※この作品はR-18です。

朗報:調子こいた間男くん、巨乳JK彼女に「ネトラセ」をさせた結果、クラスのオタクくんとの純愛に発展され涙目ネトラレ敗走w   作:緋枝路 オシエ

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童貞くん、初めてのラブホ

「もう終わっちゃうんだね……楽しい時間はあっという間だなぁ」

 

 電車から降り、改札を抜けて、二人の住まう街へ戻ってきてしまった。

 

 時刻は21時過ぎ、ガッツリと遊べた筈なのに、足りない、全然足りない。

 

「もっと遊びたかったなぁ」

 

電車の中でも、進の方から自然と手を伸ばしていた。

 

 舞桜は待っていたかのように、すぐに指を軽く握ってくれた。

 

「本当に楽しかったですよね」

 

 思い違いなんかじゃない。   

  

舞桜の歩く歩幅が狭いし、亀の歩みになっている。

 

 それは「もっと、あなたと一緒に居たい」と、行動で示しているに他ならない……

 

「……ここまでだね、今日はありがとう!」

 

 彼女の家の近くらしい、十字路に辿り着いてしまった。

 

 駅からここまで、決して長い道のりじゃないのに、30分も時間をかけていたのは、進も彼女と同じ想いだからである。

 

「…………っ! 待って……くださいっ!」

 

「…………ん?」

 

 背を向けて、夜の闇に消えようとしていた、舞桜の右腕を優しく握った進。

 

 その瞳には、彼の生きて来た18年の人生の中で、もっとも多くの勇気が煌めいていた。

 

「まだ僕は……桃簾石さんとお別れしたくないですっ」

 

「……そ、それって……」

 

「…………っ~~!」

 

「…………私、そんなに子供じゃないよ?」

 

「はい…………」

 

「オタクくんの言ってる、言葉の意味が察せられない程……子共じゃないんだよ?」

 

「は、はい…………」

 

 心の中でほくそ笑み舞桜。

 

 童貞オタクを甘やかし、頼りになると肯定しまくってきたので、「ここぞ」というタイミングで男を見せてくれると、確信してセッティングをしていた。

 

「…………う、うん♪ 私も……今夜は帰りたくないな♪」

 

 舌をペロッと出しながら、進の腕に抱き着く。

 

 ゴクンッ、進が大きく唾を飲み込む音が、静寂の闇の中で妙に響いた。

 

 おっぱいギャルと、一晩共に過ごす権利を得たのだ。

 

 少し自信が湧こうが、所詮は童貞なので、むにゅり押し付けられる巨乳と、涙ぐむような上目遣い、耳元で「休めるところ……行こうか……♡」と囁かれたら、もうダメだ。  

 

(勃ってる勃ってる! オタクくんの童貞ごちになりまぁ~す♪)

 

 学園の巨乳美少女ギャルが、典型的なオタク男子を好きになり、情熱的な夜を過ごす。

 

(そんなのありえませ~~ん♪ 正にエロ漫画な展開じゃん! 妄想はね、実現しないから妄想なんだよ? オ・タ・ク・く・ん♪)

 

 スマホで休憩所-ラブホテルの場所を、恥ずかしがりながら検索している舞桜だが、本当は街のラブホの場所など大体知っている。

 

 オタクに媚びる演技は楽しいが、ボロを出さないように頭の中で作り上げた、台本を慎重に読み進める必要があるのだ。

 

 

 

 ホテルの部屋を借り、シャワーを浴び終えもう一度律儀に服を着た進は、葛藤していた。

 

(話すようになってから、二週間も経っていないのに……女の子とホテルに入っちゃった……でも童貞の僕にだって、桃簾石さんが明らかにまだ帰りたくないって雰囲気は、伝わってきていた……大丈夫な筈だ……)

 

 恋愛経験皆無、興味はあるし理想の女の子とのデートを、よく妄想してはいたが、昔ながらでステレオな恋愛観がこびり付いており、彼からすれば「ホテルなんてもっと、時間をかけてから……」と思っていた。

 

 しかし、結局男は下半身での閃きに頼る生き物なので、こうしてホテルinしてしまった訳で……

 

(桃簾石さんだって嫌がらなかった、ていうか、自分からホテルの場所を探してくれていたし……うん! 間違っていない……多分!)

 

 好んでいるシチュの音声作品では、知り合ってエッチするまで中々のスピード感だった。

 

 しかしそれは、二次元だからこそ許されていた筈だが、よもやリアルでも音声作品並みのスピードで、ホテルinする事となるなんて。

 

 自分の価値観を、アップデートしなければと、呼吸を整え終わったのも束の間――

 

「…………おまたせ♪」

 

「わっ…………!」

 

 少しだけ、金髪にピンクのメッシュを入れた髪に、湿り気の生じている巨乳ギャルが、進が座るベッドの横へ、トスッ、と座った。

 

 彼女も地雷系ファッションを着直しているが、只でさえ高い色気が格段にアップしている。

 

 理由など言わずもがな、これから行われる「大人の時間」に期待し、目尻を蕩けさせながら、進の瞳と自らの瞳を重ね合わせているからだ。

 

「私達、仲良しになってからそんな経ってないのにね。変とか早すぎるって思われるかもしれないけど……

 

「桃簾石さん、僕は……」

 

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