朗報:調子こいた間男くん、巨乳JK彼女に「ネトラセ」をさせた結果、クラスのオタクくんとの純愛に発展され涙目ネトラレ敗走w 作:緋枝路 オシエ
「進くん、夕食食べ終わった後にね、大事な話をしたいんだ」
デート中、進とは手を繋いでいる距離感なのに、わざわざ通話アプリを通してメッセージを送った舞桜。
もしかして……? 期待することは沢山ある。
まさか……? 不安として浮かぶことも、少しだけある。
「ご、ごめん! 楽しいデート中なのにこんなこと伝えて!」
「いえ、いいんですよ! まだ午後になったばかりじゃないですか、もっと楽しみましょうね!」
「…………うん!」
進は「残酷で卑劣な事実」を、伝えられるとは知らず、舞桜の左手に指を絡ませる。
(…………ホント、好き…………♡)
舞桜もすぐに握り返した。
お互いの鼓動も、早鐘を打っていると伝え合った。
特にイベントに参加しただの、欲しかったグッズがあっただの、そんなことは無くとも、好きな人と一緒にお出かけをする……楽しい時間を共有する、それがデート。
夕食もちょっとお高めなレストランじゃなく、普通にファーストフード店で、ゲームの話をしながら食べ終えた。
……凄く楽しい、理屈じゃない。
最初は進を騙す目的でゲームを始めたが、今となってはかなりのオタクと化した舞桜。
無限に進と話せてしまうので、中々通話を切れずに寝不足になった日もあった。
二人は恋人だ。
しかし、まだ「偽り」と付く。
(話さなきゃ、伝えなきゃ……)
デートのシメは、お約束のラブホテル。
進と交代でシャワーを浴びに行った舞桜が、中々戻って来ない。
呼びに行きたかったが、何故か「入って来るの禁止~♪」とされてしまったので、素直に従いベッド上で待機しているのだ。
「…………進くん」
「舞桜さ、えっ……その衣装っ」
浴場から帰ってきた彼女の姿は――新キャラ。
そう、創星のアークトゥルスにて、NPCとして高い人気を誇っていた女性キャラクターと同じ、コス衣装を纏っている。
名は「ベゼク」
わし座をモチーフにしたと思われる女性で、悠久の刻を旅する儚げな性格と、プレイヤーを導く優しさを持ち、戦闘でも強いと、人気になる要素しかないキャラ。
先日、遂にプレイヤーキャラとして実装され、勿論二人は石を全て注ぎ込んで手に入れた。
「えっ……えっちです……」
「だって、ベゼクはエッチな恰好だもん♡ そんな衣装を着たら私だって……エッチな恰好になるよ♡」
旅人らしくマントを羽織っているのだが……中は、マイクロビキニと、超角度のハイレグなので、些かセクシーが過ぎる。
優しい性格と、ビックリする露出度、そのギャップもまた彼女の魅力だ。
NPCとして人気だったので、コス衣装は正式実装前から出回っていたのは知っていたが……彼女が自分から着てくれるなんて。
髪色は偶然にも、舞桜が染めている金なので、メッシュを隠すだけで済んでいる。
「好きでしょ?」
「はい、ベゼクも舞桜さんも!」
彼の推しキャラこそ、ベゼク。
やはり人気なので実装前から、グッズはたんまり出ていた。
そんな推しキャラと同じ衣装を、大好きな彼女は纏う……優越感、幸福感……それらは、ハッキリと分かる形で浮かぶ。
「大きくなってるね♡」
「舞桜さん……似合い過ぎてますから……」
「しよっ…………♡」
「します……!」
――キス、軽く唇を重ねただけ。
(……これだけでヤバい……身体の全部が進くんを求めてる……♡)