3000字で「あなた」が色々なキャラと 作:3000字の練習帳
3000字でニコと(……純愛系?)
『あなた』は取立が主な仕事である。拳と言葉とその他諸々で多種多様な相手から金を取立て生計を立てていた。
そんな『あなた』であるが、唯一取立が失敗している相手がいる。狡猾な相手でいつも取立に失敗してしまう。……今、目の前で土下座をしているのがそいつなのだが。
「ごめん!ほんっっっっっっとうにごめん!今、お金ないの!だから……見逃して♡」
だめ?と可愛らしく頭を傾けてウインクしてきたのがその取立相手……ニコ・デマラである。
彼女が頭を動かすたびに、ツーサイドアップにした桃色の髪がぴょこぴょこ揺れる。この位置からでも見える、ほくろの付いた豊かな乳房が眩しい。
「だめ」と言って『あなた』は拳を鳴らした。彼女の散財に彼女なりの理由があるのは長い付き合いで知ってはいるが、それはそれでこれはこれ……一々彼女の戯言を聞いていたら『あなた』の生計が成り立たない。誤用の方で“情けは人の為ならず”なのだ。
「なによ!ケチ!鬼!悪魔!変態!」
……随分と元気な債務者だ。さっきまでの可愛らしいと言うか無様な土下座姿はどこへ行ったのか、立ち上がり顔を真っ赤にして人を罵倒する元気があるとは。
これは、1,2発その眩しいお腹に拳を打ち込んでも大丈夫だろうと『あなた』は額に青筋を浮かべながら、拳をべきべきと鳴らした。
エーテリアスと殴り合える『あなた』の拳はか弱い婦女子にはキツイ代物だが、こんな元気な債務者なら大丈夫だろうと、拳を振り上げた。
「わー!ま、まって、あたしも今のは少し言い過ぎたと思ってるわ。うん、反省!」
顔を青ざめさたニコはペコペコと謝り出した。それでも少ししか悪いと思っていないあたりがニコらしい。
ため息を吐いたニコは、そっぽを向いて腕を組み……ちらり、と『あなた』の方を見た。
「それで、そのぅ……お願いがあるんだけど♡」
ニコはトップスの服の胸元を引っ張った。自然、眩い肌の豊かな乳房が一段と露になる。薄っすらと、見えるピンク色の乳輪が眼に毒である。
『あなた』がごくりと生唾を飲み込んだのを見て、ニコの顔に強かな笑顔が作られた。
「私の代わりに債権者様に支払いよろしく♡立替分は払うから♡」
……こうして『あなた』はいつもニコからの取立が出来ないのであった。
「はぁんっ♡ああっ♡ほん、とうに……おっぱい、すきよねっ、んあああっ♡」
ぐにゅりぐにゅり、とニコの豊満な乳房を揉みしだく。すると、路地裏にニコの艶やかな声が響く。路地の壁を支えにして『あなた』の欲望を受け止めるニコの顔には朱が差し込んでいた。
ニコの乳房は、張りがあるのに柔らかく、『あなた』の指に合わせて自由自在に形を変えている。その上、身体の持ち主であるニコに似たのか、沈み込んだ『あなた』の指に吸い付いて離さない強欲な一面もあり、いやらしいおっぱいである事この上なかった。
「んっ♡もうっ♡おっぱい、ばっかり……ああっ♡」
こんなにいやらしいおっぱいをしている方が悪い、と『あなた』はニコに責任転嫁しながら、その乳房を余すことなく愉しんでいた。
指で揉みむだけでは飽き足らず、舌を這わせて味わってみたり、薄桃色の先端に甘噛みしてみたり、摘まみ上げてみたり……ニコの乳房を丹念に躾ける様に貪っていく。
「あっ♡ああっ♡あんたの、せいで……っ♡あたし、ちょっと服が擦れるだけで、感じる様になっちゃったんだから……♡」
ニコの言葉に、『あなた』はなるほど、と合点がいった。
何故なら、しっかりと肉の付いた奇麗な太腿は、『あなた』が乳房を揉みしだく少し前から既に彼女の体液で濡れて光を反射してこちらを誘っていたのだから。
——————土下座した時に床に擦り付けて感じていたんだな、とニコの耳元で囁きながら、その薄桃色の先端を人差し指と中指で挟み込んで締め付け転がす。
「んひゃあっ♡そ、そんなこと……っ♡くっ、んはあぁっ♡そ、そうよっ♡あんたのせいよっ♡悪いっ♡」
悪くない、淫らなニコは大好きだ。と言いながら、ニコの真っ赤に染まった耳に舌を這わす。
耳孔へ、ぐちゅり、と唾液に塗れた舌を差し込み、 耳輪に沿う様に、舌をゆっくりと舌から上へ舐めあげる。耳たぶを、コリコリ、と甘噛みしてやれば、ニコは面白いぐらいに身体をびくっ!びくっ!と震わせる。
「み、耳……っ♡犯されてる、みたい……んっ♡ああっ♡んんぅぅっ♡」
全身の何処を堪能しても可愛らしいのがニコだ。これでもう少しお金を……いや、それは言うまい。
言葉を呑み込む代わりに、左の乳房を根元から先端へ牛の乳を搾る様に滑らかにしかし重めに指を滑らせ、右の乳房の薄桃色の先端を、親指と人差し指と中指で抓み上げて押し潰す。
「あっ♡あああっ♡ああああ————ッ♡イ、いくっ♡イ————っくぅぅっ♡」
ぷしゃあ、と僅かに粘性を帯びた水が跳ねる音がして、ニコは身体を反らし全身を震えさせて絶頂した。
乳房から発せられた快楽はニコの子宮を甘く揺らしたようで、太腿を伝う粘性があって雌の匂いを漂わせる体液の量が増えていた。
ずるずる、と背を支える壁からずり落ちそうになるニコだが、意地があるのか完全には崩れ落ちずに途中で震える太腿に活を入れて踏みとどまった。
「あっ♡んっ♡はっ、はっ、はぁぁ……ッ♡もう、下着、新しいの、買わないと……ッ♡」
どこで覚えたのだろうか、恐ろしい事にニコは指先1つ使わず滑らかに腰を動かしただけでショーツを地面へとずり下ろして見せた。
赤と黒の二色の色合いをしたリボンのついたレースのショーツは、ニコの愛液で使い物にならない位に濡れていた。
『あなた』の興奮が収まりきらなくなる。男根が目の前の女を食わせろ、と痛々しいぐらいに主張していた。
「ほら……どうせ最後までするんでしょ♡はやく……きなさいよ♡」
ニコの目も声も、期待と快楽で淫らに濡れていた。続きが、もっと快楽が欲しいと、『あなた』に媚を売っていた。
最も、そんな目と声で誘われなくとも、これはニコの借金を『あなた』が肩代わりする対価なのだ。最後までやらせてもらうに決まっている。
『あなた』は逸る気持ちを抑えながら、いきり立った男根を曝け出せる。既に豊潤な牡の匂いを纏わせている男根は、ニコの鼻腔を擽って弄んだらしく、その唇が歪に淫らに歪んだ。
「来……あっ♡ああああっ♡んああああああーーーーッ♡♡」
ずぶり、と容赦なく『あなた』は男根を挿入した。まだ、挿入しただけだと言うのにニコは背筋を反らせて絶頂してしまっていた。
淫乱め、と耳元で言葉を紡げば、ニコもまたニヤリと笑い。
「は……はんっ♡あんただってあたしに入れてもう限界っぽいけど!?んんっ♡ちょっ、あたしが話している間に突くのは反そ……くぅぅっ♡」
ニコの言葉を誤魔化すように『あなた』は腰を振るう。まるでニコを突き殺す勢いで男根が子宮を持ち上げ、腰と腰がぶつかり合い、びちゃびちゃと愛液が滴り落ちる。
実際の所、ニコと同じように『あなた』も挿入しただけで限界が近かった。ニコの肉孔はしっとりと『あなた』のモノに絡みつき縋りついて離さない名器である。
ニコが『あなた』の男根の形を覚えて挿入するだけで達してしまう様に、『あなた』もまたニコの女陰を覚え挿入しただけで暴発してしまいそうになる。
先に深い絶頂に落ちろと『あなた』の男根が角を突く様にニコを責め立てれば、お前も道ずれと言わんばかりにニコの肉穴は『あなた』の男根に蛇のように強く絡みつく。
そして、その結果は……
「あっ♡あああああっ♡んあああああっっ♡イ……いくぅぅぅぅぅ—————ッ♡♡」
——————どぷるるるるっ!どぴゅぅぅっ!
……お互い同時に絶頂した引き分けである。
「ふぅ……じゃ、借金立て替えといてね♡」
お互いの衣服の乱れを直し、汗を拭きとったニコは眩しいばかりの笑顔と共に『あなた』から去っていった。
結局、彼女からの取立は出来なかった。いつになったら、彼女にきちんと借金を払ってもらえるのか……
もしかしたら、そうであったらいいなと言う考えが『あなた』に過る。ニコはわざと『あなた』の取立にはお金を払わず身体で……
そんな都合のいい妄想を考えてしまった『あなた』は苦笑してしまった。