パーティー会場と呼ぶには質素な部屋だった。
大手製薬会社の取締役の自宅にある地下室に集まった十名は、みな相応の社会的地位を持つ者たち。政治家に大会社の社長、大地主、有名タレントなどの錚々たるメンバーが集まったにしては会場に華はない。彼らが参加するパーティーによくある生花のアレンジメントや生演奏のジャズバンド、出張シェフはここに無いが、凡百の贅沢が霞む余興が用意されていた。
「それでは、そろそろお持ちしましょう」
主催の男の言葉に使用人が動きだす。
地下のパーティー会場を出た使用人は、台車のようなものを押して戻ってきた。
「これが今日の……なんですね?」
「ああ」
目隠しの白布が被せられたそれを前にして問う客に、主催は頷く。
台車と呼ぶには複雑な機構がついた物体は、車椅子のようでもある。白布がかかっていて全貌は知れないが、ここに集まっている男たちはみな、そこに今日のターゲットが囚われていることを知っていた。
――これは女性のための性器拷問台。主催は女を捕らえては性器拷問を施し、嗜好を同じくする者たちと暗い喜びを共有しているのだ。
「それで、今日は誰を連れてきたんです?」
歓談していた客人たちはお喋りを止め、拷問台を取り囲んでいる。
女性の、とりわけ処女の性器をいたぶる趣味がある彼らの間で、ターゲットの希望は共有されていた。年若く、容姿に優れた少女たち――果たして今日は誰を捕まえてきたのかと期待を高める男たちの前で、主催はもったいぶるように白布を持ち上げる。
「お……!」
布が一息に取り払われると、眠る依田芳乃の姿があらわになる。
「な……依田芳乃……!?」
どよめきが広がった。
拷問台の上、芳乃は仰向けで安置されていた。
これまでのパーティーに持ち込まれた女たちと同様に、芳乃は超強力な睡眠剤を投与されて眠っている。
「……」
あどけない寝顔を晒す芳乃は私服らしきストライプの和装姿だが、衣服の裾は大きく広げられて純白ショーツを晒している。
無地の白ショーツはわずかに秘部に食い込み、淫裂やヒップの形を浮き上がらせている。
仰向けに寝かせられた芳乃の両腕は頭の上で枷に束ねられ、両足は開いた状態で台の左右にある機構にくくりつけられていた。惜しげなく下着を晒す芳乃は男たちのギラついた視線に晒されても目覚める様子はなく、客人の一人は感極まって声を上げる。
「ま、まさか芳乃ちゃんの捕獲に成功するだなんて……!」
頬を上気させる者が出るのも無理はない。
この集まりが始まった初期から、依田芳乃を捕まえて性器を壊してしまいたいとたびたび話題だった。
しかし、芳乃には隙がない。あらゆる方法で芳乃に近づこうとしても、芳乃はまるで奸計を見透かしたかのように男たちの手を逃れる――仕方がないと他の女たちを捕まえては性器を潰すも、彼らは芳乃への未練を断ち切れずにいた。
「話せば長いのですが……幸運に幸運が重なりまして」
興奮の面持ちで盛り上がる客人らを前にした主催も誇らしげ。
彼からしても、芳乃を捕まえられたのは望外のこと。今回のパーティーも急に決まったものではあるも拷問の用意は万端に調っており、別の使用人はテーブルの料理を下げて拷問器具を並べ始めている。
飲み物を揃えたバーカウンターと生ハム原木などの一部の料理を残し、テーブルの上には拷問具が揃う――しかし今の彼らは芳乃に夢中で、禍々しい道具たちには目もくれない。
「いやあ、正直諦めてましたよ」
「こりゃ気合が入りますね」
あの依田芳乃の性器を好きにできるとあって、客人たちも随分と気合が入った様子。
熱気に包まれる会場の中、主催は芳乃のショーツに手をかける。
「まずはいつも通り、おまんこの観察と行きましょうか」
芳乃を捕まえた高揚感に急き立てられながらも慎重にショーツを下ろす――すぐにあらわになった割れ目に男たちは一斉にどよめく。
「これは……!」
ショーツを剥ぎ取られた芳乃の秘部は想像以上に美しい。
産毛すら存在しないその場所は、他の素肌と同じ透明感をたたえている。割れ目はぴったり閉じていて、まだ若い芳乃の年齢以上に幼くも見える。
「脚を開いたら、さすがに具は見えるのかな」
呟く客のそば、使用人は台の左右の機構に繋がるツマミを回して芳乃の脚を開かせにかかる。
キリキリと耳障りな金属音が響いて、芳乃の足首を囚えた機構が左右に動きだす。開脚姿勢を強いられてなお芳乃は眠ったまま、卑劣な男たちの前にあどけない寝顔を晒している。
「……」
上半身だけは着込んだ着物の下、薄い胸は規則的に動く。
主催自ら開発した睡眠薬を飲まされた女たちは、何をされようと目覚めることはない。彼らはそう分かっているから芳乃の様子を窺うこともなく、さらけ出された淫裂に集中することが出来た。
「こんなに足を開いているのに、綺麗なスジですね」
客の一人が溜息をつく。
眠る芳乃は大開脚姿勢にも関わらず、秘部は広がらず一本スジを晒すばかり。
ぴっちりと閉じた陰部は幼子のようだった。女の複雑な粘膜があるとは思えない割れ目は一切動く気配もないが、彼らは飽きることなくその場所を見つめる。
「処女ではないかと思っていましたが……間違いありませんね」
「ええ。自分でいじくったことも無いんでしょうね」
毛もなければ粘膜が覗くこともない割れ目を凝視しながら、彼らは口々に呟く。
色素沈着もない割れ目は神秘的ですらあった。恥丘の膨らみや一本スジを作り出す大陰唇はいかにも柔らかそうで、赤ちゃんのほっぺのようにも見えるその場所を彼らの視線が何度も炙る。
「さて皆様!」
放っておけばいつまでもそうして見入っていそうな男たちに、主催が声をかける。
「カメラの準備はよろしいですか?」
主催に促され、彼らはハッとしてスマートフォンを取り出す。
カメラアプリを起動する男たちの前、主催は芳乃の頭側に回り込む。
「間違いなく処女でしょうね。さて、見てみましょうか」
言って、主催は芳乃の秘所に指をかける。
むちっとした肉に、男の無骨な指が食い込んだ。やんわりと指を沈ませてもスジは綻ばず、主催が指に力を入れるとようやくピンク色の内奥をあらわにし始める。
「お……おお……!」
指に少しずつ力が加わって、芳乃の秘部が明かされる。
未発達な淡色ラビアが現れ、粘膜が現れる。動画を撮る男の目の前で陰唇がいっぱいに広げられると、ついに極小の膣口も姿を見せる。
「これが……!」
「広げてみましょうかね」
ボルテージを上げる客人たちの前、主催は指に力を入れる。
いっそう広がった粘膜部に遅れて膣口が広がりだせば、すぐに貞操の証は現れた。
「処女膜だ!」
誰かが歓声を上げ、一同は思わず笑う。
主催も笑みをこぼすが、芳乃の淫裂を開く指は力を入れたまま。男たちは急ぐ必要もないのに急いだ様子でスマートフォンを操り、芳乃の処女膜の撮影に取り掛かる。
「……」
フラッシュが光り、シャッター音が響き、彼らのカメラロールは処女膣を丸出しにした芳乃でいっぱい。
年端もいかないアイドルの秘すべき場所を暴いた高揚感に、地下室には異様な熱気が満ちる。しかし蛮行は始まったばかりで、主催は傍らの使用人に目配せする。
「こちらを」
使用人はすぐに小瓶を取り出した。
「……それは?」
芳乃の処女膜を凝視する客人は、一瞬だけ視線を上げてその小瓶を見つめる。
何度もパーティーに参加している彼からしても、その小瓶は見覚えがないものだ。
いつもは筋弛緩剤を使って膣穴を拡張し、中を好き放題にしていたが、小瓶のラベルは筋弛緩剤のものとは違う。不思議そうな表情の男たちを前に、主催は芳乃の穴を広げたままニヤリと笑う。
「これは新薬でして。処女膜に塗ると、膜がゴムのように伸縮する上、強靭化するんですよ」
「……ほう?」
「つまり……?」
どこか誇らしげに言い放つ主催の言葉に、興味深げな相槌を打つ客人。
「これまでの筋弛緩剤では、処女膜もおまんこも広がってしまいましたが……今回は、処女膜だけを広げられます。つまり――」
そこで言葉を切って、男たちを見渡す。
客の頭の中には、これまでに弄んできた女性器がいくつも思い浮かんでいることだろう。
今までのパーティーでは、性器全体に筋弛緩剤を塗り込んでいた。処女特有の締まりを失った膣はいくらでも広がり、伴って緩む処女膜も自由に広げて使えた。
「処女膜だけ、ということは――」
独りごちる客人に頷いて、主催は告げる。
「そう! 処女膜を守ったまま、処女ならではの狭い狭いおまんこを楽しめるんです!」
「おおっ……!!」
主催が言う中、使用人は小瓶の中の薬液を綿棒に吸わせ、芳乃の処女膜に塗りつけていた。
効き目はすぐに現れる。中心にごく小さな穴を開けただけの処女膜の見た目はそのままなのに、これまでと何かが大きく変わってしまったことが察せられる――膣を覗く主催もそう見て取ると、遠慮なく芳乃の膣に指を突っ込んだ。
「あっ!」
無造作な突き入れだった。
処女膜の中心にある穴はごく小さく、大人の指一本も通らないほど。指挿れだけで処女を失ってもおかしくないはずだが、芳乃の処女膜は穴を広げ、貞操を守ったまま主催の指を受け入れた。
「ほら、こんな風に」
客人たちに見せつけるように、もう一本の指も挿れて処女膜の中心穴を広げる主催。
襞状の膜は本来以上に緩んで広がり、今や芳乃の膣口を彩る額縁も同然。しかし処女の膣肉はごく狭く主催の指を拒み、彼が指を抜くと狭い膣内がよく見えた。
「子宮口も見えないほど狭い……」
「それで、今日はどのように?」
処女膜の無力化に成功すれば、あとは膣や子宮を思うさま弄ぶのみ。
嗜虐の喜びに彼らが目を輝かせる中、一人は傍らのワインクーラーに目を向ける。
「瓶を突っ込んだらどんな感じでしょうね?」
言うと、彼はワインクーラーの中の一本を取り出す。
パーティーの始まりと同時に開けたシャンパンだった。シャンパーニュ型ワインの中身はほとんど無いが、他のボトルと比べてずっしり重く、分厚いガラスで出来ていることが分かる。
ワインの美しい色がよく見えるようにと透明なガラスで作られたワインボトルの底にはごく少量のワインが残っていた。男はボトルの中身をグラスに注ぎきってから、冷えたワインボトルの底面を芳乃の膣穴に押し付けた。
「お……キツい……!」
手に伝わる強い抵抗感に快哉を叫ぶ。
筋弛緩剤で膣穴を緩めていた時には感じられなかった手応えだ。主催の指すら挿入らなかった膣口にワインボトルなど挿入りようもない――だというのに、男は諦め悪くボトルを旋回させ、力ずくで芳乃の穴に押し込みにかかる。
「ふ……っぐ、キッツい……!」
苦悶の声を上げる男は、膣穴を慣らす気など毛頭ない。
「せっかくの処女おまんこですし、やっぱり一発でブチ開けたいですよねえ」
ワイン瓶を突っ込もうとする男を見守る一人が言えば、客人たちは大きく頷く。
大いに苦労した甲斐あって、芳乃の膣穴がジワリと広がる。
「……」
処女膣によく冷えたワインボトルの底を押し込まれるのは拷問に等しい痛みをもたらすはずだが、芳乃の寝顔は安らかなまま。穏やかな寝息を立てる芳乃が何一つ気付かないまま、ついにワインボトルの底が芳乃の膣に沈みだす。
「っよし……!」
思わずガッツポーズをする男たち。
ワインボトルの底を受け入れさせられて、粘膜部は痛々しく広がっている。しかし本来以上の柔軟性を得た処女膜は破れもせずたわみ、処女膜を受け入れさせられているらしい。
「奥まで突っ込みたいですが……」
呟く男は、額の汗を拭ってから芳乃の膣にボトルを埋めにかかる。
性交どころか自慰の経験だって乏しそうな膣穴は、ワインボトルを拒むように堅牢な肉の壁を作っているらしい。男が全力で押し込んでようやく数ミリ進むといった有様だが、なかなか思うように進まないところも処女らしい窮屈な穴を想像させて好ましい。
「ふんッ……ぐ、ふんんッ!!」
少しずつ、ワインボトルが沈んでいく。
男がワインボトルから手を離しても、芳乃の膣にはボトルが突き刺さったままだ。
ワインボトルの中でも特に重いシャンパーニュ型ボトルの負荷に押し負けて、膣口の下方向はたわんでいる。芳乃の意識があれば痛みのあまり泣き叫んでいたはずだが、想像を絶する痛みを与えられながらも芳乃は目を覚ませずにいる。
「というより……これ、中も見えそうですね?」
期待に目を輝かせて一人が言って、膣から突き出たワインボトルの口に目を当てる。
まるで望遠鏡でも覗くように、透明なワインボトルの中を覗く。ガラスの歪曲や暗さのせいでハッキリとは見えないが、それでもボトルの表面に押しのけられる膣粘膜の様子は分かる。
「暗いですが……子宮口も見えていますね」
代わる代わるワインボトルの口から芳乃の膣内を覗く男たちは、押しのけられた膣粘膜の奥にある子宮口に熱視線を注ぐ。
厚みのあるガラスを拒む膣粘膜のせいで見づらいが、膣肉とは色も質感も異なる何かが奥にはある。寝顔と同じくあどけない割れ目の芳乃だが身体の中身は十分に育っているようで、ぽてっとした子宮口の肉感は愛らしくも感じられる。
「子宮の中には挿入りそうにないですね」
男たちはボトルを芳乃の奥に押し込もうと力を入れるが、子宮口に当たる底面がそれ以上進む気配はない。
「せっかくボトル入れたわけですし、このまま中身でも壊しちゃいましょうか」
「であれば、試したいことがあるのですが」
口を開いたのは、豊かな口髭を蓄えた客人。
彼は石油ビジネスで巨万の富を築いた男。金にあかせて女を集めては残虐な催しを開催もしている彼は、酷薄な笑みを浮かべて次の趣向を提案する。
「――使いの者に荷物を持ってこさせます。危険はありますが……ま、傷が付くのは芳乃ちゃんのおまんこだけですよ」
荷物の用意はすぐに済む。
持ち込まれたクーラーボックスの中には大量のドライアイスが詰め込まれていた。ふわりと上がる冷たい白煙に男たちが目を細める中、客人はアイスピックでドライアイスを砕いて。
「これを、ボトルに入れれば――楽しいことが起きますよ」
悪戯っぽく笑う男の頭の中にある企みは、果たしてどれほど芳乃を痛めつけるものか。
軍手を嵌めた手がドライアイスの破片をつまんで芳乃の秘所へ。
秘所を塞ぐワインボトルの口は外側に向いている。冷気を振りまく小さなかけらをボトルの口に落としてやれば、ドライアイスはボトルの底――芳乃の子宮口のすぐ近くへ落ちる。
「……」
眠る芳乃には、ドライアイスの温度は伝わっただろうか。
ワインクーラーから出したシャンパンボトルは、すでに芳乃の膣の温度に染まりつつある。
中に酒が入っていたら台無しになるくらいに温まったボトルの内に、ドライアイスの破片が一つ、また一つと落ちていく。マイナス七十五度の冷たい粒が白煙を吐き出せば瓶は内側から冷え、昇華に伴って体積を増すドライアイスが瓶の内側で膨れ上がる。
「もしかして、このままだと……!」
予期した男たちは期待に声を弾ませながら、念のためと芳乃から距離を取る。
ボトルの内と外の温度差、そして昇華による体積の膨張。それらが何をもたらすかは想像にかたくない。芳乃から離れながらもその瞬間を待ちわびる男たちの前で、それは唐突に訪れる。
――ピシ、とボトルにヒビが入る硬質な音。
直後、温度差と体積の膨張に限界を迎えたワイングラスは爆弾と化し、芳乃の膣内で炸裂した。
「!!」
その衝撃はどれほどか、芳乃の身体が揺れる。
しかし、台の上で手足を拘束された芳乃の反応はそれだけ。膣内でワインボトルが砕け散ったにも関わらず芳乃は眠りこけ、無防備な内壁には砕けたガラス片がいくつも突き刺さる。
爆発はすぐに終わり、膣内から突き出ていたボトルの口がぼろりと落ちる。そばに控えていた使用人が膣から落ちたボトルの口を空中でキャッチしたおかげで床にはガラス片はほとんどなく、男たちは改めて芳乃の膣ににじり寄る。
「ここが爆心地ですか」
とても女体に向けるにはふさわしくない言葉とともに、彼らの視線は芳乃の膣内へ。
膣奥、橋のように渡された大きなガラス片のおかげで膣内は見通せる。押し込まれたワインボトルは砕けて芳乃の膣に突き刺さり、可憐なピンク粘膜はズタズタに裂けている。
「おや、子宮口が……」
「完全に壊れちゃいましたね」
奥を覗いても、先ほどまでは見えたはずの子宮口は影も形もない。
しかし、よく目を凝らせば膣洞にへばりつく血肉の中にそれらしき肉片がある。爆発に巻き込まれて子宮口が消し飛んでしまったおかげで、芳乃の子宮内まで見えるようになっていた。
「ひどいですね、ズタズタだ」
鉄錆びた臭気を発散する芳乃の子宮内は無事ではない。
割れたワイングラスの底面が子宮奥にぶつかって砕けたのだろう、最深部で透明なガラス片がキラキラと煌めいている。あちこちに散った破片のせいで子宮内は血まみれで、血のしずくが今もあちこちから垂れているのが見て取れる。
「こんなんになっても処女膜は無事なんですから凄いですね」
子宮も膣も傷ついているのに、膣の浅い場所には緩みきった処女膜がある。
事前に塗った薬によって強靭化した処女膜には傷一つない。これだけ胎内がボロボロになっているのに処女膜だけは無事なのがアンバランスで、男たちは異常な状況に追いやられた芳乃の穴を覗いては悪意ある笑みを浮かべる。
「ま、処女は守ってあげてるんだからセーフか」
「女の子の一番大事なものですからねえ」
クスクスと笑いながら言う男たちのかたわらには、まだドライアイスが残っていた。
「これ、せっかくだし使い切っちゃいましょうよ」
会場にドライアイスを持ち込んだ男は言って、真っ白な塊を取り出す。
ワインボトルの口に入れたドライアイスは小さな破片ばかりだったが、今の男が持つのは海苔巻きほどの直方体。軍手越しにも冷たさが伝わるドライアイスはこれまでより大きめだが、ガラス片が突き刺さったことで広がった膣内ならばねじ込むことは可能だろう。
「じゃ、挿入れますね」
言うと、男はドライアイスを膣内に突っ込む。
白い直方体が芳乃の膣深くに沈み、粘膜に刺さったガラス片もろとも子宮へ向かう。指でドライアイスを押し込んで子宮に送り届ければ、芳乃の子宮から膣奥にかけてはドライアイスの棒が突き立てられたような形だ。
「おっ、これは……!」
その瞬間から始まるドライアイスの反応に男たちは釘付け。
ジュウッと焼けるような音が響いたかと思えば、芳乃の膣内から白い煙が吹き出したのだ。
目を見開いて膣を覗く男たちには、膣内で起こったことがスローモーションのように見えていた。
膣内に溜まった血にドライアイスが反応し、大きな気泡が生じる。泡はすぐに爆ぜて内側に溜まった白煙をくゆらせ、芳乃の膣内全てを冷やしながら膣の外まで煙をこぼす。
「こんなんやったら、おまんこ無事じゃ済みませんね」
ボコボコと音を立てながら白煙を立ち上らせる膣を眺めながら、客人は愉快そうに呟く。
超低温のドライアイスが膣と子宮に触れているのだ、芳乃の粘膜部は深刻な凍傷――低温やけどを引き起こしているだろう。冷たい煙に包まれて膣の全容を見ることは出来ないが、先ほどまでは強かった血のにおいもすでに薄れ、芳乃の秘部がほとんど全て凍りついてしまったことが分かる。
「昇華しきるには時間かかるんで……砕いちゃいますか」
誰かが言うと、一人の男がアイスピックを手に芳乃に近づく。
秘所に顔を寄せると、ひんやりした白煙が顔に触れる。白煙をもうもうと吐き続ける膣内はとても人体とは思えない神秘を帯びており、かえって芳乃の雰囲気には似合っているような気すらする。
「よいしょっと」
そんな膣内へ、アイスピックが突き出される。
狙いは正確だ。先端はドライアイスの中心を穿ち、割れたドライアイスが芳乃の膣内に散る。男は素早くアイスピックを引き抜くと膣を覗き、膣の惨状を目に焼き付ける。
「うわ……こりゃ凄い」
残虐な性器破壊パーティーに慣れた男でも呟くほど、芳乃の膣内は酷い有様だ。
膣内の血と反応したドライアイスはいまだに白煙を吹き出してはいるが、重度の凍傷を負わされた粘膜部の大半から血は止まっている。男たちが芳乃の割れ目を広げてみれば、子宮から膣奥――塊のドライアイスが突っ込まれた部分は灰色に乾ききり、粘膜のところどころにはクレーターを思わせる抉れた痕もある。
「潰瘍かぁ、こりゃ治りませんよ」
そう声を上げるのは、大病院の院長を務める男。
医師でもある彼は、壊れてしまった芳乃の膣内を見て目を輝かせる。ドライアイスを突っ込まれてますます冷えた膣内でガラスの破片はさらに割れたらしく、粉末状になったガラスに潰瘍の表面はすり下ろされていた。
「芳乃ちゃんがいくら若くたって、おまんこの傷は一生き残るでしょうね。まだ処女なのに傷物になっちゃって……ふふ、ふふっ……」
ボロボロになった芳乃の膣内を見れば見るほどサディズムを刺激され、含み笑いが隠せない男。
実際に声に出すかどうかは別としても、ここに集まった男たちはみな同じ気持ちだった――眠っている間に、処女のまま、膣と子宮に不可逆な傷を負う芳乃をもっと痛めつけたくて、男たちは交代で芳乃の膣内にアイスピックを突き立てる。
「……」
ひと突きごとに砕けるドライアイスが、芳乃の粘膜の隅々を凍傷に追いやる。
「もうほとんど砕けちゃってますね……当たるかな」
男たちのうち半分がアイスピックを打ち込む頃には、ドライアイスの大半は小さな破片と化していた。
ドライアイスは常に昇華し、小さくなっていくのだ。膣内に残るのは爪ほどの大きさの破片が数えるほどになって、それらも子宮底で燻るように白煙を吐くばかりだ。
「角度つけた方がいいか……? ……よし、ここだっ!」
気合を入れてアイスピックでドライアイスを砕こうとするも、切っ先がブレる。
「あ……っ!」
子宮内の破片に迫るも一歩届かず、先端は芳乃の膣壁に突き刺さる。
「あちゃあ、ミスったか」
照れ笑いを浮かべる男だが、内性器にアイスピックを刺したことを悪びれる様子はない。
もののついでとばかりにアイスピックをぐりぐりと旋回させ、粘膜の内側にまで傷を広げる。切っ先を抜き取れば傷跡からは大粒の血が滴り、血はすぐにドライアイスと反応して霧状に変わった。
「ああ、でもそれも良いですよね」
男からアイスピックを手渡された男はフォローするように言う。
「おまんこの中、もっと傷だらけにしたいじゃないですか。アイスピックで刺すのもかなり楽しいですよ」
言いながら、男はアイスピックを構える。
膣奥に引っかかっていたガラス片はドライアイスに急冷されて砕け、傷つききった膣粘膜はみっちりと閉じかけている。芳乃の左右にいる男が割れ目を広げていなければ淫裂は閉じ、膣内は砕けたガラスにくまなく削り取られていたことだろう。
「それじゃ、芳乃ちゃんのおまんこの弾力でも確かめちゃおうかな」
歌うように言って、男は勢いよくアイスピックを突き立てる。
――ズブリと、やわらかな肉を穿つ確かな感触が手に伝わった。
「ああ……これだよ、この感触……」
恍惚の表情で呟きながら、男は何度かアイスピックを芳乃の中に突き刺す。
粘膜の表面に穴が開く独特の感覚はこの男にとって最大の喜び。男は芳乃の膣をアイスピックで穿つ興奮にしばし動けずにいたが、似たような嗜好を持つ男たちはみな彼を見守っていた。
――満足した男が次の男にアイスピックを手渡す頃には、子宮内のドライアイスはほぼ全て気化していた。
「うっわ、水膨れも出来ちゃってるよ」
煙を吐くことすらなくなった膣内は、見渡す限り傷だらけ。
ドライアイスの塊が押し付けられた子宮底は白く焼き潰されている。ガラスの破片と砕けたドライアイスのせいで紅白のまだら模様になった子宮内は無惨なものだが、膣の浅い場所も水膨れだらけで痛々しい。
元の膣粘膜の色をわずかに残した浅瀬はドライアイスの影響が少ないものの軽度の凍傷を負い、大小さまざまな水膨れが広がっている。
鋭利なアイスピックを手にして水疱を見れば、つついて割ってしまいたくなるもの。男は湧き上がる衝動のまま水膨れにアイスピックの先を突き刺した。
「……」
意識がない芳乃の膣の中、パチンと水疱が爆ぜた。
あらわになった内側は赤味が強く、痛々しい肉色。あらゆる方法で守らなければいけないむき出しの傷口に使いまわしのアイスピックが突き刺さり、ほじり出された肉が鮮やかな赤色を溢れさせる。
「僕、昔からニキビ潰すのとかも我慢できないタイプなんですよねえ」
呑気なことを言いながら、芳乃の水膨れを潰して回る。
手元でプチプチと爆ぜる水疱が小気味良く、気分が良くなった男は上機嫌で膣内をアイスピックで引っ掻き回す。ガラス片がぶつかって膣内からはカチャカチャと硬質な音が響き、そのたび膣肉は擦過傷まみれになる。
「じゃ、俺もボロボロのところ取っちゃおうかな」
次にアイスピックを受け取った男は、灰色に固まってしまった粘膜部にアイスピックを突き立てる。
重度の凍傷を負って完全に死んだ組織はたやすくめくれ、生きている証でもある鮮血を迸らせる。血肉を撹拌するように何度もアイスピックを動かせば、ようやく生々しく粘着質な水音が響くのだ。
――十名の間をアイスピックが一巡する頃には、芳乃の膣は残酷きわまりない状態になっていた。
「凄まじいですね」
自分でやっておきながら、客人の一人は感慨深げに呟く。
芳乃の膣の浅い場所には水膨れが潰れ、生皮もえぐられてめちゃくちゃだ。浸出液と血が混ざった薄赤い液体は床にまで落ち、ロゼワインのような色味の水たまりが広がっている。
「ひどい火傷ですね」
ドライアイスによる低温やけどを負わされた膣奥にかけての皮膚はところどころが半端にめくれている。
アイスピックの刺突によってめくり上げられた粘膜の下からは血が滲み続ける。止まらない出血によって膣の下側には血溜まりが出来つつあり、ガラスの破片が浮き沈みしては薄暗がりの中で煌めく。
「子宮、もう使い物になんないでしょ」
ガラス片とドライアイスの直撃を受けた子宮内は、胎内というより焦土に近い。
子宮底に大きく残る潰瘍を中心にして、子宮内壁全体が白く変色してしまっている。ちぎれてどこに消えたかも分からない子宮口も合わせて、芳乃の女性としての機能は完全に失われ、二度と取り戻す日は来ないだろう。
乾ききった胎内は血を流すことすらない。しかし膣から流れた血は子宮にまで流れ込み、子宮が負ったヒビの隙間を赤く染めている。
「まだ処女なのにね」
膣の入り口には、ゴム状に弛緩しきった処女膜の襞が残っている。
特製薬のおかげで強靭化した処女膜は一切傷がついていない。薬の効果時間が切れると処女膜は元の形に戻り、すでに侵入を許し破壊の限りを尽くされた膣内を護ることだろう。
「こんなんになっても起きないんですから、本当に面白い」
客人はくつくつ笑って、芳乃の寝顔に視線を移す。
膣内をこれほどまでに汚し尽くされているのに、芳乃は目覚める気配すらない。薬がよく効いた芳乃は愛らしい寝顔を卑劣漢たちに向け、着物の襟元の合わせは乱れてすらいない。
――何一つ変化のない上半身と、地獄の様相の下半身のギャップが彼らの嗜虐心をそそる中、不意に使用人の一人が声を上げる。
「皆様、お飲み物はいかがですか?」
言われて、彼らは喉の渇きに気付く。
芳乃が運び込まれてからずっと、飲み物には手を付けていなかった。芳乃を痛めつける高揚感に身体は火照り、会場も温度を上げている。自覚すると喉の渇きは強くなって、彼らは使用人が差し出すグラスを受け取った。
まずは冷えた水を一杯。それから思い思いにワインやカクテルを頼みだす男たちに続いて、一人の男は思いついたとばかりに手を打つ。
「そうだ。せっかくなら、芳乃ちゃんのおまんこにも飲み物をご馳走してあげよう!」
声にも表情にも悪意が滲んでいる。
バーテンを兼ねる使用人は、男の提案にも恭しく一礼するのみ。
「承知いたしました」
使用人は彼らと欲望を共有はしていないが、彼らが何を好むかは知っていた――考える時間は短く、使用人はすぐに答えを出す。
「ソルティドッグは如何でしょう。グレープフルーツの酸味や塩を傷に塗れば、きっと痛いかと思いますが」
「素晴らしい!」
思わず拍手する男たちは、さっそく使用人から二本の瓶を受け取る。
一本はウオッカ、もう一本はグレープフルーツジュース。まずは封を切ったウオッカを芳乃の膣口に突っ込むと、芳乃のヴァギナにはウオッカが流れ込む。
「……」
注がれた酒が、傷つききった粘膜を濡らしていく。
傷口に染み込むアルコールが苛烈な痛みを生むことは全員が知っていた。膣内に挿入ったウオッカの瓶の口で荒く膣内をかき回すと、少女の姿には似合わないアルコールの香気が立ち上る。
「で、ここにジュースも入れてあげて」
空になったウオッカの瓶を抜くと同時に、グレープフルーツジュースのペットボトルが突っ込まれる。
股ぐらからペットボトルを生やす芳乃の姿は間抜けそのもの。男は芳乃の滑稽さを引き立てるようにペットボトルを掴む手に力を入れ、べこべことペットボトルを鳴らして芳乃の秘所に空気まで送り込む。
「おまんこの中でカクテルまで作られちゃったね」
「子作りもまだなのに」
芳乃の秘所を蹂躙する喜びに、男たちは笑いが止まらない。
膣口からはウオッカとジュース、それに血やガラスや肉片まで混ざったものが滴る。極小の膣穴から溢れるものは異常なものばかりだが、彼らの行為は止まらない。
「フチに塩をつけるには……まずレモンを塗るんだっけ?」
使用人からレモンを一個受け取った男は、手の中で黄色い果実をくるくる弄ぶ。
本来なら果汁をさっと塗る程度だが、そのくらいでは男たちのサディズムは満たされない。男はペットボトルが抜き取られたばかりの芳乃の膣にまるごとのレモンを突っ込み始めたのだ。
「うっわ、おっきく広がっちゃった」
眠る芳乃の膣内、押し込まれたレモンは子宮へ。
本来の子宮の大きさは鶏卵ほど。レモンをまるごと一個挿入れるには小さすぎるのに、男たちは傷ついた子宮壁が崩れ落ちるのもお構いなしにレモンを押し込み、芳乃の胎に黄色い果実を埋め込んでしまう。
「すごいなこれ、こんなのも挿入っちゃうんだねえ」
芳乃の割れ目を広げて写真を撮る男は興奮の面持ちだ。
レモンを押し込まれた拍子に、子宮に残っていたガラス片が砕けた。芳乃の子宮の奥底でメキッと軋むような音が響いたかと思えば、破壊しつくされた粘膜の下、まだ無事だった肉が裂けて赤い血を溢れさせる。
「あーあ、せっかく血止まったのに」
「芳乃ちゃんのおまんこでカクテル作ると血だらけになっちゃうなあ」
カクテルには程遠い混合液に血の割合が増しても、男たちは軽い調子でそう言うのみ。
ガラス片は芳乃の子宮とレモンを同時に傷付けた。果肉から溢れた強酸性の液体は出来たばかりの傷口に降りかかり、血を流す芳乃の内部を荒らし回る。
「もっと果汁を出してあげましょうよ」
芳乃の中を覗き込む男の手にはアイスピックがある。
子宮に詰め込まれたレモンは芳乃の秘部に圧迫されてたわんではいるが、皮の大部分は無事で、果肉や果汁が溢れることはない。レモンも芳乃の膣や子宮と同じくらいズタズタにしたくなった男は、遠慮なく芳乃の膣にアイスピックを突き立てた。
「……」
眠る芳乃の膣内、ズブリと確かな感触がある。
レモンの真ん中に刺さったアイスピックをひねれば果皮が裂け、果肉が溢れ出す――垂れる果汁はどこか艶めかしく、すぐに血と区別がつかないほど色を変える。
ふわりと柑橘の芳香が漂った。ウオッカや血と比べれば芳乃の秘所に似合う香りではあるものの、酸液に芳乃の膣内は傷を深めている。
「おまんこの中、グッチャグチャだね」
何度も何度もアイスピックで貫かれたレモンは原型を失った。
破れた皮は子宮内壁とほぼ一体化し、潰れた果肉が子宮や膣の深いところにこびりつく。ダラダラと垂れる果汁に辺りは爽やかな香りに包まれてこそいるものの、芳乃の膣内は目を覆いたくなるほどグロテスクなものだった。
「塩もたっぷり塗り込んであげないと」
言い放つ男の手には小皿に盛った粗塩。
大さじ1はありそうな塩は、ソルティドッグを作るにしても多すぎる。しかし芳乃の膣でカクテルを作る――という言い訳のもとで性器を痛めつけたい彼らは塩の分量にさほどの疑問も持たず、小皿を傾けて芳乃の膣に塩を入れてしまう。
「……」
起きていれば、芳乃はあまりの激痛に悲鳴を上げていただろう。
アルコールに強酸性のグレープフルーツジュースとレモン汁、さらに塩――何もかも傷ついた膣粘膜には毒に等しい。
ひどい凍傷によって自然な凹凸を失った膣粘膜は真っ赤な肉をむき出しにしており、肉の表面には潰れたレモンがこびりつき、ガラス片と区別がつかない粗塩があちこちに散る。
男たちに捕まるまでは見た目通りに清らかだった芳乃の膣肉は破壊され、膣も子宮も使い物にはならない――それでも、彼らは自分の欲望のために次の行為に取り掛かる。
「せっかくお酒入れたんだから、こういうのも楽しいよね?」
にこやかに笑う男は、バーナーを芳乃の膣に向ける。
スイッチ一つで火を噴く道具など、本来は人に向けるべきではない。だというのに集まった男たちは彼を止めるどころか、彼のために芳乃の膣穴を広げてみせるのだ。
「処女膜を焼かないように気をつけてくださいよ」
主催もそう注文をつけるだけ。
「強靭化してるので、まあ大丈夫なんですが……火を当てすぎると、どうしてもね」
「じゃあ、おまんこの奥を焼いてあげないと」
バーナーに火がつくか試しながら、大きく頷く男。
スイッチを押せばバーナーの先からは青白い火が揺らめく。カチカチとスイッチのオンオフを繰り返したせいでバーナー全体は熱を帯びており、芳乃の膣にバーナーを突っ込んだだけで粘膜は炙られてしまう。
「あはは、煙が出てる」
まだバーナーに着火する前から白煙をくゆらせ始めた膣を見て、男たちはけらけら笑う。
ドライアイスを突っ込まれた時は激しく白煙を溢れさせていたが、熱を持ったバーナーによる熱傷はまだ軽度と見えて煙の出は穏やかなもの。残虐さを増した男たちからすれば物足りないくらいの煙ではあるものの、ここから恐ろしい――だからこそ愉快なことが起きると分かっている彼らは薄笑いを浮かべて芳乃の秘所に注目している。
「では、点けますよ」
男は声を上げて、芳乃の膣奥でバーナーを着火。
混合液の中ではあるものの火は点いた。左右に引っ張られ広げられた膣内で揺らめく炎はどこか幻想的で、男たちはみな炎に見入ってしまう。
「ほう……」
絶えず送り込まれる炎が子宮を舐める。
注がれたウオッカに引火し、グレープフルーツジュースとレモン果汁が火勢を抑える。火は燃え広がるでもなく、それでいて完全に消えるでもなく、じっくりと芳乃の子宮を焼くのだ。
「レモンが焼けていきますよ」
男たちの目の前で、ひしゃげた果皮が爆ぜる。
バチッと跳ねたレモンの皮の一片が芳乃の子宮壁に激突。ドライアイスによって重度の凍傷を負った白い粘膜層が炙られると黒く変色し、芳乃の胎内は生き物とは思えないモノクロの景色に変わる。
「芳乃ちゃん、起きないとおまんこ本当になくなっちゃうよ?」
「芳乃ちゃんの大事なとこ、今ならまだ治せるかもよ~?」
男たちはからかうように芳乃へ呼びかけるが、芳乃が目覚めることはない。
「……」
子宮を焼け焦がされながらも、すやすやと穏やかな寝息を立てる芳乃。
子宮内壁は白から黒へ色を変える。バーナーの火はレモンの果肉も焼き尽くし、子宮内に残るガラス片の表面は柔らかくなって、傷跡と奇妙な形で癒着してしまっている。
「ガラスと血が混ざっちゃってるね」
バーナーを一度引き抜いてラビアを左右に引っ張れば、芳乃の子宮奥では奇妙なガラスのオブジェが出来ていた。
半端に溶かされ火炎型にうねるガラス片は出来たての傷口を覆っている。粘膜の表面が溶かされ、露出した肉から垂れた血は溶けたガラスの表面を流れ落ち、透明なマーブル模様を描く。
どこか幻想的なガラスと肉の融合体も、バーナーを吹き付けるうちに形を失う。
「煙の色が変わってきましたね」
傷口はますます溶け広がり、露出した肉の組織は黒く焦げる。
はじめは白煙を吹き出していた膣内も、焦げが広がる今は黒煙を吐き出している。苦みが強い不快な臭気を広げるヴァギナの内部ではパチパチと爆ぜる音が続いて、炙られ続けて水気を失ったレモンが踊り、芳乃の膣の傷を引っ掻き回しているようだった。
「さて、こんなもんで」
バーナーでの膣炙りはどれほど続いたか。
男はバーナーのスイッチを切って膣から抜こうとするが、溶けた膣粘膜はバーナーの先に癒着してしまった。ぐっと腕に力を入れると弱った粘膜部が剥がれ落ち、バーナーには真新しい血の雨が降り注ぐ。
「これはまた一段と……」
バーナーが抜き取られた芳乃の膣穴は、限界まで広げてみても真っ黒だ。
芳乃の膣が傷つくさまを見てきた男たちであっても、どこにどんな傷があったか思い出すことすら難しい。えぐられた傷は内側まで炭化して黒く、血の赤黒い塊がゴロリと転がる。他にも真っ黒な異物が膣内にはいくつもあるが、ソレが焦げた粘膜なのか炭化したレモンなのかすら分からない。
「こんなんなっちゃうと、もう処女膜が無事なのが意味わかんないですね」
男たちの視線が膣の入り口に向かうと、そこには処女膜が残っている。
ゴム状に大きく引き伸ばされた純潔の襞は、女性器全体がここまで破壊されても可憐なピンク色を保っている。処女膜がいまだ無傷なことは不気味だが、処女膣イジメを好む男たちにはこのうえない喜びでもあった。
「処女なのにおまんこが真っ黒なんて可哀想ですよ」
口先だけでは同情しつつ、男は嗜虐的なニヤケ顔。
「確かに。処女ならもっとピンクで可愛い穴にしてあげたいですね」
「ここはいっちょ、焦げを削いであげましょうか」
恩着せがましい言葉とともに、彼らは思い思いの道具を手に取る。
テーブルの上には拷問器具が揃っている。男の一人は医療用メスを手に取ると、迷うことなく芳乃の膣に刃を突っ込んだ。
「粘膜、完全にぶっ壊れちゃってる。簡単に取れますね」
芳乃の膣内で軽くメスを動かすだけで確かな手応えがあった。
粘膜の表面はたやすく削ぎ落とされた。本来は空気に触れることのない肉が露出し、襞の失せた肉の洞窟は一段と広くなる。
「皆さんも中、弄ってみてくださいよ。もうボロボロで最高ですよ」
目を輝かせた男がメスを抜けば、続いて芳乃の膣にブラシが突っ込まれる。
形状は歯ブラシに似ているが、ブラシ部分は硬い豚毛製。硬質な毛の先端部が芳乃の生肉にゾブリと埋め込まれたかと思えば、血管と神経を荒らし回るように縦横無尽に動き回る。
「ああ、また血が出てきた」
ブラシが這い回るたび膣奥からは粘っこい水音が上がる。
注がれたアルコールやジュース類はほぼ全て揮発して、芳乃の膣内は彼女の体液だけに戻っていた。ざらつく豚毛が刺さるだけで処女の繊細な穴の中には無数の擦過傷が刻まれ、それらから流れる血が豚毛に絡みつく。
「芳乃ちゃん、今日だけでどんだけ血を流したんですかね」
ブラシを膣から抜き取った男はしみじみと呟く。
破瓜こそしていないものの、芳乃の膣と子宮は男たちによってほじられ続けている。足元に広がる血溜まりは残虐ショーに慣れた男たちであってもギョッとするほど大きくなっていて、芳乃の出血量がかなりのものだと窺える。
「ま、おまんこ丸出しで寝てる方が悪いんですよ。処女は守ってあげてるわけだし」
「確かに」
主催の言葉に笑った拍子に、男の手で豚毛ブラシが揺れる。
毛の一本一本にまとわりつく血は、粘液が混ざってドロリとした質感を伴う。男がブラシを振っても血はほとんど辺りには散らず、よく見ればブラシにこびりつく血は一塊のゲル状になっているようだった。
「処女は守ってあげたお礼に、おまんこのお肉でも貰おうかな!」
言って、次の男は鉗子を手に取る。
鉗子はいくつか用意されていたが、男が手に取ったのはもっとも柄が長いもの。これで子宮内の肉を切り取ろうと画策する男だが、芳乃の膣肉の無惨さに酒が進んだ男の手元は覚束ない。
「ちょっと、気をつけてくださいよ?」
「分かってますよって、処女膜だけは絶対傷付けませんからねえ」
ヘラヘラ笑いながら、閉じたままの鉗子を芳乃の最奥に突っ込む。
勢い余って鉗子が芳乃の子宮底に突き刺さるだけで、脆くなった粘膜の表面が剥がれ落ちる。剥ぎ取られた焦げに鉗子の狙いが外れていたずらに筋層を傷付けながら、男は芳乃の子宮の肉の欠片をジョキッと切り落とす。
「いひひっ……」
生きた肉を切断する手応えに笑いが止まらない。
子宮の肉を切り取られる痛みはかなりのものだろうに、芳乃はいまだ眠っている。血まみれの鉗子を膣内から引きずり出せば、鉗子の先には小指の爪ほどの肉のかけらが載っていた。
――男たちの蛮行は、その後も続く。
「……」
どれだけのことをしようと芳乃は目を覚まさないが、薬の効果が切れる時間は刻一刻と迫る……男たちは惜しみながらも芳乃の秘部から離れ、改めて壊れた芳乃の膣穴を覗き込んだ。
「いやあ、酷いもんですよ」
呟く声は満足そう。
ドライアイスによる凍傷とバーナーによる熱傷を重ね、表面の組織は完全に死んだ。白くひび割れ、場所によっては黒焦げになった粘膜は男たちによって丁寧に削ぎ落とされ、今の芳乃の女性器は肉の筒といった風合いだ。
「もう、広げてなくても奥まで丸見えですね」
最初は開いていなければ奥も見通せないほどだったのに、表面の襞が残らず奪われたことで芳乃の内奥は何もかもが見渡せるようになっていた。
ワインボトルの破裂を間近で受けた子宮口が失われているおかげで、子宮内を見るのだってたやすい。痛々しい赤色の肉の表面には無数の傷が重なって、芳乃のその場所が女性の機能を完全に失っていることは明白だ。
「そろそろ処女膜も戻るでしょうね」
主催は言って、芳乃の処女膜に目を向ける。
薬によってゴム状に大きく弛緩した貞操の証はほどなくして元の力を取り戻し、ズタズタに破壊された膣内を護るように覆うだろう。
しかし、処女膜があろうと芳乃の大切な場所はすでに暴かれた後。あの幼い一本スジの奥にある乙女の秘密は、下劣なサディストたちによって徹底的に弄ばれているのだ。
「いや、今日も良いパーティーでしたよ」
「また次も早々に開催したいものですね。次の女の子は――」
壊れた女陰を眺める男たちの興味は、早くも次のターゲットに移っている。
悪逆非道なパーティーは、この先もずっと続いていくのだった……。
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