魔法少女チハル 敵の組織に囚われ凌辱を受ける少女達 作:錫鹿とらちよ
暗く、不気味なほどに重たく澱んだ部屋の空気は、魔法少女隊の囚われのリーダー・チハルが今まさに悍ましい凌辱を受け続けているであろうあの密室と似通った不浄な粘り気を含んでいた。
だが、そこに四肢を無残に吊るされて捕らえられている少女――魔法少女の中でも一際男勝りで、誰よりも強固な意志を持つサキは、己が置かれた絶望的な状況をいまだその強靭な精神力だけで冷徹に跳ね返していた。
「あは……サキ先輩。そんなに睨まないでくださいよ。せっかく可愛い後輩がこうして直々に先輩の身体を気持ちよくしてあげに来たんですから」
サキの四肢を大蛇のようにきつく絡め取り、天井から吊り下げている濡れた触手たちの隙間から、緑髪の少女――マリノがぬるりと姿を現した。
その可憐だったはずの顔にはかつての純真さなど微塵もなく、快楽に蕩けたような淫らな笑みがべっとりと張り付いている。
「マリノ……お前……」
サキは闇に堕ちた後輩を鋭く睨む。
彼女の衣服はすでに無残に引き裂かれ、その自慢の、魔法少女の中でも一際大きく豊かな二つの膨らみが尋問室の冷気に曝されていた。
「いいなあ、先輩のこの胸……少し分けてほしいくらい」
マリノはそのたっぷりとした質量を下から両手ですくい上げ、肉の重みを堪能するように回しながらゆっくりと揉みしだく。
柔らかな肉壁が指の隙間からどろりと溢れ、ぬちぬちと重苦しい水音が響く。
「……触んな」
サキは鬱陶しげに吐き捨てた。
「ふふ、ここも……部屋の淫気のせいですか? こんなに立たせて……」
マリノはそう言うと、その瑞々しくも立派に発育した胸の先端――ツンと自己主張している二つの乳首へと自らの湿った指先を伸ばし、しつこく、ねちっこく捏ねるようにして責め立て始める。
「んっ……くっ……!! ……やめろ……」
サキは激しく息を荒らげ、制止の声を上げる。
「んふふ……先輩、気持ちいい?」
マリノはサキの反応に満足気に笑うと、その先端を重点的に捏ね回した。
しかし、いかにも「感じているのを必死に堪えている」風を装いマリノを鋭く睨みつけたサキであったが、それは彼女の完璧な「演技」だった。
(フン……。そうやっていい気になってろ)
「感覚防御の魔法」
魔法少女の中でも武闘派なサキは、肉弾戦の中で役立つ防御系の魔法のエキスパートだった。
痛覚をはじめ、鉄壁の守りで邪魔な感覚を防護し、痛みを気にせずに拳を振るうような戦闘スタイルを得意としていた。
ステッキを取り上げられた今ではほんの小さな領域にしか効果を持たせられないが、部屋に来る度に乳首に執着しを弄ぶ狂った後輩に対し、彼女は秘密裏にその小さな2点に防御魔法をかけ執拗に乳首を責めてくるマリノを欺いていた。
今、マリノがどんなにねちっこく指先で先端を弾こうが、爪を立てて引き絞ろうが、サキの脳へと伝わる快感は文字通り「ゼロ」だった。
ただ一方的に無視し続ければ敵はさらに狂暴な拷問器具を持ち出してくるかもしれない。
だからこそ、サキはあえて「感じているふり」をして、敵の出方を探りながら隙を伺うという冷静なキャパシティを維持していたのだ。
「くっ……んうっ……ま、マリノ……チハルは、チハルは無事なのか……?」
息を荒くし、演技を続けながらサキは問いかける。
自分より早く組織に捕らえられてしまったリーダーのチハル。仲間を逃がすために真っ先に敵の手に堕ちた彼女をサキは心配していた。
最も強力な力を持つ魔法少女隊のリーダー。
自分が僅かに使える防御魔法を利用して、彼女の一瞬の助けになれれば……この状況を脱する小さな可能性が見いだせるかもしれない。そう考えていたサキ。
そのためにはチハルの無事を確認し、何とか理由をつけて彼女とコンタクトが取れれば……
「チハル先輩ですか?……ふふ、とっても『元気』ですよ。毎日毎日あんなに叫んで暴れ回るなんて」
マリノは日々蹂躙の限りを尽くされているピンク髪の魔法少女の痴態を思い出しながら、クスクスと笑い、サキの乳首をやや強めに捻った。
「あぐっ……せ、せめて一度会わせてくれよ?……」
サキは相変わらず「演技」を続け、後輩に懇願する。
「えー?サキ先輩、チハル先輩に会いたいの……?何か企んでます?」
少し不機嫌そうに、サキの両方の乳首を引っ張りながら捻じるマリノ。
「痛っ……! 痛いっ……!! ち、違う……無事を確認したいだけなんだ」
痛みなど全く感じていないサキは、そのまま冷静に頭の中で作戦を練る。
(ああっくそ!…何もいい策が思いつかねえっ……こんな時にカスミがいれば……)
サキの脳裏に青髪の知性派魔法少女が浮かぶ。 そんなサキを見つめながら、マリノは唇の端をニヤリと歪め、これ以上ないほど厭らしく、そして挑発的に囁いた。
「じゃあ、ちょっと趣向を変えましょうか? ……ねえ、先輩ここが気持ちよさそうだし……特製の媚薬で徹底的におっぱいを責めてもいいですか?」
「は……っ? 媚薬だ?」
「ええ。もし、その責め苦に最後まで耐え抜くことができたら……ご褒美に、今この基地のどこかに捕まっている『チハル先輩』に、会わせてあげます。どうですか? 悪い話じゃないでしょう?」
そう言いながらマリノは両方の乳首の根元をつまみ、爪先でカリカリと引っ掻いた。
「はぐっ…」
媚薬という言葉に、サキの胸に激しい動揺が走る。
だが、彼女はすぐに思考を巡らせた。
チハルとは一刻も早く合流しなければならない。そして何より――。
(乳首を媚薬で責める、だと……? ふん、何考えてるか知らねえけど。あたしの防御魔法は完璧だ。外側からどんな強烈な媚薬を塗られようが、どんな刺激を与えられようが、この結界を破ることなんて絶対にできやしない……)
乳首の表面を覆う不可視の鎧。
それがある限り、外からの刺激は一切遮断される。
感じているふりをして、適当に声を上げてやり過ごせばチハル救出の糸口が見つかる。
サキは自らの勝利を確信し、不敵に笑ってみせた。
「いいぜ……。その勝負、乗ってやる。あたしがその媚薬とやらに耐え切ったら確実にチハルへ会わせてもらうからな……っ!」
「あはは、言いましたね? 約束は守りますよ、先輩……」
マリノはクスクスと愉しそうに笑うと、背後の暗闇からこれまでサキが見たこともないような異様な形状をした「肉塊」を手繰り寄せた。
それは植物のウツボカズラを思わせる、不気味にうねる巨大な袋状の触手だった。
その内側からはドロドロとした怪しい極彩色の液体が、じゅくじゅくと音を立てて溢れ出ている。
(……待て、何だ、あれ……!? あの大きさじゃ、まるで………!?)
サキが戦慄した瞬間、マリノはそのウツボカズラのような肉厚の触手をサキの豊かな二つの丸みへと力任せに押し付けた。
ズチュゥッ……!!! ぬちゅっ……!!!
「なっ……!? ……ッッ!?」
触手は、サキの乳首だけを狙ったのではなかった。
その巨大な悪魔の口は、サキの誇る大きな胸の「全体」を根元から丸ごとずっぽりと貪り食うようにして飲み込んだのだ。
触手の内部に満たされていたのは、皮膚から強引に吸収されて神経を狂わせる、超高濃度の悪質な媚薬の海。
サキの豊かな胸全体が、そのドロドロとした熱い劇薬の中に完全に、一滴の隙間もなく浸されることとなった。
あまりの熱量と異物感に、サキは声を裏返らせて抗議する。
「な、何すんだ……っ!? 乳首を責めるんじゃ……っ! ……っ!?」
「あははは! 何を勘違いしてるんですかサキ先輩? 私、ちゃんと『おっぱい』って言いましたよね? 先輩まさかおっぱいっていうのが乳首のことだけだと思ってたんですか? おっぱいはこのおっきな胸の『全部』のことですよ? ふふ、バカだなぁ先輩……っ」
「くっ……こ、この野……あ、あああああっ……!!」
騙された。
いや、しつこく乳首ばかりを捏ねられながら誘導され、こちらが勘違いをしたのか。
いずれにしろ全く何の防御も施していない胸全体を媚薬の壺に漬けられたというこの状況を一刻も早く何とかしなければ――。
(お、落ち着け……っ。これは一瞬で狂わせるような即効性じゃないっ……!! 胸全体が吸収して手遅れになる前に何か策を……)
ヌチュルッ……
「あうっ……!!?」
ジワジワと熱くなる胸の疼きに時間的な余裕を見いだしたサキであったが、触手の中はいっぱいに満たされた媚薬の海だけではなかった。
奥底には様々な凶悪な形をした触手が沈殿しており、獲物がかかったと察知するやその巨大な塊に一斉に襲いかかり表面をぬらりぬらりと這いずり回る。
「あっ……! やっ……!! ……や、やめろっ……!!」
中でも一際存在感を見せる巨大な人間の舌のような分厚い触手が、他の触手を押しのけるように彼女の乳房全体を舐め回すように回転する。
(だっ……!! っ……な、何か……!! 策をっ……!! ……さ、策っ……)
全身の毛が逆立つような胸全体を襲うヌルついたマッサージ。
媚薬の海でその動作は単に愛撫するためだけではなく、その皮膚への塗り込みによって薬の効果を促進するものだった。
(あああっ!!…ダメだっ…!! な、何か……何かないのかっ……!!)
浸透のスピードを速められ、胸の表面がジクジクと疼き、触手の塗り込みによって吸収された媚薬がその大きな塊の「芯」に届こうとしている。
表面が強力な液に浸されているだけでも言葉にならない快感が胸部に渦巻く。
それが、脂肪の奥底の中心部まで本格的に届いてしまったら…
「ああっ…!!…くそっ!!……こ、こんなの…卑怯だろっ…あくっ……!!」
複数の触手にもみくちゃに舐め回される胸が疼いて仕方ない。
もはやその中心部に毒が届くまでもなく、サキは鈍感な表面の皮膚を甚振られるだけで絶頂に向かっていた。
(く、くそっ…!! だめだこれっ……い、イッちまうっ……!!)
豊かな胸全体を回すようにねちっこく舐めつけられる感触にサキは絶頂寸前まで追い詰められる。
彼女はそれでも必死で歯を食いしばり耐えていたが、次の瞬間――。
ジクッ……
「ああああああっ!!!!」
とうとう、恐れていた事が起きた。
彼女が何の策も思いつかないまま、胸の表面から浸透した媚薬がついに彼女の豊かな膨らみの「芯」の部分まで到達し、その神経を侵し始める。
その刺激は表面やそのすぐ下の脂肪を熱く昂ぶらせていた快感とは桁違いだった。
「ああああっっ!!!…だ、ダメだっっ!!……やめっ……!!」
「あはっ…内側まで浸透しちゃいましたか?」
マリノは半透明の壺の中で様々な形に変形するほど激しく揉み込まれている乳房をうっとりした目で眺めながら呟いた。
ジクッ……ジクッ……ズキッ…!!…ズキンッ……!!
「んはああああああっっ!!……だ、ダメだって言って……!!……くああっ!!」
毒の侵食は止まらない。
胸全体から浸透したその媚薬が彼女の胸を内側から侵し、燃えるような熱さと耐えられない快感が渦巻く。
「だっ……!!……イッ……イクッ……!!!」
毒が乳腺にまとわり付き、神経を直接嬲られるような感覚にサキは一瞬で頂きに押し上げられる。
彼女の果てる寸前の痙攣を読み取り、内部の触手がより一層その2つの丸みを激しく舐め回した。
「………っ!!!」
「あは、イッちゃえ」
次の瞬間、サキの顎が何かに蹴り上げられたかのように激しく跳ね上がり、その2つの肉塊から爆発的な快感が全身を駆け巡った。
「んぐあっ…!!っ……!!…あっ……がっ…!!……あああああっっ!!!」
およそ色気や可愛げなど微塵もない。
何者かに不意に殴打されたかのような鈍い叫び声を上げ、彼女は胸から発生したどす黒い絶頂を味わわされた。
(こんなっ…こんなの……くそっ……き、気持ちよすぎる……!!)
完全に胸の奥底まで浸透し、毛細血管の隅々まで行き渡る媚薬が一斉に甘く、強く爆ぜるような強烈な快感。
彼女はその戦慄を覚えるほどの感覚に何度も身体を跳ね上げながら、本能的な恐怖を覚えていた。
「ふふ、なんかサキ先輩の喘ぎ声って…『汚い』ですね」
胸を蹂躙されて無様にイキ散らかした先輩の姿をじっくり観察し終え、ニヤニヤと笑いながらマリノが言う。
「なっ…!! て、てめえっ!!」
サキが怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤にさせて突っかかるが、グチュリ…と、また毒壺の内部が蠢き始め、彼女は二の句を言えなくなった。
「ふぐっ…!!」
「ほら、なんか可愛くないー…それと、先輩…もうとっくにバレてますよ?」
ケラケラと笑いながら、マリノは意地悪く目を細める。
「ああ…!?」
サキは再び胸全体を揉み込まれる刺激に必死に耐えながら、マリノを睨みつけた。
「サキ先輩、乳首に防御魔法かけてますよね?」
「……!!?」
しまった。
サキの鼓動が一段速くなる。
胸全体の刺激があまりに鮮烈すぎて、サキは「乳首を刺激された際の演技」をとうに忘れていたのだ。
半透明の壺を見れば、その中の触手は当然乳首付近も激しく蠢いていたが、その動きに合わせて適切な痛がり方や感じ方の演技を演じることは完全に抜け落ちていた。
「やっぱりー……あんなに乳首が大好きなサキ先輩が、こんな鈍感なわけないですもん」
「ああ?…っ……ぅくっ…な、何言ってんだお前…はぁっ…はあっ……ぐっ…」
相変わらず胸を回すように執拗に舐めてくる触手と、またしても胸の奥からジクジクと広がり始める強烈な快楽に身悶えながら、サキは必死に後輩を睨みつけつつマリノが放った一言が気になっていた。
『あんなに乳首が大好き』
この後輩はたしかにそう言った。
だが、自分は少なくともここに囚われてから、そのフレーズに結びつくような痴態は見せてこなかったはずだ。
乳首を責められ無感覚のまま演じていた事が思っていたよりこの少女を騙せていたのだろうか。
そう思っていた矢先ーー
「だって…先輩って……いっつもチハル先輩の汗の染みついたコスチューム嗅ぎながら、乳首オナニーしまくってたじゃないですか」
「…………な、なっっ……!!!?」
マリノの発する言葉に、サキの顔から血の気が一斉に引いた。
いつからーー? 真っ先に頭をよぎったのは、これまで幾度となく繰り返していた誰にも知られていないはずの彼女の最大の秘密だった。
一瞬のうちに、つい最近犯したその行為の生々しい感触からそれに手を染め耽り始めた2年ほど前の始まりの記憶まで、数え切れないほどの背徳のシーンが脳裏を呼び起こされ、目の前の少女がそれをいつから掴んでいたのかという恐怖に脳が支配される。
「いつから?って思ってます? んー、2年くらい前からずっと知ってますよ?」
この後輩は、あえてキョトンとした、見方によっては馬鹿にしているようなあどけない表情を見せ、サキにとっては死よりも残酷な事実をさらりと言ってのけた。
同じ戦闘チームのリーダーである魔法少女チハル。
苦楽を共にしてきた戦友にいつしか抱いていた、禁じられた歪んだ恋慕。
そして、彼女を想いながら、絶対に手を染めてはならなかった禁断の自慰行為。
一度味わってしまったら二度と抜けられない。
この2年間、数え切れないほど重ねてきてしまった罪深い行為のすべて。
「チハル先輩のこと、好きなんですよね? 女の子同士なのに……サキ先輩ったら、トレーニング終わってよくチハル先輩の服を預かってたけど、洗濯に出す前に毎回『使って』たんですよね?」
全てお見通しだと、彼女は下卑た笑みを浮かべてニヤリと邪悪な笑みを浮かべた。