竜人の妾 作:なーちん
自分の強さを自覚したのは五歳の頃だ。
故郷の島を怪しい
まあ、考えてみれば最初からおかしかった。親はどっちもヒューマンなのに俺には角があったし、その時点で普通じゃない。悲しいことに島に住んでた人達は
つい最近、教えてくれる奴に出会ったのだ。俺のせいで目覚めたとかいう女の姿をした
「なんで定期的に暴れてんだよ。お前のは癇癪ってレベルじゃないからめんどいんだよ。小石の感覚で島ぶん投げるとか勘弁してくれ」
『ふー……怪事(記憶が無くなるなど、奇妙なこともあるものですね)』
姉さんの名はガレヲン。
厳つい響きな気もするが、顔はおっとり美人。目は常に閉じていてるが、まあ超常的存在だから感覚で見えるとかなんだろ、多分。
喋り方は独特だ。ほとんど声は発さないが、代わりに脳に直接言葉を注ぎ込んでくる。普通に喋れと言ってら拒否られたから諦めた。
『疑念(放浪先で見つけた竜も惑わせる毒酒。あれがまずかったのでしょうか)』
「絶対それだ。名前からしてそれしかねえよ」
酔っ払った勢いで島を投げようとするな。誰も住んでなかったからいいようなものの、スケールがバグってんだから気をつけろっての。
俺は軽く寝返りを打った。頭上にはメロンもかくやといったデカさの乳がふたつ。この姉さん、人型になった時はムチムチの権化なのだ。何回かシバいてるうちに何でも言う事聞いてくれるようになったから、有り難く何でもしてもらっている。今は肉感たっぷりの脚を枕によしよしタイムだ。年いくつなのかは知らんが、母性あるんだよなこの人。この竜。
『疲弊(はぁ、疲れました)』
「疲れたのは俺だ」
ガレヲン姉さんによれば、俺は姉さんと
しかし、この姿のままで姉さんをシバけるって相当やばい。島投擲しようとする時の姉さん、バカでかい茶色の竜だからね。いや、竜ってより巨人って感じだけど、本人は竜って言い張っている。
『奇妙(なぜ雄の下半身は火照るのでしょうか)』
「いや、真面目に聞かれても……真面目に答えるなら、そこに雌がいるからだろ」
そら火照るわ。ムチムチの美女に足の間をスリスリされたら。性行為って概念とかなかったみたいだが、この見た目だし教えるしかないだろ? 何しても反応は薄いものの、少し息が上がる瞬間は必見だ。それまでにはかなり頑張る必要はあるが、それだけの価値があると俺は思っている。
さて、話を戻そう。
俺は姉さんと同じような存在だ。しかし、役目的なものは特にないらしい。今まで通り好きなように生きていてオッケーとのこと。だが注意事項があって、
『退屈(暇ですね)』
「雄のチンポ触りながらそんな事言うなよ……」
それならガレヲン姉さんと純愛してればいいじゃん、って話にはならない。そら見た目はSSS級を越えているかもしれんが、世界はこんな広いんだからさ。嫁を一人ゲットしてそれで満足じゃつまらんだろ。そんでなくてもこの世界、かなり弱肉強食なとこあるし。
最近、変な夢を見る。
しっかりとした秩序がある世界でのんびり暮らしてる退屈な夢だ。あれに比べてこの空の世界は
「このまま生殺しは勘弁だし、寝る前に交尾しよっか。ガレヲン姉さん上乗って」
『了承(わかっています)』
思い切ってデカい船を買ってみたが、今んとこ訪問してくるのは姉さんだけだ。常駐してるわけじゃないから乗組員は俺だけってことになる。明日くらいまで姉さんとまったりしたら、そろそろ目ぼしい雌でも探しに行くかね。
「な、なんなんだお前……アリーザを離せっ!」
とか考えて適当な島に向かったら、カップルっぽい男女を見つけた。体術が得意なお転婆娘と、その彼氏っぽい弱っちい優男だ。女の方がドラフで男の方がエルーン。ドラフの雌は低身長でむっちりしていることが多く、エルーンの雄はわりとイケメンが多いかな?
どっちもイメージ通りだった。女の名前はアリーザ。凛々しい金の兜が邪魔だが、顔の造りは整っていて戦闘力はまあまあ有る。俺と比べちゃ可哀想だが、少なくとも彼氏よりは強いな。
「いいじゃんこの子。気に入ったから連れてくわ。お前は帰っていいよ」
「なっ、ふ、ふざけるなっ」
「スタン落ち着いて! こいつめっちゃ強……ぐぅぅっ」
俺はアリーザの
挨拶がわりに軽くシバいてノックアウト。地面に叩きつけて今に至るだ。エルーン彼氏君は武器構えてるだけで向かってこない。無理やり握手して骨砕いてやったのが効いてるみたいだな。軽く殺されるのがわかってるから、まあビビってんだろうな。
「──このっ」
「おっと」
と思ってたら勇敢に斬りかかってきやがった。
全力でジャンプして剣を振り上げて……って、なんつー不格好な攻撃なんだか。
俺は空いていた方の腕を払った。肘で横腹をどついてやると、ヒョロ男は苦悶の表情で吹っ飛んでいく。
「ぐああっ!?」
「スタン!? ちょっとやめて! 彼を殺したりしたら、絶対アンタを殺してやるから!」
あんな彼氏でも愛情はたっぷりあるみたいだ。でもそれも近いうちに消えるな。勇ましくて可憐なドラフの美少女。弱い雄にはもったいないわ。
俺はアリーザの手首を頭を掴むと、ギリギリと落ちない程度に力を込めた。
「お前は今日の戦利品だ。大人しくしてないと、もっと痛めつけるぞ?」
「あ、あああああああっ!」
打ち上がる悲痛な悲鳴。
地面に転がった優男は呆然とこっちを見ていた。足がガタガタ震えていて、どうやら立ち上がれないみたいだな。原因は恐怖か衝撃か。どっちでもいい。
「行くぞアリーザ。心配すんなって。俺は惚れた女は捨てない主義なんだ。それどころか沢山
「な、なにいって……いやっ、誰か助けて! いやああああああああぁっ!」
アリーザの小さな体を肩に担いで、俺は自分の
それはそうと、倍近い体格差に蹂躙される雌ドラフってグッとくるよな。
「ああ、その変な兜は脱げよ。格闘服も好みじゃないから着替えろ」
「いやだ! あたしはアンタのおもちゃになんて」
「まあ、拒否っても剥くけどな。そうそう、お前あいつとセックスしたの? できればそっちの方が燃えるっつーか、比べさせてやろうと思ってたんだが」
「は……? 何言ってんのあんた……きゃっ! おい! おしり、やめろっ! 揉むなっ」
船までの道すがら、担いだアリーザの桃尻をホットパンツの上から揉みしだく。スタンとかいう優男が追ってくることはなかった。これぞ弱肉強食。上質な雌は強い雄に奪われる。当たり前の話だな。
ところでアリーザって需要あるの?
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ある
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ない