オンゲのフレンドがリアルのセフレになりまして ~フレンドなんだからリアルでもボクと一緒に楽しいことしよ!~ 作:真喜屋五木路
「ん、ぁ……? なんか、柔らかくて、ぬるい……?」
下半身に感じる違和感に、徹はゆっくりと目を開く。
まだ日が昇る前の時間なのか部屋の中は暗闇に包まれ、世界の輪郭は判然としない。
確かなのはぴちゃぴちゃという水音が響いていることと、下半身に蕩けるような快感があるということで。
どこか覚えのある感覚に、徹は現状を確認するため細めた目で下方をぼんやりと眺め――理解した瞬間、目を見開いた。
「っ……歩⁉ 何やってんだよ……!」
そこにいたのは徹の脚の間に胸を押し込み、その谷間から覗いた亀頭にしゃぶりつく歩の姿だった。
「ちゅぷ、ちゅぢゅっ……あ、トール起きた? ふふっ、おはよ♪」
「おはよ、じゃなくて……あくッ、うぅッ……」
挨拶もそこそこにパイズリフェラを再開する歩に、徹は思わず顔を顰める。
寝起きでガチガチに朝勃ちした肉竿に、胸の柔肉と舌の弾力はあまりに響きすぎた。
なぜ歩がここにという疑問は、すぐさま高波のような快感に押し流されてしまう。
というかそれ以前の問題として、歩には彼氏がいるのにこんなことをさせるわけにはいかない。
「ちょっ、歩……このままだと射精るから、待っ――⁉」
徹はやめる気配のない歩を物理的に押しのけようと手を動かそうとして、そこでようやく自分の状態に気付いた。
手が動かせない。
いや、手だけではなく足までも、何かに縛り付けられていて動かせない。
首をひねって手首を見れば、名前は分からずとも素人目にも厳重な結び目で頑丈そうなロープが巻かれていた。
引っ張ればほどけないかと力を籠めてみるが、縄目は緩むどころか、逆にますます固くなっていく。
そしてそうする間にも肉竿への奉仕が止まることはない。
「っ、歩……! ちょっと待てって……! このまま続けたら、本当にマズいから……っ」
「ふふっ、マズいなんて全然そんなことないよ? トールのお精子すっごく美味しいし♪」
「違っ……そうじゃなくてっ、くうぅッ……だから、待って……」
「や~らっ♪ ぢゅるるる――ッ」
歩は徹の懇願を満面の笑みで拒否すると、逆に胸をより陰茎に向けて圧迫し、先端へと思いっきり吸い付いた。
「くあぁぁッ⁉」
「あはっ♪ トールってばいっぱい先走りお漏らししちゃって気持ちよさそう……だから、もっと気持ちよくしてあげるね?」
いや、その顔に浮かぶのはいつもの明るい春の陽射しのような歩の笑みではない。
仄暗く、何かにとりつかれた狂気を宿した瞳が、闇の中で細く煌めいている。
恐怖がざわりと背筋を走り、続いて快感がぞわりと這い上がった。
「ちゅう、るろりゅっ、ぢゅぢゅっ――」
歩は両胸を交互に揉みこむようにして肉竿を按摩しながら、亀頭へ愛しげにディープキスを繰り返す。
精を欲しがる淫魔のような熱っぽい奉仕に、徹の射精感は瞬く間に高められていった。
(くっ……先週歩としてなかったから、もう……っ、けど今は……っ⁉)
そこで徹は自分がマズい状態なのに気付く。射精感と共に尿意がこみあげてきている。
そういえば昨日、寝る前にトイレに行っていなかった。このままでは射精した時の弾みで小便まで出してしまいかねない。
「歩っ……頼む、待ってくれ……というか、せめて先にトイレに行かせてくれ……!」
このまま漏らすよりはマシだと徹は恥も外聞も忘れて歩に懇願し、
「あは♪ ダメだよトール。そんなこと言って、ボクから逃げるつもりなんでしょ?」
けれど歩は変わらないにっこりとした昏い笑みで、ますます肉竿への奉仕を激しくした。
「んおッ⁉ ち、違ッ……ほんとにマズいんだって……! このままじゃ、歩の口におしっこが……っ」
「……そういえば、それもトールの本に書いてあったやつだよね? ……うん、大丈夫。トールのなら平気だから……したいこと、ぜーんぶしてあげるね?」
「いや、そうじゃなく――くあッ⁉」
流石の歩も嫌悪感でやめてくれるだろうという予想はあっさりと裏切られる。
逆に、それすら全部受け止めると言わんばかりにパイズリからフェラへと切り替え、くぷくぷと肉竿を深くまで呑み込んでいき――こつんと鈴口が喉奥へぶつかった。
「ん゛ぷっ……!」
一瞬嘔吐きそうになった歩の口から苦しそうな嗚咽が漏れ、けれどすぐにうっとりとしたような笑みが浮かべられる。
「っ、歩も苦しいんだろ……無理、するなって……」
「んーふっ♡」
喉で圧し潰された返事がどちらなのかは、すぐに分かった。
歩がリズムよく頭を上下に揺らし始めたのだ。
「んぁッ……歩っ、ちょっ、ほんとに……っ!」
唇で根元の海綿体をきゅっと締めつけ、一往復ごとに竿肉を舌がぞりぞりとなぞりあげる。極め付きに、鈴口がこつこつと喉の奥へとぶつかって、甘美な電流が何度も男根を貫いた。
もちろんそんなことをすれば、気道はふさがり嘔吐感も出てくるはずで。けれど歩は苦しそうに細めた瞳に涙を浮かべながらも、目端を幸せそうに緩めていた。
まるで恋人に甘えるような表情に、快感に流されそうになっていた徹は正気を取り戻す。
「歩っ……もう、これ以上俺とこういうことは……駄目っ、だから……!」
それは徹なりに精一杯の誠意を込めた拒絶だった。
だが、歩は目の奥を一段と昏く濁らせるだけで口淫を緩める気配はない。
それどころか徹の下腹に手を伸ばし、ぐっと奥の方へ、膀胱を刺激するように圧迫してきた。
「あっ⁉ くぅッ……ほんとに、それ……ヤバ……っ⁉」
こみ上げる尿意と射精感に、徹は唯一自由に動く頭をめちゃくちゃに振って必死に耐える。
だが、歩はそれをあざ笑うかのように笑みを深くして、ぐりぐりと更に膀胱を執拗に刺激して――
「ぐぁッ……! 頼む、歩……ほんとに、もう……ッああぁあぁぁッ⁉」
――徹の意識が完全に尿意へ捕らわれた瞬間、陰嚢をくにゅっと揉み上げた。
精巣への直接的な刺激に、溜めこまれていた精液が一斉に出口へ向かって駆け上る。
びゅくるッ、びゅるッ、びゅぷるッ――
限界以上に我慢していたからこそ、その吐出感はあまりにも開放的過ぎた。
気付かぬうちに自ら腰を跳ね上げ、歩の喉を犯しながら思い切り射精した徹に、最早尿道を締め直す余裕などあるわけがなく。
「あくッ……ごめんッ、歩……っ!」
精液が止まった瞬間、入れ替わるように小尿がぷしゅっと勢いよく噴き出した。
一度決壊したダムは勢いを増して鉄砲水のように噴き上がり、歩の喉奥を勢いよく打ち据える。
「んぶっ! んんんッ……んきゅッ、ごきゅッ……♡」
最初、あまりの勢いに歩は眉をひそめたものの、すぐさまこくこくと喉を鳴らして排泄されたものを飲み干していき、
「んくッ……ぷは、ごちそうさま♡」
一滴残らず飲み干したことを示すように口を開いて笑むと、妖艶に舌で唇をなぞる。
(っ……ほんとに歩が、俺のを飲んで……っ)
心の中へ罪悪感が暗雲のように立ち込める。大事な友達に、自分はなんてことをしてしまったのかという重苦しい後悔。
けれど、それだけではなかった。
大事な友達で、そして人の彼女を自分が汚してしまったという後ろ暗さは、雄としての支配欲をくすぐるように沸き立たせてもいて。
「あは、トールってばやっぱり嫌がってたくせに嬉しいんだぁ♪」
「っ……」
射精直後だというのにもう屹立し始めている証拠を前に、徹は押し黙ることしかできなかった。
「ふふっ、冗談だよ冗談♪ 分かってるよ、毎週あれだけ何回もするのに先週はできなかったもんね? 一回じゃ満足なんてできないよね?」
「そういう、わけじゃ……」
「えー? こんなになってるのにー? ……素直になりなよトール……んっ♡」
「くぁッ、歩……、それ……っ」
歩の舌がヘビのように妖しく口から突き出され、ざらりと亀頭へ張り付くように擦りあげる。
射精の余韻が残っている肉竿にぞわりとした快感が広がった。
かと思えば今度はカリの裏を尖らせた舌先で何度もくすぐってくる。
「ふふっ、トールはこれ、だーいすきだもんね♪」
完全にツボを把握された舌技に、一分と経たず肉竿は臨戦態勢を取り戻してしまっていた。
「うん、これえでトールも準備ばっちりだね。それに、ボクももう我慢できそうにないや」
そう言うと歩は徹の腰の上に膝立ちになり、唯一身に着けていた下着を脱ぐ。
グレーのボクサーパンツは股の部分が黒くなるまでじっとりと湿っており、秘所が晒された瞬間、むわりと蒸気が立ちのぼりそうなほど熱く蒸れていた。
「んんっ♡」
歩が眉根を寄せて力むと、淫花から太い油性マーカーがぬとりとした粘膜に包まれて顔を覗かせ、ぼとりと徹の腹へと落ちる。
「歩、なにして……」
「あはっ♪ なにって決まってるじゃん、トレーニングだよ。トールのおち×ぽいっぱい締めつけて悦んでもらえるようにさ」
狂気の滲む笑みを浮かべながら、歩はマーカーを徹の肉竿へと並べた。
「ふふっ、一番家にあるものでおっきいのを選んだんだけど、やっぱりトールの方がおっきいや♡ これじゃあトレーニングにならなかったかな?」
歩はもう用済みとばかりに枕元にマーカーを放り投げ、雄茎を掴んで自らの秘所にあてがう。
「だからあんまり気持ちよくできなかったら、ごめんね?」
久しぶりに感じる歩の体温に徹の全身が熱く滾り、一方で脳が急速に冷えていく。
「待て歩、まさかそのまま挿入れるつもりじゃ――」
「そうだよ? だって徹の本でもコンドームなんてつけてなかったじゃん。トールもやりたかったんだよね、生セックス」
「それは……いや、だからって駄目だろ……! 子どもができたら駄目だし……っ、それに歩には――もごッ⁉」
口の中に何かが突っ込まれ、彼氏がいるのだからという言葉は続けられなかった。
「……あは、ごめんねトール。でもちょっとダメダメうるさいから黙っててね?」
歩は昏く、だが妖艶な笑みを浮かべて徹の頬を撫でる。
「うふっ、そういえばこれもトールの本に載ってたよね、女の子が脱いだパンツを口に詰め込むやつ。……あれ、でもこれだと男女逆かな? まあいいや、どうかなトール、ボクの味は?」
その言葉で自分の口に詰め込まれたのが歩の下着だと気づいた瞬間、本能が口舌の神経を敏感にした。
少し酸味の効いた、けれどほの甘いような味が舌に纏わりつき、唾液がじわりと染み出す。
湿った肉の匂いが鼻孔まで立ちのぼり、その媚薬じみた香りに徹はぶるりと腰を震わせた。
「あはっ、トールってばもしかしてボクの味で興奮してくれてるんだぁ……嬉しいなぁ♡ だからお礼に、ボクも頑張って気持ちよくしてあげるからね?」
「んーッ!」
歩が生での挿入を再開しようとしているのに気付いた徹は慌てて抵抗するが、彼女の拘束は完璧で、一切緩む気配がない。
「あはは、無駄だよ? 子どもの頃、お父さんによくキャンプに連れて行ってもらったから、ロープワークも得意なんだよね、ボク。……それに、あんまり暴れると逆に締まって手足が壊死しちゃうかもだよ?」
歩はクスクスと脅すように嗜虐的な笑みを浮かべながらゆっくりと腰を下ろし――
「んんんんぅッ……あはっ♪ トールの、生で挿入っちゃったね♡」
――纏わりつくようなぬっとりとした熱が肉竿を包み込んだ。
本日の投稿はここまで、明日で完結ですのでよければ最後までお付き合いください。