※この作品はR-18です。

の【日の丸の国史上最悪の猟奇殺人事件がきっかけで始まった物語】   作:桃色ぴんく

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第9話

7月9日午前9時30分

 

赤竹さん、茶山さん、青木さん、緑ヶ丘さん、そして赤森さんはどこかでお菓子や飲み物を買うことにした。

 

だが、根ノ江市はいつの間にか明らかにおかしな世界に変わってしまった。

 

「ねえ、ピンクのセーラーワンピを着た女の子がいっぱいいるんだけど…。あと髪型もみんな同じだし……。何かあったの?」

 

赤竹さんはみんなに聞いた。

 

「あら?言われてみればそうですね〜。」

 

茶山さんはあまり違和感を抱いていないようだ。

 

「分からないですね……。可愛いけどあんなにいたらちょっと怖いですよね……。」

 

青木さんは真夏とは思えないほどぶるぶる震えていた。

 

「あー、最近流行ってるんじゃないですか?」

 

緑ヶ丘さんはただのトレンドファッションだと決めつけていた。

 

「いや、それにしても多すぎますって……。今までこんなことありましたっけ?」

 

不安になった赤森さんは、

 

ピンクのセーラーワンピ 大量発生

 

とスマホで検索した。

 

「あ!どうやら今、なりきりピンクセーラーちゃんが流行っているらしいです!」

 

赤森さんは検索結果を教えた。

 

「あー!そういうことか!」

 

その他4人は声を揃えて納得していた。

 

一方その頃、うさぎマーケットの自動ドアの前では……

 

「どうして?ここはどこだ……?え……?うさぎマーケットだよね……」

 

藤田さんはまだカチコチに固まっていた。

 

それとは正反対に、ピンクのセーラーワンピを着た何十人もの女の子たちは、ニコニコしながら自撮りをしたり踊ったりし続けていた。

 

午前9時40分

 

赤竹さん、茶山さん、青木さん、緑ヶ丘さん、赤森さんは日の丸コンビニに着いた。

 

だが、5人は店内でもう1つのおかしな出来事に遭遇した!

 

「ねえ!まだ10時になってないのにプリン全部ない!」

 

「あら?ゼリーも売り切れ?残念ね〜。」

 

青木さんはプリン、茶山さんはゼリーが売り切れていたのにそれぞれショックを受けていた。今までなら夜に来ても1つ2つくらい残っていたのだが……

 

「まだ来てないだけじゃないですか?入荷が遅れてるとか。」

 

緑ヶ丘さんはそう解釈していた。

 

「そうですかね……。あ、いつも食べてるカップのチョコアイスもない……」

 

赤森さんは真夏に食べたいお気に入りのアイスが買えずにへこんでいた。

 

「え?いくらなんでも売り切れ多すぎじゃない?本来あってはならない事よ。ヨーグルト、オムライス、カレー、グラタン、チャーハンもこの時間にないコンビニなんて聞いたことないわ!あ……!」

 

赤竹さんは何かに気づいたようだ。




第9話のなりきりピンクセーラーちゃんの流行や、日の丸コンビニでの異常な売り切れのシーンは、現実世界でもありそうな不謹慎なトレンドの暴走や、悪ノリの恐ろしさの風刺です。

不謹慎な流行を肯定・助長する意図はありませんのでご安心ください。
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