【ラブライブ μ's物語 Vol.7】 にこ姉ぇの親友に手を出した話 作:スターダイヤモンド
しかし、甘かった…。
「ぴゃあ!?」
花陽さんは叫び声と共に体を強く捻った。
その勢いで、彼女の両腕が俺の脇腹を捉える。
「痛っ」
「えっ?こ、こたろう君!?…大丈夫?どこかぶつけた?…」
花陽さんの後ろで、横に倒れた俺。
一瞬、呼吸困難に陥りながらも「…へ、平気です…」と答えた。
「ご、ごめんね…誰かに襲われた夢を見てたみたいで…ビックリしたよね」
「い、いえ…大丈夫です」
俺にエルボーを喰らわせた自覚は無いようだ。
自分がいきなり大きな声を上げたから、俺が驚いた…そう思っているのだろう。
「…って…あれ?…えっ?えっ?…」
花陽さんはニットの中に手を入れた。
音と気配でそれがわかる。
「えっ、なんでブラが…」
最後の方は聞こえなかったが『外れてるの?』と言ったに違いない。
「あれ?…どうして?…』
明らかに混乱している。
この状況を把握できていない。
それは当然のことだった。
「…こたろう君…」
「…はい…」
「ちょっと、目を瞑っててくれないかな…」
「はい…って、開けてても何も見えないですけど」
「そうなんだけど…気分的な問題…かな」
「はぁ…まぁ…いいですけど…何かするんですか?」
…ちゅー?…なワケないか…
「ちょっとね…はい、じゃあ、目を閉じて」
「閉じました」
俺は言われるまま、目を瞑る…フリ…をした。
何も見えないが、花陽さんが何をしてるか、なんとなくわかった。
一旦、服を脱ぎ、ブラのフックを留め直していたようだ。
そして、再び、服を着た。
環境に慣れたというか…五感が研ぎ澄まされてきたというか…その動作の一部始終が見えた気がした。
「さて…こたろう君…」
「…はい…」
「説明…してくれるかな…」
表情は見えないが、口調は穏やかだ。
「…えっと…」
「今、何をしてたの?」
「…」
「もしかして…エッチな事?」
「す、すみません!!」
俺は…土下座をして謝った。
でも、花陽さんは見えていない。
何故なら暗闇の中だから。
「…ふぅ〜〜…そっかぁ…」
大きな溜め息と共に、そう呟いた。
「本当に、本当にすみません!」
「う〜ん…そっかぁ…う〜ん…ダメだよねぇ…そういうことしちゃ」
激怒されるかと思いきや、子供を諭すかのよかうに、俺を注意した。
「はい、すみません!」
こっちとしては、もう、ひたすら謝るしかない。
「こたろう君もそういう歳になったんだねぇ」
「まぁ…はい…」
「う〜ん…お年頃だし…こういうことをしたくなる気持ちはわからなくはないけど…でも、やっぱり…一方的にしちゃうのは良くないと思うな…」
「…はい…」
「…女の子はね…傷つきやすいんだよ…」
「はい、すみません」
「こういうことして捕まっちゃたりしたらどうするの?…にこちゃんも、こころちゃんも、ここあちゃんも、みんな悲しむよ」
「はい…」
「今回の事は…黙っててあげるけど…」
「あ、ありがとうございます!!」
「…でも、参ったなぁ…あのこたろう君がねぇ…大きくなっちゃたんだねぇ…」
「はい、そうなんです!花陽さんと一緒にいたら…大きくなっちゃって…」
「ん?」
「その…花陽さんと一緒にいたら…チン○ンが大きくなっちゃって、我慢できなくなっちゃって…」
「ゲホッ…し、下ネタ?…え、えっと、私は大きくなった…ってそういう意味で言ったんじゃ」
「いえ、俺はそういう意味で言いました」
「へっ?」
「正直に言います!…ずっと…ずっと…ずっと花陽さんのことが好きでした!!」
「ぴゃあ!?」
人生初の告白だった。
〜つづく〜
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