※この作品はR-18です。

【ラブライブ μ's物語 Vol.7】 にこ姉ぇの親友に手を出した話   作:スターダイヤモンド

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その11『新たな魅力、発見!』

 

………

 

 

 

レジに向かおうとした時に、不意に、花陽さんが立ち止まり、カートをぶつけてしまった。

 

 

 

もにょ〜ん…と音がした。

少なくともそう感じた。

 

 

 

「ぴゃあ!」

カートがお尻にぶつかり、押し戻された。

 

 

 

「す、すみません!その…わざとじゃ」

 

 

 

「ううん、こっちこそ。急に止まっちゃったから」

 

 

 

今日の花陽さんはサマーニットと、プリーツ多めのロングスカートという服装だ。

そして素足にミュール。

胸の起伏がハッキリわかる上半身に比べ、下半身はゆったりめである。

 

それでも、お尻の大きさや形は想像できた。

にこ姉ぇたちとは違い、丸々とした、柔らかそうなお尻…。

 

これまで、俺が見てきた花陽さんの写真は、バストアップが多く…全身が写ってたとしても、当然ながら、後ろ向きのものなどなかった。

だから、これまでそこに焦点を当てることも、なかったのだ。

 

しかし、気付いてしまった。

 

 

 

あれ、花陽さんって後ろ姿もエロくない?

 

…とはいえ…

 

胸が大きすぎるのも好きじゃない。

乳輪や乳首も同じだ。

そして、もちろん色も重要だ。

自分の中に『このおっぱいが最高!』という基準がある。

 

 

 

しかし、俺は今まで、お尻に関しては何の興味も興味も示さなかった。

そこを見て、興奮することはなかったのだ。

 

ミニスカートから見えそうなパンツに『おっ♡』と思うことはあっても、その中身…お尻はあまり重要視してこなかった。

 

 

 

ところが…

 

初めて、お尻を触ってみたいと思った。

白くて、むちむちしていて、柔らかくて…なんて、見たこともないのに、勝手に彼女のお尻を想像してしまう。

 

今のカートの一撃で、完全に目覚めてしまった。

 

これまでの俺の人生観が一変したような気がした。

 

 

 

 

 

………

 

 

 

 

 

「こういう日じゃないと、まとめて買い物出来ないのよねぇ」

 

買い物を終えたにこ姉ぇが、家へと向かう。

俺と花陽さんという荷物持ち2名を従えて。

 

「『ろ』と『あ』は普段なにしてるんだよ。買い物行かねーの?」

 

「一緒には住んでるけど、みんなバラバラに生活してるから。3人揃って食事なんて、滅多にないの」

 

「家事はどうしてるの?」と花陽さん。

 

「当番制。まぁ、アタシは地方での公演も多いし、二人にお願いすることが多いんだけど」

 

 

 

にこ姉ぇは『小庭沙弥(こにわさや)』という芸名で舞台女優をやっている。

本名を逆さまにして、さりげなく自分であることをアピールしているところが、自己顕示欲の強い姉ちゃんらしい。

 

しかし、本人の努力の甲斐あって、大きな劇団に所属しているが『元μ's』の肩書きをもってしても、主役を張れるまでには至ってない。

厳しい世界だ。

 

だから…自慢の調理の腕を生かし、飲食店でバイトをしながら、食い繋いでいた。

 

母親もだいぶバックアップしていたようだが…。

 

舞台一本で食べていけるようになったのは、つい最近のことだ。

本人曰く、少し知名度も上がってきたらしい。

 

この間は『地方ドラマのエキストラ役をゲットした』と喜んでいた。

それが本当なら初めてのTV出演となる。

 

 

 

マンションに戻った二人は、早速夕飯の支度を始めた。

 

「なにか手伝うことある?」

その気はないが、訊くだけ聴いてみた。

 

「大丈夫。TVでも観て、ゆっくりしてて」

言われるがまま、TVを点けるが、土曜の夕方のこの時間、たいして興味のある番組はなかった。

 

 

 

ヒマだな…。

 

 

俺はスマホを取り出し、イベント期間中のリズムゲームをすることにした。

 

 

 

そういえば…

 

俺はスーパーでの会話を思い出し…『ランエボ』…とググってみた。

 

 

 

「…」

 

 

 

これが花陽さんの乗ってる車?

イメージと全然違うんだが…。

聴き間違えたかな?

 

それとも…親父さんの車を、借りてるとか…。

あぁ…それはありえるなぁ…。

 

 

 

それにしても…。

 

 

 

まさか…走り屋?

 

そんな文字が頭に浮かんだ。

 

 

 

そうか…

そういうことか!

 

 

 

俺はさっきの、花陽さんとの会話を、頭の中で振り返る。

 

 

つまり…ランエボという車をよく知らないまま「いいですね…」などと返事をしたり「乗ってみたい車がスポーツカーだ」と答えたことで、花陽さんは俺がそういうのに憧れていると勘違いしたようだ。

 

そこに「運転を覚えたいから横に乗せてくれ…」なんて言ったもんだから…「そんなに甘いもんじゃないわよ!ゲームとは違うのよ」…と言った…ってことなのかな…。

 

 

 

それってガチな人じゃん…。

 

 

ひょっとして花陽さんて車に乗ると「おらぁ!トロトロ走ってんじゃねぇぞ、こらぁ!」みたいな感じだったりして…。

 

 

 

いやいや、まさかなぁ…。

 

 

 

そんなことを考えながら、キッチンに目をやる。

 

こちらに背を向けているが、二人が楽しそうに調理しているのわかる。

 

 

 

右ににこ姉ぇ。

 

エプロンをしたその後ろ姿は、子供の頃のそれと、なんら変わらない。

しかし、久しく見ていていなかったから…なんとなく懐かしくも感じられた。

 

ご飯の炊けた匂い、味噌汁の匂い、ハンバーグの焼けた匂い…まだ俺が『純だった頃』の記憶が一気に甦ってきて…急に泣きそうになる。

 

どうしたんだろ、俺…。

 

 

 

ノスタルジックな感情に絆(ほだ)されている場合じゃない。

俺は視線を左に移した。

 

そこに見えるのは、家から持参したのであろうエプロンを身に付けた、花陽さんだ。

 

後でギュッと結ばれた紐のせいで、ウエストラインが絞られているから、ことさら、まあるいお尻が、強調されて見える。

 

 

 

これまでなら、そうでもなかったかも知れないが…

 

今は…

 

後ろから近付き、スカートをめくりあげ、そのお尻の柔らかさを確かめてみたいという衝動に駈られる。

それが電車の中だったら、完全な痴漢行為だ。

 

 

 

それで…「待って!今、ご飯作ってるから…あとでいっぱいしようね♡」…なんて言われて…。

 

それでも我慢出来ずに……。

 

 

 

ヤバイ!

妄想が止まらない!

 

 

 

また、ムクムクと息子が起き上がってきた…。

 

 

 

いかん、いかん…。

 

 

 

慌てて、視線を右に戻した。

にこ姉ぇを見て気持ちを落ち着かせる。

 

 

 

彼女が居て良かった…と思うと同時に、居なきゃ良かったのに…とも思った。

 

複雑な気持ちを抱えながら、料理が出来るのを待ったのだった…。

 

 

 

 

 

〜つづく〜

 

 

 

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