彼はわたしの両腕を片手でがっしりと掴み、わたしが抵抗できないようにした。
その瞬間、胸を触られた感触が全身を支配した。直樹の生ぬるい手の感触が、じわじわとわたしのからだを侵していく。
生ぬるい感触はわたしの胸を撫で、激しく揉んだ。そのたびに跳ね上がる体。
「ぁ、…ふ、っ」
いやらしく漏れる吐息。
直樹の手は激しく、でも痛くないようにピンポイントの優しさでわたしの体を弄ぶ。
突然、ピンク色をした胸の突起物をつままれる。
「ひぅっ」
思わず体を仰け反らせると、直樹は楽しそうににやにやして右の突起物を口に含んだ。
直樹のあたたかい口内で弄ばれるピンク色の突起物。舌でころころと転がされ、わたしは喘ぐ。
「あ、ぁ、っう…っあ」
我ながら可愛くない喘ぎ声だと思う。それでも直樹は楽しそうに左の突起物を指で弄り、右の突起物を舌で弄ぶといったことを続けた。
そのうち彼は突起物から手と口を離し、わたしにキスをした。
舌と舌が絡み合う熱烈なキス。直樹は舌で強引にわたしの口をこじ開けると、息ができないわたしに容赦なくいろんな角度からキスをする。
いよいよ本当に息ができなくなり、胸板を叩こうとも両腕は掴まれているという絶望的な状況に陥り、必死で顔を逸らそうとした。
すると直樹はあいている片手でわたしの顔を自らの顔の方にぐいっと向け、再びキスをした。
それは舌と舌の絡み合うキスではなく、普通のキスだった。
唇が離れると、わたしはぷはっと息を吹き出す。キスにはまだ、慣れない。
突然、直樹はわたしの両腕を離した。
何かと思った次の瞬間、直樹はわたしの両足を掴んだ。わたしに嫌な予感をさせる暇もなく、彼は掴んだ両足をガバッと広げた。
わたしはバランスを崩し、後ろに倒れる。幸いそんなにお風呂のお湯を入れていなかったため、おでこまで浸かるくらいですんだ。
いま、わたしは、おでこまで浴槽につかり、直樹に両足をがぱっと開かれている状態となっている。
つまり、まったく抵抗ができない。
直樹が足首を持って足を開いているため、両腕をのばしても届かない。
それに変に力を入れて足を閉じようとすると、バランスを崩して溺れかねない。
どうにもできず悩んでいると、突然わたしの股間を、快感が襲った。
「ぁ、んあっ!」
それは、直樹がわたしの股間をぱくりとくわえたからだった。直樹はわたしの股間をぱっくんしたまま、舌先で股間の方の突起物を弄り始めた。
「ん、ぁ‥っやめ、そんなとこ、」
両手で浴槽の淵を掴み、足の先をピーンと張って喘ぐ。
すると、直樹が突然わたしの股間の突起物をくわえ、吸い始めた。
「んぁっ、ふ、ぁっ、い、く‥っ」
わたしはビクンビクンと体が波打つのを感じながら、イってしまった。
すると直樹は、股間から口を離して言った。
「ご馳走様」