人間をテイムする方法 作:阿鼻巣
校舎裏。俺の前には華奢な体躯の少女が立っている。
金髪のハーフアップを靡かせる赤い瞳の彼女『エリーゼ・アーデルハイト』。
「こんなところに呼び出して何の用ですか? えっと、ユウヒ先輩でしたっけ?」
先ほど名乗った俺の名前を呼ぶ彼女に向かって、俺は頭を下げる。
「俺と付き合ってください!」
「はい? いや、普通に嫌ですけど。ていうか喋ったこともない人間にいきなり告白とか、そんなことしちゃう人と付き合うとか無理です」
自信満々といった態度の彼女は、俺の告白を軽くあしらう。
ここまでは想定通りだ。
ある程度、彼女の人となりは調べてある。
新入生代表。学年主席。
プライドが高く、自分より能力の低い人間はあからさまに下に見る。
実力主義の探索者という業界。その養成学校では暴力的な性能を磨くことも関係してかそんな心は肥大化しやすい。
俺が見た『いじめ』もそんな心の表れなんだろう。
「あと、一ついいですか?」
「なにかな?」
「なんで学校でも特に名前も聞かなく顔が良いわけでもないあなたみたいなモブと、一年の中でトップの成績の私が付き合うと思ったんですか? 釣り合ってると思ってるんですか?」
あぁ、最高だ。
お前は俺の思った通りの人間だよ。
「たしかに、君の言う通りだね」
だから俺が、もっと最高の優越感ってヤツを与えてやるよ。
「じゃあこういうのはどう?」
俺は地面に膝を付き、額を擦り付ける。
「なにして……」
「彼氏なんておこがましかった。だから俺は君の傍にいられればそれでいい。なんでも命令していいよ。俺、回復術式とか強化術式が得意だから君の引き立て役になれると思うんだ」
「回復……それは結構レアな能力ですね」
回復系の能力を持つ探索者は全体の5%弱。
弱かろうがある程度重宝されている。
だが、学年主席の彼女なら回復能力を持つ仲間なんて選り取り見取りだろう。
だが、俺はエリーゼが俺の提案に頷く確信があった。
「正直足りてはいるけど、じゃあ私の命令は絶対服従って条件でなら、小間使いくらいにはしてあげてもいいわよ」
敬語も消えた彼女は、俺の頭を踏み付ける。
本来上の立場であるはずの上級生、しかも肉体的に優れる男を足蹴にしてなんでも命令できる優越感。それと同時に加虐心も満たすことができる相手。
お前の好みは把握してる。
「ありがとう、エリーゼさん」
「さま。他に人が見てる時はさんでもいいけど、二人の時は『さま』を付けなさい。それが最初の命令」
「わかった。いや、わかりましたエリーゼさま」
「あんたってプライドとかないんだね。死んだ方がいいんじゃない? でもよかったわね、私の隣にいればそれだけで多少の価値は付くかもしれないから」
◆
「ファーストコンタクトはそんな感じだったよ」
「あんっ! それ私関係ない!」
「あぁ?」
「あぁ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! ご主人しゃまのいらいらおちんぽ好きです。私の雑魚マンコで好きなだけ発散してください」
「最初からそうやって腰振ってろ馬鹿女」
「その子? エリーゼ? 多分私の三分の一くらいしかダンジョン攻略できてない雑魚で馬鹿なんです。だから許してあげてくだしゃい」
ッチ、テメェは自分が許されてぇだけだろ。
「調子乗ってんじゃねぇよ」
――
それは肉体の損傷を回復させる術式だが、俺の場合は肉体のあらゆる疲労をも回復させる。
肉体を強制的に絶好調な状態にするわけだから、性行為時の感度も爆発的に増加する。
「あ、それだめ。強制回復無理。感度上がるからぁ! もうそれしてくれないと満足できない変態便器になっちゃうからぁ! イックッ!」
――
「へ? まだ怒ってる? だめ、ダメですご主人しゃま! イクッ! 私逆らってないです! イッてる! ねぇ、私じゃないんでしゅ、そのクソアマはなんにも理解できてないんだけなんです!」
――
「ひっ。こ、媚びまーす♡。ガーデンで一番の優等生の私、マシロ・メノウ・アルラートがご主人しゃまのお射精のためにへこへこ腰振りますよー。その馬鹿女がなりたくても一生追い付けない極上のメスがご主人しゃまのためだけに、体全部捧げてますよー。好き好き好き好きー」
――
「あっ、なんでぇ!? ごめんなさい! 許してください! なんでもします、全部捧げます、私の人生使い潰していいから! あっ、あっ、ああっ! そ、そうだご主人しゃま、ち、乳首引っ張ってもいいですよ。後、お腹殴っても首絞めていいですし、その時もちゃんと笑顔で媚び媚びして、ご主人しゃまが上位なんだってこと証明しますから、だからこれ以上気持ちいいのはもう……」
――
「あぁぁぁぁ。メスブタが調子乗ってごめんなさい。指示してごめんなさい。ケチつけてごめんなさい。逆らいません、全部、どんな命令でも聞きます! ご主人しゃまのことだけ考えて、ご主人しゃま気持ちよくするためだけに生きます。全部全部全部、ご主人しゃまのものです。クソ雑魚のゴミ穴使っていただいてありがとうございます」
「よく言えたな」
「あぁ、ありがとうございます」
「けど、俺の行動を誘導しようとした罰は受けてもらう」
「へっ?」
――
――
「あっ、死ぬ――」
それから二時間ほど犯し尽くしたら、マシロはぶっ壊れた。
「ぶひぃ、ぶひぶひ、ぶっひいん! ぶひー、ぶひぶひぶひー」
まぁ、回復術式は得意だ。精神安定系の術式もあるし、治すのに支障はない。
「で、明日さっそくダンジョンに呼ばれてるんだよ」
「ぶひ。おちんぽ、おちんぽ、しゅきー」
必死に豚の真似をしながら俺のをしゃぶる学園最強の髪を乱雑に掴んで、喉の奥にモノを突っ込む。
「おごっ」
マシロが咽るのも気にせず、奥の奥まで支配する。
「多分エリーゼはお前みたいな有名な仲間はいらないんだ。そんな奴らと一緒にダンジョンに潜っても自分の実力を証明できないからな。だから俺みたいな無名のヒーラーやバッファーは都合がいい存在なんだろう」
計画通りだな。
「自尊心。優越感。承認欲求。あいつの欲しいモン全部、俺が満たしてやるよ。その後、全部ぶっ壊してやる」
「ぶひっ!」
マシロが俺のを喉に突っ込まれながら、潮を吹いた。
その潮が俺の足に飛び散る。
「おい、汚れたじゃないか。またお仕置きされたいのか?」
「ぶひ! ぶひぶひぶひぶひ!」
涙を浮かべながらマシロが何度も首を左右に振る。
「はっ、なに言ってっかわかんねぇよカス。さっさと舐めて綺麗にしろ」
「ぶひぃ!」
俺に媚びるような尻を高く上げた土下座の姿勢で、マシロは喜々とした表情を浮かべ、俺の足を丁寧に舐めていた。