※この作品はR-18です。

朗報:調子こいた間男くん、巨乳JK彼女に「ネトラセ」をさせた結果、クラスのオタクくんとの純愛に発展され涙目ネトラレ敗走w   作:緋枝路 オシエ

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童貞くん、初めてのデート

「時刻は……間違っていないよな? 大丈夫……僕と舞桜さんは、普通にコラボカフェに行って……その後は電気街を楽しんで……夕食もレストラン予約したし……うんっ! だ、大丈夫でやっ!」

 

 最後の最後に、舌を噛んでしまった進は、彼なりに気合の入った服装で、待ち合わせ場所の時計塔広場前で、ウロウロしていた。

  

 待ち合わせ時刻は11時、彼は「絶対に遅刻は許されない」として、何と二時間も前からこの場所に居るのだ。

 

 夜は夜で「女の子との初めてのお出かけ」が楽しみ過ぎて、興奮し全く寝付けなかった。

 

 なので、コンディションは悪いのだが、そんな事で中止なんて彼女に失礼だと、気合と根性で自分を率している。

 

 服も必死にネットを活用したので、それなりのコーデとなっているし、特に清潔感には気を使っている……つもりだ。

 

 とにかく、学園のアイドルに対して少しでも失礼のない容姿と、行動、言動を心掛け楽しい一日を彼女に捧げようとしている、気概はマジモンである。

 

「あっ♪ ごめんねオタクくん! 待たせちゃったよね!」

 

 ピッタリ、11時に桃簾石 舞桜の疑いようの無い、陽キャ美少女ボイスが広場へ響き渡る。

 

(え、えっちだ……)

 

 あざとく膝に両手を置き、息を切らせば弾力ある巨乳が、だぷっ♡ 幸せなオノマトペで揺れ踊る。

 

(ふふっ、見てる見てる♡ オタクくんは運が良いぞぉ~♪ 私のおっぱい見放題な立場になれたんだからねぇ♪)

 

 頭頂部にはベレー帽、ピンク色をベースに、コルセット、オーバーニーソ、超ミニスカはブラックを纏わせ、ケーキに乗せられるクリームのような、フリルをたっぷりヒラめかせる、地雷系ファッション。

 

 谷間部分は、大きくUの字型にカットされ、ざっくりと露出させながらハート型の金具を中心にした、ベルトで両サイドを繋いでいる。

 

「どうかな? この恰好……?」

 

 小声でボソッと、「気合入れてきたんだ……♪」と、囁く事を忘れない。

 

 ノースリーブやら、谷間やら、絶対領域やら、男、特に童貞を墜とすのにこの上なく、合理的な「好きになってしまう」ファッションを、二次元よりも美少女な舞桜が着ているのだ。

 

 広場に集まる者や、すれ違う者達、男女問わず全ての存在が彼女を目で追ってしまう。

 

「凄くににっ、似合っておりまひゅぐっ!!」

 

「……くすっ♪ ありがとっ! オタクくんも、うん……似合うじゃん♪」

 

「どぉどっ、どぉもぉですです……」

 

「あははっ♪ 緊張し過ぎ~! ほら、行こっ♪」

 

「ッ゛!!?」

 

 テンパる進の左手を、自然な動作で軽く握った舞桜。

 

 握った彼の手は、緊張と興奮で汗まみれとなって、震えていた。

 

(ねぇねぇ……私達、こ、こいびと……そう見えるのかな?)

 

 ……どう応えれば、舞桜を傷つけずに済むだろうか?

 

 進の脳内でシグナルが鳴り響く、危うく「自分なんかじゃ、あなたとはつり合わない」と、口から漏れてしまいそうだった。

 

 しかし……女性経験が皆無でも、明らかに舞桜は〝まって〟いる。

 

 そう受け取れた進は――

 

(か、かもしれません……!)

 

(ふふんっ……♪)

 

 心の中で、ニヤリと笑いながら-表向きは横髪を耳にかけながら、朗らかに笑い返してくれた。 

 

 

 

 コラボカフェでは、カップル割引を使った。

 

 周りからは「男側がつり合ってなさすぎる!」視線を受けまくるが、ゲーム内に登場するアイテムを再現した、フードを昼食代わりにしトークを弾ませた。

 

 最も、進は相変わらず緊張しているし、視線がどうしても谷間に着地していたが……舞桜は気が付かないフリをしていた。

 

 互いの推しキャラや、推しBGMの話題などでも盛り上がったが、そのどれもが「ネトラセ」の為に必要な素材だから、入念かつ慎重に準備している舞桜の「台本」である……

 

 電気街に移動している間も、二人は注目を浴びまくっていた。

 

 左手はずっと握ったまま、時折視線を合わせては、照れながら舞桜が微笑むので、進は緊張とは別の「高鳴り」で、胸がいっぱいになってしまう。

 

 電気街では、創星のアークトゥルスのポップアップストアで、アクスタやステッカー、キャラの装備品を模したアクセサリを購入。

 

 すっかりゲームにハマった、かに思える舞桜。

 

 やはりこれも演技、ネトラセの最終段階が済んだら、全て用済みとなるので処分する予定である……

 

 大型の書店でファンブックを購入した後は、ゲーセンで進が舞桜の推しキャラぬいをゲットしたので、プレゼント。

 

「ありがとう……♪ 大事にするね♪」

 

 最高に素敵で-最高に偽りの笑顔。

 

 このぬいぐるみもまた、ネトラセが終われば……

 

 ……夕食は電気街の隣町へ、洒落たレストランはお高く、若者のデートスポットとして有名な場所であり、進が全額支払った。

 

 舞桜は慌てて財布を出そうとしたが、ここだけは譲れないと、一万円札で会計を済ませたのだ。

 

「ごめんね……」

 

「いいんですよ! カッコつけさせてください!」

 

 ここまで来たら、彼の緊張もかなり解れて来たので、らしくないセリフを自然と口にしていた。

 

「す、すみませんっ! 調子に乗りました!」

 

「…………♪ ここは甘えちゃおっかなぁ♪ ありがとね♪」

 

 そして退店と同時に、「カッコよかったよ♪」

 

 手を繋ぎ、いや、腕を組みながら、耳元で囁いてくれた。

 

(胸……胸……胸ぇぇ……今日だけで何度も当たっているけど……でっ、でっっっ……!!)

 

(よ~し、トドメさしちゃうぞ♪ 童貞をからかうのって、結構楽しいかも♪)

 

 舞桜は、進が俯いていた一瞬の刻のみ、口裂け女も恐怖するほどに、ニタリと口角を削り上げていた――

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