オンゲのフレンドがリアルのセフレになりまして ~フレンドなんだからリアルでもボクと一緒に楽しいことしよ!~ 作:真喜屋五木路
「え、あ……トール? どうして?」
「いやだって、確かに俺だけ動くのもアンフェアだなって思ってさ」
徹の薄く裂かれた微笑みに、意図を察した歩は潤んだ瞳で睨み返す。
「うぅ、トールの意地悪……っ」
「ふっ、意地悪で悪かったな。それで、歩はどうされたいんだ? ちゃんと言うまでこのままだぞ?」
歩の蜜壺も抗議するようにさざめき立っていて、徹は気付かれないように笑顔の裏で歯噛みする。
もどかしくて早く動きたいのも事実だが、それ以上に歩からエロいワードを引き出したかった。
歩はしばらく自分で動こうとするかのように腰をひねったりしていたが、徹にガシリと捕まえられていてはそれも叶わず。とうとう観念したように小さく口を開く。
「あー、うー……もう、仕方ないなぁ……。その、トールのおっきいおち×ぽで、ボクのおま×こ、思いっきりごしごしって擦って一緒に気持ちよくなろ?」
口元を押さえた歩は、恥ずかしさを誤魔化すように小首を傾げながらも熱っぽい目で見上げてきて。
友達からの煽情的なお願いに、雄茎がビクビクと震えた。
「~っ、もう! 言ったじゃん! トールってば、早くぅ……っ」
「っ、ありがとな歩。それじゃあいくぞ――っ!」
我慢していた分も合わせて、徹はトップギアで一気に抽送運動を再開した。
ごちゅっ、とエグみのある音がしそうなほどの突き込みに、歩は頭を反り返らせて白い首を晒す。
「ああぁぁッ♡ 来た……っ♡ トールのっ……お腹の中で暴れまわってるぅ……っ♡」
「俺の何が暴れまわってるんだ? 言わないとまた止めちゃうぞ?」
「んんっ、やぁっ……おち×ぽっ! トールのおち×ぽがボクのおま×こゴリゴリ削っちゃってるのっ……♡」
歩は淫語を口にするたび膣をきゅうきゅうと締めつけて、単純な前後動に適度なアクセントをつけてくる。
海綿体を余すとこなく揉みほぐされ、徹は尻穴を強く締め付け、不意の射精感に耐えた。
「くっ……もともと狭くてよかったのに……歩の、ヤバすぎだろ……っ」
「んんっ、あは、そっかぁ……えっちな言葉使ったら、ボクだけじゃなくてトールも気持ちよくなっちゃうんだぁ……♡ んぁッ、それじゃあ――」
歩は目を細めて淫靡にほどけた笑みを浮かべると、うっすらとキスをするように唇を開く。
「んっ、ボクはもうすっごく気持ちよくして貰ってるから……はうッ♡ トールも、遠慮しないで……おま×こめちゃくちゃにして、おち×ぽ気持ちよくなって、いいよ?」
甘い誘惑が耳朶を震わせた瞬間、頭の中がカッと熱を帯びる。
「歩っ――」
「あっ、またおち×ぽおっきくっ……⁉ んあぁッ♡ おっ⁉ んうぅぅッ♡」
徹は歩の腰を猛禽類のように掴みなおして、腰を自分勝手に遣い始めた。
突くというより殴るような勢いの抽送運動に、結合部からぢゅぱッ! と激しい水音が爆ぜる。
「んあぁッ、すごいっ……♡ こんなの、すごすぎてっ、んにいぃッ♡ 気持ちよすぎてっ、バカになっちゃう……っ、んああぁぁッ♡」
歩は体から溢れんばかりの快感を何とか発散させようとしているのか、頭を激しく振って嬌声を撒き散らした。
それに合わせて豊かな双峰も淫らに踊り、より徹を昂らせる。
蜜壺も熱く充血し、総毛立ってペニスを撫で擦った。
「くぁッ……⁉ それ、ヤバっ……こんなの、もう、射精る……っ!」
「んんっ♡ いいよっ、出してっ……射精されるのっ、好きだからっ……♡ おま×この奥に、おち×ぽ押し付けて……精液っ、射精してぇ……っ♡」
歩はそう言いながら脚を腰へと巻き付けてくる。
言葉だけでなく体でも精液をおねだりするその行動に、雄としての悦びが脳内で爆ぜた。
全身の神経が陰茎だけに集中して、意識のすべてが気持ちいいで満たされていく。
「っ、分かったッ……! 射精すからなッ、歩の奥で、溜めてた精液全部ッ、思いっきりぶちまけるからな……ッ!」
「んぁあぁッ♡ うんっ♡ ボクの中、おま×こっ、トールでいっぱいにして……っ♡」
限界が視界で白くちらついた瞬間、徹は全体重をかけて腰を叩きつけた。
ばちゅんッ――腰どうしが激突した痺れが呼び水となって、勢いよく精液が噴き上がる。
どぷぴゅッ、どぴゅぱッ、どぴゅるるるるるるっ――!
「くぅ……ッ!」
二度目とは思えないほど勢いよく、内蔵すら吐き出しているような放出感に、徹はただただ感じ入った。
「んんんんッ……♡ せーえきっ、きたぁ……っ♡」
一方の歩も自身の中に吐き捨てられる欲望の熱に、全身を小刻みに戦慄かせる。
その震えは当然、肉竿を完全密着包囲して離さない蜜洞にも伝わり、絶頂直後の雄肉へと更に射精を強要する。
「うぁ……ッ⁉ 歩っ、それ……ヤバいから……っ、くぅ……あゆ、むぅ……っ」
敏感さを増した快感神経へ更に快楽を塗り込まれるのは、ある種の拷問だった。
気持ちよすぎて逆に辛くすらあり、それをなんとか紛らわせようと、ジンジンと痺れっぱなしの亀頭で歩の最奥を掻きまわす。
「あッ、それっ……熱いのにっ、奥ぐりぐり……ッ♡ ダメっ……んんんんっ♡」
歩もどうやらその刺激で追いイきしたらしい。腰を抱きしめる足先をぴくぴくと痙攣させ、背中を丸めて、大きすぎる快感を全身でなんとか受け止めようとする。
しばらくの間、二人は息をすることも忘れてお互いが与える快感に全身を震わせ。
「「はぁ……っ」」
狙ったかのように湿りきった吐息を重ね、顔を見合わせて笑い合う。
「あはっ、これで一勝一敗、一引き分けだね?」
「いや、セックスはそういう勝負じゃないから……ちゅくっ」
にひひと笑う歩に徹は苦笑し、けれど愛しくてたまらなくなって唇を重ねる。
歩ももうキスには慣れたもので、うっすらと唇を開けると快感の余韻を味わうよう、舌先をちろちろと舐めてきた。
セックスの後のキスはまるで春の日向ぼっこのような心地良さで、繋がったままの相手の性器が反応するのも楽しく。
ふたりはそのままゆったりとした長い後戯を味わうのだった。
セックスを終えて順番にシャワーを浴びた二人は、リビングで遅めの昼食に舌鼓を打っていた。
「うー……気持ちいいのに負けて本来の目的がぁ……」
「まあ、なんだ。そんな時もあるって」
テーブルの向かいで、しょんぼりとナポリタンをフォークでつつく歩を、徹はまあまあと宥める。
「そうは言うけど、結局口でするのしか実践できなかったし、あむっ」
「っ……けど、初めてとは思えないほど気持ちよかったぞ?」
歩は何の気なしに大口を開けてフォークに巻いたパスタを頬張るが、フェラの話をしながら口の中を見せつけられるとどうしても先ほどまでのことが意識されてしまう。
おまけに歩の服は汗とその他もろもろの体液で汚れてしまって現在洗濯中なので、素肌に徹のパーカーをだぼっと羽織っただけという防御力皆無な格好なのだ。
血が無節操に下半身に集中する感覚に、徹はテーブルの下でそっと脚を閉じる。
だが、そんな徹の動揺など知らないと言わんばかりに、歩はぐっとテーブルの上へ体を乗り出してきた。
「それなんだけど、本当に気持ちよかった? 無理して射精したりしてない?」
パーカーの緩い首元から覗く谷間に、徹は思わずのけ反ってしまう。
「いや、射精っていうのはそういう風に意識的にできるものじゃないから」
「そうなんだ……ということは、ボクのおま×こもそれだけ気持ちよかったってこと?」
「ぶふぉっ⁉」
歩による突然の爆弾発言に徹は思わず噎せ込み、慌ててキッチンへと水を取りに走った。
「だ、大丈夫トール?」
「ごほっ、ごほ……大丈夫じゃないわ! いきなり歩がそんなこと言うとか……さっきはあんなに恥ずかしがってたし、エロいの苦手じゃなかったのかよ?」
「いやー、あはは。それはそうだったんだけど……」
歩はちょっと困ったように苦笑して小首を傾げる。
「……でも、この間のと今日ので、トールとのえっちなことは嫌いじゃないかなって」
「っ……」
思わぬ言葉に心臓が跳ねる。
徹がその真意を訊ねたくて、けれど緊張で唇が固まっているうちに、歩はテレテレと人差し指を突き合わせながらはにかんだ。
「というかむしろ、気持ちよくて、温かくて……それに、楽しいし。だから、その……トールが嫌じゃなければさ。今度は『相談』じゃなくて、普通にえっちしたいかなって思うんだけど……どう、かな?」
「どうって……」
徹の頭の中で様々な考えが駆け巡る。
(そりゃ俺だって歩とはもっとやりたいけど……でも、歩はあくまで友達で……っていうか、告白とかもしてないし……いや、今の時代そういう関係もアリなのか……? いやでも、歩とは付き合いは長いけどリアルで友達になったのはここ数週間だぞ? そんな関係でセックスするとか……いや、今までのはあくまで『相談』だから仕方ないとして……いや、それも冷静に考えたら仕方なくはないだろ……⁉)
だが、頭がそんな風に理屈を捏ねまわしている間に、より素直な部分が先に反応してしまう。
「あっ……そうなってるってことは、トールもボクとしたいって思ってくれてるって考えて、いいんだよね?」
「っ……あ、これは……」
歩の視線をたどり、徹は自分が勃起してしまっていることに気付いた。
手で隠そうかとも考えたが、今さらそうするのも何だか居たたまれない。
結果、固まって立ち尽くす徹のもとへ、椅子から立ち上がった歩が楽しそうな、けれど悪戯っぽい笑みを浮かべて近づいてくる。
「ねね、よかったらさ。ボクの服が乾燥終わるまでまだ時間がかかるし、まだ手とか胸でやるのも体験できてないから……トールさえよければ、午後もえっちなこと、しない?」
悪友のように気さくな、けれどはっきりと雌の色を滲ませたその誘いに、徹が選べる答えは一つしかなかった。
知識が薄かったからこそ禁忌感も薄く、故にあっさり気持ちいいからとそういうことに嵌っちゃう子がね……いいと思いませんか。