※この作品はR-18です。

【ラブライブ μ's物語 Vol.7】 にこ姉ぇの親友に手を出した話   作:スターダイヤモンド

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その7『[あ]と[ろ]』

 

「ただいま〜」

 

「今、帰りました」

 

出掛けていた『あ』と『ろ』が戻ってきた。

 

 

 

 「おぉ、こた!どうした?」

今年、高校を卒業して…今は美容師の専門学校に通っている『こあ姉ぇ』が俺にヘッドロックを掛ける。

 

「ここあ!そういう乱暴なことはやめなさい!…っていつも言ってるでしょ」

彼女を咎めたのは、大学を卒業して社会人2年目の『ころ姉ぇ』。

こっちは大手ゼネコンに勤めている。

 

 

 

「ば、ばか…痛ぇよ…ちょ…ちょっと、母さんに使いを頼…ま…れ…」

そこまで言うと、急に頭を締め付けていた腕が解き放たれた。

 

 

 

「きゃあ〜 花陽さん、来てたんですかぁ」

 

「お久しぶりです。お元気ですか!」

 

俺の説明を聴き終わらないうちに、姉二人は彼女の元へと走り、抱き着いた。

 

 

 

「こころちゃん、ここあちゃん、こんにちは。お邪魔…し…て…ま」

 

 

 

「あぁ、やっぱり花陽さんの身体、気持ちいいです」

 

「はい、この感触…安心しますぅ」

 

 

 

「…す…って、う〜ムニュムニュしないでぇ」

 

 

 

おいおい、何してるんだよ!?

そんなこと、していいのかよ!?

バカヤロウ!

俺も仲間に入れろぉ!

 

姉二人の行動に、心の中で雄叫びをあげた…。

 

 

 

「こらこら、花陽はアンタたちの抱き枕じゃないのよ!」

 

 

 

「わかってます」

 

「わかってるって」

 

 

 

「でも…」

 

「もう少しだけ…」

 

 

 

「ダメだ!っつうの!」

にこ姉ぇが『ろ』と『あ』の頭にチョップ放つ。

 

痛いなぁ…と言いつつ、二人はようやく花陽さんから離れた。

 

 

 

 

 

帰ってきた2人に

「今から夕食の買い出しに行くんだけどぉ…アンタたちも来る?」

とにこ姉ぇが訊く。

 

 

 

「パ〜ス!今日はずっと立ちっぱで…脚が棒状態」

 

 

 

「今日、学校だったの?」

 

 

 

「技能実習があったでございます!」

花陽さんの質問に、こあ姉ぇは何故か敬礼をして答えた。

 

 

 

「こころは?」

 

 

 

「ごめんなさい。書類を纏めなくちゃいけなくて…」

 

よく見ると、ころ姉ぇはスーツ姿だ。

なるほど、みんな土曜日でも忙しくしてらしい。

 

 

 

「こた!」

そうすると、俺に声が掛かる。

 

 

 

「なんだよ…」

 

 

 

「付き合いなさい」

 

「俺が行くの?何しに…」

 

「荷物持ちに決まってるでしょ」

まぁ、想定された答えだ。

 

「夕食の買い出しだろ?…俺、関係ないじゃん」

 

「一緒に食べていけばいいでしょ!お母さんには言っておくから」

 

 

 

「…」

 

 

 

「何よ…文句ある?」

 

「い、いや…」

 

「はい、決まり〜!!じゃあ、花陽も準備して」

 

「はぁ〜い♪」

 

 

 

「えっ?…花陽さんも一緒に行くの?」

ちょっとだけオレの声が大きくなった。

 

 

 

「ん?何よ、急に元気になっちゃってぇ」

 

「な、なってね〜し…ってか、二人で行くのかと思ったから…」

 

「当たり前でしょ。花陽を留守番させて私たちだけで行くとでも?」

 

「今日はにこちゃんと一緒にお料理作って、ご飯を食べて帰るから」

 

「言わなかったっけ?」

 

「…いや、夕飯食べるは聴いたけど…一緒に料理作って…までは…」

 

「ほら、さっさと行くわよ!」

 

「お、おう…」

 

 

 

俺は表情が緩んだのを悟られないよう、後ろを向いて応答した。

 

 

 

 

 

〜つづく〜

 

 

 

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