貞操逆転世界で異能と体質で差別され男性の精液を定期注入されないと動けなくなる ”眠り戦姫” たちを性欲にまかせた婚約セックスで救いまくる話 作:ぽぶきち
稽古が終わって、
演習場の外、
僕はアジサとミコに抱きついた。
「ちょ、ちょっと、汚いわよ!」
などと言われているが気にしない。
ミコが威嚇しながら離れていったので、僕はアジサを抱きしめることにする。
「汗かいてるって! 聞いてる!?」
夏服でしっとりを汗をかいているアジサを見ているとなんとなく高校生の日常という感じがする。
「ちょ、嗅いじゃだめ……」
腰に手を回し、ぎゅっと引く。
「な、なんでおっきくしてるのよ……」
条件反射だからあんまり気にしないでほしい。
二台の車に乗り込む。
ライカ、シズ、ミコ、ミナミさん。
呉井さん、メトリ、アジサ、僕。
そのように分かれた。
……ライカ、いつの間に運転免許取ったんだろう。
「ご正妻、」
「ユウキ様、」
呉井さんと、メトリの声が被った。
目で合図をして、まず呉井さんが口を開く。
「ご正妻、あなたの異能について、いくつか確認を……」
「……? わかったわ」
ハンドルを回しながら、呉井さんが、アジサの異能についてわかっていることをまとめる。
「ご正妻の異能は、異能の干渉を防ぐことができます。
男子様による騎士性と似ていますが、騎士性は、すべてのアクティブ型の異能を問答無用で使用不可にします。騎士性発動下でもデフォルト型は使用可能。発動は防げるが、すでに発動したものは防げない。そして、身体能力を問答無用でおとす。
対してご正妻の異能は、アクティブデフォルト両方を弾くことができ、異能による成果物すらも無効にできる。が、自分に『効かない』というのが本質で相手に『使わせない』という騎士性とは異なる。そして干渉力で押し負ければ、防げないことがある…………」
あんまりよくわからなかったが、つまるところ一長一短があるということだろうか。
「青桐担任と私が試し合いをした際、青桐担任の異能を、私の竹刀が無効化していました。私の予測では、無機物を貫通して私の体ごと運動エネルギーを吸われてしまうはずだった────」
どうやら僕があの時に感じたことは間違っていなかったようだ。
この呉井さんの話題の前後を統合して考えるなら、きっと言いたいのは──、
「ご正妻は、物体に異能伝導を行う素質があります」
「異能伝導……。本当に……?」
「はい。青桐担任が自らの
なるほど、例えばレイアが自分の服ごと透明化をかけられるように、
異能は自分以外のものに対して肉体と同等の効果を持たせられることがあるというわけだ。
異能伝導率という指標が高い物質ほど、肉体と同等の効果をもたせやすい。
だがアジサは、異能伝導率が低いものに対しても、伝導させることができる。
使っている武器を、自分と同じような、「触れた異能を拒絶する」物体に、一時的に変えることができる。そういうことじゃないだろうか。
アジサはバッグからペンを取り出した。
何やら念じている。
「異能を込められている感覚がしないわ」
「それは……ユウキ様と手を繋いでいるからかと」
「あ……」
僕とアジサは苦笑しながら手を離した。
「なるほど、こんな感じ、なのね……」
アジサがペンをくるりと回した。
呉井さんが少し驚いていた。
「もう掴まれたのですか」
「異能を体の一部に傾けるのは元から出来ていましたからね、ご正妻は」
メトリの言葉に、僕はレイアに襲われたときのことを思い出した。
確かに、あのときアジサはデフォルトでかかっている自分の異能を部分的に解除して、メトリに思考を盗聴させていた。
だとしても、肉体の一部と手元の道具とでは勝手が違うだろうから、きっとアジサの天性の素質なのだろうと思う。
「帰ったら試しましょう、きっと、いや間違いなく強くなります」
「ええ……お願いね、師匠」
「師匠などと……」
アジサが、呉井さんから視線を外し、ちらりと僕の方を見た。
「……どうしたの?」
「いや、二人が仲良しなのが嬉しくて」
微笑みに上がった口角を抑える。
どうやら、メトリの方も何か話があるようだったからだ。
しかも僕に対して。
話が一段落したのを察して、メトリが代わって要件を口にする。
「では、ユウキ様。私からの忠言のようなものですが……」
「うん」
「青桐アオイは、この学園の校長の手先です。ゆめゆめ信頼なさらぬよう」
「…………」
校長の手先。
この学園の校長先生の指示下にあるのは、別に青桐先生に限った話ではなくそれが教職員の職掌なのではないだろうか。
そう思ったが、どことなく別の意味合いがあるらしい。
「校長は、権力の伸長のみを求めています。シズ様にユウキ様への諜報をそそのかしたのもコイツです。青桐アオイ自体は大した情報をもっていませんでしたが、校長が腹の中で何を考えているかはまだわかりません。必要とあらば、潜入しますが……」
「必要じゃないよ」
青桐先生との立ち合いの際、メトリはその手に触れてマーカーをつけていた。
おそらく今もつけている。
彼女の思考と記憶を読んでいるのだろう。
だからこそ、僕は尋ねた。
「それだけじゃないよね」
「というと…………?」
「思考と感覚を共有するってことは感情も共有するんでしょ、メトリはいま、つらそうな顔してる」
「…………」
メトリの表情が、青桐先生の感情の写し絵なのだとしたら、
先生にはいったいどんな事情があるのだろう。
メトリは自分の顔をペタペタ触りながら、表情筋を伸ばし始めた。
そして、垂れた前髪を一房つまんで、こちらから表情を隠した。
「青桐アオイの状態は、おそらく誰にも、どうすることもできません。たとえ、ユウキ様であっても……」
「…………」
「アイツは、踏むべき道を間違えたのです」
ちょうど車が停止する。
寮についた。
「ですが、よければ後で、お話させてください」
「わかった、後でね」
‐‐‐
今日は、レイアに指輪を渡すはずだった。
僕は食事のあと、メトリと少し話をして、自室に向かった。
向かったのだが、その途中、見知った姿をみつけた。
「ミナミさん……?」
今日婚約指輪を渡した皆川ミナミさんが、僕の部屋の前にいた。
確か、今晩は食事だけとって寮に戻る予定だったはずだ。
他の人たちとも違って指輪を渡した後でも様子が変わらなかったから、大丈夫だと思っていたんだけど…………。
「あっ、ユウキ様、その、私、なんかおかしくて……」
体をかき抱きながら、うるんだ瞳で僕を見る。
発情している。
「ライカさんが、ユウキ様のところにいけば、大丈夫って……」
シズとミナミさんは、道中でもライカと仲睦まじそうにしているのを見た。
帰りも一緒だったはずだから、そこで様子の変化に気づいたのかも知れない。
ミナミさんがこのような状態になるとは思っていなかった。
現に、婚約指輪を渡した直後は混乱こそすれど発情はしていなかった。
考えが間違っていた。
本人の様子に関わらず、指輪を渡した後はえっちする時間を設けるべきだった。
「私、全然そういうのわからないのに……、ユウキ様に指輪もらった実感が沸いてきたら、急におまたがジンジンしてきて…………ごめんなさい、こんな話…………」
「いや、嬉しいよ」
ミナミさんの体を抱きしめる。
小柄ながらも女性的なやわらかさがある。
「僕、ミナミさんともえっちしたい」
「う、わ、私も、ユウキ様と……」
ふと、僕たち以外の気配がした。
見回すと、枕を抱きしめたままのレイアがいた。
目をまん丸にして、こちらを凝視している。
「あっ…………」
「レイア、今日は────」
「了解しました!!」
レイアが韋駄天のようにどこかへと走り去る。
すぐに戻ってきてその手には少し荷物が増えていた。
「ミナミちゃんといっしょにえっちするんですよねっ?」
「あ……うん」
尻尾を幻視するような勢いのレイアに押されながら、三人で僕の部屋に入る。
「ミナミちゃん! 私がお手本を見せます!」
「よ、よろしくね?」
これ、たぶん委員長からシズを交えた3Pの話を聞いたんだろうな。
最近レイアは委員長に勉強を教えてもらっているから、話の流れで知ったのだと思われる。
瞬時にすっぽんぽんになったレイア。
ミナミさんは顔を手で覆いながらも、指の間から僕たちを凝視する。
レイアは、バッグから持ってきていた荷物を取り出した。
え?
……首輪?
紐付きの首輪を自らに装着し、なぜかもう一つ取り出してミナミさんに渡していた。
動揺する僕の手に、首輪につながれたリードが握らされる。
「へっ♡ へっ♡」
ベッドに四つん這いになったレイアが、僕にお尻を向けた。
ふりふりと、この少し小ぶりな桃尻が誘惑する。
僕の脳内は、その色香で一瞬にしてピンク色に染められた。
ズボンと下着を脱ぎ去る。
「ひゃああああ……」
僕の肩に触れているミナミさんからの凝視を浴びつつ、
僕はレイアを後ろから勢いよく突き挿れた。