※この作品はR-18です。

の【日の丸の国史上最悪の猟奇殺人事件がきっかけで始まった物語】   作:桃色ぴんく

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前半に青山さんのお母さんが過激な復讐の準備をするシーン、後半に男がゆうちゃんの身体の一部を撫でたり食べたりするシーンが含まれます。

実際の犯罪行為や危険な行為を肯定、助長する意図はありませんのでご安心ください。


第47話

7月10日午後4時30分

 

保護メガネと厚手のニトリルゴム製の手袋をした青山さんのお母さんは、スマホを片手に『封印の薬』を作り始めた。

 

「えっと?ぬるま湯で溶かしたほうが早く皮膚を溶かせるのね。それから、ほんの少しでも目に入ると失明する……。あら、いいじゃない!完璧ね!」

 

青山さんのお母さんは、満面の笑みを浮かべながら洗面器に溢れそうなほどの強アルカリ性パイプクリーナーと約50℃のぬるま湯を入れた。

 

「そうね。これをかけた後に包丁と斧でバツだらけにしてやるのが1番いいわね。見てなさいよ、魔王!」

 

青山さんのお母さんは、『封印の薬』をやや大きめの霧吹きにゆっくりと入れた。

 

一方その頃……

 

スマホを右手に持った男は、サニーTVでニュースを見ていた。

 

 

7月8日の午前8時に投稿された、今話題のSNSの投稿。

 

こちらの投稿は、女性の親友ではなく桃松ゆうさんのスマホからされたものと分かりました。

 

警察は、男が桃松ゆうさんを殺害して食べた後にスマホを奪って投稿したとみて、早急に捜査を進めています。

 

 

「全く、警察も馬鹿だなあ。一体誰に似たんだか」

 

男は左手でゆうちゃんの頭蓋骨をゆっくりと撫でていた。男の左手首には、ゆうちゃんのピンクのセーラーワンピのリボンと2つのピンクのシュシュが巻き付けられていた。

 

テーブルには、ゆうちゃんの両耳と左足の指がおつまみとして小皿に盛られていた。

 

「ああ、相変わらずおいしいお姫様だ。噛めば噛むほど『桃』の甘みが口いっぱいに広がる……!あはは……あっははははは!」

 

午後5時

 

「ああ、暇だ……」

 

男は例のSNSを見た。

 

 

奪うならあたしの体を奪って欲しかったです……。

 

誰かこのイケメンさんのアカ教えてください♡

 

あたしの調理方法♡濃厚な甘々キスでとろけさせて、焼肉のタレを1瓶かけてこんがり焼いて完成♡

 

はじめまして♡イケメンさんに食べられ隊リーダーのカナッペです♡食べたくなったら返信ください♡イケメンさん♡

 

 

など、相変わらず狂ったコメントだらけだ。

 

「腐りかけの肉には興味が無い……ん?」

 

男は、気づいたらあるファンアートを眺めていた。それは、あの日の午後0時と同じ表情のゆうちゃんが、丸ごとイチゴ味のかき氷の上に乗せられている絵だ。

 

「ふふ、夏にぴったりだ。僕が大蛇だったらあっという間に丸呑みにしていただろうねえ……。ジュルリ……」

 

興奮した男は、舌なめずりしながらスマホの画面をスクロールし続けた。

 

「ハンバーガーの肉にされてもニコニコしている桃松ゆう……。ジュル……。ん?素敵な絵なのでいいねしました、SUN SUN BURGERで売っていたら僕も食べたいです……?馬鹿な人間だ。『最高級』の肉を食べる権利は僕にしかないんだよ?」

 

男は気に入ったファンアートを片っ端にスマホに保存し始めた。その数は10枚、20枚なんてレベルではない。

 

「そういえば二の腕の肉がまだ残っていたな。『最高級』ソーセージの材料に使おうか。ジュルリ……。小腸はスープに使ってしまったから、大腸で代用するか……」

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