【ラブライブ μ's物語 Vol.7】 にこ姉ぇの親友に手を出した話 作:スターダイヤモンド
「う〜ん、にこちゃん…やっぱり私帰るよ。しばらくすれば、雨も止むだろうし」
「穂乃果が『雨やめ〜』って叫べば一発でやむのに」
「また古い話を…」と花陽さんが笑った。
きっと二人にしかわからないネタなんだろう。
「え〜泊まっていってくださいよぉ。今度いつ会えるかわからなですしぃ」と、ころ姉ぇが花陽さんの腕を引っ張った。
彼女が他の人に甘える姿なんて、見たことがない。
俺の想いとは違うだろうが、ころ姉ぇも、面倒をみてもらったということは恩義に感じているハズだ。
きっと花陽さんは特別な人なんだろう。
「右に同じであります!」
そして、こあ姉ぇも…。
「そうしたいのはやまやまだけど…」
「花陽が気を遣うことはないわよ」
と、にこ姉ぇが、俺をチラッと見た。
「わかってるよ。俺は雨が上がったら帰るよ」
一緒に泊まって、あわよくば…と思ったが、やっぱり、それは甘かったか…。
俺たちは雷雨が上がるまで、TVゲームをして待つことにした。
しかし、まったく収まる気配がない。
そうこうしている内に2時間が過ぎた。
上の姉二人は、だいぶ眠そうにしている。
調子に乗って、結構呑んだようだ。
一方、花陽さんは…同じくらい呑んだハズだが、全然平気そうだ。
かなりしっかりしている。
これは…酔っぱらってる隙に…という作戦も無理みたいだ。
それから更に1時間…。
ようやく、雷雨が収まった。
しかし、同じくらいのタイミングで、にこ姉ぇところ姉ぇが限界を超えた。
「にこ姉ぇたち、寝ちゃいましたね」
「そうだね…」
「どうします?」
「う〜ん…やっぱり私、帰るね!」
「え〜!?大丈夫ですか?」
「うん!私はそんなに飲んでないし…ここからタクシーで帰れば…ね?」
「なんかすみません…だらしない姉で…」
こあ姉ぇはさっきまでの変なキャラ作りをやめたのか、いきなりまともな口調で話し始めた。
「ううん、全然、全然…今日はおうちで呑んだから、気が緩んじゃったのかな。にこちゃんは普段、外で会う時は絶対に呑まないし…私も若い頃は面倒見てもらったから…そこはお互い様ってことで」
「ころ姉ぇが、お酒の飲んで寝落ちするなんて…初めての見たかも」
「ね?だからお酒は気を付けないと…」
「はい…わかりました」
「このままにしておくと風邪ひいちゃうかも知れないから…ベッドに運ぼうか?」
「はい!こた、手伝って」
「あぁ…」
にこ姉ぇはひとり部屋。
ころ姉ぇとこあ姉ぇは同じ部屋。
俺は2往復して、姉をベッドまで運んだ。
〜つづく〜
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