オンゲのフレンドがリアルのセフレになりまして ~フレンドなんだからリアルでもボクと一緒に楽しいことしよ!~ 作:真喜屋五木路
(うわ……なんだこれ、ヤバっ……⁉)
腰から這い上がる未知の感覚に、挿入しただけで徹の視界が一瞬白く霞む。
たった0.01mm、向こうが透ける薄い膜がないだけ。
それだけのはずなのに、歩の膣内はまるで別物のような気持ちよさだった。
元々密度が高くブラシのようだった襞肉は、止むことなき蠕動を繰り返している。無数の小さな舌のように肉竿へと逃げ場なく絡みつき、とろみの強い熱々の天然ローションを執拗なまでに塗り付けてくるのだ。
挿入れただけで動いてすらいないのに亀頭やカリ首をしゃぶりまわされ、何度もキスを降らせるように吸い付かれ、徹は思わずビクリと腰を跳ねさせる。
「んあッ……♡ そんなに切なそうな顔して、トールも気持ちいいんだぁ……ボクもね、いつもよりトールを感じられて、すっごい気持ちいいよ♡」
うっとりとした夢見がちな表情で歩は妖しく微笑むと、腰を密着させたままねちっこく円を描く。
腰の円運動でペニスの裏表余すことなく揉みほぐされて、甘ったるいほどの快感が生じた。刹那的な肉の悦楽に徹は思わず思考することを放棄しかけ、
「ふふっ♡ 入れただけでこんなに気持ちいいんだから、このままセックスして中出ししたら、もっと気持ちいんだろうなって思わない?」
けれど歩の言葉に正気を取り戻す。
(そんなことしたら、子どもができて……ッ)
高校生で子どもなんて、歩にとっても望ましいことではないはずだ。ましてや、彼氏がいるのに他の男との子どもであれば猶更だ。
「んーッ!」
脊髄にドライアイスを流し込まれたかのような感覚に、それだけはダメだと、唯一自由な首を必死で横に振る。
「……トールは、嫌なんだ」
快感にうっとりと蕩けていた歩の顔から、表情がすぅっ、と抜け落ちた。
「レイプごっこの時はボクに『孕め』とか言ってくれたのに……本当にボクのこと、嫌いになっちゃったんだね……」
(――違うッ、そうじゃなくて歩が困るだろ、そうなったら……!)
だがパンツをねじ込まれた口では「むーっ、むーっ」と籠ったうめき声にしかならない。
鼻息ばかり荒くなる徹を、歩は寂しそうな目で見下ろした。
「……うん、ごめんねトール。本当にごめん。ボクは考えるのとか苦手だからさ、トールがなんでボクのこと嫌いになっちゃったか、ずーっと考えたけどやっぱり分からなかったんだ。でもね、これだけは知ってる。トールはすっごく優しい人だって。だからさ――」
寂しそうだった口元が薄く引き裂かれる。
「――トールはボクが赤ちゃん孕んだら、きっと責任感じてくれるよね? それで、ずーっと一緒にいてくれるよね?」
「っ……⁉」
徹の背中にぞくりと快感を塗り潰すほどの悪寒が駆け抜ける。
歩の双眸はどろりと濁り切った狂気で染まっていて、本気なのだということが本能的に察せられた。
「んん――ッ!」
徹は歩を跳ねのけようと滅茶苦茶に四肢を暴れさせようとして、だがロープが緩む気配は一向にない。
それどころか、体の上に跨った歩を揺すって性器同士を擦り合わせる結果にしかならなかった。
「んあッ♡ 酷いなぁトールってば、そんなに嫌がるなんて……ほら、ロープが擦れて血が出てるじゃん……んちゅっ♪」
歩は徹の手首にできた傷へ愛おしそうに舌を這わせ、それから両手で徹の肩をベッドへと押さえつける。
「でも、これでわかったでしょ? トールはもう動けないって。だからさ、諦めて気持ちよくなっちゃおうよ。それでおま×こにびゅーって射精して、ボクの子宮にお精子ぶちまけちゃお?」
そう言って、両手を支えに猛然と腰を跳ねさせ始める歩。
すでに油性マーカーで解されていたからか、歩の蜜壺はすっかり緩んで蕩けていて、あっさりと徹の肉竿を最奥まで受け入れた。
「あはッ、やっぱりペンなんかと全然違うっ……♡ トールの、熱くて、おっきくて、ゴツゴツしててっ……やっぱりボク、トールじゃないと……」
歩は淀んだ眼を妖しく煌めかせ、貪るように腰を打ち付ける。
あまりの勢いの激しさに、結合部から一往復ごとにばちゅッ、ぶちゅッ、と淫らな水音が部屋中に響き渡った。
上半身では重たげに垂れさがった柔乳がブランコのように揺れまくり、先端のピンクが残像となって宙に線を描く。
圧巻の光景に、興奮してはいけないと叫ぶ理性はあっという間に劣勢へと追い込まれた。
「んんぅッ……はっ、あぁッ……♡ やっぱり徹のおち×ぽ、いいとこに当たってっ……気持ちよすぎて……っ、あはっ、ダメだよね、ボクばっかり気持ちよくなってちゃ……♡」
歩はうっとりと目を細めて一瞬動きを止めると、今度は腰を密着させてグリグリと押し付けてくる。
「っう……!」
何度もペニスの敏感な部分を襞肉でらせん状に擦りあげられ、ぞわぞわとした快感が腰全体を包み込んだ。
「あはっ、感じてるトールの顔、やっぱり可愛い……もっともーっとボクの体で気持ちよくなってね?」
「っ⁉」
次の瞬間、ねじり運動に加えて歩の蜜壺がきゅぅっと締めつけられる。
それも、ただ肉竿全体を締めつけるのではなく、根本から竿、竿から亀頭へと――まるで精液を搾り出そうとするかのようなねちっこい締めつけ。
雑巾を搾られているかのように、陰茎の奥からじわりと快感が染み出す。
(っ、こんなの続けられたらッ、いつ暴発しても……っ)
徹は口の中のパンツを噛みしめて必死に快楽へ抗おうとする。
だが、そうすれば今度は歩の愛液が口の中に染み出して、余計に脳が熱くなり。
「あはッ、トールってば余裕無さそうな顔してる♡ おち×ぽもおっきくなってビクビクしてるし、もう射精そうなんだよね?」
耳元に歩の勝ち誇ったような笑みが近づいてきて、囁くような声に鼓膜がざわりとさざめき立つ。
「ねぇ、我慢なんてしないでいいんだよ? ボクはトールのセフレで性奴隷なんだから、気持ちよく射精してもいいんだよ? ボクのことティッシュだと思って精液コキ捨てて、ボクの卵子レイプしちゃお?」
男を悦ばせるためだけの熱っぽい台詞が耳朶を舐める。
理性をくすぐり蕩けさせるような響きに、だが徹は抗うように下半身全体に力を籠め、尻穴を締めあげた。
「……ふーん、ボクがいいって言ってるのに、トールは抵抗するんだ」
快感に抗うように細められた徹の視界に、悪戯っぽく嗤う歩の顔が映る。
「ふふっ♡ それともいっぱい我慢した方が気持ちよーく射精できるから頑張ってるのかな?」
歩は徹の肩に置いた手を這うように胸元へと降ろしていき、きゅっと乳首を摘み上げた。
「っく⁉ っ……!」
「あはっ♪ トールってば知ってた? 男の子でも乳首で気持ちよくなれちゃうんだって」
親指と人差し指で乳首を摘んだ歩は、ダイヤルを回すように何度も指先を捏ねまわす。
元々器用だからその力加減は絶妙で、時に甘やかすようにくすぐり、時に意地悪く抓りあげ。予測できない刺激に、徹の乳首はあっという間に性感帯へと変えられてしまった。
固くしこった乳首からぞわぞわするような快感が背骨を通して全身に広がる。
「ふふっ、そんなに気持ちいんだ? ……でも、こっちも忘れちゃダメだよ――ッ♡」
「っ……!」
ばちゅんッ! と歩の尻たぶが体重を乗せて叩きつけられる。
上半身に意識を奪われていたせいで、その一撃は防御の緩んだ腰の奥まで深々と突き刺さった。
(くあッ……マジでっ、ヤバいっ……頼む、歩……もう、これ以上は……!)
「あはっ♪ トールももう限界だよね? 実はさ、ボクもなんだ。だから最後は二人で一緒にイこ?」
力なく首を振る徹を無視して、悩ましげに表情を歪めた歩は杭打ち運動を再開した。
イきそうという言葉通り歩の蜜壺は小刻みに痙攣し、不意打ちのようにペニスへのハグを繰り返す。
そこへブラシのような襞肉による摩擦悦に、精液を搾り取ろうとするかのような絡みつき、乳首から送り込まれる新鮮な感覚が混ざりあい――徹の意識はどんどん白く染め上げられていく。
「っ……! っっ……!」
もはや唯一頭に残っているのは、『歩のために射精をしてはいけない』という想いだけだった。
けれどそれすら塗り潰すように、歩の言葉が耳から脳を犯す。
「ねぇトール、びゅーって射精しちゃおうよ。ボクのおま×こ、トールのお精子で溺れさせて、トール専用だってマーキングしちゃお?」
「――っ!」
その台詞は、歩への想いを未だ引きずる徹にとって、あまりにも致命的過ぎた。
目の前の雌を自分の種で孕ませたい。抱いている女を自分だけのものにしてしまいたい。
歩に彼氏がいるという事実は今や興奮の火種へと変わり――ついに雄としての根源的な欲求が理性を焼き切った。
(歩っ……あゆ、むぅ……っ!)
求められるだけでなく、自分からも求めずにはいられない衝動。腰が打ち下ろされるのに合わせて、徹は肉竿を突き上げる。
「っ⁉ んあぁぁああぁぁぁぁッ♡」
絶叫にも似た嬌声を迸らせた歩の顔が、嬉しそうに綻んだ。
「んうぅうぅぅッ、やったっ♡ トールもっ……ボクに射精したいんだっ、んああぁぁッ♡ はぁッ、いいよっ、ボクのおま×こに、思いっきり……っ」
言われなくとも、もう今さらそうすることしかできないのだ。
射精の予感に降りてきた歩の子宮口と鈴口がぶつかって、激しいディープキスに精巣がぼごりと沸き立つ。
(ううぅッ、もう、射精る……ッ!)
最後の力を振り絞って徹が腰を突き上げた瞬間、歩もまた絶頂に蜜洞を力の限り締め上げた。
「はぁあッ♡ イっ――んんんんんんんんんぅうぅぅッ♡」
二人は最奥で密着し、同期して全身を戦慄かせる。
どぐくッ、びゅぴゅばッ、どびゅるるるる――ッ!
限界以上に我慢したせいで、固体じみた粘度の白濁が尿道を内側から殴りつける。
もはや痛みにも近しい快感に、徹の視界で線香花火がバチバチと爆ぜた。
「あぁぁッ♡ すごいっ、すごいよこれぇ……っ♡ んはぁッ♡ 熱いのっ、ボクのお腹の中に入ってきてっ……んんっ、こんなの子宮、溺れちゃうぅ……っ」
歩は口から舌が零れるほどに表情を蕩けさせ、恋人の頬を撫でるような手つきで下腹部をさすりまわす。
実際歩の子宮口は鈴口と癒着したように吸い付いて離れず、ごきゅごきゅと男の欲望を際限なく受け入れ続けていた。
射精しているというより射精させられているような感すらある貪欲な膣奉仕に、徹はただただ腰を震わせる。
何度も小さな絶頂が続き、体の奥から欲望の澱が吐き出させられ――けれど、快感の波が徐々に引いていくにつれ、心を占めていくのは罪悪感だった。
(中出し、してしまった……)
しかも最後は浅ましく自分から腰を遣って。
自分たちはまだ高校生なのに、歩には彼氏がいるのに……。
罪悪感は自己嫌悪へと変化し、身体から力が抜けていく。
だがそのおかげだろうか、顎が緩んで口の中に余裕が生まれ、徹は舌を捻ってなんとかパンツを吐き出した。
「歩、もう、やめてくれ……。頼む……」
「あれ、トールってば手も使えないのに器用だね。ああでも、トールはキスもうまいからね。流石ボクのトールだね♪」
歩は妖艶な笑みを浮かべながら徹の唇を指でなぞる。
「でも、中出ししちゃったのにまだそんなこと言うなんて酷いなぁ……今のでボク、妊娠しちゃったかもしれないんだよ?」
「だったら猶更、今から掻き出して……」
「ふーん……そういうこと言うんだ」
幸せそうな笑みを浮かべていた歩の顔が、能面のように凍り付く。
同時に、射精直後で柔くなっていた雄茎がぎゅぅっ、と搾りあげられた。
「くぁッ、歩っ、なにして……っ!」
「なにって、決まってるじゃん。確実に妊娠するまでセックスするんだよ? 何回でも、何十回でも」
冷めきった瞳の奥に狂気の炎を揺らめかせ、歩は腰を密着させたまま踊るように何度もよじり回す。
「あっ……今っ、敏感っ、だから……っ⁉」
「あはっ、そんなこと言って、トールってばおっきくしてる癖に」
「それは……っ、こんなこと、されたら……っ」
腰の捻りに合わせて雄茎が根本から搾りあげられ、強制的に海綿体を充血させられる。
「うん、これなら大丈夫そうだね。……じゃあ、二回戦目始めよっか」
「駄目だ……歩、本当にこんなこと……っ」
「ダメって言っても、どうせ気持ちよくなったら射精ちゃうのは止められないんだから。トールも我慢しないで素直に気持ちよくなった方がお得だよ?」
必死の懇願も、狂気に飲まれた歩には獲物の断末魔にしか聞こえていないのだろうか。
歩の手が徹の胸板に置かれ、腰が持ち上げられる。
(ああくそッ、このままじゃ……)
もう手遅れなのかもしれない。だけどそうだとしてもこれ以上は……。
快感に流されそうな思考を必死で繋ぎとめ、徹は歩を止めるための言葉を必死に探し。
「……歩」
「どうしたの、トール? あ、もしかして観念してボクを孕ませる気になった? なら――」
「――『フリーズ』」
「っ……!!」
瞬間、歩の顔が死刑を宣告されたように歪んだ。
ぺちゅり、と持ち上げられた腰が力なく崩れ落ちる。
胸板に置かれた手が、白くなるほど強く握りしめられた。
ぽたり、と熱い雫が腹の上に落ちる。
「なん、で……なんで……それ、つかっちゃうのさ……」
ぽたりぽたりと雫が続き、とうとう歩は徹の胸に顔を押し付けて泣きだした。