのように無機物に異能を及ぼすことができるなら、そういった要素があってもおかしくないのか。
テロン、と通知音がした。
見ると、クタシからメッセージが届いていた。
そうだった。
一昨日から今日まで、
自撮りを送るのを忘れていた。