とある日。
"そろそろシロコが来る頃なんだけど、遅いなぁ"
"何かあったのかな…?"
今日はシロコが当番の日なのだが、約束の時間を30分過ぎてもやってこない。不安になり、探しに行った方がいいだろうかと考えていると、スマホからモモトークの通知がなった。
「先生」
「今日は当番行けない」
トーク画面にはそう書かれてあった。
「何かあった?」
「私にできることがあれば、なんでも言ってね」
そう返信すると、しばらく経ったのち。
「じゃあ」
「私の家に来て」
と返ってきた。
……
「…ん、先生。来たんだ。」
どこか浮ついた顔のシロコが出迎えてくれた。
"もちろん。"
"生徒のお願いを断る訳にはいかないからね。"
そう言いながら、失礼にならない程度にシロコを観察する。
朱に染まった頬、とろんとした目。少しはだけた寝巻きから覗く胸元には、一筋の汗が跡を残しながら滑り落ちていた。
"風邪を引いたの?"
"息も少し荒いみたいだし…"
心配してそう話しかけると、シロコは気恥ずかしそうにそっぽを向きながら、
「風邪、って訳じゃなくて、その…と、とにかく中入って。説明するから」
と言われ、お言葉に甘えて家に上がらせてもらった。
部屋の中には日々の生活感が滲み出ていた。愛用するロードバイクにアサルトライフル、多機能ドローンにその他もろもろ…その部屋の隅に鎮座するベッドの上にぽすん、とシロコが座り込んだ。
「ん、なんて説明すればいいかな…」
"ゆっくりで大丈夫だよ。"
そういうと、シロコは軽く深呼吸をして話し始めた。
「ん…今、私は発情期っていう期間に入ってるの」
"それって確か…"
発情期。キヴォトスの獣人にのみ発現する期間のこと。性衝動と性欲が大幅に増幅するため、対策なしに他人と鉢合わせれば同性異性関わらず襲ってしまう…シロコは今その状況になっているのだ。
「ん、多分先生の想像してる通りだと、思う。」
言いながら、シロコの頬は先程より赤く、息も荒くなっていく。
「ほんとは、コンビニとかで、んん…っ、鎮静剤を買うん、だけど…はぁっ…ちょうど、切らしちゃってて」
"大丈夫?"
"今から、薬を買ってこようか?"
そう言っても、シロコはぼんやりとした様子でただ聞いているだけだった。
"(行っても大丈夫かな…?)"
"じゃあ、行ってくるからここで待っ…"
言いかけた、いや言う途中で中断せざるを得なくなった。その訳はシロコに押し倒されたから。力任せにベッドに押さえされ、上に被さられる。爛々と妖しい目をしながら、シロコは言う。
「ごめん、先生…もう、待てない…っ」
"し、シロコ…?"
彼女の顔は耳まで赤く染まり、息は絶え絶え。傍から見れば病人にすら見えるだろう。違う点は、とてつもなく昂っているか、昂っていないか、だろう。
「はぁ、はぁっ…薬を待つより、せんせいに、シてもらったほうが…早いっ…はぁ…だから…」
何でも言って、って言ったよね?
そう言わんばかりの鋭い眼光に射すくめられれば、従わない訳にも行かなくなり。
"……わかった。"
"でも、今回だけだからね?"
内心ひやひやしながらそう返せば、シロコの顔はとろりと笑顔に歪む。
「ん…♡」
シロコの寝巻きがするりと脱げ落ちる。しなやかでいてしっかり鍛えられた体と、色気の欠けらも無い白のスポーツブラが露わになる。流れのまま、ズボンにも手をかける。自らの肌が触れる空気の面積が増える度、胸が上下する間隔が短くなっていく。色白で華奢な脛が全部見える頃にはもう、太ともに汗が滲んでいた。…太ももだけじゃない。秘部を覆う1枚の布にも、蜜が絡み合ってじっとりと濡れていた。
"もうこんなにに濡れてる…"
"私が来る前に、一人でシてたの?"
「ん、っ…先生のこと、考えながら…はぁ…ゆびでっ、こうやって…」
自分の秘部に指を入れ、ナカを刺激する。
「あ、んっ…♡せんっ、せいに、こうし…てぇ…んんっ♡ナカを、ねぶられてる、って考えながらぁ…っ♡」
くちゅっ、くちゅぐちゅ…と淫らな水音を立てながら、蜜を吐き出す壺を刺激し続ける。発情期に入っているせいか、妄想の元である私先生が目の前にいるからか、はたまたその両方か。蜜の壺の中身を指圧するたび、蜜と嬌声が漏れ出す。
「はっ、は、っ…イ゛…っっ♡」
やがて、体をびくびくと震わせながら刹那に快楽が走り、至る。溢れた液がシーツをぐしょり、と濡らす。蜜とナカが指にまとわりついたせいで、ちゅぽ、と音を立てながら指が壺から離れていく。このまま、イった後の余韻を楽しむのだろうが、そうはさせない。すかさず私自身の指を、シロコの未だ蜜を吐き続ける秘部に挿れる。
「ん゛…っっ!?」
"まったく…"
"一人で楽しむなんて悪い子だね。"
驚くほどするりとナカへ入っていく。当然だ、先ほど絶頂したのだから。どろどろに濡れている秘部をぐちゅっ、ぐちゅっ、と刺激してやれば、シロコは身体をびくん、と震わせて過ぎた快楽を逃がそうと身をよじる。それでも、
「や゛…っっ♡またっ、イっちゃ…ぁ゛〜〜〜〜〜ー〜っっ♡♡♡」
身をよじっても耐えきれず、連続して絶頂する。体はがた、がたっと震え、目尻には涙がうっすら滲んでいた。ぜえっはあっ、と肩で息をして酸素を貪るシロコを横目にしながらも、指は絶えず動かし続ける。と同時に腰に手を回した。
"シロコ獣人なら、"
"こういうのも気持ちいいんだったよね?"
そう言いながら腰の下あたりをとん、とんっ、と叩いてみれば、すぐさま嬌声があがる。どうやら当たりのようだ。
「あ゛…っ!?ちょ、止めっっ♡とめてっ♡♡やだっ♡それ…っ、ぞくぞくする、からぁっ♡♡」
"一人でシてたお仕置きだよ。"
そう簡単に逃がす訳にはいかない。腰トンを続けながら、そのまま口を唇で塞ぐ。
「んん゛っ!んむっ、ん゛ーっっ!!」
シロコが酸素不足に陥る前に、口を離す。酸素を取り込むのに必死になっている間に、もう片方の手で秘部の陰核を捉え、きゅっ、とつまんだ。
「…っっ!!ん゛っっ♡お゛お゛お゛…っっ♡♡♡」
沢山の快楽にぐちゃぐちゃに嬲られ、ぷしゃっ、と激しく潮を吹いた。流石にやりすぎた、と1度攻める手を止め、ぐったりと身を預けるシロコに話しかける。
"ご、ごめん…やりすぎた"
「はっ…はっ…や、だいじょ、うぶ…」
絶え絶えの息でそう答えてくれた。それでも、まだシロコの発情は止まっていない。その証拠に、スポーツブラの下にあるであろう突起が、最大限に主張を強めている。
"ちょっと休憩したら、またシようか。"
「…えっ」
シロコは目を丸くしてそう呟く。もう無理だと言わんばかりにびくりと震える。
"そうしないと収まらないでしょ?"
「…じゃあ、薬を買ってきて。それで収まる、から」
"……"
確かに、コンビニに行ってその鎮静剤をもらったほうが収まるのは確実だろう。しかし、ここで悪戯心が悪魔の囁きをする。彼女をまだまだイかせる方法がある、と。
"でも、シてもらったほうが早いって言ったのは、"
"シロコ、だったよね?"
「…!!」
こうなったら、もうイけるとこまでイこう。そう決心した時には、心の中で燻っていた罪悪感が音を立てて崩れ落ちる音が良く聞こえた。
……
……
……
……
……
「………っ♡…………っっ♡♡♡」
辺りがオレンジ色に染まり始める頃。意識を飛ばしかけている一人の少女と一人の男性が熱い抱擁とキスを交わしていた。ベッドのシーツはシロコの汗と愛液と潮でもはや、道路にある小さな水溜まりのようになっていた。
"…ようやく収まった、かな?"
発情がやっと収まったことに安堵しつつ、疲れ果てて寝てしまったシロコの額にそっとキスをして、その場を後にした。
その次の日に「汗だくの薄着で寝たから風邪をひいた」とシロコから連絡が来て自己嫌悪に陥るのは、また別のお話。
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