貞操逆転世界で異能と体質で差別され男性の精液を定期注入されないと動けなくなる ”眠り戦姫” たちを性欲にまかせた婚約セックスで救いまくる話 作:ぽぶきち
「死ねッ!!」
飛んできた拳を避ける。
ぼやけた殺意が籠もった拳が空を切った。
断薬から二十時間後。
見当識障害。
つまり、幻覚と人物誤認。
青桐先生は、僕のことを敵だと認識している。
強い力で、暴れる青桐先生を抱きしめる。
「死ねッ!! 殺す! 殺すッ!!」
「先生。ユウキです、兼高ユウキです」
今は幻覚がひどくなっている。
どうやら波があるらしく、受け答えが明瞭なときと幻覚に怯えるときを繰り返している。
命令権での指示も試してみたが、相手が命令を理解できないなら意味がないようだ。
それでも強く言えば効果はある。が、青桐先生本人に相当な負担をかけることになる。
「青桐先生、許してくださいね」
「殺す! 私は! ヒノモトのッ!」
「状況終了。」
「────ッ!!」
がくん、と、青桐先生の体から力が抜ける。
体温がひどく低い。冷たい。
末端が凍っているかのように冷えていた。
紫色の唇を、小さく指でなぞる。
そのまま横たえた。
「げっ、ごっ」
青桐先生が嘔吐する。
どうやら消化器にも影響があるようで、これまでにも数度吐いていた。
横寝にしているのは、誤嚥で喉に詰まらせないようにするためだ。
掃除してシーツを変えつつ、青桐先生からは手を離さない。
A型睡眠負債薬の末期中毒者は、安楽死しか選択肢がないとされているらしい。
幻覚によって、多くのものを傷つけ破壊するからだ。
眠り戦姫のそれは、一般的な医院では止めることが出来ない。
男子の協力によって騎士性が発動すれば解決しそうなものだが、これまでの歴史において、中毒者の治療に協力した男性は存在しないとのことだ。
嘔吐がおさまって時間が経ったのを確認して、
水分をとらせる。
経口補水液だ。
「ゆうき……さま……?」
「先生、飲めますか?」
スプーンに溜めて、口元に運ぶ。
吐いてしまうかと思ったが、今回はすぐに摂取してもらうことができた。
疲れ果てて、青桐先生は目を閉じた。
暗いから、僕も若干眠い。
青桐先生が光に敏感になっているため、部屋の灯りはつけていない。
‐‐‐
起きると、青桐先生が僕の上にのしかかっていた。
害意があるというよりは、少しせん妄が強くなっていて理性的じゃなくなっているようだ。
「やらせろ、ヤらせろッ!」
僕も青桐先生も裸だ。
先生は肉棒に股間を擦り付けながらも、挿入しようとしてうまく行っていない。
「先生、急に動いたらダメです」
「っうるさい、うるさいうるさいィっ! 黙れ!」
「僕が動きますから、横になってください」
青桐先生を半ば強制的に横たえて、挿入する。
「っお゛ッッ♡♡♡」
かなり感じている。触覚が戻ってきているということだ。
先生の体はなるべく揺らさないようにしながら、先生と、そして僕の性欲解消に努める。
「先生、好きですよ」
「ぅ゛♡♡ ぃっ♡♡ おく、もっとっ゛♡♡♡」
キスをする。
ちょっとしょっぱい。
口づけを交わすと、青桐先生はこちらに身を寄せてくる。
がぎり、と、肩を噛まれた。
脅しのような意味合いだろうか?
かなり力が強い。
「落ち着きますか? いいですよ、もっと強く噛んで」
「むふぅ♡♡ ぐぅ♡♡」
完全に僕に抱きついているから、大きく動くことができない。
ゆっくりと
少し反応の悪い肉襞が、必死にすがりついてくる。
青桐先生の手が僕の後ろにまわり、爪を立てた。
なるべく痛みへの反応を体に出さないようにして、行為に集中する。
「先生、」
「ぐく♡♡ ふっ♡♡ ふぅっ♡♡」
「
膣奥に射精する。
子宮が驚いたように動く。
限界まで密着して、胎内に精液を流し込んだ。
「お゛っ♡ ぎぃっ♡♡♡ がぇっ♡♡♡」
あやすように背中を撫でると、緊張していた体が弛緩する。
満足したようだ。
しばらく待っていると、ぐすぐすと鼻をすする音が聞こえた。
「ごめっ、ごめんなさい、ごめんなさいっ、わたしっ……、ころしてください……ころして、こんなっ」
「いいんです。僕も気持ちよかったです。かわいかったですよ」
「ふぅっ、う、ぐぅぅ……」
どうやら正気に戻ったようだ。
挿入したまま、先生に舌を絡めるキスをする。
頭を撫でて、泣き止むまで待った。
‐‐‐
断薬から六十時間後。
視覚の機能不全。
つまり目が見えなくなる。
理性的な時間は段々と戻ってきた。
だが、伴うように青桐先生の視覚が機能しなくなった。
「ゆうきさま、どこに、どこにいますか」
青桐先生が、虚空に手を伸ばし彷徨わせている。
何かを握ろうと必死に伸ばされているその手を掴んだ。
末端に、温かみが残っているが、まだ冷たい。
「ここにいますよ」
「あ、ぁ、ゆうきさま……」
静かだから、僕の部屋の前に足音があるのがわかる。
いつでも入れるように、警護官の誰かが待機しているのだろう。
「ずっと側にいます。大丈夫です」
「……壁に、誰かいて、こっちを見てます」
「……幻です、青桐先生は僕と二人きりです。もっとくっつきましょう」
「そうで、した……まぼろし……」
焦点の合わない瞳が、声が聞こえたのであろう僕の顔に向けられる。
「えっちしますか?」
「挿れて、いただきたいです」
挿入すると、青桐先生の意識が少しだけ薄らぐのがわかった。
射精したら起こしてしまうので我慢しないといけないのがかなり辛い。
「ぅ♡ ぃ、いれられてると、いやなゆめ、みないです」
「よかった。違う夢を見るんですか?」
「ゆうきさまが、どうきゅうせいで、ていきょう、してくれるゆめを、みました」
「羨ましいな。先生がクラスメイトだったら、きっとすぐに婚約者にしていましたね」
「うぅ……」
体を少し丸めて、青桐先生が僕の胸に頭をあずけた。
僕も体をずらして、先生が鼓動の音を聞き取れるようにする。
この世界に生まれるまで、男の体は女性に対し包容力に欠けると思っていた。
しかし、低い声と、鼓動が聞き取りやすい平たい胸は、相手に安心を与えられると知った。
女性の多いこの世界では、なおさら効果が高いようだ。
眠った彼女が安らかな夢を見ていることを祈りながら、
僕も青桐先生の髪に顔を埋めて眠る。
‐‐‐
断薬から百五十時間後。
つまりほぼ一週間後。
視覚も回復してきた。
半覚半眠状態からもゆるやかに回復している。
僕たちは、いっしょにシャワーを浴びたあと、お風呂に浸かっていた。
青桐先生の体を後ろから抱きしめて、久しぶりのお風呂の感覚にとろけている。
視覚を取り戻し、明るい浴室。
振り向いた青桐先生は、僕の体をまじまじと見た。
その視線は、肩の噛み跡や、いくつかの生傷に向けられている。
「……ごめんなさ──」
「たくさんマーキングされましたね」
「…………マーキング……?」
「そうです。治ったら、またつけてください。青桐先生のものだっていう印。」
青桐先生が、肩の噛み跡を、労るようにぺろぺろと舐めた。
そして、我慢できないというように、腰を上げる。
その下に肉棒を据えると、
ずぷり、
と、蜜壺が呑み込んでいく。
「にゃ゛ぉおォ゛お゛ッッッ♡♡♡♡♡」
聞いたことがないレベルの嬌声が響く。
そうだった。
青桐先生は何度も連続で
これまでは意識も肉体の感覚も失っていたから、あまり影響がないように見えていた。
感覚が回復し、
お風呂で代謝も回復した現在、
積み上げてきた
「うぉ゛゛ッッ♡♡♡ うごかにゃぃでっッ♡♡♡♡ っく゛゛♡♡ いっっぐ゛゛♡♡♡」
機能を取り戻した体が快楽にうねる。
目覚めた膣内が、これまでわけもわからぬまま迎えてきた肉棒に、喜びに震えながら収縮する。
子宮口が、絶対に離さないといわんばかりに亀頭に吸い付いてくる。
肉襞が子種を出すボタンでも探っているかのように、縦横無尽にうねりながら締めてくる。
「っ、先生、好きですよ」
「ぅぅあぁぎッ゛ッ♡゛♡゛♡゛」
「好きだよ、アオイ」
「っ~~~~~~ッ゛♡゛♡゛♡゛」
コアラのようにしっかりとしがみつきながらも、腰を痙攣させて無意識に刺激してくる。
「浴槽に精液だしたら詰まるらしいんです。知ってました?」
「あ゛ぅぐッ♡♡ あ゛ぁぁ゛ッ♡♡♡♡」
「だから先生がココを使って、全部受け止めてくださいね。一滴もこぼしたらダメですよ?」
「びゃッッッ♡♡♡♡♡ はぃいッ♡♡♡♡ うけと゛ッ♡♡ うけとめ゛ましゅッッ♡♡♡♡」
青桐先生の唇に顔を近づけると、反らされる。
「だめですッッ♡♡♡♡ いま゛ちゅうされ゛たらッッッ♡♡♡♡」
構わず、そのぷるりとした唇にむしゃぶりついた。
歯茎に舌を回す。
貪るように顔を傾けながら唇を食んで、
勢いよく射精した。
「んッッお゛ぉ゛ぉ♡♡!? あああ゛ぁぁ゛ッッッ♡♡♡♡♡!?!?」
がくがくと体が震える。
あわせて、
ばしゃばしゃと浴槽の湯が大波を立てる。
「やっ、ばいかも、先生、絞りすぎ」
「ぉ゛っう゛♡♡♡♡ ぎぁ゛ッ゛♡♡♡ お゛♡♡♡ おぉお゛゛ッッ♡♡♡♡」
射精が長い。
長いから、青桐先生はずっとイッている。
視覚を補完するためにつけていたメガネが、ずれて湯面に落ちる。
バスタブにもたれていた体を少し起こし、青桐先生を抱いたまま、少し前傾姿勢になる。
そのまま小さく抽挿し
「お゛ッッ♡♡ お゛ッッ♡♡ お゛ッッ♡♡ お゛ぉッッ♡♡♡」
獣がするような荒い吐息を、青桐先生の耳元でぶつける。
先生も、嬌声と熱く荒れた息を僕の耳にぶつける。
射精中だというのに興奮させてくる先生への意趣返しとして、耳を舐める。
誰にもしたことがないくらい容赦なく、耳穴を犯すように。
「やぁあぁ゛ッッ♡♡♡♡ やめ゛っッ♡♡♡ ぐっッ♡♡♡♡」
精液を残らず吸い取られて、僕は全身から力が抜けそうになる。
僕たちは繋がったまま、互いに深く息をついて、余韻に浸っていた。
「すきです……」
青桐先生がつぶやく。
へたりこむように力ない状態のまま、僕の肩を掴んだ。
その目は確かに僕の顔を捉えている。
「すきですっ♡ すき、あいしてます♡ つたわらないっ、つたわらないです、わたしのほうがずっとすきでッ♡」
その首の後ろを指でくすぐる。
そうして力が抜けた頭部を抱えた。
「ぁっ♡ なんでも、わたしなんでもします、したいです、させてっ?」
「本当に?」
「はいっ、どんなことでもっ、わたし、ゆうきさまのものですっ」
正面から見据えて、ゆっくりと顔を近づけて、触れ合う程度のキスをする。
「じゃあ、結婚してください」
「………………ぇ?」
「僕と結婚してください」
行為で赤くなった体が、さらに火照ったように見えた。
機能停止した青桐先生の髪を、タオルで拭く。
再起動した青桐先生がぐりぐりと頭を押し付けてきたのは、お風呂から上がってその髪をドライヤーで乾かしたあとだった。