「せんせい、それは…」
先生が物置部屋から戻ってくると、その手にはピンク色の棒が握られていた。
"あぁ、これはね。"
"ディルドって言うんだけど"
「い、いえ…それは、わかるんですけど…」
一応、自分で持ってはいるものの、握られているそれは一回り大きい。それこそ自分のナカにギリギリ入るか入らないかほど。
「…っ」
思わず息を呑む。これを、今から挿れられると言うのか、と。
"まったく…ほんとはこれを使う気無かったんだけど…"
"マリーが悪い子なのが悪いんだよ?"
「っ、はい…♡」
"それじゃ、足開くよ"
足を掴み、開脚させられる。その体制はまるで、先生に自らの女性器を見せつけているようで。
(こっ、これから…ほんとに挿れられるんですね…っ♡♡)
はぁ、はぁ…と勝手に息が荒くなる。どくどくと心臓が跳ね回る。今まさに挿れんとするこの瞬間すらも焦れったい。
「せんせい…早くっ、挿れてください…っ♡♡」
くぱ、と自分の指で自分の性器を広げる。同時に、自分がこんな淫らな事に及んでいることにどうしようもなく昂ってしまう。
"…しょうがないなぁ"
"ゆっくり慣らすつもりだったんだけど…そっちが望むのなら…ね"
その手に握られた棒が、
ナカに入り込み、
一瞬にして奥まで突き通され、
「…ーー〜〜ー〜〜っっうあ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!?!??!♡♡♡♡」
瞬間、弾け爆ぜるような快感が身を焼く。はくはくと切なくしていたポルチオを抉るように挿れられたそれはあろうことか、ナカで振動し始める。
"これ、振動機能も付いてるんだよね"
"このまましばらく頑張ろうか"
ヴヴヴ…と蠢くディルドに情けなく腰を振ってしまう。ぽたぽたと雫がこぼれ落ちる。乳首がこの上なく主張を強める。それを先生がつま先で弾き続ける。
「やっ♡♡そ、そこっ…はじいちゃっ、だめですっ♡♡イきっ…う゛うっ♡♡♡」
絶頂。それでも責め立てる手は止まらない。上も下も逃げ道はなく、ずっと責められ続ける。今も先生は、ディルドでごりゅごりゅと奥を潰し、刺激し続ける。
「っ、あ、これ、くる…っ♡♡やだっ、とめっ♡♡」
直感的に察する、今までで1番の深イキになると。慌てて先生を静止しようと試みるが、当然「今、手を止める」という選択肢はないようで。
"あと3分くらいしたら止めようかな?"
「ひ、やっ、むりですっ♡♡むりれすっっ♡♡」
無慈悲にも動き続ける。たかが3分、されど3分。1秒1秒が引き伸ばされたように長く感じる。どうにか耐えんとするものの、疼きは高まっていくばかりの現状では、3分も耐えられる訳がなかった。
「う゛ぁっ♡あ…やあ゛〜〜〜ーーっっっ♡♡♡♡♡ひっ、とまらなっ♡♡またっ、またくるっっ♡♡♡イくっ♡い゛きっ…♡♡♡♡」
絶頂の波が収まらない。性欲から来る疼きは収まれど、その代わりとして快楽が過剰なまでに溢れ出る。ぷしゅ、ぷしゅっと吹く潮を止めることは出来ず、今はただ目を瞑りシーツにしがみついて耐える他なかった。
"す、すごい潮吹いてる…"
"流石に抜いて上げるか…"
奥まで入り込んだそれを一気にぐぽんっ、と引き抜く。
「お゛…っ♡♡♡」
ぶしゃっ♡と先より一際強く潮吹きする。一瞬意識がトびかけたが、なんとか気を強く持って耐える。
「はっ、はぁ…っ♡」
"ごめん、やりすぎちゃったね"
"…でも、どう?少しは楽になった?"
先生の荒業により、先程まで暴れ回っていた性欲は収まっていた。
「んぅ…今は、大丈夫です。その、先生…ありがとう、ございます」
先生から貰った水を補給をした後にシャワーを借り、軽く体を清めてシャーレの仕事を手伝った。
「…はぁ、はぁ…っ♡」
"…あー、ぶり返しちゃったか"
…たまに先生に慰めて貰いながら。
…
…
…
…
…
…
…
「えーと、確かここら辺でしたよね…?」
インモンをつけられた日から1週間、ようやく解呪して貰える日が来た。タローの封印を解いた場所たる古書館にもう一度来てみれば、果たしてそこに彼はいた。
「おーうお嬢!久しぶりじゃねぇか!何しに来たんだ?」
「あ、お久しぶりです。それで、今日は解呪をお願いしに来たんですが…」
「解呪?…あー、そういやもう1週間か…よーし分かった。解呪するからちょっと待っててな!」
そう言うと彼は、前回のように呪文を唱え始める。ぶつぶつとタローが喋っている間、ようやく終わるのだと感涙するマリー。
(本当に大変でした…いつ再発するか分からないせいでろくに外には行けませんし、先生にあんな乱れた姿を見せてしまいましたし…)
しかしそれも今日で終わり。タローが呪文を唱え終わり、前のようにこちらへ突進してくる。
「うおおおお!おんどりやあああああッッ!!」
ばちいぃん、と気味の良い音を立て腹が叩かれる。それでようやく、この生活とおさらば出来る…
「…あれ?」
下腹に付いている印が、消えていないのだ。
「あれ、消えてねぇな…なあ、もしかしてだけどよ…これ付いてる時に一人でシたか?」
「へっ!?……その、答えなきゃ、ダメですか…?」
「あー、お嬢の態度でわかった、シてたんだな。…そのー、この印言い忘れてたけどよ、何回も自慰すると完璧に張り付いて取れなくなっちまうんだ。」
「…はい?」
「だから、自然消滅する1ヶ月間はずっとこれが付いてくる」
「……はいぃ??」
どうやら、彼女の苦悶はまだもう少し、続くらしい…