悪友が憑依した美少女とエロいことをする話 作:べっこう飴02
14000字くらいを場面転換ごとに分割して、三話の短編です。
学生が長期休暇に入り始めた月末。
社会人である俺は、貴重な有給を費やして、待ちぼうけしていた。
人気のないうらぶれた神社のベンチに座り、ため息をつく。
手元のスマホで時間を確認するが、もう約束の時間から三十分以上過ぎている。
(何かあったのかねえ……ったく)
はあ、とため息が漏れる。
もう帰ろうかな、と思うが――待ち人は小学校以来、途切れることなく続いた、腐れ縁の悪友、とでも言うべき間柄。
もう少しくらいは待ってやるかと思い直す。
しかし、一体何の用事で人を平日に、有給まで使わせて呼び出してくれやがったのだろうか。
このところ、しばらく連絡がつかなかったかと思えば……唐突に、
『悪い。
お前にも見てもらいたい。時間とれないか?』
――と、来たものだ。
当たり前だが、まあそこまで大したものでもないのだろうとは思っている。
精々が、くだらないが、まあまあ笑える類いのジョークグッズか何かを見つけたとか、そっち方面で使えそうなエロ同人でも見つけたとか、そんな話だろう。
「どうもお待たせしました。
すいません、思ったより下準備に手間取っちゃいまして」
(やっと来た――ああいや、違う。
声が……高い?)
かけられた声に顔を上げると……そこにいた人物の姿は俺の待ち人のものではなかった。
というか、性別も年齢も、何もかもが違う。
片手を上げて、屈託のない笑顔で話しかけてきたのは、青いジャージの――前を開いた上着の下には体操着のシャツが覗く、スクールバッグを肩にかけた見知らぬ少女。
ジャージがこの辺りの――かつて通っていた中学指定のものだから、
……人違いだろうか?
ぞれとも、俺の他にも、ここで待ち合わせをしているやつがいたのか。
無言で目を逸らそうとすると、「あ、あなたに話しかけたので間違いないですよ」、とか
「いや、俺の方には、君の顔に覚えがないんだが」
にこにことじっとこちらを見ている……誰この娘。
前髪は、ぱっつんに切り揃えた、後髪はストレートボブの……
胸部は、このあたりの年齢にしては大きく、まあ、ストレートに可愛い顔立ち。
目鼻立ちは整っており、ぱっと見では、活発な印象が見受けられる。
……いや、だからマジで誰だ?
「わかってますよ。お友達と待ち合わせしてるんですよね。
あ、お隣失礼しますね」
ぽすん、と俺の隣に彼女は座りこんで、こちらに体を摺り寄せるように距離を詰めて、
「……しかしまあ、ちょっと見ない間にまーた老けたんじゃあないですか?
わたしも人の事を言えた様なものじゃないんですけどね」
にやにやと、あどけない表情に……どこか見覚えのある、笑みを浮かべて、少女は親しげに話しかけてくるが、
「いや……その初対面……だよな?」
「ああはい。ここにいるこの
少女は含みのある物言いで、ぴっと細い人差し指を立てて、
「言ったでしょ?……面白い事が出来る
んー、ピンとこない感じですかね。
仕方ないですね、ヒント出しましょうか。
分魂もの、って言ったら
問われたそれについての知識が、無いわけではない。
知名度が高い
悪友がハマりこんでいるジャンルの一つではあるし、俺もまあ多少なりとも嗜みのあるものではあるが、——それがなんだとういうのか。
……ああ待て。今この娘、さっき何ていった。
——面白い事が出来るヤツを手に入れた——
その言葉で人を呼び出してくれやがったのは誰だったかを思い出す。
しかし……なぜそれを知っている?
「ちょっとまだ悩んでる感じですかね。
ちなみに、
もう答えみたいなものですけど、と笑う少女は、にい、と笑みを、どこか見覚えのあるようなそれへと――いや、まさか……そんな馬鹿な。
「君が……テツだっていうのか?」
「ええ。わざわざお兄さんが好きそうな娘を選んだんですよ。
……
まだ納得いってないみたいだな。
何でも答えてやるから聞くだけ聞いてみろよ」
「……何でも、って言われてもね」
眼前の、甘さを含んだ、高い声で話す美少女と、小太りの
こう言っては何だが、
中身がどうであれ、この少女にそういった話を振るのは、流石に抵抗があるというか――
「んー?ひょっとしてヒロ坊。
この
お前ロリ好きじゃん喜べよ」
「……いや二次元とリアルだとまた話が違うし」
「二次成長期入った
なんだかんだ言ったってそれが本能なんだからさ。
ってかな、中学の時のお前が好きなヤツ、新任の教師とヤってたの忘れたん?
女に変な夢見るのやめようぜ」
「あのな……いちいち人の古傷を抉ってくるんじゃねえよクソデブ……って」
いつもの調子で悪罵を口にしかけて、目の前にいるのが腐れ縁の小太りの
それに、
にもかかわらず、この少女は、それを知っていた。
つまり、それは。
「悪い悪い、でもその代わりサービスしてやるからさ」
……そうだ。
少女がケタケタと笑うその仕草は、声も姿も、何もかもが悪友とは違うのに、悪友のそれが、
「君は……いや、お前、マジでテツなのか」
「おう――そうだよ、
正確には、分けた魂の一部、だけどな。
あ、そうそう――
よろしくお願いしますね、
最後の言葉は、にこり、と少女の
普通に可愛いんだけど……なんというか、頭が混乱する。
「……いやでも、なにがどうなってこんな事になってるんだ。
呼び出した……見てもらいたいもの、ってこれの事か?」
「まあ、色々あったんだけどな。
今日ここに来てもらった一番の理由は――おすそ分け、だよ」
「……おすそ分け?」
目の前の少女の口で紡がれた言葉へオウム返しで返すと、
「
せっかくだからさ」
にっ、と愛衣と呼ばれた少女の顔で、良く知る
目の前の美少女の姿と、馴染んだ悪友の振る舞いが噛み合わない。
本当に、何なんだこのちぐはぐさは。
「道具か何かでやってるのか、それ。
……アプリとか?」
「まあ……な。
最初は、いろいろと制限とかも有ったりするけど……できることも増えてきたし。
夢中になりすぎて、今まで連絡も入れなかったのは悪かったと思ってるんだよ。
だからほら、おすそ分け」
目の前の
「生でフェラでも
記憶を読んだ限りだと、
少女の唇から、甘く澄んだ声で、
それでいて……自然と、口内に生唾が湧き出て来るのを感じた。
「いや……でも、俺と……男と、そう言う事とか」
「何度か……他の女を
でなきゃ、男の身体に残した方の
とんとん、と細い指先で、自らの額を叩きつつ、
「
……いや、別に目覚めたとかねえからな。オレ本人の体の時はフツーに無理だし」
どこか苦笑いしながら、
「多分、
食いもんの味とかも、カラダが違うとだいぶ違って感じるんだ」
「もちろん、使ってる
逆に……馬鹿みたいに逆に辛いもんが食いたくなったりもするぜ。
どっちもそんなに好きじゃねえのにな、オレ」
一気に語り終えて、それでもな、と言葉を切って、僅かに間を置いてから熱の籠った口調で……続けた。
「
そこらの風俗嬢とか立ちんぼとか目じゃねえ。
頭が真っ白になるくらい……マジで気持ちいいぞ?」
「ほら、この
この年にしては……おっぱいも大きいんです。
ちょっと触ってみてください。
これも、生で吸ったりとか、揉んだりとかしてみたくありません?」
俺の手を取って、ジャージの下から除く、体操着のシャツを膨らませる、自らの胸部へと導いて触れさせる。
体操着の布地越しでもわかる、張りのある
「んふ、現役JCのおっぱい触ってるとこ見られちゃったら、もう犯罪者ですねえ……♪
どーしよっかなー、通報しちゃいましょうか。
お兄さんのおちんぽ、しゃぶらせてくれたらチャラにしてもいいですけどぉ……♥」
こちらをからかうように、笑う。
その……艶のある少女の笑顔に、くらっときた。
中身が……
本能が本物の
可愛らしい外見に視覚が、澄んだ声に聴覚が、体操着越しに掌を押し返てくる、胸の触覚と体温が。
中身など関係なく、問答無用でこちらの性欲をわしづかみにして、引きずり出そうとしてくる。
(目の前の……この娘と、
媚びをたっぷりと含んだ、それでいてどこかこちらを挑発するような、目鼻立ちの整った美しい少女の表情で、生暖かい息が、鼻先に届きそうな距離まで近づいてきて、こちらの理性を蕩かすような甘い声音で、
「我慢は、体に毒ですよー?
お・に・い・さ・ん・♥
正直に言ってくれないと、現役JCの生フェラ
はいでもイエスでも何でもいいですから、お返事くださいよー♥」
迫ってくる少女――愛衣の
触れている胸部の
(……もう、いいか)
カラカラになった喉を、唾液を飲みこんで無理やり湿らせて、
「わか、った……頼む」
降伏のサインを送ると、
「はい、契約成立。よくできました。
それじゃあしてあげますね、お兄さん。
ここから歩いて十分くらいですし、お兄さんの家……でいいですよね?」