【ラブライブ μ's物語 Vol.7】 にこ姉ぇの親友に手を出した話 作:スターダイヤモンド
「そう言えば花陽さん…って、実はバイだったりします?」
俺は一旦攻撃をやめ、ウェットティッシュを取りに立ち上がった。
「へっ?バイ?」
突然の…まったく脈略のない質問…に、花陽さんは目を丸くする。
「男の人も、女のひとも、両方ともイケる!…っていう意味のバイです」
「あぁ…そういう意味の…って、どうして私が?」
「寝言でいろんな人の名前が出てきましたよ。μ'sのメンバーばっかり…」
キッチンシンクの傍で目当ての物を見つけた俺は、そう言いながら、花陽さんの元に戻った。
「そ、そうなんだ?寝言で?…う〜ん…えっとね、それは今でも仲がいいし…夢に出てくるくらいのことは、あると思うな…」
「その夢は…希さんたちにおっぱい揉まれる夢ですか?」
「!!…ち、違うよ…」
「図星ですよね?」
「な、なんのことかな?」
「そう言ってましたもん『揉まないで』とか『ここじゃダメ』とか…あっ、遅くなってすみません…身体、拭きますね?」
話の途中ではあるが…俺が汚してしまった彼女の胸元…を、持ってきたウェットティッシュで拭こうとした。
「自分でやるよ…」
花陽さんが手を出す。
俺は箱から数枚引き出し、彼女に手渡した。
「じゃあ、俺は背中拭きますね?」
「えっ、背中?…背中は大丈夫だよ…」
「でも、床に寝転んでたから…汚いっすよ」なんてことを言って、勝手に拭き始める。
「うぅ…スースーするよぉ…」
「寒いですか?」
「少し…」
「アルコールで熱を奪っちゃいましたかねぇ?」
「そうかも」
「…ですよね。だったら、俺が温めてあげますよ」
俺はまた、彼女の隙を衝いて、後ろから抱き付いた。
「あっ…」
「『冷え』は女性の敵ですからね」
「そうだけど…」
作戦成功。
極々自然に、花陽さんとくっつくことが出来た。
そしてエレベータの時のように、後ろから彼女の腰に両手を回しホールドする。
「それで…どうなんです?」
彼女に密着したまま、再び問いか掛ける。
「なんの話だっけ?」
「寝言の話ですよ。エッチな夢、見てましたよね?しかもμ'sのメンバーに犯られちゃうような…」
「み、見てないよ、そんな夢」
「どうですかねぇ?まぁ…夢って起きた瞬間、忘れちゃったりするしますもんね」
「うん、確かに…でも、そんな夢は…」
「いや、ハッキリ言ってましたよ。『希ちゃん、ダメだよ…』とか『海未ちゃん破廉恥だよ』とか…『ことりちゃん、もっとしてぇ』とか『真姫ちゃん、花陽の事を好きにしていいよ」とか」
前半は本当。
後半は嘘。
「な、なんと!?そんなエッチな事を…あり得ないよぉ…いやいや…さすがにそんなことは…」
花陽さんは半信半疑って感じだ。
全否定しない…ってことは、それなりに自覚があるってことか…。
「これが花陽さんの願望からくるものなのか、実体験からくるものなのかわからないですけど…どっちにしろ、嫌いじゃないですよね?こういうことされるの」
俺はそう言い放つと、お腹にあった手を乳房へと移した。
「ひゃあ!!」
グッと力を入れ、花陽さんが身体を硬直させる。
「もし、花陽さんが…本当は女の人とそういうことしたい…って思ってるなら…俺が替わりに『女の人』になりましょうか?」
やりたい一心で、自分でも訳がわからないことを言い出した。
「替わりに…なる?」
「目を瞑ればわからないでしょ?エッチの相手が男か女かなんて」
「普通わかると思う」
「俺が東條希さんになりますよ!」
「えっ?…の、希ちゃんに?…えっと…それはだいぶ無理があるよね?」
「あぁ…確かに…俺と希さんじゃ、胸のサイズが、ちょっとアレですもんね…」
「いや、そういう意味じゃ…」
「では、さっき名前が出てきた人の中だと…海未さんなら、どうですか?胸のサイズも気にならないですよね?はい『園田海未役の矢澤虎太郎』ってことで」
「う〜ん…どこかで聴いたことあるフレーズ…」
花陽さんは苦笑した…。
〜つづく〜
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