魔法少女チハル 敵の組織に囚われ凌辱を受ける少女達 作:錫鹿とらちよ
「カスミ……マリノ……二人で抱き合って、何してるのよ……」
その低く冷徹な声は、ベッドの上で絶頂の余韻に浸っていた二人の身体を芯から凍りつかせた。
部屋に入り込んだ不気味な赤い霧。
それが急速に密度を増し、収束して形作ったのは赤い魔法少女――ユズの姿だった。
彼女は鋭く射抜くような憎悪の目で、裸の二人をじっと睨みつけている。
(しまった……っ! どうしてここに……っ!?)
マリノの背中に冷たい汗が吹き出る。
彼女は咄嗟に壁のモニターの電源を切った。
幸い、画面にはひしめく触手の肉の群れで埋められ、その内部で犯され抜いているはずのアヤノの姿は映っていなかった。
「ゆ、ユズさん……っ」
カスミもまた、シーツを胸元まで引き上げながら青い顔で後輩を見つめた。
「アヤノが消息を絶った西部の街をリオナが、あなたの魔力を追って私がここに来たのだけど……。どうやら、こっちが正解だったみたいね」
カスミに向かいそう告げるユズの小さな手には、敵を打ち砕くための魔法のステッキが、指が白くなるほど強く握りしめられていた。
「ち、違うのユズちゃん……これは……」
マリノは震える声で呟き、すっかり萎えて小さくなった陰茎をカスミの愛液まみれの秘所からズルリ……と情けなく引き抜いた。
その瞬間、股間に晒された「それ」を見て、ユズの瞳が驚愕に大きく見開かれる。
「ま、マリノっ……! あなた、そ、それは……一体!?」
幼い頃から一緒に居た大切な幼馴染。
彼女はれっきとした少女であったはずだ。
ならば、その股間に不自然にぶら下がっている、禍々しい肉の棒は一体何なのか。
ユズの頭は激しく混乱した。
マリノは必死に焦りを噛み殺していた。
あの日、チハルの陰核をサキの媚薬瓶の中に落とした夜。
魔法少女たちをすべて捕獲して堕とすための作戦会議でマリノの頭の中ではどうしてもユズに対する策だけはまとまらなかったのだ。
共に北の果ての街の孤児院で育ち、幼い頃から引っ込み思案で虐められていた自分をいつも身体を張って守ってくれた一歳年上の姉のような存在。
街を守る魔法少女たちの結界を解くためとはいえ、唯一の親友であり恩人の彼女を、モニターの向こうのアヤノのように醜悪な怪物たちに襲わせ酷い目に遭わせることだけは、どうしても受け入れられなかった。
そもそも、一際強大な力を持つチハルの結界さえ解いてしまえば、ユズ一人の結界が残っていようと、組織が街を侵攻するにはそれほどの影響はないはずなのだ。
(逆を言えば、他の魔法少女全員の結界を解いたとしても、チハル先輩の結界だけが残っていれば侵攻は不可能というほどに、あの人の影響力が大きすぎるのだけど……)
ユズは思考を巡らせた。
それだからこそ、ユズだけは捕獲の対象から外し、この戦いから遠ざけておこうと決めていたのに。
あちらから危険極まりないこの組織のど真ん中に攻め込んでくるとは。
「マリノ、何が起きているのか全部答えなさい。私がどれだけあなたを心配したと思っているの……」
ステッキの先を向け、ユズがじりじりとベッドへにじり寄る。
その緊迫した空気を破るように、突如として室内に、そして建物全体にけたたましい警報音が鳴り響いた。
ユズの侵入を本部の防衛システムが感知したのだ。
「ま、まずい……っ!」
マリノは弾かれたようにベッドから飛び起き、衣服も着けぬ裸体のまま、壁面の通信端末へと向かった。
「――こちらマリノの私室、異常ありません。 今は捕らえたカスミの『調教』の真っ最中ですので……」
必死に冷静さを装い、やり過ごすマリノ。
その手慣れた、まるで敵の一味そのものの振る舞いに、ユズの瞳に絶望の色が混じる。
「調教……?どういうことなの、マリノ……?あなた、まさか奴らの仲間に……」
(……先輩。聞こえますか、カスミ先輩……っ!)
ユズの追及を無視し、マリノは得意の「念話」をカスミの脳内へと直接飛ばした。
(ま、マリノさん……! どうしたら……っ?)
(ご、ごめんなさい……お願いです。ユズちゃんを連れて今すぐここから逃げてください……っ! 私がなんとか逃走経路を作りますから……っ!)
マリノの悲痛な懇願。
結果として、カスミをも同時に逃がすことになってしまうが、それでも構わなかった。
それほどまでに、ユズをこの悍ましい魔窟の危険に晒したくなかったのだ。
(わ、分かりました……でも、マリノさんは……っ?)
つい先ほどまで、深く交わい愛し合った後輩を気遣うカスミ。
しかしマリノは悲痛な声で応じた。
(私はここに残ります。大丈夫ですから、早く……っ!)
二人が脳内で必死の会話を交わしている最中も、ユズの警戒は解けない。
「マリノ、カスミ、答えなさいって言ってるのよ……っ!」
ステッキを構え、さらに足を踏み出したユズ。
――その時だった。
ベッドの脇に放置されていたマリノの愛玩触手が、主の焦燥に呼応するかのように、音もなくユズの背後から襲いかかった。
「っーー!!」
鋭い殺気を察知したユズが咄嗟に身体を反転させ、ステッキを大振りに薙ぎ払う。
触手は間一髪でそれを躱したが、勢いよく振り抜かれたステッキの先端は無情にも机の上に置かれていた一本の小瓶を直撃した。
――パリンッッ!!!
軽快な破砕音と共に、床へと散らばる紫色のガラス片。
それは、カスミから回収した「魔法少女サキの魔力入り媚薬」だった。
気化性の高い最凶の催淫液が一瞬にして部屋の床一面に広がり、濃密な紫色の霧となって立ち込め始める。
(あっっ……!!!??)
その薬がもたらす恐怖の効能を身をもって知っているカスミとマリノは、顔色を真っ青に変えて瞬時に自らの鼻と口を手で覆い隠した。
だが、時すでに遅し。
不意に体内に摂り込んでしまった魔媚薬が全身の毛穴を逆立て、おぞましい肉欲の衝撃が二人の身体を駆け巡る。
先ほど情事の前に、二人で軽く吸い込んだだけで狂おしい肉欲を巻き起こした悪魔の媚薬。
その時の何倍もの毒が体内を侵食する。
「んんんんんんっっっっ!!!!!!」
「ふうううううっっっっっ!!!!!」
この状態で扉を開ければ、廊下にまで毒が充満し他の怪人たちを呼び寄せてしまう。
そうなったら、自分はともかくこの二人がどうなるか……想像するだけで戦慄が走る。
マリノは身体を蝕む激しい熱に悶えながらも、近くにあった枕を口元に押し当て、壁の換気スイッチを最大に稼働させた。
カスミもまた、シーツを口元に押し付け必死に毒の侵食を防ぐ。
しかし――。
この部屋に満ちた霧が、どれほど悍ましい猛毒であるかをまったく知らない少女が一人。
自体が把握できない純潔の赤髪の少女は、無防備にもその悪魔の液体の匂いをダイレクトにその肺腑の奥深くへと吸い込んでしまっていた。
◇
「ああああああああああああああああああっっっ!!!!!????」
バシャアアアアアアアッッッ……!!!!
突如、ユズの口から、人間のものとは思えないほどの凄惨な絶叫が上がった。
次の瞬間、彼女の身体はガタガタと激しく痙攣し、股ぐらから凄まじい量の液体を文字通り「噴出」させながら、その場に崩れ落ちた。
「ゆ、ユズちゃん!?」
自身も媚薬を多量に吸い込み、子宮が狂ったように疼ききっているはずのマリノだったが、親友のその異常な姿を見た瞬間、己の快感を忘れて彼女に駆け寄った。
「ああああああ!!!! なっっっ……!!! ど、毒っっっっ!!!? ああああ!!っっがああああああ!!!!????」
ユズは、男性経験はもちろんのこと、自身の身体に指を触れて慰めることすら知らない本物の無垢な少女だった。
そんな未成熟な肉体が、この世に存在する「媚薬」といわれるものの中でもトップクラスの催淫毒をまともに体内に吸い込んで、無事でいられるはずがなかった。
自身の華奢な身体を抱きしめ、床に顔を擦り付けながらのたうち回るユズ。
ビシャアアアアアッッッ……!!!!
突き上げた尻の隙間から、またしても大量の液体が吹き出し、小さな身体がガクンッ!!と大きく跳ね上がる。
「ゆ、ユズちゃん!! ユズちゃんしっかりして!! ……か、カスミ先輩!! どうしようっ……どうしようっっ……!?」
幼馴染のあまりにも凄惨なトランス状態を前に、マリノは完全にパニックに陥った。
普段の冷静沈徹な、知的判断力など瞬時に吹き飛び、ただ泣きそうな顔でカスミに助けを求める。
「お、落ち着いてください……っ! とにかく、彼女をベッドへ……っ」
カスミ自身も、今までにないほどの量の魔媚薬を体内に摂り込んでしまっていた。
下腹部が、先ほどマリノに貫かれたばかりの腟内が、獣のようにドクドクと脈打ち、今すぐ狂ったように掻き回したい衝動に駆られる。
だが、それ以上に、目の前で泡を吹かんばかりに痙攣しているユズを、そして彼女を必死に救おうとしているマリノの涙を見て、二人の後輩を放っておくことなどできなかった。
カスミは持ち前の強い精神力で己の劣情をねじ伏せ、必死に思考の糸を繋ぎ合わせる。
ベッドに寝かせたユズはなおも激しく腰を浮かせ、何度も、何度も潮を吹き上げ続けている。
(……これ、まさか、絶頂してるの……?)
女性が達する「頂点」の感覚など、何一つ知らなかったはずのユズが。
この悪夢のような状況のなかで、人生初の絶頂を、肉体の意思とは無関係に何度も強制的に繰り返させられているのだ。
だが、よく見ると、薬液を吸い込んだ直後の狂いそうなほどに血走っていたユズの瞳の奥に、ほんの僅かだが、達するたびに理性が戻りかけているようにも見えた。
「ゆ、ユズさんの身体が……強制的に『絶頂』を繰り返させて、薬の効果を発散しようとしています……たぶん」
「ど、どういうこと……っ!?」
「あの薬の効果は……その、平たく言えば、性欲を激しく高めるものじゃないですか……。でも、それは『イク』たびに……解消されるものだから……」
カスミがこの薬を複数回使用し、自身が自慰に没頭することで身を以て理解した仕組み。
マリノの研究室から盗み出したこの薬をプライベートで何度も使用した事実を暴露してしまうことになるが、今はそんな恥じらいに囚われている場合ではなかった。
「じゃあ……ユズちゃんは今、無理やり何度もイかされてるってこと……?」
親友の、愛液でびしょ濡れになった小さな身体を必死にさすりながら、マリノが問いかける。
普段のマリノであれば、カスミの暴露を目ざとく拾い意地悪く追求してくるところだが、今の彼女は真剣な面持ちでカスミの説明を聞いていた。
「はい……。身体が命を守るために、強制的に絶頂させて、膨らんだ性欲を解消させて……そのおかげか少しは、落ち着いてきているみたいです」
マリノはその言葉を聞いて、胸の奥の支えが少しだけ取れたような気がした。
パニックになっていた脳が、ようやく冷徹な思考を取り戻し始める。
しかし――。
強制的な絶頂の波が引いた後も、ユズは虚空を見つめたまま、ガタガタと歯を鳴らして震え続けていた。
その瞳は完全に濁り、恐ろしいほどの熱が肌から立ち上っている。
「あっぐっっ……ああああああっっ……ま、マリノ……!だ、大丈夫……!? あなた、無事、なの……? ーーーっ!!!! あっ、あっ、うあああっっっっっ……!!!」
他人の心配などできる状態ではないはずなのに、なおもうわ言のように途切れ途切れの声で幼馴染の安否を気遣うユズ。
その直後、再び襲ってきた未知の快感の暴力に、彼女は背中を大きく反らせて身悶えた。
下腹部が狂ったように疼き、誰にも触れられたことのない自身の子宮が熱く濡れた「何か」に鷲掴みされるような感覚。
そのまま子宮を断続的に強く握られ、その度に全身に重く激しい衝撃が突き抜ける。
性感も絶頂の感覚も知らない無垢な少女にとってそれは「快感」と呼ぶにはあまりにも痛烈な、脳を焼き焦がす甘い閃光だった。
やがて、ユズの肉体が自己防衛のために引き起こしていた「強制絶頂」の波が緩やかに止まった。
恐らくは一度の平凡な絶頂ですら、初めて迎えれば人生で味わったことの無いほどの悦楽に身を震わせるであろう純真無垢な少女の身体。
その穢れのない肉体に、あまりにも残酷な深度の強烈なアクメを何度も押し付けられ、圧倒的な快楽の前に雌の己は何も抗えないと思い知らされるほど徹底的に、その精神に卑しい獣の烙印を深く刻み込まれた。
身体中を無慈悲に駆け巡った重い絶頂は優に2桁に達し、何の抵抗もできずその全てを受け止めさせられ、快楽の暴力に延々と殴打された彼女は全身を痙攣させながら虚ろな目で虚空を見つめていた。
危機的な状態は過ぎたように見えるが、彼女の異常な発熱と皮膚の紅潮は一向に収まる気配がない。
「全然……足りてないです。危険な一線を超えないところまでは、身体が無理やり何度か解消させたみたいですけど……そこから先は、自身の機能だけじゃ、もう……」
「そ、そこから先は……どうしたら……!?」
薬を開発した張本人のマリノが、いまだに思考がまとまらないのか、親友を救う術を求めカスミの知恵にすがりつくようにして叫ぶ。
「それは……その……外部から、直接……」
カスミは顔を真っ赤に染め、自身の太ももをキュッとすり合わせながら言った。
実際のところ、解決策を口にしているカスミ自身も、体内の疼きが限界点に達していた。
「あ……。そ、そういう、こと……」
マリノがすべてを察し、その目にあからさまな「淫火」が灯る。
峠を超えたユズの命の無事を認識し、そして、彼女を救うための明確な「手段」を理解した瞬間。
二人の心の中に、せき止められていた安堵感と、一瞬忘れかけていた「怒涛の雌の疼き」が、何倍にもなって爆発的に巻き起こった。
「か、カスミ先輩……。つ、つまり、そういうこと、ですよね」
ハァハァと熱い、完全に発情した雌の息を荒くしながら、マリノがカスミの顔ににじり寄る。
「ユズちゃんを……ここで『私たち』の手で、いっぱい……いっぱい気持ちよくしてあげたら、助かるってことですよね?」
荒い息をつきながら快楽の海に沈んでいるユズの身体を愛おしげにさすりながら、マリノの瞳が妖しく濡れる。
その股間からは、先ほど萎びたはずの肉柱が、サキの媚薬の匂いを吸い込んだことで、そして……今から始まる幼馴染への禁断の行為を予感して、先ほどよりもさらに太く、獰猛な硬さをもってビキビキ……と再び立ち上がっていた。
「は、はい……。それに、私たち自身も、もう……この身体の疼きを、解消しないと……狂っちゃう……」
カスミの心臓も、早鐘のように激しく脈打っていた。
そっと自らの股間に手を滑らせると、驚くほどぬるついた愛液が滴り落ちている。
「そ、そうですよねっ……絶対、そうしないと……三人ともおかしくなっちゃうしっ……」
カスミの提案に、マリノは興奮の極地の表情で目を爛々とさせ、痛いほど硬く限界まで勃起した自らの陰茎を握りしめる。
二人がかりで、この凶悪な媚薬に汚されて疼ききっている無垢な赤髪の少女の性欲を、じっくりと、隅々まで「解消」させてあげる。
それは、凄惨な現実からの避難のなかで生まれた、甘美な免罪符だった。
ユズを救うため、という絶対的な大義名分。
お互いに芽生えた罪悪感を消し合うように。そしてこれから、大切な仲間の少女に卑猥な責めを徹底的に与えるという「共犯者」としての存在を確かめ合うように。
二人は互いの認識が完全に一致したことをその濡れた瞳で確認し合うと、貪るように、熱い唇を重ね合わせた。
いまだ部屋の隅々にこびりついた媚毒の霧のなかで淫らな水音が響き渡る。
互いの口内をじっくりと堪能した二人は、ベッドに横たわる赤髪の無垢な少女を飢えた獣の瞳で見下ろした。