オンゲのフレンドがリアルのセフレになりまして ~フレンドなんだからリアルでもボクと一緒に楽しいことしよ!~ 作:真喜屋五木路
「え? ……っひゃ⁉」
徹は歩の手を引っ張り上げて、ベッドの上へと転がす。
「や、ちょっとタンマ! というか今日はボクがトールを気持ちよくさせるって話だったじゃんっ!」
「うるせっ、セックスなんてお互い気持ちよくなるもんなんだから、歩も大人しく気持ちよくなって可愛い顔見せろっ」
「あ、怒ってる! 怒ってるよね! 可愛いってそんなダメだった? というか見ちゃダメだから……!」
わたわたと抵抗する歩に対し、徹は恥ずかしさを噛みしめて無言でオフショルダーを捲り上げる。
中から現れたのはシンプルな装飾のない灰色のチューブトップだった。
てっきり下着も可愛らしいものだと勝手に思っていた徹は少し面食らう。
「うう、見せるつもりじゃなかったのに……ごめん、可愛い下着じゃなくて。その、時間と予算が足りなくて……」
歩は恥ずかしさと気まずさの混じったような表情で口元を押さえる。
「いや、その……いいんじゃないか? これはこれで歩っぽくて」
「ボクっぽいってなにさ」
「なんというか、変に飾ってないというか、いつものゲームしてる時の気楽な感じというか、自然体というか……?」
「トールもよくわかってないんじゃん」
歩はおかしそうに笑うが、実際、お陰で変に緊張することはなかった。
(というかよく考えたらブラの外し方とか分かんないし、こっちの方がありがたいかもな)
徹が安堵しながらチューブトップをめくりあげると、押し込められていた肉毬が窮屈そうにふにゅんとまろび出た。
男を狂わせる揺れに誘われるよう手を添わせると、あの日から妄想で繰り返し思い描いてきた柔らかさとの再会に、指が自然と動き始める。
「あ、んんっ、トールの触りかた……なんか、えっち……」
柔らかさを手の平いっぱいに感じるように動かすと、早くも歩の瞳がとろんと蕩けた。
前回は乳首に触れるまであまり明確な反応がなかったのに、今日は乳房を軽く揉んだだけで感じ始めているらしい。
(もしかして、前回ので性感が目覚めたってことなのか?)
歩が自分によって開発されているという事実に、徹の脳が熱く沸き立つ。
それにどんな理屈であれ、女の子が自分の手によって感じているというのは、物理的な快感とは別種の、満たされるような悦びがあった。
「あふっ……♡ んんっ……」
もっと歩に感じて欲しくて、徹は手指の動きを大胆にする。
指先で根本から柔肉を掬い上げ、脂肪を溶かすようにねちっこく揉みほぐす。敏感な乳首を手の平でぐりぐりと圧し潰すのも忘れない。
ややもせず、歩の声が鼻にかかったような響きに変わった。
「あっ……♡ なんかこれ、前と……違うかも……っ」
「嫌な感じ、ではないんだよな?」
「うん、そうじゃなくて、気持ちいいかも。だから……」
徹を見上げる歩の視線はゆらゆらと熱っぽく揺らめていた。
「もっと、トールの好きにしてもいいんだよ? 挟んで擦ったり、その……吸ったり、したいんだよね?」
「っ……!」
前回から抑え込んでいた欲望へ狙い撃ちで許可を出され、徹はたまらず歩の胸へと吸い付いた。
もちろん狙うは、硬くしこって男を誘惑するサーモンピンクの突端。一番敏感な歩の弱点である。
「んん~っ……♡」
ちゅぢゅっ、と吸い付いた瞬間、歩は弓なりに背中を浮かせる。
「んあぁッ♡ トールってば、いきなり、強すぎ……っ♡」
抗議するような言葉に反し、その声音は期待にしっとりと濡れていて。本心でどうされたいかなど考えるまでもなかった。
尤も、そうでなくても既に止まるためのブレーキは歩に壊されている。徹は本能に任せるまま、激しく舌を蠢かせた。
「ちゅるっ、ぢゅちゅくッ! 歩のおっぱい、汗でちょっとしょっぱいのに、なんか甘くて……すっげぇ美味い……!」
「や……っ、感想とかいいからっ! そんなこと言われてもハズいだけだし……っ!」
歩は誤魔化すように首をぶんぶん横に振るが、好きにしてもいいと言った手前、抵抗するつもりはないらしい。
(なら、前回の分も合わせて思いっきり……!)
徹は全意識を舌先へと集中させる。
乳首の側面をなぞりあげ、乳房に埋めるように圧し潰し、何度も舌先でぱたぱたと叩く。
時折欲望のままに吸い付いたり、もう片方の胸を按摩するのも忘れない。
「あーっ♡ あっあっあっ……んんーっ♡」
歩の声はどんどん甲高く熱っぽい艶めきを帯び、ついに声だけでは我慢できなくなったのか、両手を徹の頭へと回してきた。
もっとして欲しいというようにぎゅーっ、と抱きしめられて、口だけでなく鼻先までもが柔肉に埋まる。
「あっ、トール……トールぅ……」
熱病に浮かされたように名前を呼ばれながら、甘いミルクの香りに鼻孔をくすぐられ、徹は溺れるように舌の動きを激しくした。
「あー……ッ♡ それっ、それされると……何か……来ちゃう……っ」
「ちゅぢゅッ――いいぞ、その感覚に身を任せて、イけっ……!」
歩の困惑と、けれどそれ以上に期待の滲んだ声に、徹は甘噛みで応えた。
「ひッ――んんんんんんー……ッ♡」
歩がしがみつくように徹の頭に抱き着き、全身を戦慄かせる。
じわりと汗ばんだ乳皮の甘い湿気を顔面いっぱいに味わうことしばらく、歩が震える腕をようやく離してくれた。
「はっ、はっ、はっ……♡ 今の、すごかったぁ……♡」
「また乳首でイくなんて、歩は本当に乳首が好きなんだな」
「そんなことは……ある、けど……」
恥ずかしそうに、けれど素直に快感を受け入れる歩の姿に、自分がこの子をイかせたのだと徹の全身が歓喜で震える。
「歩……可愛いな……」
自然と口から零れた言葉に、歩は頭からボンッと蒸気を噴き出した。
「~っ! ううっ、確かに気持ちよくなって可愛いって言われるの、すっごい恥ずかしいかも……って、もしかしてやり返してる⁉」
「い、いや悪い……そうじゃなくて自然とつい……」
悪意がなかったことに毒気を抜かれた歩は、「うぅ~っ」とやり場のない感情を口元で噛みしめて。
「と、とにかくっ! これで一対一ってことで……その、次は一緒に気持ちよくならない?」
「一緒にって……」
とまどうように言ってはみたものの、徹の視線はすでに歩の下半身に引き寄せられていた。
歩はその視線に気付いた上で、ゆっくりとショートパンツのボタンに手をかける。
「前した時にさ、最後の方なんか変な感じだったんだけど……多分、あれってこっちのほうでも気持ちよくなりかけてたのかなって……」
ジッパーの隙間から覗くグレーのボクサーパンツはその割れ目をじっとりと黒く染めていて。
歩のフェロモンを肺いっぱいに染みつかせていた徹にとって、その光景はあまりにも致命的だった。
「……歩、脱がしてもいいんだよな?」
「……うん。というか脱がして欲しいかも。パンツが濡れちゃってちょっと気持ち悪いし」
歩の言う通り、ズボンごと下着を下ろすとむわっとした蒸気が立ちのぼり、クロッチと秘裂の間にぬとりと長い糸が引く。
「うわ、すっごい濡れてる……」
「~っ、それ言ったらトールだって、さっきすっごくいっぱい出したじゃん……!」
歩は恥ずかしさを誤魔化すように唇を尖らせるが、その姿すら可愛らしい。
「あー、ごめん。その、悪い意味じゃなくて……さっきのでこんなに感じてくれて嬉しいというか……」
「だってトール、すっごい上手だったし……それに、舐めてる途中から、何だかここがむずむずして……」
歩はじれったそうに腰を悶えさせながら、土手肉を指で押し開く。
控えめな小陰唇に挟まれて興奮で充血しきった陰核と、待ちきれないというようにひくつく膣口に、徹は喉を鳴らした。
前回は勢いに翻弄されるままだったのでじっくり見れなかったが、歩の女性器は左右対称できれいに整っていて。いやらしいとは感じてもグロテスクではない絶妙なバランスに、徹の肉竿がビキリと疼く。
思わず蜜花に見入られるまま肉槍を近付けていき――すんでのところで思い出した徹は、ベッドの脇に用意していたコンドームを取りだし封を切った。
「トールっ、はやく……っ♡」
「ちょっと待てって、流石に避妊はしないとまずいだろ……」
ふりふりと腰をくねらせ、しなを作る歩の誘惑に打ち勝ち、なんとかゴムをつける。
獲物の腰を捕まえると、歩は甘い鳴き声を上げた。
「あんっ……♡」
「それじゃあ入れるけど、痛かったらちゃんと前決めたみたいに言えよ?」
「ふふっ、トールってば心配性だなぁ。『フリーズ』でしょ? 分かってるって」
興奮で昂りきった中、辛うじてなんとかそれだけ確認したところで、徹はついに辛抱たまらなくなって腰を押し出した。
「くあっ⁉ やっぱ入り口、キツいなっ……」
「あっ、んんんぅッ……トールのが、おっきい、だけだし……っ!」
歩は顎を突き出してシーツをぎゅっと握った。
相変わらず入り口は針穴のように狭く、遠慮ない力加減で侵入者を締めつけてくる。
だが、前回までの固い抵抗感はない。愛液でぬるぬるにぬかるんだ小径は、まるで雄棒に甘噛みして精液をねだっているようでもあり。
「歩のま×こ、すっごい気持ちいいっ……!」
「えへへ……やったっ。トールのも、熱くて、硬いのがごりごりってかき分けてきて――んにゃああぁぁッ!」
「くぁッ……⁉」
体重をかけて入り口付近の隘路を突破したせいで、勢いあまって膣奥までペニスを突き立ててしまった。
歩は発情した猫みたいな嬌声を上げるが、徹も奥の繊細な襞肉に雄槍全体を擦りあげられ、すんでのところで歯噛みする。
「ッ、はぁっ……歩、悪い。大丈夫か?」
「はっ、はひッ……はっ、はぁっ……う、うん大丈夫……ちょっと刺激が強すぎて、目の前がパチパチしちゃっただけで」
官能に瞳を熱っぽく潤ませながら、歩は徹の腕に指を絡ませた。
「もう大丈夫だから、トールのもっと……奥で感じたい、かも」
「ああ、任せとけ……っ!」
徹は歩の期待に応えるべく、腰を跳ねさせた。
熱い肉の海の底めがけて、何度も肉の杭を打ち付ける。
「あっ、ひゃっ、んんっ♡」
たちどころに歩の口から艶っぽい響きが溢れ出した。
「はぁっ♡ んっ、やっぱり……トールの、おっきいよぉ……っ♡」
「苦しくは……ないんだよな?」
「うん、平気っ……それより、トールのこともちゃんと、気持ちよくできてる?」
「ああ、油断したらすぐ射精そうなぐらい気持ちいいぞ……っ」
実際、歩の中は暴力的なまでの快楽で満たされていた。
奥側のブラシのように繊細な肉襞は更にその柔らかさを増していて、四方八方から隙間なくペニスに絡みつく。逃げ場をなくし、白く泡立つほど熱い愛液をねちっこく塗り込んでくるのだ。
敏感な亀頭やカリ首に対しても遠慮などなく、抜き差しするたびに甘い電流が腰の奥に向けて何度も貫いた。
「あふっ……んっ、それなら、よかったぁ……♡ 一緒にって言ったけど、トールに動いて貰ってばっかだから……」
「いやまあ確かに女の子から動くやり方もあるけど――」
ちょっと申し訳なさそうに小首を傾げる歩に、「今は俺が動きたいんだから気にしなくても」と言おうとして。一抹の悪戯心が湧いてくる。
「――なら、さ。代わりと言ったらなんだけど、もっとエロいワードを使ってくれないか?」
「へ?」
「例えば、おち×ぽとか、おま×こ、とかさ」
ピンと来ていなさそうな彼女へ具体的な例を挙げると、歩は激しく首を振る。
「むッ、無理無理無理! そんなの無理だって! 恥ずかしすぎッ……!」
「けど、一方的にされてばっかなのは嫌なんだろ?」
「あんッ♡ それは、そうだけど……」
歩は「あーうー」と恥ずかしさのやり場を探すようにあちこち視線を彷徨わせ、それから意を決したように真剣なまなざしで徹を見上げた。
「……でも、トールはそういうえっちな言葉をボクが使った方が嬉しいんだ?」
「そうだな、多分すごく興奮すると思う」
実のところ、今の歩が恥ずかしがってる状況だけでも充分に興奮しているのだが、それは秘密だ。
「うーっ、うーっ……でも……」
歩は健気にも徹の要望に応えようと何度か口を開きかけ、けれどそのたびに唇を噛んでしまう。
最高に可愛らしく、そして悪戯心をくすぐられるその様子に、徹は腰の動きを止めた。
あ、後書き今日は何も思いつかない……。
たまにはこんな日もあります。