貞操逆転世界で異能と体質で差別され男性の精液を定期注入されないと動けなくなる ”眠り戦姫” たちを性欲にまかせた婚約セックスで救いまくる話 作:ぽぶきち
どれくらいの時間があっただろうか。
僕は明晰夢のなかで、アジサとえっちしていた。
「アジサ、アジサっ」
「へッ♡♡ あへっ♡♡ あっ♡♡」
もう何回射精したかわからない。
30回?
40回?
夢だから何回でも
性欲がおさまる気配がない。
夢の中のアジサは、
最初こそ手を虚空に這わせて何かをしようとしていた。
その度にぐにゃぐにゃとしたものが辺りに広がった。
だけど、一突きすればそれらは霧散した。
十回を超えたあたりから、アジサは僕の首に腕を回して抱きついてくるようになった。
「お゛♡ っっお゛♡♡♡」
ぎゅっと抱きしめられる。
そのまま、吐精した。
「あぁ゛うっぁ゛ぁ゛ッッッッ♡♡♡♡♡♡ くぅっっ゛♡♡♡ ふっ♡♡♡♡」
少しだけ脱力して、互いの耳元に吐息をぶつけあう。
それでも性欲のままに、もう一度腰を振り始めようとしたとき──
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「ユウキ様?」
起きた。
どうやら、ロッカー室でそのまま長時間眠っていたらしい。
なんというか、肉体はある程度休んだのに脳が休めていない気がする。
なんだか変な夢を見ていた気分だ。
理性を意図的になくされて、誰かとえっちする夢をみていたような……。
いまの僕は、メグに抱きかかえられていた。
少し心配そうな瞳がこちらを見ていた。
「ごめん、どれくらい寝ていたんだろう」
「私も眠っていたのでよくわかりませんが、大体8時間ほどでしょうか」
外はもう真っ暗だった。
深夜だろうか。
横を見ると、ドリンクと携帯食料が置いてある。
僕たちはブランケットを被ったまま眠っていたようだ。
おそらく、呉井さんが途中でやって来たのだと思う。
後でお礼を言わないと。
「とりあえず……」
「……」
「シャワー浴びよっか」
「…………はい♡」
トレーニングルームに併設されているシャワールームへと二人で向かう。
まだ指輪の実感がなかったメグは、シャワーを浴びて冷静になっていくうちに色々と理解が追いついたようで、僕は普通に襲われた。
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ロッカー室を掃除してから、僕はなぜかメグの部屋に連れて行かれた。
どことなく簡素だが、女の子の部屋だ。
ぎゅっと抱きしめられる。
ベッドに安置された僕は、ぬいぐるみと隣り合わせだ。
「ユウキ様の匂い、効きます」
何に効くんだろう。
「さっきいっしょにシャワー浴びたから、同じ匂いじゃない?」
「過剰返済されている私にはわかるんです」
馬乗りになったメグが、荒い息で僕の服をまさぐる。
首に鼻先を近づけ、段々と上に上がり、側頭部あたりで思い切り息を吸っている。
ちょっと恥ずかしい。
「こんなフェロモン、ベッドに残されたら、ひとりえっち止まらなくなります。
勉強しないといけないのに……」
なんだかドキドキする。
ここでメグはいつも生活して、ひとりえっちもしているのだ。
「いつもどんな風にしてるの? ひとりえっち」
「…………言えないです」
もじもじと恥じらうメグを見て、さらに気になった。
「やっていいよ?」
「…………っ」
普通ならここでもメグは断っていたと思う。
でも、まだほんの少しだけ、行為の最中に発動した『何してほしいか、ちゃんと言って』の命令権が効いていたのだと思う。
メグは僕の太ももの上にまたがった。
へこへこと腰をすり始める。
「っっ♡♡ んっ♡♡」
いつも快楽を逃がして僕を気持ちよくしようとするメグが、快楽を求めて腰を振る様に、若干見惚れる。
「きもちいいっ♡♡♡ ユウキさまっ♡♡♡ 王子さまっ♡♡♡
あっ♡ ん♡ SSR男子とえっち、すごいよぉ……♡♡」
流石にえっちすぎた。
とろけた顔で、おそらく僕との行為を想像しながら、腰をかがめて自慰している。
たぶんここで僕が何か介入したら、妄想から戻ってきてしまうかも知れない。
「もうだいすきなのにっ、なんかいも、おーばー、ふろぉ、してきてっ♡♡
だめなの、もう、ユウキさまに、ずんずんされないと、わたしっ♡♡」
容赦なく腰を動かしている。
イクのが近いようで、遊び疲れた子犬のように舌を出して息を切らしている。
「っは♡ っっふ♡♡ おとこのこのからだ、すごいっ♡♡
ちがうの、ちがいますっ♡♡ ユウキさまだから、ゆーきさまのからだだからっ♡♡」
愛液が、僕の太ももを、ズボンの上から濡らす。
「っくぅ♡♡ はいっ♡♡ ください、おせーし♡♡
絵本の、妄想のっ、おうじさまじゃないって♡♡
ほんものだって、おしえてくださいっっ♡♡」
カクカクと上体を揺らして、メグはイッた。
僕の上で、僕のふとももを使って、イッた。
「あぅ♡♡ へぇ♡♡ へっ……♡♡」
虚空をみつめ、涎を垂らす。
少しして、正気に戻り始めた。
僕の顔を捉え、すでに上気している顔を、より朱色に染める。
「ひ、引きました……?」
「どうして?」
僕はメグの涎を指ですくって、舐めた。
「ほら、ここに本物がいるよ?」
「……、……ゆ、ゆうきさまぁ……♡♡」
唇が迫る。
僕の口を、正面から、斜めから、首を傾けて角度を変えて食んでくる。
舌先でちろちろと僕の口内をうかがうのを、こちらから舌で迎えて、絡め合う。
「んっ♡ あむ、ふ♡♡」
メグを横に倒して、キスを続ける。
唇を離したときには、すでにメグは出来上がっていた。
えっちするときの顔になっている。
「メグ、僕もメグのこと考えちゃうときあるよ」
「……ふぇ……♡?」
「最初にあったとき、どこかのお姫様かなって思ったんだ。綺麗な黒髪で、誰かを待つみたいに眠ってて」
間接源液提供の帰り際にメグをみつけたときのことを思い出す。
「僕、ラボラトリ送りって聞いて、それをそのとき僕しか止められないって知って、安心しちゃったんだ。ほんとはメグを自分のものにしたくて、他の人にとられたくなくて、理由を探してただけ」
「…………」
「他の人にとられなくてよかった。あのとき僕の前に現れてくれてありがとう」
「…………」
メグは無言だった。
何か返答が来ると思っていたが、予想と違った。
顔を見ると、驚いていた。
そして、胸元を、心臓を抑えた。
「…………ぁっ……ぅ……♡」
ガバリ、とメグが寝返りを打つ。
後ろ姿しか見えなくなった。
「…………ぁ、ぁあ……♡♡」
その後ろ姿に、抱きついた。
心臓の音が聞こえる。
いつもより大きい。
そしてすごく、ものすごく鼓動が速い。
バクバクいっている。
あんまりこうやって後ろから抱きつくことはなかった。
いつも向かい合って眠っていたから。
「ごめん、少し眠いや」
「…………ぁ、は、はぃ♡」
「めぐ、おきたら、つづきしよ……」
「……はいぃ…………♡♡」
八時間も眠ったはずなのに、すごく眠い。
脳疲労が溜まっているような感覚だ。
僕はバクバクと鳴り続けるメグの背中をゆっくりと撫でながら、メグの香りがするベッドの上で、意識を手放した。
‐‐‐
桐一葉メトリは、夜にこっそりトレーニングルームへと向かっていた。
(あの教員に、次は勝つ)
青桐アオイは強かった。
ユウキが国立府中医療研究センターへ向かい、そこに『
結果は、惨敗。
怪我もしていない。手加減された。
青桐アオイは三節棍を振るっていた。
異能の強弱に反応して、六尺棒の形状と三節棍の形状を行き来する
触れると、自らの肉体の運動エネルギーを奪われる。
避けられたはずだった。
常人の視覚なら、桐一葉メトリは盲点と死角を利用して躱すことが出来る。
だが、青桐アオイは、動くものに対する洞察力が尋常ではなかった。
自分も含め誰一人校門から出すことはなかった。
いや、兼高レイアのみ、そもそも感知できていないようだったが、それでも校門をくぐった後に若干気づいた素振りがあった。
(私の体を見ていたから目も合わせられなかった。学校生活ですら、目が合うことはない。あいつはそもそも人の目を見ていない。そういった精神系の発動条件を回避してやがる)
呉井マナから、今日ユウキがメグに婚約指輪を渡すことは聞いていた。
だが、すでに寝室に移動しているものだと思っていた。
だから、ロッカー室を開けたとき、ひどく驚いた。
ブランケットを被る、川良メグとユウキの姿。
愛おしそうにユウキの髪をなでる川良メグをみて、ひどく慌てた。
「メトリさんだ」
「わ、悪い。気づきませんでした」
川良メグは小首をかしげたあと、思いついたように手を伸ばした。
「なんですか」
「おすそ分けです。ユウキ様からは認められていますよね」
小声で川良メグがつぶやく。
ユウキは、本人の同意があるならメトリの異能で思考を盗聴してもいいと桐一葉メトリに告げていた。
そして、基本的に自分への同意は取る必要がないとも言っていた。
流石に断ろうとしたものの、自分のことを見てくれて嫌になるはずがないと押し通された。
「いいんですか?」
「あとで感想会しましょう。私一人では受け止めきれないです」
川良メグと桐一葉メトリが、握手を交わす。
ユウキから指輪を受け取って以降、周囲に指輪を自慢して回りたい感情を抑えている桐一葉メトリは、悶々とした日々を送っていた。
その後、桐一葉メトリは自室に戻った。
どこか落ち着かず、リビングに移動した。
共有している視界には、ユウキの寝顔が映っている。
普段自分よりも早く起きるため見られない、愛する主人の寝顔。
「ふふっ」
コーヒーを淹れる。
いつもは砂糖を大量に注ぐメトリだが、この日ばかりはブラックだった。
そして、ユウキが目覚める。
シャワー室に向かった川良メグとユウキは、繋がった。
事前に予感して触覚、嗅覚、思考の同期を切っていなければ危なかった。
そのあと、二人は川良メグの部屋へと向かう。
そこで自慰をする川良メグに、自分に聞かれていることも知っているはずなのにと桐一葉メトリは若干引いていた。
「夜ふかしは明日に響きますよ」
呉井マナが、リビングに現れた。
どうやら、明日の料理の仕込みを確認しに部屋から降りて来たようだった。
「すぐ寝るよ」
「1-21の精神工作系が何をしでかしてくるかわからない以上、あなたが頼りなのです。宵っ張りであってもらっては困ります」
「わかってる」
パーティクルが光る川良メグの思い出が流れ込んでくる。
徴兵の記憶、
淡い泥眠の夢、
そして目覚めたときの、ユウキの顔と、胸の高鳴り。
「…………っ」
桐一葉メトリは、ユウキを最も愛しているのは自分だと思っている。
今でもそれは揺るがない。
しかし、最も恋をしているのは川良メグだろうと、このとき確信した。
そして、ユウキが川良メグを誘惑し、キスのあとに言葉を紡ぐ。
「…………」
「どうしました」
呉井マナが、怪訝そうに桐一葉メトリを見た。
桐一葉メトリは、鼻血を流しながら、その場に突っ伏した。