貞操逆転世界で異能と体質で差別され男性の精液を定期注入されないと動けなくなる ”眠り戦姫” たちを性欲にまかせた婚約セックスで救いまくる話 作:ぽぶきち
午後、図書室に戻ってきた星トマニさんと少し話して、僕は帰ることにした。
トマニさんは、少し名残惜しそうだった。
というより、なんというか、僕が帰るということに焦りを感じていたような気がする。
彼女が教室に呼ばれたときと比べると、どこかよそよそしかったというか……。
クラスメイトから僕について何か話を聞いたのだろうか?
青桐先生は、無事に撃剣部へ顔を見せることができたようだ。
曰く、「ユウキ様はまだ来ないほうがいいかもしれません」とのこと。
黒鉄クラハ先輩が、いまだ僕のことを敵視しているらしい。
僕が青桐先生を監禁したのは事実なのだ。
少し傲慢かもしれないけれど、
彼女がそのような反応をしていても、青桐先生は彼女を嫌いにならないでほしい。
もっとも、殺意マシマシだったのはメトリのほうだったが……。
とりあえずメトリには工作はしないように念を押しておいた。
黒鉄クラハ先輩はきっと、周りに流されずに物事を考えることができる人なのだろう。
僕の選択に異を唱えてくれる人が、少なくとも一人はいたほうがいい。
なんとなく、そんな気がする。
そう伝えると、メトリは雨に濡れた子犬のようにしおしおし始めた。
心配してくれたお礼と謝罪をいって五分くらい抱きしめたら元の悪い顔のメトリに戻っていた。
寮に戻って、
僕は自室で待った。
「お呼びですか?」
僕がケータイで呼び出したのはライカだ。
僕はライカを膝の上に乗せた。
「えっと、提供していただける……んすか?」
「ライカが望むなら」
ライカを膝枕する。
膝の上に少し大きめのクッションを置いて、その上に頭を乗せた。
そのまま、
毛布をかぶせ、
肩をとんとんとして落ち着かせる。
「アジサたちの訓練の治癒係してるでしょ」
「……ぁ、はぃ……す……」
「痛くない?」
「…………ぜんぜん……っす」
首の後ろを撫でて、脱力させる。
こうすると眠りに入るのが早い。
自律神経とかそういったものが関わっているのだろうか? よくわからない。
青桐先生を介抱する前に末端を温めるマッサージについては調べたし、呉井さんに昔よくしていた。
しかしそれでもかじった程度だ。もしかしたら、僕の婚約者がみんな首の裏が逆やる気スイッチなだけなのかもしれない。数名猫のような人物もいるし。
ライカは、アジサたちの打撲や擦り傷を半分自分に置換していた。
スーツで隠れているからわからないが、一日で何人にも繰り返せばそれらの傷も蓄積する。
いくら治りが早いとはいえ、無理はしてほしくない。
「今日くらいは休もう」
「…………でも」
「ライカがずっといる環境に慣れたら、みんな傷を恐れなくなるんじゃない?」
「…………」
ライカが、とろんとした瞳で見つめてくる。
どうやらこの世界では、膝枕はあまり恋人間のやり取りとして一般的でないらしい。
この世界の女性は基本的にとても胸が大きいから、膝枕をすると相手の顔がうまく見えないのだ。
だが、一時期とある異性愛漫画が原因で男性による膝枕というシチュエーションが流行したこともあったのだとか。
男性の僕なら、基本的に相手の顔を見つめながら膝枕をすることができる。
僕はベッドの横に置いていた保温箱から、哺乳瓶を取り出す。
なかには人肌に温めたミルクが入っている。
これを買ったのは、呉井さんやお義母さんにも秘密だったりする。
「……んゅ」
口元に哺乳瓶を近づけると、ライカは当然のように吸い付いた。
その適応力に少し驚いた。
気道に入らないように角度に気をつけて、ライカにミルクを飲ませる。
気に入るかどうか自分でも半信半疑だったが、お気に召したようだ。
婚約指輪を渡した日のときでも、ここまで溶けた顔はしていなかった。
「…………」
ライカが、ちゅー、と哺乳瓶を吸いながら、瞳はこちらに向けている。
ぱ、と口元を離した。
「ぱぱ……」
「どうしたの?」
「おきたら…………」
「……?」
「えっちも……」
「いいよ。おきたらえっちしよう」
哺乳瓶授乳をしながら、
僕はライカがゆっくりと目を閉じていくのを待った。
眠ったライカを起こさないように、
口元から哺乳瓶を離し、
ベッドに横たえる。
眠りが深くなったのを見計らって、僕は静かにベッドから出た。
こっそりと階下へ向かう。
哺乳瓶を洗おうとキッチンへ向かうと、そこにはお義母さんがいた。
どうやら、夕飯の仕込みをしているようだ。
大人数を任せて申し訳ないと思っているが、本人が追加の家政婦はいらないと言っているので、その言葉に甘えている。
呉井さんはいない。アジサたちのトレーニングに付き合っているのだろう。
どうしよう。
とりあえず哺乳瓶を後ろのポケットに隠す。
そのまま、背後を見られないようにお義母さんの後ろに回った。
仕込みはもう終わるようだ。
料理が一区切りして、
包丁や火をつかっていないことを確かめた後、
後ろから手を回して抱きつく。
「えっ!? あ、ゆ、ユウキ様……?」
「ごめんなさい、お義母さんの後ろ姿を見てたら思わず……」
「い、いえ、いいのですが……」
背中から回した両手をお義母さんの下腹部の前で結んで、ぐっ、ぐっと引く。
そして、やってしまったあとに正気に戻る。
いつも、呉井さんとえっちに移行する際にやっているスイッチを、お義母さんにしてしまった。
「ん♡ っ♡ どうしたんですか……?」
「つ、つい……」
「まだお昼なのに、我慢できなくなっちゃうわ……」
手を胸下に移動させる。
そのままじっと抱きしめた。
いますぐ大きな胸をエプロン越しに揉みしだきたい衝動を抑えて、僕は口を開く。
「いつも料理おいしいです」
「よかった、今日は冷やし中華ですよ」
「やった」
「……アジサとミコは、ちゃんと強くなっていますか?」
「すごく強くなってます。僕が、彼女たちに見合う男子になれるかのほうが心配です」
「ふふっ、嬉しいですけど、謙虚がすぎますよ?」
お義母さんが、つけていたビニール手袋を外した。
抱きしめている僕の手を、上から撫でる。
なんだか、夫婦という感じがした。
撫でてくる手をとる。
その左手は、薬指に婚約指輪をきらめかせている。
お義母さんと婚約した直後、青桐先生との決闘の訓練をする傍ら、僕は兼高ミコトの指輪を作って渡した。
今つけているのは、僕の指輪ではなくお義母さん専用の婚約指輪だ。
娘たちと違って僕の指輪を借りている状態はいたたまれなかったのかもしれないと思っていたが、アジサたち曰く、むしろ自慢気だったとのことだ。ならよかった。
お義母さんの柔らかなお尻が、僕の鼠径部を刺激する。
無意識か、お義母さんが少し身じろぎするたびに、柔らかく甘い刺激が伝わる。
気づいたときには、僕は臨戦態勢になっていた。
それに気づいたお義母さんが慌て始める。
「ご、ごめんなさい、ふしだらな尻で……」
「いえ、すごく、えっちで……」
「もっと運動しておけばよかったわ……」
ほんの少しだけ肉感がむちむちとしているお義母さんの体は財産だ。痩せないでほしい。
僕は我慢するためにお義母さんの髪を吸った。
「それなら、僕とたくさんえっちして痩せましょう」
「あ……♡」
「お義母さんの料理で精をつけた分、たくさんお義母さんのなかに出しますね」
「ぅ♡」
横顔にキスをして、お義母さんから離れる。
「料理する姿、見ていていいですか?」
「あ、も、もちろん」
ビニール手袋をつけなおすお義母さんを見ながら、後ろに下がる。
そのとき、
「お母さん、ドリンクって────」
アジサの声が横からした。
反射的に、後ろのポケットが見えないように横に振り向く。
しかし、遠心力が働いた。
哺乳瓶は、ポケットからすっぽぬけて、床を転がった。
すっぽぬけて、床を転がった。
床を転がった。
転がった。
「…………」
僕は言い訳を考える。
ライカの性癖がバレるのはマズい。
「こ、これはね、えっと……」
「ユウキ様……」
お義母さんが、顔をそらして言った。
「妊娠して、出産したら、その、出るようになるので……
私のでよければ……」
胸を持ち上げて、そう言った。
思わず目をそらした先に、アジサがいた。
「私だって、い、言ってくれれば、そんなプレイぐらい……」
誤解された。
でも少しいいなとも思ってしまった。
新しい扉が開きそうだ。
ライカの性癖の隠匿。
お義母さんの誘惑。
アジサの誘惑。
すべての要素を勘案し、
僕は結局、誤解を解かなかった。
日頃からのご愛読、ありがとうございます。
当作『貞操逆転世界で異能と体質で差別され男性の精液を定期注入されないと動けなくなる ”眠り戦姫” たちを性欲にまかせた婚約セックスで救いまくる話』
は、縁あってノクターンノベルズで年間2位となることができました。
この作品"眠り戦姫"はオリジナル長編としては処女作であり、書き始めの頃はここまで多くの方に読んでいただけるとは思っていませんでした。もちろんそのつもりで書いてはいましたが……。
「 "男性主人公が女性キャラから好かれて他の男性が登場しないソーシャルゲーム" に整合性をつけたらどうなるか」から着想を得て自分好みに要素を足した作品でした。
多くの感想・ご評価・誤字報告をいただけて幸せでした。元より自分だけで作品を作ろうとは考えていなかったため、感想などで新しいものを吸収しつつ自分の好きと織り交ぜていった次第です。
最初は毎日更新なんて一週間も続かないだろうと思っていましたが、気づけば半年近く続けていました。
私は、読んでいただけるなら順位は気にしない、色々と実験的なことをしているから既存の評価軸からあぶれるのはむしろ誉れ……などと考えていました。
ですが、多くの方に両手では抱えきれないほどのレビュー・ご感想・ご声援をいただき、少しばかり、欲が出てしまいました。
このキャラクターたちが作品が年間1位になっているところを見てみたいと思うようになりました。
:もし当作品が面白いと思っていただけたら、ぜひノクターンノベルズにも足をお運びください。よければそこでブックマークボタンや、☆☆☆☆☆からご評価をポチリと押していただければ幸いです。執筆の励みになります。
次話『第八十三話 対策会』
https://novel18.syosetu.com/n9872lu/84/
また、今回のことに向けてスピンオフ短編をいくつか投稿しています。すでにお読みになっているものや未登場のキャラの短編もありますが、お好みのものがあれば是非一読いただければ大幸です。
今回に向けて執筆した作品は以下のとおりです。
『貞操逆転世界に転生した引きこもり燃え尽き症候群男子が気まぐれで雇った帰還兵女軍人との切羽詰まった処女童貞交換えっちで精通させられる話(呉井マナ)』
https://novel18.syosetu.com/n4608mo/
『記憶喪失した貞操逆転世界の一般女子高校生が知らないうちに前世持ちSSR男子に溺愛されていて弱点ぜんぶ知られた全身開発済みえっちによって二度目のプロポーズを了承してしまう話(山田アジサ)』
https://novel18.syosetu.com/n4783mo/
『心が読めるサトリ系ボディガードが大好きなご主人様男子の純愛ラブ電波を受信してしまい娶られ確定してしまう話(桐一葉メトリ)(挿絵有り)』
https://novel18.syosetu.com/n4817mo/
『捕まえたギザ歯乳牛ヤンママ系政府工作員を尋問そっちのけでえっちする話(金城タキビ)』
https://novel18.syosetu.com/n4760mo/
『TS先輩が「今日どっちだと思う?」とか聞いてきたけどそういうのおかまいなしに抱き潰す話(如来坊キリク)(ムーンライトノベルズ)』
https://novel18.syosetu.com/n4628mo/
『体を分離できるなのだよ科学部女子クラスメイトが自分の膣を分離してオナホと偽って渡してきたので感想を今から電話で伝えようと思う(糸尽ナトミア)』
https://novel18.syosetu.com/n3044mp/
『二人乗りロボットの "同調率" を上げるためにエリート幼馴染ツンデレバディパイロットと密室イチャラブ全裸セックスしながら機体操縦してるなんて誰にも言えない(オリジナル)』
https://novel18.syosetu.com/n4857mo/
『セックス&死に戻り~わざと輪姦させて武装解除した敵を殺す女工作員に巻き込まれて死に戻りした新人隊員が、女の体を忘れられずセックス&死に戻りを続けまくっていつのまにかハメ潰していた話~(オリジナル)』
https://novel18.syosetu.com/n4884mo/
『かくれんぼで八尺様のスカートのなかに隠れる話 (オリジナル)』
novel18.syosetu.com/n0746mp/
『長くセックスできたやつが生き残るVRデスゲーム(オリジナル)』
https://novel18.syosetu.com/n4925mo/
最後に、
:もし当作品が面白いと思っていただけたら、ぜひノクターンノベルズにも足をお運びください。よければそこでブックマークボタンや、☆☆☆☆☆からご評価をポチリと押していただければ幸いです。執筆の励みになります。
次話『第八十三話 対策会』
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