オンゲのフレンドがリアルのセフレになりまして ~フレンドなんだからリアルでもボクと一緒に楽しいことしよ!~ 作:真喜屋五木路
学校でもこっそりと☆
セフレになってから、いよいよ歩との関係は歯止めが利かなくなりつつあった。
今までセックスするまでの流れというのは、だいたい歩の方が主導権を握るというか誘ってきて、それに徹が応える形だった。
それには恋人ではないという後ろめたさと、もし求めて拒否されてしまったらという恐怖が少なからずあって。だが今や、「歩も求められることを望んでいる」という免罪符を手に入れてしまったのだ。
しかも、いつでも好きな時に好きなことをしてくれるという、男にとってあまりに都合が良すぎる白手形まで笑顔で宣言してくれて。
そんなものを渡されて、思春期男子が秘めた欲望を抑え込めるはずもなく――
「んっ、はあっ……トール……っ」
下校時刻も近い、人の疎らな時間。
そんな中でもさらに人気の薄い、屋上へ続く階段に、徹は歩と二人で腰掛けていた。
いや、より正確に言うなら、階段に腰掛けた徹の膝の上に歩が座っていて。時折身動ぎしたり、リズムよく腰を浮かしたりして――要は背面座位でのセックス中なのだった。
「えへへ……すごいね、トール。本当に学校でえっちしちゃってるよボクたち……」
「ああ、思ってたよりすっごい興奮するな、コレ……っ」
歩は腰をぐりぐりと押し付けながら徹の方へと振り返る。
窓から差しこむ初夏の夕方の日差しに照らされて、ピンクのサイドテールが楽しそうにキラキラと輝いた。
「ふふっ、そうだよね♡ だってトールのおち×ぽ、さっきからビクビクが止まらないし」
「くあッ……それは歩がそうやって刺激してくるからだろ……っ」
先ほどから歩は動きが単純にならないように、手を変え品を変えて絶え間なく肉竿を刺激してきている。
「だって、バレちゃわないようにあんまり大きくは動けないけど、トールにはいっぱい気持ちよくなって欲しいし」
歩がふりふりと大きくお尻を横に振って、肉竿の根本から引っ張られるような快感が生じる。
「それは、嬉しい……けど――っ⁉」
かと思えばきゅうッ、と膣圧を高めて肉竿全体を圧迫されて、徹は思わず天井を仰いだ。
「ふふっ、トールの感じてる顔、やっぱり可愛いなぁ」
前までなら本心からそう言っていたのだろうが、今の歩はそれだけではない。
先ほど二つの攻撃だって、徹の反応がいいことを過去の経験からしっかりと学習した結果であり、要は徹を煽るための動きだった。
淫魔のように意地悪い笑みでそんなことをされ続けて、徹の我慢もついに限界に達する。
「うっせ。そんなこと言うなら、歩も可愛い顔させてやる……っ」
「ひゃっ……⁉」
突然腰を掴まれて驚く歩を無視して、徹は肉槍をギリギリまで引き抜く。
そのまま引き寄せるのと同時、自身の腰を突き上げた。
ごちゅんッ、と鈴口と子宮口がぶつかって、歩が全身をぞくぞくぞくッと震わせる。
「んひぃッ♡ それ、ダメ……っ、声、我慢できなくなっちゃうから……っ」
「知ってるよ。だから自分で動くって言ってわざと避けてたんだろ? ――ほらッ」
「あッ、んん~……っ♡」
一転攻勢、歩はたちまち徹のなすがままとなる。
歩は基本的にどこも感度がいいのだが、その中でも特に子宮口が弱点だった。
子宮ごと持ち上げるように打ち付けてやれば、それだけであっという間に膣全体が蕩けるように火照って、後はボーナスタイムのようにどう動いても可愛い声を聞かせてくれるのだ。
「ははっ、歩は可愛いなぁ……」
「う~っ、トールの意地悪ぅ……っ♡」
何度も肌を重ねた結果、歩が徹の弱点を知っているように、徹もすっかり歩の体に詳しくなっていた。
現に数度繰り返しただけで、口を必死で抑える歩の目は、切なげな色に潤んでほどけていて。
「~っ♡ トールってば、おっきな声が出ちゃったらどうするのさ……!」
「なら、こうして塞げばいいだろ――ちゅっ」
「んんっ……ちゅく、ちゅるっ、ちゅぢゅっ……♡」
キスももうすっかり手慣れてしまって、口元で唾液を混ぜ合わせ、争うようにこくこくと喉を鳴らして相手を味わう。
同時に腰を押し付け合って、ぶじゅぶじゅと潤滑液をメレンゲのように泡立たせる。
人気がなく埃っぽかった階段の空気は、今やすっかり淫靡なフェロモンの匂いに上書きされていた。
学校という公共の場所を情欲でマーキングしている心地に、どんどん二人の体は熱を帯びて。
「ちゅぴっ……トールっ、ボク、そろそろ……っ」
「分かってる、俺ももう……っ」
お互いにお互いの限界が近いことを察し、徹は後ろから歩の体を抱きしめた。全身に歩の柔らかさと、火照った温かさが染み入る。
生々しい肉の快感に、精神的な満足感が混ざった瞬間、化学反応のように快感が爆ぜた。
「ぐっ、歩……射精る……ッ!」
どぐんッ! どくっ、どぴゅぷっ、どくっ……!
ゆったりとした交合だったため勢いこそないが、その分奥から湧き上がるような重たい射精に、徹の首筋がぞわりと粟立つ。
「はっ……熱いの……きたぁ……っ」
藁を掴むように後ろへ伸ばされた歩の手が、徹の首をきゅっと抱き寄せる。
静かな、けれど心の底まで染みわたるような絶頂に、二人はしばらく酔い痴れて。
「はっ、はっ、はっ……♡ あはっ、トールってば今日もすごい量だね」
膝を震わせながら立ち上がった歩は、膣内から押し出されたコンドームの液だまりを見て、満足そうな吐息を漏らした。
「……まあ、歩の膣内が気持ちよかったからな」
「えへへ、そっか」
正直に言うのは少し照れ臭いが、それは紛れもない事実だった。一人で処理していたときより、歩とするようになってから明らかに量が増えている。それに、歩が嬉しそうにしてくれるのだから、恥ずかしさを差し引いても特大アドである。
「けど、しまったな。使い終わったゴムの処理を考えてなかった……」
家でならそのままゴミ箱に捨てればいいが、学校でそれをやって万一教師に見つかり、問題にされても困る。
かといって、これをティッシュにくるんでポケットに入れて持ち帰るのも途中で破れそうで怖い。
徹が悩んでいると、伸びてきた歩の手がひょいっとコンドームを奪っていく。
「なら、こうすればいいよ――んっ」
「ちょ、歩⁉」
何をしようとしているのか気付いた時には既に、歩はコンドームをはむっと咥えて、ゼリーを絞り出すみたいにその中身を吸いだしていた。
雄の欲望はぐゆぐちゅと丁寧に噛みつぶされて、ごくりと歩の喉へと流し込まれる。
「んーっ、やっぱりこれ、すごいや……トールの味が濃くて……飲み込んだのにまだ匂いが鼻に残ってる……」
「いや、その……無理はしないでいいんだぞ?」
「無理なんてしてないよ? 確かに前はちょっとエグいなーっておもってたけど、それもトールの味なんだなって思ったら……」
歩はほころばせた頬をほんのりと上気させ、下腹部を妖しく撫であげる。
「……ここがきゅーっ、て疼いて、たまらなくなっちゃうんだ♡」
「っ……」
そんな光景を見せられて、滾らない男がいるだろうか。いやいない。
「あ♡ トールのまたおっきくなって……ふふっ、じゃあもう一回しちゃう?」
小首を傾げる歩の可愛さに徹はくらりと手を伸ばしかけ、けれどそこで窓の外の異変に気付く。
先ほどまで晴れ渡っていた夕空はいつの間にか黒い雲で埋め尽くされ、ぽつりぽつりと雨粒が窓を叩いていた。
慌ててスマホで確認すると、ゲリラ豪雨警報が出ている。雨足が強くなるのは確実そうだ。
「マジか、今朝は降るなんて言ってなかったのに……歩は傘持ってるか?」
「いや、持ってないや。トールは?」
「一応折り畳みは一本あるけど……」
カバンに入ってはいるが、あくまで予備として邪魔にならない大きさのものでしかない。一人でも肩を縮こまらせてギリギリというサイズ感で、二人で入るなど現実的ではないだろう。
「……残念だけど、雨が強くなる前に帰るか」
「……待って」
徹は後ろ髪を引かれる思いで逸物を無理やりズボンに収めようとして、けれど歩に手を握り止められる。
「歩?」
「……ねえ、ゲリラ豪雨なんだったら、雨宿りしてる間にやんでくれたりしないかな?」
「っ、それって……」
「うん、もうちょっと時間潰してから帰らない?」
そう言って歩はぴらりとスカートをめくりあげてみせる。
先ほどまで徹のを咥え込んでいたためか、普段はむっちりと小陰唇を閉じ込めている割れ目はうっすらと緩んでいて。泡立った体液が、つーっと長い糸を引いて、リノリウムの床に小さな水たまりを作る。
「……じゃあ、もう少し雨宿り、するか」
「うんっ♪」
屋上へと続く階段ではその後しばらく、ざあざあと雨の降る音に混じって、押し殺した甘い声と粘着質な水音が響くのだった。
リアルでも最近は雨が増えてきましたね。
低気圧が苦手な身としてはなかなかつらい……相変わらずですが誤字などありましたら報告協力お願いしたく……。
皆様も体調にはお気をつけて。