※この作品はR-18です。

皇帝が変える   作:ボルメテウスさん

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獣の悪友

城下町の朝は、城の中よりずっと生き物の匂いがした。

 

焼き立てのパン、馬の汗、路地裏に残った酒、露店の油。

 

帝都の執務室では紙とインクと胃薬の匂いばかりだから、こういう雑多な空気は嫌いじゃない。

 

問題は、俺が視察という名目で城を抜け出した三分後には、もう見つかっていたことだ。

 

「よっ。逃亡皇子」

 

背後から肩を組まれた。

 

重い。いや、腕そのものより、遠慮のなさが重い。

 

「逃亡じゃない。視察だ」

 

「護衛なしで?」

 

「非公式のな」

 

「へえ。つまり逃亡じゃん」

 

レオーネは笑って、俺の肩をぐいと引き寄せた。

 

金色の髪が朝日に揺れる。城下の人波に紛れているのに、妙に目立つ。本人は気にしていない。むしろ気づかれても困らない顔をしている。

 

「離せ。歩きにくい」

 

「やだね。離したら逃げるだろ」

 

「逃げる理由を作っているのはそっちだ」

 

「はいはい、屁理屈皇子」

 

敬意の欠片もない呼び方だった。

 

だが、そこが楽でもある。城の中では、誰もが俺の肩書きを先に見る。第一皇子。皇帝の兄。大臣を失脚させた男。帝国を立て直すための面倒な駒。

 

レオーネは違う。

 

疲れた顔をしていれば笑う。

 

無茶をしていれば殴る。

 

逃げようとすれば、先に退路に立っている。

 

「昨日、男連中と窓から逃げたんだって?」

 

「誰から聞いた」

 

「さあね」

 

「チェルシーか」

 

「当たり。いや、半分かな。ラバックが酒場で泣いてた」

 

「血涙の件か」

 

「そう、それ。『羨ましいのに羨ましくねえ』って、机に突っ伏してた」

 

思わず額を押さえた。

 

隠密組織の一員とは思えない情報漏洩だ。

 

レオーネは肩を揺らして笑う。笑いすぎて、組まれた腕の力が少し強くなった。

 

「で? 今日はどこに逃げるつもりだったんだ?」

 

「逃げる前提で話すな」

 

「違うの?」

 

「……人が少ない場所で、少し考え事をしたかった」

 

「それ、逃げるって言うんだよ」

 

反論しようとして、やめた。

 

百通りの未来を見るまでもなく負けだった。

 

市場を抜けると、裏路地へ出た。日陰に入った途端、朝の熱が少しだけ遠のく。レオーネはようやく腕を離し、壁に背を預けた。尻尾を振る獣みたいに余裕がある。

 

「アンタさ、誰にも見つからない場所に行けば休めると思ってんの?」

 

「少なくとも、肩を組まれずには済む」

 

「甘いね」

 

「砂糖より甘い自覚はある」

 

「そういうところだよ」

 

レオーネの声が、少しだけ低くなった。

 

からかいの色は残っている。けれど、その奥に別のものが混ざっていた。

 

「アンタ、逃げるくせに置いていかないだろ。面倒だって顔しながら、結局は戻ってくる。だから皆、追うんだよ」

 

「それは俺の責任か?」

 

「かなりね」

 

「理不尽だ」

 

「世の中、だいたい理不尽だろ」

 

軽く言って、レオーネは俺の額を指で弾いた。

 

痛くはない。だが、妙に響く。

 

「なあ、皇子」

 

「なんだ」

 

「無理なら無理って言えよ。倒れる前に」

 

その一言だけ、笑っていなかった。

 

路地の奥で猫が鳴く。

 

遠くの市場から、商人の呼び声が流れてくる。城の中では聞こえない音ばかりだ。

 

「言ったらどうする」

 

「飯食わせる。寝かせる。逃げたら捕まえる」

 

「最悪の三段構えだな」

 

「最高だろ」

 

レオーネは歯を見せて笑った。

 

その顔を見ると、少しだけ息がしやすくなるから困る。

 

アカメの静かな心配とも違う。

 

チェルシーの見透かすような優しさとも違う。

 

レオーネは踏み込んでくる。遠慮なく、雑に、けれど必要なところだけ外さない。

 

悪友。

 

その言葉が一番近い。

 

「で、今日はどうする? 視察続ける? それとも酒場で朝飯?」

 

「朝から酒場は避けたい」

 

「じゃあ屋台だな。奢れよ、皇子」

 

「なぜ俺が」

 

「逃亡の口止め料」

 

「脅迫じゃないか」

 

「友達価格だよ」

 

「友達はもう少し安くしてくれ」

 

レオーネは笑いながら、俺の背中を叩いた。

 

今度は少し強かった。肺の空気が抜ける。

 

「ほら、行くぞ。考え事は歩きながらでもできる」

 

「俺の予定は?」

 

「今、あたしが決めた」

 

勝手な女だ。

 

強引で、雑で、距離が近い。

 

けれど、不思議と腹は立たなかった。

 

城へ戻る道ではなく、人混みの方へ足が向く。レオーネは隣で、屋台の匂いを追うように鼻を鳴らしていた。

 

屋台の肉を平らげた後、レオーネはわざとらしく腹をさすった。

 

「あー、食った食った。王子のおごりはうめえな」

 

「勘定はちゃんと払う」

 

「へいへい。で、次はどうする? 戻るか?」

 

そう言いながら、彼女の目は路地裏の深い影へと向いていた。俺の視線もそこへ吸い寄せられる。

 

「……もう少し、こっちでいいか」

 

「だろ?」

 

レオーネはニカッと笑い、俺の腕を引いた。

 

路地裏の奥。湿ったレンガの壁に背を預ける。

 

人通りは完全に途絶えた。遠くの喧騒だけが、壁越しに微かに聞こえる。

 

「で、本命はこっちだろ?」

 

レオーネが俺の股間に手を伸ばす。

 

すでに硬くなっているモノを、ズボンの上からぐっと握りしめた。

 

「隠せてないっての。朝からずっとこうだもんな」

 

「……バレてたか」

 

「バレバレ。あたしの鼻を舐めるなっての」

 

彼女は楽しそうに笑いながら、ベルトを外し、ズボンと下着を一気に引き下ろした。

 

弾け飛ぶように屹立したペニスが、朝の冷たい空気に晒される。

 

「相変わらず、元気なおチンちんだこと」

 

レオーネは舐めるように俺自身を見つめ、そのまま膝をついた。

 

「特別サービスだ。王子だけのな」

 

彼女は胸元の留め具を外した。

 

大きく開いた服の中から、豊かに育った双丘がこぼれ落ちるように露わになった。

 

白く、柔らかく、そして重そうな乳房。

 

揺れるたびに、その質量が空気を震わせるようだ。

 

「ほら、どうだい? 姉ちゃんのおっぱい」

 

俺のペニスを両手で包み込むように持ち上げると、そのまま豊かな胸で挟み込んだ。

 

むっちりとした肉の感触が、ペニスの左右から押し寄せる。

 

熱い。柔らかい。そして圧倒的な包容力。

 

「んっ……!」

 

「へえ、いい反応。敏感だねえ」

 

レオーネは胸を寄せ合わせ、上下に動かし始めた。

 

肉と肉の間に埋もれたペニスが、摩擦と圧力で激しく刺激される。

 

彼女の肌の質感は、シルクよりも滑らかで、羽毛布団よりも温かい。

 

汗ばんだ谷間が、ほどよい潤滑剤となってペニスを包み込む。

 

「くっ……すごい……」

 

「でしょ? これがあたしの特等席だよ」

 

レオーネは顔を近づけ、胸の谷間から顔を出す亀頭に舌を這わせた。

 

ちゅぱり、と先端を吸い上げる。

 

「んちゅっ……れろっ……」

 

パイズリと同時に与えられる口舌の刺激に、腰が震える。

 

彼女は上下に揺れる胸の動きに合わせて、巧みに舌先で裏筋や鈴口を攻め立てる。

 

「あぁっ……レオーネ……!」

 

「どう? 気持ちいいかい? 王子のおチンちん、ビクビク言ってるよ」

 

乳房で締め付けながら、舌先で尿道口を抉るような動きを見せる。

 

絶頂が近づいてくるのが分かった。

 

「くっ……イきそうだ……!」

 

「いいよ。たっぷり出しな。あたしのおっぱいにぶっかけておくれよ」

 

レオーネは胸の動きを加速させた。

 

プリプリとした肉の波がペニスを襲う。

 

俺はその波に飲み込まれるように射精した。

 

「うおぉっ……!」

 

ドクッドクッ!

 

勢いよく放たれた精液が、彼女の胸の谷間に降り注ぐ。

 

白濁した液が、彼女の金色の肌と白い乳房に浊った筋を作って流れ落ちる。

 

「あははっ! すげえ量だねえ」

 

レオーネは満足そうに笑い、胸に溜まった精液を指で掬い取った。

 

そしてそれを、まるで上等な酒のように舐め取った。

 

「ん〜っ! 王子の味……悪くないね」

 

指についた精液を丁寧に舐め取り、残りは胸に擦り付けて楽しむように笑う。

 

その姿は凄惨でありながら、どこか神々しいまでの色気を放っていた。

 

「あははっ! すげえ量だねえ」

 

レオーネは満足そうに笑い、胸に溜まった精液を指で掬い取った。

 

そしてそれを、まるで上等な酒のように舐め取った。

 

「ん〜っ! 王子の味……悪くないね」→同じ文章が続いています。

 

指についた精液を丁寧に舐め取り、残りは胸に擦り付けて楽しむように笑う。→同じ文章が続いています。

 

その姿は凄惨でありながら、どこか神々しいまでの色気を放っていた。→同じ文章が続いています。

 

だが、彼女の瞳にはまだ飢えの色が残っている。

 

「……足りねえな」

 

レオーネは立ち上がり、腰のベルトに手を伸ばした。

 

「王子、もっと付き合えよ。今度は本気でな」

 

彼女の腰に巻かれたベルト型帝具――百獣王化・ライオネルが鈍く光る。

 

次の瞬間、彼女の体が変化した。

 

金色の髪がさらに伸び、腰まで届くロングヘアへと変わる。

 

頭頂部からは獣耳が生え、臀部からは太くしなやかな尻尾が飛び出した。

 

「ふぅ……やっぱこれが落ち着くね」

 

彼女の声が、わずかに低く掠れる。

 

獣化によって研ぎ澄まされた五感。全身から溢れ出る野性の匂い。人間の雌ではなく、獣の雌としての本能が剥き出しになっている。

 

レオーネはゆっくりと四つん這いになった。

 

濡れた石畳の上に両手をつき、獣のように背を反らせる。

 

尻尾がゆらりと揺れ、丸みを帯びた臀部が俺の前に差し出された。

 

「どうだい、王子。姉ちゃんのケツ、いいだろ?」

 

彼女は振り返り、金色の獣眼で俺を見上げる。

 

舌なめずりをする仕草さえ、もはや人間のものではない。

 

「さあ、来な。遠慮はいらねえ。獣相手に遠慮するバカはいねえだろ?」

 

挑発するように腰を振る。

 

太股の間からは、先程のパイズリで興奮したのか、すでに蜜が滴り落ちている。

 

ぽたり、ぽたりと石畳に染みを作る雫が、朝の光を受けて淫靡に輝いた。

 

俺は言葉を失ったまま、彼女の背後に膝をついた。

 

「いい子だ」

 

レオーネは満足げに笑い、さらに腰を高く掲げる。

 

尻尾が俺の腕に絡みつき、引き寄せるように促した。

 

俺は彼女の腰を両手で掴んだ。

 

汗ばんだ肌の感触。引き締まった筋肉と、女としての柔らかさが同居する肢体。

 

「挿れるぞ」

 

「待ってた」

 

屹立したペニスを、彼女の割れ目に押し当てる。

 

ぐちゅりと濡れた音が路地裏に響いた。

 

「ああっ……!」

 

一気に最奥まで突き入れる。

 

先程とは比べ物にならないほどの熱と締め付け。帝具で強化された彼女の肉体は、人間の女とは次元が違う。

 

肉壁が蠕動し、ペニス全体を万遍なく締め上げる。

 

「すげえ……締まるだろ……?」

 

レオーネは荒い息で笑いながら、自ら腰を前後に動かし始めた。

 

「あたしの中……どうだい……気持ちいいか……?」

 

「ああ……最高だ……」

 

「正直でよろしい……!」

 

彼女の動きが加速する。

 

四つん這いの体勢から、まるで獣が獲物に襲いかかるような激しさで腰を打ち付けてくる。

 

パンッ! パンッ! パンッ!

 

肉と肉がぶつかる音が路地裏に反響する。

 

伸びた金髪が乱れ、獣耳がピクピクと痙攣する。

 

尻尾は俺の腰に絡みついたまま離れない。

 

「奥っ! 奥に当たってるっ!」

 

レオーネの声が裏返る。

 

子宮口を亀頭がノックするたび、彼女の内部が歓喜に震えた。

 

「もっとだ! もっと突け! 王子っ!」

 

俺は彼女の腰をさらに強く掴み、体重を乗せて突き上げた。

 

尻尾が強く締まり、獣耳が頭に張り付くほど伏せられる。

 

絶頂が近い証拠だ。

 

「イくぞ……! レオーネ……!」

 

「来い! 中に出せ! あたしを孕ませろ!」

 

彼女の叫びが路地裏に響き渡る。

 

俺は彼女の最奥にペニスを押し付け、思い切り精液を放出した。

 

ドクッドクッドクッ!

 

熱い奔流が子宮に注ぎ込まれ、彼女の全身が総毛立つ。

 

「ああああっ!!」

 

レオーネは大きく仰け反り、尻尾を真っ直ぐに突き立てて絶頂した。

 

内壁が痙攣し、最後の一滴まで搾り取ろうと吸い付いてくる。

 

長い射精が終わり、ゆっくりとペニスを引き抜く。

 

どろりと溢れた白濁液が、彼女の太股を伝って石畳に落ちた。

 

レオーネは荒い息をつきながら、ようやく四つん這いから崩れ落ちた。

 

「はぁっ……はぁっ……最高だぜ……」

 

彼女は横向きに寝転び、尻尾をだらりと垂らしたまま笑った。

 

獣耳だけがまだ興奮を示すように小刻みに動いている。

 

「王子……たまには城抜け出して、こっちで遊べよ。体が鈍るぜ」

 

俺は乱れた服を整えながら、苦笑いを浮かべた。

 

「考えておく」

 

「考えておく、じゃねえよ。絶対だぞ」

 

レオーネはゆっくりと起き上がり、帝具を解除した。

 

獣耳と尻尾が消え、伸びた髪も元の長さに戻る。

 

だがその瞳だけは、まだ獣の熱を宿していた。

 

路地裏の向こうから、市場の喧騒が聞こえてくる。朝はまだ終わっていなかった。

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