曇天の空。
吹き荒ぶ風。
当たり前だ。
上空数百メートル。
耳元でビュー、ビューと空気を切り裂く音がする。
私はいつでも魔法陣を完成できるように、ペンを握っていた。
「やあ、ココ」
男の軽薄な声が響く。
白銀の髪と、片方だけ遮光加工のされた眼鏡。
整った顔立ちは相変わらずで、その眼差しは一目見て魅了されてしまうのも仕方ないと思うほどだった。
手に、自然と力がこもる。
思い出す、数年前の出来事の一部を。
許せない。
屈辱の日々を。
「おや、無視とは酷いじゃないか。ココ」
「あなたと話すことはありません」
「随分だなぁ。師匠だよ?僕」
笑っていた。
あの時のように。
なんの屈託もなく。
「貴方は逮捕されるべきです。だから私はここにいる」
「……そうか。ココは、僕を逮捕するんだね」
キーフリーを睨みつける。
かつての師を。
私に魔法を教えてくれた、その人を。
「余計なこと」まで教えてくれた。
思い出す、あの時の記憶を。
手が、足が、体全体が震える。
私をこんな体にした。
許さない。
私の大切な記憶と、私の体をめちゃくちゃにしたこの男を。
「絶対に……絶対に許さないっ……!!キーーーーフリーーーーーーーッ!!!」
髪がなびき、空にばらけ広がる。
ぐんぐんと加速する。
「来るかっ!!ココ!!かつての師を超えられるかなぁ!!!」
これは、何も知らない少女が魔法に出会い、魔法使いになった話。
誰にも知られたくない、屈辱の記憶。
愚かな私が、大切なものを守りきれなかった、敗戦の記。
*
「うーん……風……?」
ぼんやりとした意識。
肌寒さを感じながら、眠りの底に囚われていた私は、薄い瞼を開いた。
知らない感触が背中とお尻を支えていた。
いつものベッドじゃ、ない。
「起きたかい?」
窓から差し込む朝日に照らされて、私は目を細めた。
声の主は、昨日私の前に現れた魔法使い。
白銀の髪、青い瞳の男の人だった。
見たことのない空間。
飛んでいる馬車。
膝にはいつの間にか布がかけられていた。
「羽根馬車を呼んだ。その寝巻きじゃ寒かったろう?よく見たら透けるくらい生地が薄いし、夜中寒くないかと思ってたんだ」
羽馬車?
これって、あの飛ぶ馬車だよね、と胸がドキドキとなっていた。
「もうすぐ、着くからね……」
胸がズキンと痛んだ。
耳から離れない母の声と、最後の表情。
怯え、恐れ、助けを求めていた、最愛の家族。
あの瞬間が、瞼の裏で再生される。
私が描いた魔法陣から光が溢れた時、お母さんの顔が凍りついた。
手を伸ばしてくれていた。
「ココ」と、私の名前を呼びながら。
指先が石に変わっていくのに、お母さんは私を心配する顔をしていた。
自分が石になっていくのに、私のことだけを。
泣いて縋って、手を握ろうとしたけれど、もう動かなかった。
冷たくて、硬くて、お母さんの温もりはどこにもなかった。
涙が溢れそうになるのを必死で堪える。
私がお母さんを助け出す。
魔法を学んで、たっくさん勉強して、絶対にお母さんを助ける。
そして、お家でまた二人で暮らすんだ。
お母さんが縫ってくれた服を着て、お母さんが作ってくれたご飯を食べて。
「身体は大切にしなさい」って、また叱られるくらいがちょうどいい。
「見えてきた。あれが……僕のアトリエ。………君の学舎だ」
「わぁ……!」
あれが、これから魔法を学ぶ場所。
草原の中にポツンと横たわる建築物に、私は目を奪われていた。
未知の場所。
しかも、魔法という奇跡が詰め込まれているであろう場所。
母を助けるという目的を抱きながら、自分が魔法使いになれるという現実を目の前に、私は胸の高鳴りを抑えきれなかった。
*
馬車を降りる。
周囲には荒野が広がり、石垣で囲まれたアトリエが目の前にあった。
靴はない。
瓦礫だらけの地面を素足で歩く。
魔法使いの男性、キーフリーという名前らしい。
私の肩に手を置いて、自身のマントの中に私を入れてくれた。
母を閉じ込めた魔法から逃れる時に抱っこされたが、見知らぬ男性に密着したのは初めてだ。
でも、温かい。
突然の接触に体が硬くなる。
——知らない人に体を触らせちゃだめよ。
お母さんの声が、頭の隅をかすめた。
でも、この人はお母さんを助けてくれる人だ。
知らない人じゃない。……多分。
言葉にすることはできなかった。
「ああ……お母さんは大丈夫。守りの種を蒔いておいたから、誰も近寄れないよ」
キーフリーは私が母を心配していると思ったのか、にこりと笑ってそう言った。
お母さんは石の魔法で閉じ込められている。
でも心配ないらしい。
それは安心だ。
キーフリーの手が、寝巻きが覆わない私の肩を撫でる。
お母さんとは違う、硬くて大きい。
これが男の人の手なんだ、と思った。
「私……お母さんを一人にしないって約束したのに……」
優しくされたら、急に涙が溢れてくる。
お母さんを傷つけてしまったこと、ひとりぽっちにしてしまったことが申し訳なくて、自分を許せなくて。
石になったお母さんの、あの伸ばされた手が目に浮かぶ。
あの手は、いつも私の頭を撫でてくれた手だ。
ポタポタと涙が地面を濡らしていく。
「あぁ……仕方なかったんだよ。ココは何も知らなかったんだから」
キーフリーが立ち止まり、私の目線まで屈むと、私を抱きしめた。
右手は背中の首元、左手は腰に添えられ、ぎゅっと抱きしめられる。
大きな手のひらが、寝巻きの上から腰の骨をなぞるように滑った。
「自分を責めないで」
キーフリーの声が耳元で囁かれる。
生暖かい吐息が、荒野の冷たい風に刺された首と耳を温める。
じわ、と体の筋肉が緩みそうになる。
腰に回された手が、さっきより少しだけ下にある気がした。
でも、泣いている私にはそれを確かめる余裕がなかった。
「はい……」
かろうじて返事ができた。
恥ずかしくてキーフリーの顔を見れない。
お母さん以外の人にこんなに体を密着させたのは、生まれて初めてだった。
ガチャ、と扉が開く。
石造りの家だ。
暖炉に絨毯、見たことのない道具たち。
本当に魔法使いのアトリエに来たのだと、目の前の数々を見てそう思った。
「さあ、顔を洗って。今日からここで僕と一緒に暮らすんだから」
キーフリーはそう言って、見たことのない道具を手に取った。
するとみるみると球状の水が現れる。
「ふわああ!魔法!」
「水指の魔法器だね」
差し出された見たことのない道具に、恐る恐る手を伸ばす。
見た目は変わっている。
皿が上下に貝合わせになるように吊るされて、間に水の塊ができている。
「おっと」
「きゃっ」
つい、手に力が籠ってしまった。
トプン、と水が歪み、そのまま私に降り注ぐ。
私の胸あたりに水がかかってしまった。
冷たい感覚が広がる。
急な温度の変化に、鳥肌が立ってブルリと身震いする。
特に胸が緊張して固くなった。
薄い寝巻きの生地が肌に張り付き、その形を拾ってしまう。
ポタポタ、と床に水が垂れる。
「ご、ごめんなさい!」
来たばかりだというのに、早速失敗した。
こんなことをして呆れられてるに違いない。
じわ、と水が胸元から下へと垂れていく。
お腹の形が透けていた。
へそのくぼみまで、くっきりと。
「……………………………」
キーフリーの声がしない。
魔法を勝手に使用して、いけないことをたくさんしている私を怒ってるんじゃないだろうか。
私は恐る恐るキーフリーを見上げる。
キーフリーはなんとも言えない表情で、私を見ていた。
その視線は、濡れた私の寝巻きを捉えていた。
胸元から、お腹、その下へと——ゆっくり、舐めるように。
いつもの穏やかな目とは、少し違う気がした。
何が違うのかはわからない。
ただ、見られている、という感覚がじわりと肌を這った。
「あ、あの……先生?」
「…………あぁ、ごめんごめん。もっと慎重に渡せばよかったね」
一拍、間があった。
でもキーフリーはすぐにいつもの穏やかな表情に戻る。
よかった。怒ってない。
知らない男の人に怒られると思うと身がすくむ。
キーフリーはすごく優しい人だ。
キーフリーはかがんで私と同じ目線の高さになると、ポケットからハンカチを取り出して私の首元に手を伸ばした。
ペタペタと乾いた布が肌に浮いた水滴を吸収していく。
その手つきはとても優しい。
鎖骨の窪みをなぞるように、ゆっくりと。
まるで、どこに水滴があるかを一つずつ確かめるみたいに。
急に恥ずかしくなる。
これからお世話になるにせよ、身の回りのことは自分でしないといけない。
それに——お母さんは、体を触らせちゃだめだって言ってた。
「い、大丈夫ですっ、すぐ乾くと思うのでっ!」
反射的に声が出た。
寝巻きは薄いし、すぐ乾燥するような生地でできている。
だから10分もすれば、体温で乾くはずだ。
キーフリーは、ちょうど胸に差し掛かろうとしていたハンカチを一瞬間を置いて戻す。
名残惜しそうに、見えた——のは、きっと気のせいだ。
「そうだ、ちょうどいいから君に着替えを……」
キーフリーは思いついたように立ち上がる。
間近で見ると男性らしい体つきをしていることに今更気づく。
二十代後半だろうか。
結婚はしていないのだろうか。
お母さんは十代で私を産んでいるはずだから、キーフリーにも奥さんや子供がいてもおかしくない。
キーフリーはマントを脱ぎ、椅子にかけると、奥の廊下へと消えていった。
私はポツンと残される。
手には得体の知れない魔道具。
使い方を間違えたら、また事故を起こしてしまうかも知れない。
「知らない魔法なんて、怖くて使えないよ……」
「怖くなんてないよ!テティアが教えてあげようか?」
一際元気な声が響く。
階段の踊り場に、いかにも快活そうなピンクの髪をハーフツインにした少女がいた。
くるくると巻いた毛先が、弾むように揺れている。
私と同じくらいの年齢に見える。
「えと……」
「これはね?こうやって傾けて使うの!」
水指の魔法具から水が滴る。
確かに安全な魔法のようだった。
何もない空間から水が浮かぶ光景は、如何ともしがたく不思議だった。
「わぁ、あ、ありがとう」
テティア、と名乗るこの少女は、パァっ!と満開の花のように笑顔を浮かべる。
「ありがとう!!テティア、ありがとうって言われるの好き!だからありがとう!!」
「あ、ありがとう、の……ありがとう??」
あれ、これいつまで続くの?と思った時、もう一人、小さい影が現れる。
「テティアがうるさければ放置。答えなければそのうち黙る」
「リチェ、ひどーい」
水色の長髪に切り揃えられた前髪。
眠気を漂わせる目元。
この子も私と同じくらいの年齢だろう。
二人とも顔馴染みのようだ。
持っている道具を見ると、やはり二人は魔法使いなのだろう。
「私たち、キーフリー先生の弟子なの。あなたは?」
やっぱりそうだ。
村にいたような、私とは違う雰囲気を持っていた。
魔法を扱う、特別な人たちなのだ。
「えっとね……」
私はここに来た理由と自分の立場を話した。
目を見開く二人。
気まずい空気が流れる。
私が禁止魔法を使って、記憶を消されずにいる特異な存在であることを、手短に教えてくれた。
疎外感が心を打つ。
でも、私が頑張らないとお母さんを助けられない。
それに、憧れの魔法を使える。
何があっても、いじけて立ち止まっていられない。
「自己紹介は済んだようだね」
「キーフリー先生!」
奥へと消えていたキーフリーが戻ってきた。
手には白い服が。
テティアがパァっと顔を綻ばせて走り寄る。
天真爛漫な子だとは思っていたが、想像通りだった。
「おはよう。テティア、リチェ」
「おはようございます!キーフリー先生!」
だが、私は次の行動に固まる。
「…………え?」
テティアが駆け出し、キーフリーに抱き付く。
ふわり、はためく服の裾。
私もお母さんにああやって抱きつくことは日常茶飯事だ。
キーフリーも特に拒否することもなく、平然とテティアを受け止め抱き寄せる。
「ちゅ、ちゅぷ…ちゅ、れろ……」
水音が部屋に響く。
もちろん、魔法具の音じゃない。
目の前で、二人が発している音だ。
「ん〜〜ちゅ、〜〜〜っ」
息継ぎしながら、交わされるキス。
あまりの光景に呼吸を忘れる。
家族にするような、軽いキスじゃない。
舌を絡めあって、唾液を交換するキス。
じゅる、と濡れた音が響いた時、テティアの膝が小さく震えた。
テティアの顔が、次第にトロン、と弛緩していく。
瞳の焦点がぼやけて、口元が勝手に開いていく。
さっきまであんなに元気だったのに、まるで別人だ。
ちゅ、とテティアの舌を吸って口を離したキーフリー。
唾液の橋が、二人の唇の間に一瞬だけ架かって、切れた。
「……テティア、いい子にしてたかい?」
私の知ってるキーフリーだ。
いつもの優しげな声。
でもその手は、テティアの体から離れない。
キーフリーの手は、テティアの小さくも丸く形のいいお尻を撫で回している。
ぐにっ、と指が食い込む。
スカートの布越しに形を確かめるように、ゆっくりと円を描く。
テティアの腰がぴくん、と跳ねた。
会話の合間も、キスは続けている。
いきなり始まった二人の行為に、突っ立ってることしかできない。
テティアが嫌がってるようには見えない。
でも、あんなキス、変ではないだろうか。
足の裏から、変な痺れが昇ってくる。
心臓がうるさい。
喉が渇く。
いてもたってもいられず、私は隣のリチェに視線を移す。
「え、え?……り、リチェ?あ、ああ、あれは……!?」
「テティアはおしゃべりな上にキス魔。気にしないこと」
リチェは、テティアたちを横目で見ながら、言い放つ。
いつもやってる事、という意味だ。
リチェの態度を見て、驚いて動揺している自分がおかしいような感覚に襲われる。
テティアは自分と同じくらいの年齢だ。
キーフリーは二十代後半くらいの男の人。
その二人が、キスをして恋人みたいに振る舞っている。
——好きな人ができたら、その人と大切にするのよ。
お母さんの声が、遠くで聞こえた気がした。
あの言葉の続きは、まだ教えてもらっていない。
「身体のことは、もう少し大きくなったら」って、はにかみながら言ってたっけ。
二人は付き合ってるのだろうか。
だったら、考えようによっては年齢なんて関係ないのかも。
いや、でも。
お母さんが見たら、きっと「だめよ」って言う。
考えがまとまらない。
不安と、見たことのない、いや、見てはいけないような行為を目の前に、ドキドキしている。
まるで、初めて魔法を見た時のようだ。
「良い子、してた〜……へへっ、ちゅ、ち、れお……」
テティアの唇から垂れた唾液が、顎を伝っている。
瞼が半分落ちている。
御伽噺で、魔法にかかった人魚のように。
「そうか、『ありがとう』。テティア」
お尻を一際強く揉んだ気がする。
ぐにっ、と指が深く食い込んで、テティアの太ももが内側に震えた。
口元の唾液を舐めとると、ピンクの癖髪をひと撫でして、にこりと笑った。
「っ……ゅ………えへ……!」
力が抜けた顔で、笑顔を浮かべている。
手はだらんと垂れて、ただ立って、舌もすでに伸ばしてるだけで動かない。
キーフリーはテティアの小さい舌をちゅぅ〜、っと吸って顔を上げる。
「あぅ…………」
じゅる、とキーフリーが唇を舐めた。
「リチェとテティアも、『朝のお手伝い』をしたら部屋で自習してくれるかな」
口を拭ってそういうと、リチェもテティアも各々のペースで散っていく。
テティアの足取りはヨタヨタと危なげだったが。
キーフリーの方は本当に、何もなかったかのようだ。
でも、私は未だ胸のドキドキが止まらない。
「さて、待たせたね。ココ」
「い、いえ……」
変、だとは思う。が、おかしいというには私の肝は座ってない。
そもそも魔法使いの暮らしなんて、普通に育った私にわかるわけない。
お母さんなら何て言うだろう。
でも——お母さんも魔法使いの世界は知らないはずだ。
テティアも嫌がってなかったし、気持ちよさそうだった。
あまり気にしない方がいいのかも知れない。
考えすぎなのかな。
キーフリーが何かを差し出す。
「着替え。ここではみんなこれを着てる」
「あ、ありがとうございます」
手渡されたのは、服だった。
テティア達が着ていたものと同じような見た目。
「あれ、服が二着ありますけど……」
「ん?…………ああ、片方は外着。お出かけ用。で、もう片方は部屋着だよ。基本室内にいる時はそれを着てね」
軽く広げると、確かに言われた通りのものだった。
部屋着の方は、とても動きやすそうだ。
「服は色々用意してるから、似合うのを『おいおい』ね」
「えと……はい」
確かに、寝巻きだけで飛び出してきた私にとっては、願ったり叶ったりだ。
自分と同い年の弟子がいて助かった。
男の子や、年上だったら自分と合う服なんてなかっただろう。
自分の幸運を感謝した。
「あ、あの……」
「何かな?もう着たい服があるの?」
「いえ、私、早く魔法について教えて欲しくて……お母さんを、助けたいんです」
「わかった……魔法についてはこれからたくさん勉強してもらう。でも今は着替えておいで。風邪を引いてしまうからね」
焦っている。
でもキーフリーの言う通りだった。
キーフリーの顔を見ると、すぐ目を逸らしてしまう。
さっきまでテティアとキスをしていたのだから、当たり前だ。
考えないようにしよう。
私は階段の影になってる所へ行き、もらった服に着替える。
「うん、サイズはぴったりだね」
「はい……これも魔法なんですか?」
ノースリーブのシャツ、ショート丈のパンツ。
どちらも私のサイズにぴったりだった。
きつくもなく、ブカブカでもない。
「いや?これは魔法じゃないよ。サイズが同じのがあってよかった」
こんなにフィットする服があることに驚いたが、ひとまずトラブルはない。
やっぱり自分は運が良い。
これから魔法について教えてもらえる。
私はキーフリーに連れられながら廊下を歩く。
心なしか、足取りは力強くなっている気がする。
ショートパンツから出た自分の脚を見てそう思った。
少し肌が出てるけど、気にしても仕方ない。
テティアとリチェは朝のお手伝いとやらをしてるらしい。
魔法以外にもやることがあるということだ。
朝のお手伝い。
どんなお手伝いなんだろう。
掃除とか、洗濯とか、そういうものだろうか。
(頑張らないと)
キーフリーの後ろ姿を見ながら、これから待ち受ける未来を覚悟して後を追った。
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