人間をテイムする方法 作:阿鼻巣
アヤから聞いた話だが、エリーゼ・アーデルハイトには兄と姉が一人ずついる。
若くして王国騎士団二番隊隊長を任せられる兄。
若き天才と称され、九つの新術式を発明した宮廷魔術師の姉。
学生時代はどちらも他の追随を許さない圧倒的な才覚を周囲に見せつけていた。
エリーゼはずっと、そんな二人と比べられて生きてきたらしい。
◆
俺が個人的に購入している王都の一軒家。
別に俺は必要ねぇのに、マシロがダンジョン探索で得た金の8割くらいを寄越しやがるから、道楽で買った家だ。
その寝室で俺はベッドの上に座り、エリーゼはその前に立っている。
「それじゃあ明日からまたエリーゼと一緒に探索してあげるよ。でもその代わり、わかるよね?」
「うん……」
エリーゼは制服のボタンに手を掛け、一枚ずつ衣服を脱いでいく。
白い柔肌と年齢にしては華奢な体躯。鍛えられるべき部分はしっかりと鍛えられている健康的な肉体美だ。
けど、下着以外全部脱いだところでエリーゼは少しもじもじし始める。
「どうしたの? 全部脱いでよ」
「わかってる……けど、初めてだから恥ずかしいの」
「え、そうなんだ。ちょっと意外」
「私と釣り合う男がいなかっただけよ」
「……なるほどね」
そう言いながら、やっとエリーゼはすべての脱衣を済ませる。
けど、両手で胸と下を隠すその姿には些細な抵抗が見られて、それがちょっとムカついた。
「エリーゼ、やっぱりまだ全然わかってないんだな」
「え?」
「なに隠してんの? まるで俺が無理矢理やってるみたいじゃん」
エリーゼの腕を掴み、手を退ける。
俺は身体強化の術式を自分に使っているから、今はエリーゼより筋力は上だ。
「俺は別にいいんだよ、止めても」
顔を近づけてそう言えば、
「まっ、違うから……」
エリーゼは不安げにそう言う。
「見捨てないで、ください……」
折っていく。壊していく。
俺に逆らう意志を砕く。
「お願い。もう一人じゃ無理なの……あなたがいないとダメなの……だからお願いします。なんでもするから……」
エリーゼは頭を下げる。
一糸まとわぬ姿のまま、床に膝を付いて、頭を下げて、土下座して……
「なぁよく考えろ、なんで俺がお前みたいな無価値な人間の言うことを聞いてやらなくちゃいけないんだよ?」
「無価値……私が……?」
「そうだよエリーゼ。だって、アヤが努力もしたことないただの雑魚だってお前も知ってるだろ? でもお前は今、それより下なんだ。お前の立場や成績なんて、それくらいの取るに足らないものだったってこと」
嘘でも偽りでもなく、お前が今まで必死に積み上げてきたものなんて、俺にとっちゃその程度のものでしかない。
「だからさエリーゼ、俺はエリーゼに強さなんか求めてないんだ。優秀な成績も一番になる必要も、俺の前じゃ存在しない。エリーゼはただ俺に尽くせばいい。そうすればお前は一番になれるんだから」
俺は自分が世界最強だなんて思ってない。
けど俺には、世界最強を造り出す自信がある。
「騎士団も宮廷魔術師団も、俺の力には及ばない。俺には自信がある。俺の言うことを聞くのなら、お前をお前の兄や姉が力を貸してくれと懇願してくるほどに強くしてやる」
「本当に……? 兄さんや姉さんを超えられるの?」
うちの学園のダンジョンは騎士団や宮廷魔術師団の訓練場所として使われることがある。
だが、騎士団も宮廷魔術師団もマシロの到達階層には及んでいない。
つまり俺の補助を受けたマシロ単体の能力は、少なくともダンジョンというフィールドにおいては現時点で騎士団や宮廷魔術師団を超えている。
「あぁ、約束してやるよ」
――
それは身体強化術式の極致。
俺だけが到達している俺だけの領域。
「この術式の対象者は、魔獣を殺し魔力を吸収することで、能力を『恒久的』に強化される。つまり、魔獣を倒し続けることでお前の能力は無限に向上し続ける」
「なにそれ、知らない……こんな術式知らない……聞いたこともない。永続的に、しかも無限に、強くなれるなんて……」
立ち上がったエリーゼは自分の手のひらを見ながら、そう呟く。
こいつには、自分に掛けられた強化術式を解読するくらいの知恵はある。
ここに来るまでどれだけの努力と時間を掛けたか。
そしてこの極致に到達した瞬間に、俺がどれだけ絶望したことか。
まぁ、そんなことはもうどうでもいい。
「これが俺の力だ。わかってくれたか?」
「そっか……意味無かったんだ。今までの私の努力とか、全部……」
「なぁエリーゼ、それでもお前はよく頑張ってきたよ。だからもういいんじゃないか?」
エリーゼの頭を撫でながら、言い聞かせるように俺は言う。
「今まで頑張ってきた分、ご褒美が欲しいだろ?」
抱き寄せて、鍛えられたその肌を撫でながら……
「全部俺が与えてやるよ。だからもう幸せになっていいんじゃないか?」
「幸せに……なれるの? でも私、まだ一番じゃないよ……?」
「一番である必要なんかないんだよ。こんなに可愛くて、魅力的で、要領もよくて、いい子なんだから……」
「にゃっ、急にそんなに褒めないでよ……」
「だって本当のことだからしょうがないじゃん。一番なんかじゃなくても、俺にはそんなエリーゼが必要なんだよ」
「そんなこと言われたの、生まれて初めて……」
そう囁けば、エリーゼの方からも俺を抱き締めてくる。
◆
この人だけは一番じゃない私を認めてくれる。
もうこれ以上頑張らなくていいって、そう言ってくれる。
優等生でも天才でもない私を、それでも認めてくれる。
無価値で無意味な私を必要としてくれる。
この人だけが私を理解してくれる。この人と一緒にいれば私は救われる。
あぁそっか、私ってこの人を気持ちよくするために生まれてきたんだ。
◆
最終的な確認をするように、俺は彼女に問いかける。
「エリーゼ、お前ってなに?」
「私は……ユウヒの……ご主人様の所有物です」
俺はエリーゼをベッドの上に押し倒す。
「じゃあさっさと股開け」
「はい」
あぁ、最高だ。
あのクソ生意気だったエリーゼが今は俺に組み伏せられて、強請るような視線を向けてくる。
自分からまんこ開いて、俺のちんこを入れてくださいって強請ってくる。
この立場が、ずっと欲しかったんだ。
「あん! 幸せ、私今すごく幸せ! あっ、ご主人様の役に立てて、必要としてもらえて、使ってもらえて、んっ、本当に嬉しいよ!」
「そっか、じゃあもう本気でぶっ壊してもいいよな」
「え?」
――
「なに、なにしたの? おちんぽ……ご主人様のおちんぽから魔力が流れて……」
へぇ、そこまでわかるのか。
こいつやっぱりそこそこ才能あったんだな。
まぁ、もう全部、どうでもいいけど。
「これ、絶対ヤバいよ。人間にやっていいことじゃないわよ……強化術式で強制的に快楽神経を暴走させるなんて……人間を壊そうとしてるとしか思えなっ――」
「だから言ってんだろ。ぶっ壊れろって」
「お゛お゛っ!! ははっ、そっか、ご主人様は私を壊したいんだ。跪かせて組み伏せて犯すだけじゃ満足できないんだ。壊さないと気が済まないのね……」
エリーゼは、それでも笑みを浮かべて俺を見る。
「いいよ。ご主人様のためならなんでもする。なんでも受け入れる。私鍛えてるから、きっと壊し甲斐あるよ。イッック……!」
なんて、言ってたクセに……
「もう無理、じぬ、じんじゃう! 許して、ご主人様許してください! ダメ、またクる、イク、これヤバイ! お゛おぉぉ……!」
「おい、鍛えてるから大丈夫なんだろ? なんでも受け入れるんだろ? オラ、もっと気合入れろ」
「やだ。無理なの! 私のガキまんこもう何回もぶっ壊れてるの! ねぇご主人様聞いて、もうイクから、多分もう気絶するから、一回休憩させて欲しいの!」
――
「それダメ、それやめてよぉぉ! 回復させられるの辛いの! 気持ちいいのがずっと続いてて、休憩もできずに頭がずっとおかしいの! なんでもするから、おちんぽぺろぺろしゅるからぁぁぁ! イック!」
――
「ねぇなんで!? 私のこと好きなんでしょ!? 可愛いんでしょ!? こんな女の子がなんでもしてあげるって言ってるんだよ!? 助けてくださいって命乞いしてるんだよ? なんでそんなにいじめるの!? 助けて、お願い、愛してるから助けて!」
――
「もう屈服してるから。もう逆らう気なんかないから。あぁっ、気に障ったことしちゃったなら土下座して足舐めながら許してくださいって懇願するから! んっ、だからこれ以上おまんこいじめるのやめッ……あっ――」
――
「ねぇ、好きなのぉ。愛してるのぉ。私のロリまんこじゃこれ以上は無理なの! イクの辛いの! 気持ちいいの怖いの! イク、イクイクイクイクイク! あへぇ、まだイッってる、イクの止まんない! ねぇ本当にぶっ壊れちゃう! 廃人になっちゃう!」
――
「あっ、おっ、あんたいい加減にしなさいよ! うっあへ、ちょっと前まで私の奴隷だった分際で調子に乗りすぎなのよ! んっ、こんなことしてただで済むと思ってるの!? おっ、イク……」
「は?」
――
「グッ、ぐびじめるにょダメ。ごめんにゃしゃいごめんにゃしゃい、ちょうしのってごめんなしゃい……じぬ、ほんどにじぬ……ぐるじいのときもぢいいのくべつつかなくなっちゃ……いぎゅ……」
――
「……ちょっと気の迷いで責めたらやめてくれるかなっておもっちゃっただけなんでしゅ。もう逆らいましぇんからゆるぢで……ほんとにちゅりゃいんでしゅ!」
「許すわけねぇだろ」
――
「ひっ……すびばじぇん、すびばじぇん、ずびばじぇん! でもどうしたら許してもらえるかわからないにょ! 教えてよ、教えてくれたらなんでもするかりゃあ!」
「なにしたら俺が気持ちよくなるのか自分で考えろよバカ」
――
「あぁ、えとえと……わ、私はぁ、学園の優等生で学年主席とか言われてましたけど、本当はまんこほじられて喘ぐだけしか能のないバカガキなんでしゅ。ご主人様の極上おちんぽさまで自分の存在価値教えてもらえて嬉しいでしゅ。私のゴミまんこに精液コキ捨てていただいてありがとうございましゅ。ご主人様に使ってもらえて幸せでしゅ」
そう言ってエリーゼは無理矢理に笑みと両手のピースを造って俺に魅せ付ける。
「悪くはないかな」
「あ、ありがとうございます!」
「けど、まだ人間って感じ」
「え?」
――
「にゃんでぇ!? いっぱい媚び媚びしてるじゃん! 尊厳全部かなぐり捨ててご主人様にとって都合のいい肉便器になってるじゃん! なんでやめてくれないのぉ!?」
――
「おっほ、イック、イグ、またイグ、すぐイク、これイク、無理、無理イク……あへぇ……もうわかんないよ……ご主人しゃまぁ……」
――
「にゃん。私はご主人様のメスネコだにゃん。なにしてもいいにゃん。いっぱい犯してくださいにゃん。にゃんにゃんにゃん、イクにゃん! 気持ちいにゃん! ご主人様のことだいしゅきだにゃん。これからはペットとして沢山飼ってくださいにゃん!」
「ふっ」
「あ、笑ってくれた、精液出た……にゃ、にゃん! ご主人様専用のメスネコ便器、たっくさん使ってくださいにゃん。なんでもするにゃん! 首絞めでもビンタでも、いつでも私のこと好きなように使ってくださいにゃん!」
あーあ、この前まで立派な優等生だったのに。
人のこと見下して喜ぶヤツだったのに。
今は俺に媚びるためにバカ面でにゃんにゃん言っちゃってるよ。
見る影もねぇな。
「ち、乳首にピアス開けていいにゃんよ? あ、へそとか舌とかクリでもいいにゃん。あとは肉便器のタトゥーとか、ご主人様専用ってすぐわかるように彫ってくるにゃん! だから許して欲しいにゃん。これ以上されると本当に人間辞めちゃうにゃん……」
あぁ、マジで可愛い。
そのお陰で俺は精力がリセットされて、何回でも射精できる。
だから俺とヤる女たちは、俺の射精のタイミングを体で覚えて俺が女のどんな態度で果てるのかを勝手に学習して、どんどん無様になっていく。
そんな女たちの変化を見るのが、俺は好きだ。
「まぁ、許さねぇけど。そのまま壊れるまでにゃんにゃん言ってろ馬鹿女」
――
「あ、あはは……そっか、結局なにしても無駄にゃんだ。結局私ってご主人様のおもちゃでしかないから、壊れるまで使い潰されるだけにゃんだ。アハ、イク、もういいや。いっぱいちゅかってにゃん。もう壊れてもいいから使い潰してにゃん。壊してにゃん、潰してにゃん、私の人生全部ご主人様に遊んでもらうためにあったんだにゃん。イックゥ!」
それから俺は飽きるまでエリーゼの中に精液を注ぎ続けた。
「にゃん、にゃんにゃん、にゃーん。にゃん!」
最終的に、エリーゼはそう言って腰を振るだけの存在に成り下がった。