【ラブライブ μ's物語 Vol.7】 にこ姉ぇの親友に手を出した話 作:スターダイヤモンド
「ふぅ…やっちまったか…」
後悔…というよりは、達成感に近いかもしれない。
花陽さんに気付かれたらアウトなのに、思わず俺は声を漏らしてしまった。
だが…
これで終わりじゃない。
まだまだ元気いっぱいだ。
むしろ、今のが呼び水になり、俺の相棒は更に硬くなった気がする。
よし、この勢いのまま、次のアクションに移ろう。
思い立ったら、吉日!
善は急げ!
全身全霊!!
次の目標は…胸だ!
もう、いつ復旧するかなんて構ってられない。
ここで死ぬかもしれないんだ。
花陽さんの胸を見ずして…触らずして…この世の終わりを迎えてなるものか!
花陽さんは、目を覚ました時に元の体制に戻ったらしく、また壁にもたれて眠りに就いていた。
さて…どうしよう…。
少し考える。
正面からいくか?
いや…
俺は、花陽さんと壁の隙間に割って入り、半ば強引に背後へと周った。
自分の脚を拡げ、彼女をその間に入れて挟む。
そして恋人がするように、後ろから腰に手を廻した。
あったかい…
密着した彼女の背中から、体温が伝わってくる。
花陽さん…
好きです…
このまま、あなたを離したくありません…
さらに腕に力を込めて、ギュッと強く抱き締める。
花陽さんの髪の毛が、俺の鼻先をくすぐった。
わずかな時間、頭からエロいことが消え去った。
純粋に…好きな人とこんなことができるのが『幸せ』って言うんだな…と思った。
もっとも、それは俺の『一方的な想い』であり、そこに花陽さんの意思は存在していないのだが…。
もう少しだけ、恋人っぽいことをしてみたい…。
俺は彼女の左肩に、自分の顎を乗せた。
その隣には…聴こえるか聴こえないか…というくらい小さな寝息を立て眠る花陽さんの顔がある。
俺は彼女の顔をこちらに向けると…その唇に自らの唇を重ねた。
やわらかくて、ふっくらとした感触と…微かなアルコールの匂い…。
これが俺のファーストキス…。
幼い頃、姉ちゃんたちとふざけて『チュー』したことはあるが…自分の意思で異性したのは、初めてのことだった。
ところでキスというのは、いつまでしていればいいんだろうか?
やめるタイミングがわからない。
俺が経験不足なだけなのかも知れないけど『花陽さんの唇を奪った』という支配欲は満たされたが、それが=『性的欲求を満たす』ではないようだ。
きっと相手が反応してこそ、気持ちが高まり合ったり、興奮するものなのだろう。
「…ん…んん…」
そうこうしているうちに、口が塞がれて呼吸が苦しくなったのか…花陽さんが少し呻いたので、俺は唇を離した。
しばらく様子を見てみるが、起きる気配はない。
ホッとしてから…ふと我に返った。
あぁ、そうだ…
花陽さんのおっぱい!!
決して忘れていた訳じゃない。
しかし、いきなり、触るのも気が引けた。
だから、段取りを踏んでみた。
そうしたら、ちょっと、エロい気分が薄まった…。
それだけのことだ。
誰に言い訳をしているのか、わからないが、自分にそう言い聞かせ、頭をエッチモードに切り替えた。
〜つづく〜
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