【ラブライブ μ's物語 Vol.7】 にこ姉ぇの親友に手を出した話 作:スターダイヤモンド
その1『拗(こじ)らせた虎太郎』
『俺』が『その人』と会ったのは『母親』に使いを頼まれ『にこ姉ぇ』の住むマンションに行った時のことだった。
最後にその姿を見てから10年以上の月日が過ぎていたが…一目で彼女だとわかり…俺の呼吸は止まった…。
彼女の名前は…『小泉花陽』さん。
にこ姉ぇと趣味が同じということもあり、何度か家に遊びに来たことがある。
大抵は二人でアイドルのDVDを観たりして時間を過ごしていたようだが、時折、俺たち妹弟(きょうだい)とも遊んでくれた。
折り紙を作ってくれたり、モグラたたき、トランプをしたり…公園へ散歩に連れて行ってもらったこともある。
…とは言え…
具体的に何をして、どうだったか…なんてことまでは、大きな事件があったわけでもないので、細かく覚えてない。
その時に見た光景を脳内で再生することは可能だが、そのほとんどは後から聴いた話が合わさってできた…いわば…脚色された記憶である。
ただ…想い出は美化されるというが…俺は彼女と会うたびに、すごくドキドキしていたことは今でも鮮明に覚えている。
そしてどういうわけか、花陽さんの傍に行くと、俺の小指にも満たないようなあそこがパンパンになって、無性におしっこがしたくなったことも、よく覚えている。
メチャクチャおしっこがしたくなって、トイレに行くのだが、全然出ない。
その当時はそれが男性特有のそういう現象だとは、もちろん知る由もなかった。
『母親と3人の姉妹』に囲まれて育った俺だが…今にして思えば、初めて身内以外で『異性』を意識した瞬間だったのかも知れない。
花陽さんは…俺の初恋の人だった。
………
……
…
にこ姉ぇは高校を卒業と同時に独り暮らしを始めた。
狭い我が家と俺たちの今後を気遣って、家を出たのだった。
「これからの世の中は手に職を付けなきゃ生きてけないのよ!」とアイドルになる夢を諦め、調理師の専門学校に進んだ。
学費は『穂むら』でバイトをするなどしながら稼ぎ、にこ姉ぇは無事卒業した。
そしてそのまま『そっちの道』に進むかと思いきや…とある劇団に入り…今は…舞台に立っている。
決して有名ではないが、それでもコンスタントに仕事は貰えているようで、独立してから住み続けていた安アパートを引き払い、数年前にこのマンションへと引っ越したのだった。
………
……
…
にこ姉ぇが独り暮らしを始めてから、花陽さんが家に来ることはなくなった。
それはそうだ。
わざわざ俺たちのお守(も)りをするために、ここを訪れるほど、暇じゃない。
いや、そもそも、その理由もない。
だから…俺は直接花陽さんに会ってドキドキすることはなくなったし、あそこをパンパンに腫らすこともなくなった。
それでも…俺の心の中から花陽さんが消えることは片時もなかった。
幸いなこと(?)に、にこ姉ぇは自分のアルバムの類を家に置いていったので、そこを漁ればいつでも花陽さんに会えた。
一緒に過ごした時に見た光景は、色々補正が掛かっているが、そこに写っている姿形は永遠に変わることがない。
キラキラとした眩しい表情で、いつも俺に微笑みかけてくれていた。
………
……
…
時は過ぎ、俺は小学生になる。
そのくらいの歳になれば、多少、周りの女の子のことが気になり始めたり、アイドル歌手に興味を持ち始めたりするものだが…生憎、俺はそうではなかった。
同級生の女子の会話、遊び、所持品のすべてがガキに見えてしまい、少なくとも彼女たちに恋愛感情のようなものは芽生えなかった。
それは上3人が姉という環境の中で育ってきたからに他ならない。
俺と『こあ姉ぇ』とは3つしか離れていないが『ころ姉ぇ』とは6つ離れている。
つまり『ろ』は、俺が小学校に入った時には、中学1年生だったわけだ。
そんな『大人な女性』が身内にいれば、同級生が幼く見えるのは、至極当然のことだった。
だが…
にも拘わらず…
姉ちゃんたちを女として意識することはなかった。
いや、ゼロとは言わない。
やっぱり裸を見たりすれば、ドキドキはしたし…あそこが大きくなったりもした。
そしてだんだんと、それがどういうことか…を理解するようになっていた。
しかし、姉ちゃんたちには、俺をオトコとさせるに当たって、決定的に足りないものがあった。
胸である。
自慢じゃないが、姉ちゃんたち3人の器量は悪くない。
にこ姉ぇこそ、身長が低くて幼く見えるが、残る二人は細身でスタイルもいい。
でも、胸がない。
悲しいほどに胸がない。
第一次性徴を迎える頃の男子にとって、顔の次に大事なパーツは胸の大きさである。
『大きい』は『正義』なのだ。
考えてみれば…花陽さんのことが好きな理由のひとつは、これに起因しているかもしれない。
一緒に遊んでもらっていた頃から、無意識のうちに、にこ姉ぇたちにはない『その魅力』に取り憑かれていたのだろう。
………
……
…
中学生になってすぐの頃…俺は初めて『大人の男』になった。
花陽さんに触れて、触れられて…気が付いたら発射していた。
全ては…夢の中での出来事だった…。
だが、自分のパンツが汚れたことは現実に起きたことだった。
以降、俺は独りで自分を慰めるという行為に目覚めていく。
当然ながら、相手は花陽さんだ。
ありとあらゆるシチュエーションで……ほぼ毎日、狂ったように彼女とことに及んだ。
俺はある時、にこ姉ぇのアルバムから、μ'sの夏の合宿で撮った『海の写真』を抜き取り、自分の机の引き出しにしまい込んだ。
そこには、花陽さんの派手さはないが…それでも胸の大きさと形を想像するには充分な…水着姿が写っていた。
μ'sには他にも胸の大きなメンバーはいる。
しかし実際に会ったことのある人物の方が、妄想しやすかった。
時には、にこ姉ぇたちも登場させて、行為に励んだ。
もちろん、彼女たちは脇役である。
………
……
…
更に時は過ぎ…俺は高1になった。
ころ姉ぇもこあ姉ぇも、高校を卒業と同時に、にこ姉ぇのマンションに居候している為、今、ここには俺と母親しか住んでない。
仕方がないことだとは言え、随分寂しくなったもんだ。
娘を嫁に出して、夫婦2人きりになった時の父親の気持ち…ってこんなんなんだろうな…なんて思ったりもするようになった。
〜つづく〜
感想をお聴かせ下さい。
-
エロい
-
面白い
-
ふつう
-
つまらない
-
期待外れ
-
その他