※この作品はR-18です。

森崎駿、ふたなり深雪&ほのかと慰めえっちで連結射精   作:高牧園

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2 ほのかといちゃラブ兜合わせ

2

 

 深雪が去ってから、手を拭く暇もなくドアがノックされた。

 

「失礼しますっ!」

 

 威勢のよい声を上げて部屋に入ってきたほのかは、バトル・ボードの試合で着ていたウエットスーツ姿。

 手首足首まで包む濃紺の布地はぬめらかで、制服を着ている時も存在感が強かったバストはますます強調されている。

 

「あ……っ」

 

 部屋に入るなりほのかは立ち止まり、頬を真っ赤に染め上げる。

 

「……精子のにおい……」

 

 思わず呟くほのかは、中空に視線を向けている。

 ほのかは、森崎によって射精に導かれた深雪から呼ばれてここに来たのだ。ここで何が起きたかは分かっていただろうに、性臭の残る室内にすっかり気圧されてしまったらしい。

 

「ん……」

 

 病室に満ちるザーメン臭を嗅ぐなり、ほのかの瞳がとろんと蕩けだす。

 すると、たちまちほのかの股間が膨らみはじめる――あっという間に、ほのかのふたなりペニスと睾丸の稜線が浮き上がった。

 

(司波さんのと比べると……少し短いけど、太めだな)

 

 先ほどまで触れていた深雪のイチモツの感触を思い出しながら、森崎は考える。

 ほのかの陰茎は深雪と比べて長さは足りないが太さは十分で、体積で言うなら二人とも同程度だろう。ウエットスーツの内側では早くも先走りが滲んでいるようで、濃紺色のスーツはペニスの先端部の部分だけ色を黒くしている。

 

(……ふたなりだ)

 

 女性的な丸みを帯びた胸と尻を持ちながら、立派な陽物を持つほのかの姿に見入ってしまう。

 勃起に伴って睾丸も存在感を増していた。ウエットスーツの表面に光沢があるせいだろうか、浮き上がった二つのタマはぷりっとしていて、無性に撫で回したくなる形を示している。

 

「も、森崎君……」

 

 森崎の遠慮ない視線を浴びて、ほのかは恥ずかしそう。

 手首足首まで包むウエットスーツとはいえ、勃起した陰茎から臍の窪みまで丸出しなのだ。

 

(深雪と比べたら、私って……)

 

 さらに、森崎が先に深雪の性処理をしていたことにも気恥ずかしさを覚えてしまう。

 非の打ち所がない美を誇る深雪の身体を見た後では、自分の身体はずいぶん見劣りして映るのではないか――そんな風に気後れしてしまうほのかだが、森崎は黙って彼女に見入っている。

 

「……」

 

 絶えず向けられる熱視線に、ほのかはモジモジ身体を揺らす。

 ごくわずかな身動ぎにも、ウエットスーツに包まれたバストとペニスが揺れる。それらから目を離せない森崎を前にして、ほのかは遠慮がちに姿勢を正す。

 

「……」

 

 森崎の視線に、ゾクゾクと興奮が駆け巡る。

 

(……もっと、見られたい……)

 

 今まで抱いたこともなかった欲望が生まれて、ほのかは控えめにポーズを取る。

 前屈みになって胸を突き出せば、動きに合わせて乳房がたゆんと揺れる。愛らしい顔立ちの割に豊かな胸の膨らみは見られるだけで滾って、早くも乳頭は膨らみきっていた。

 

(こっちも……)

 

 森崎の視線を乳丘に集めてから、今度は逆に背を反らし、腰を突き出すようにする。

 当然、股間のモノが強調され――見られただけで反応するサオに含羞を覚えながらも、ほのかは確かな欲望を抱えていた。

 

「……うん……」

 

 ウエットスーツの下、身体の火照りがほのかの淫欲に輪郭を与える。

 森崎から性処理を受けることになってから、何をシたいのか――されたいのかは悩ましいところだった。しかし見られる興奮にほのかの欲望は炙り出され、この瞬間に望みはハッキリしたのだ。

 

「……森崎君」

 

 放っておけばいつまででも凝視していそうな森崎に切り出せば、森崎はハッとした表情。

 

「ど、どうしたんだ?」

「……あのね」

 

 肚を決めたほのかは、静かに森崎との距離を詰める。

 ウエットスーツの下、天を向いた男根が大きく揺れる。幹に走る太い血管の形まで分かる勃起の力強さに感じ入る森崎を前に、ほのかはわずかに背伸びして。

 

「――私、いちゃラブ強めでお願いします……!!」

 

 そんなことを囁きかける。

 

「……」

 

 森崎が思わずほのかの顔を見れば、ほのかは真剣そのものの表情。

 もとより今日は深雪とほのかの性処理をする約束でいたのだ、ほのかの希望があるなら応えるのは当然のこと。

 

「あ、ああ……」

 

 戸惑いながらも森崎が頷くと、ほのかは目を閉じてグッと顔を突き出す。

 同時にほのかの両腕が森崎の頭を支える――気付いた時には、二人の唇は重なっていた。

 

「……っん……!」

 

 唇のやわらかさを堪能するより早く、唇を割って舌が侵入してくる。

 

「!」

 

 深雪の時に感じた花の匂やかさとは違う、湿度を持った女の芳香が口いっぱいに押し寄せる。

 

「ん……っ、ん……っ……!」

 

 いちゃラブ強めで――とのオーダーが示す通り、ほのかの舌は情熱的に森崎を絡め取る。

 くちゅりと音を立てて二人の唾液が混ざり合う。戸惑いに目を見開く森崎の眼前では顔を赤らめたほのかがぎゅっと目を閉じていて、いきなりの深い口づけにほのか自身も羞じらいを覚えていることは明らかだ。

 

(……僕も、応えないとな)

 

 ずいぶん勇気を出したらしいほのかの様子に、森崎も男を見せたくなる。

 ほのかに求められるばかりだった舌を自ら差し出すと、今度はほのかの舌に口全体で吸い付いた。

 

「んぅっ……!」

 

 舌を吸われ、驚きの声を漏らすほのか。

 ほのかからすれば、自分が望んだいちゃラブプレイに森崎を付き合わせるような考えだったのだろう。まさか森崎の方から積極的なベーゼがもたらされるとは思っていなかったほのかは声を漏らしてしまうが、男根は興奮を示してビクビク暴れまわる。

 

(……良かった、喜んでるな)

 

 抱き合う森崎の下腹部に、ほのかの陰茎は当たっていた。

 森崎から舌を絡めだした途端、ウエットスーツ越しの肉棒が跳ねだしたのだ。深いキスに興奮を覚えているらしいほのかの姿は色っぽく、森崎はムラムラと情欲が湧いてくる。

 

(それに、胸が当たってる……)

 

 唇を貪り合いながらも、森崎は全身に伝わるほのかの感触が気になってたまらない。

 ほのかの乳房も陰茎も森崎に押し付けられている。ほのかの女の部分と男の部分を同時に押し付けられた森崎も情欲を募らせ、彼女の舌を舐め上げながら手を胸に迫らせてゆく。

 

「ん……っ、ふ――ぅん、……んん……っ」

 

 胸を掴む直前、薄目を開けてほのかの様子を窺う。

 

「ぅんん……っ!」

 

 きつく目を閉じたほのかはディープキスに夢中になっていて、森崎の手がバストに迫っていることにも気付いていないらしい。

 

(……触っていいのか?)

 

 今日はほのかの性処理をするのだ、ほのかが望まないことはしてはいけない。

 

(でも……いいよな、だって――)

 

 考える間も舌は蠢いている。

 森崎がほのかの舌を吸う力を緩めれば、ほのかはお返しとばかりに森崎の舌に吸い付くのだ。唇を押し付けてくるのはむしろほのかの方で、こんなに熱烈なキスを施すほのかが胸を触ったくらいで拒絶するとは思えない。

 

(……大丈夫だよな、大丈夫……)

 

 自分に言い聞かせるように思考を繰り返してしまうのは、九校戦での失態がことのほか効いているせいか。

 無用な緊張を覚えながら、森崎はゆっくりとほのかの胸に手を当てる――当然ながらほのかは拒絶せず、それどころか森崎の口腔に熱っぽい吐息を漏らすばかりだった。

 

「ん――……」

 

 うっとりと潤んだ声を上げるほのかは、わずかな身動ぎで森崎に乳を押し付ける。

 森崎の手はすぐに遠慮を忘れた。十指を開いてほのかの乳を鷲掴みにすると、深雪のバストと比べて持ち重りのする乳肉がズシリと圧を加えてくる。

 

「っん……、」

 

 ほのかの豊かなバストをどう扱ったものかと指先が戸惑った瞬間、ほのかの手が森崎の手に重なる。

 

「……ぅん……?」

 

 ほのかの手に包まれて、森崎は自分の手に力が入りすぎていたことに気付く。

 指先が弛緩すると、手の前面がほのかの胸の膨らみに沿った。乳房を揉む時のダイナミックな動きが失われた代わりに胸の表面――ウエットスーツの質感とほのかの体温が強く伝わってきて、森崎はそれだけのことに心臓を跳ねさせる。

 

「……ん……」

 

 依然として唇は重ねたまま、ほのかのリードを受けて乳をさする。

 深雪のコスチュームとは違い、ほのかが纏うウエットスーツには繊維の質感は薄い。

 スイムウェア特有の質感はどことなく冷ややかな印象なのに、その下にあるほのかの膚はこれ以上ないほど火照っている。

 じっとりした熱を確かめさせるようなほのかの手が求めるまま、森崎は何度も何度も彼女の乳肉を撫でさする。

 

「ふ――ぅ、んん……」

 

 やさしい手つきに合わせ、舌の動きもネットリとした粘稠さを帯びる。

 口内の神経を解きほぐすようなやわらかな動きが、二人の興奮を静かに高めてゆく――うっとりと目を細めるほのかの手は森崎の手を下乳へと導く。

 

(……重い……)

 

 下から乳房を掬い上げるように触れば、確かな重量感が伝わる。

 存在感あるバストは火照り、勃起した乳首がカリカリと森崎の胸板をくすぐる。ほのかは森崎の手を取って何度も乳肉を持ち上げさせたかと思うと、今度は彼の手を更に下へと誘う。

 

「ん……?」

 

 ほのかの意図が読めず疑問の声を漏らしながら、彼女に従って手を下へ向ける森崎。

 腰の稜線はさらりと撫で下ろされ――お腹を触られることを忌避したらしい――、ほのかは森崎の手を股間へと連れて行った。

 

「!」

 

 乳房に触れたばかりの手には、陽物が驚くほど硬く感じられる。

 あまりの硬さに森崎の手がビクリと動きを止めてしまう。

 

「……ん、……ぅ……?」

 

 すると、森崎の反応にほのかは不安そうな声を上げ、彼の手から手を離してしまう。

 

(――あ……)

 

 同時にほのかの舌が引っ込みはじめて、森崎は慌ててほのかの舌を舌で追う。

 すぐに舌の結合は戻った。絡み合う舌をゆっくりと動かせば、お互いから分泌された唾液が混ざり合い、何とも言えないエロティックな香りを醸し出す。

 

(……そうだよな)

 

 口内を淫らに絡ませながらも、森崎は静かに考える。

 

(光井さんも心配か)

 

 森崎の頭の中にあるのは、ほのかの胸に触れる前に抱えた逡巡。

 彼がほのかの豊かなバストに触れて良いかと心配になったように、ほのかだって森崎にペニスを触らせることに心配を覚えたのかもしれない――そう思い至った瞬間、森崎の心はクリアに澄んでゆく。

 

(……大丈夫だ)

 

 湧き上がる気持ちは、年頃の青年らしい騎士道精神か、それとも人を護ることに長けた森崎一門の長男としての自負か。

 

「ん……」

 

 森崎は、改めてほのかの唇に吸い付く。

 

「うんっ……!」

 

 退きかけた舌を吸うと同時に、陰茎を握り込んだ。

 

「っ……!!」

 

 手のひらに載せられた下乳もかなりのボリュームだが、ペニスの存在感も立派なものだ。

 

「、っんん……」

 

 舌を絡め合いながら、とっくに先走りまみれになった男根を掴む。

 

「ぅんんっ……!」

 

 胸を撫でる時とは違う力強さに声を上げてしまうほのか。

 森崎の手は、ほのかの男性器全体の輪郭を確かめるように包み込んでいた。

 乳房と同じく幹の重量感もかなりのものだ。強めに握り込むとビクンと反応するところが可愛らしく、森崎は少しばかりペースを上げてほのかのモノをしごいてみせる。

 

「は――ぁう、うっ……!!」

 

 手淫の歓びに唇が離れた一瞬、どちらのものともつかない唾液が滴る。

 

「あ、ご、ごめ――んん……っ!」

 

 わたわたと謝りかけたほのかの唇を塞いで、森崎はもう一度ディープキスを。

 

「んん……」

 

 ほのかの瞳は再び蕩け、森崎に全てを委ねるように口を開く。

 垂れた唾液はウエットスーツの下腹部に落ちていた。森崎は指で唾液を拭い取ると、濡れた指先でほのかの亀頭をつまみ上げる。

 

「んくぅっ……!」

 

 甘い悲鳴を上げかけるほのかの魔羅をそっと包んで、手はゆっくりと下方向へ。

 裏筋を伝い進む指先は睾丸に至る。茎胴をまさぐった時よりも慎重な手つきがくすぐったいのかほのかはわずかに腰を揺らすが、森崎の手を拒む様子は一切ない。

 

「ふ……ぅん、んっ……」

 

 それどころか、次はどんな愛撫がもたらされるのかと期待して甘ったるい声を漏らす始末。

 ほのかの期待に応え、森崎は彼女の睾丸に触れる――ほのかのウエットスーツ姿を見た時の印象通りに陰嚢はプリッと瑞々しくすらあって、森崎は愛でるように睾丸を撫で始める。

 

「~~っ……!」

 

 くすぐったさと紙一重の快楽に襲われ、身悶えが止まらないほのか。

 

「んぅっ……、ふ、ぅん……っ!」

 

 吐息が色づき、昂奮が唇や舌先からも伝わってくる。

 ほのかの手は森崎を導くのをやめ、もどかしそうに彼の腰に添えられていた。

 抱きしめると言うにはほのかの手つきは控えめだ。何かに遠慮した様子のほのかに対し、森崎の手つきはどんどん遠慮をなくし、大胆に、そして妖艶になっていく。

 

「んぅう……っ!」

 

 ウエットスーツ越しに二つのタマの継ぎ目をなぞられ、たまらないと声を漏らすほのか。

 吐息が、もどかしそうに腰をなぞるほのかの手が、次に何を望んでいるかを告げている。

 

(そろそろ、サオの方もかな)

 

 察しの良さは、流石の一科生と言うべきか。

 森崎はほのかが望む通りに指を滑らせ、ほのかのペニスの付け根に指を巻き付ける。

 二本指で作った輪は半円形。太幹の半分だけを軽くしごいてやれば、ほのかの下半身にはたまらない淫熱が走ることだろう。

 

「ん――ふ、ぅん、っんぅう……!」

 

 ピクンピクンと腰を跳ねさせるほのかは、たまらないとばかりに頭も振り立てる。

 

「んぅ……っ」

 

 重ねた唇の内側、舌は緊密に絡み合っているのだ。そんな状態でほのかが首を振ったせいで森崎の頭も傾いでしまうが、その程度のことで触れ合った身体が離れることはない。

 

「……んッ、く……う……」

 

 ほのかに振り回される森崎が息を乱すと、ほのかはハッとして。

 

「ん……」

 

 森崎の唇に吸い付いて、彼の腰だめをしっかり掴み直す。

 抱きしめると言うには控えめな接触だが、密着感は強まった。ほのかの乳肉が胸板で潰れるやわらかな圧迫感に誘われて、森崎はペニスを握る手に力を入れ直す。

 

(そうだ、さっき司波さんにやったみたいに――)

 

 ふと閃いて、亀頭を指でカリカリと責め始める。

 

「んく――ぅんっ……!」

 

 瞬間、ほのかの反応は鮮やかだ。

 ヒップに強く力を入れて小さく飛び上がったほのかは、一瞬とはいえ浮いたかもしれない。

 

「んっ……んぅ、っう……!」

 

 嗜好を鈍らせるような忙しない責めに、ほのかは頭の中まで引っ掻き回された気分。

 強い快楽に目を瞬かせるほのかだが、依然として二人は深いくちづけで繋がっている――頭いっぱいに響き渡る唾液の音に身体はぐずぐずに蕩けて、理性の限界を超えそうな多幸感がほのかを襲う。

 

「んぅうう……っ!!」

 

 声を上げようにも、舌を吸われてそれすらままならないほのか。

 森崎の腰に添えられた手に力が入る。裏スジのあたりを重点的に弄ばれると特に効くらしく、ほのかの身悶えは激しく変わっていく。

 

「ぇうっ……んん、んぇっ……!」

 

 ほのかは眉を寄せ、時おり目を見開きながら身を震わせる。

 それでも唇を離そうとはせず、それどころかもっと深い結合を求めて舌を突き出す。

 

「んぅううっ……!!」

 

 森崎とのディープキスに夢中になるほのかは、あまりの快楽に腰砕けになっていた。

 

「ふぅう……っ、んぅ……っ、んんぅうっ……!!」

 

 張りつめた怒張をこすり上げられるたびに背中は震え、ウエットスーツに包まれた首までもが真っ赤。

 開いた唇の隙間からは森崎とほのかの舌が見え隠れする。テラテラと艶めかしい輝きを帯びる口唇からは絶えず唾液が溢れて、ほのかの唇の端から垂れてしまうほどだ。

 

「あぅ……」

 

 口内から溢れた唾液が垂れて、ほのかの顎を伝う。

 拭いたくても、ほのかは森崎の腰から手を離せない――そして森崎もほのかの股間の愛撫に忙しくて、唾液は垂れるままに二人の胸元に落ちてしまう。

 

「んぅうっ……」

 

 森崎の制服の胸元に落ちた唾液を見て、溜息を漏らすほのか。

 濡れて当たり前のウエットスーツを着ているほのかとは違い、森崎は着込んだ制服姿。皺ひとつないワイシャツやネクタイに唾液の粒が落ちたことに淡い罪悪感を覚えるほのかだが、森崎に亀頭をひと擦りされただけで思考は蒸発してしまう。

 

「ぇあ――」

 

 蕩けるような唇の快楽に、亀頭を責められる恍惚とした感覚が続く。

 森崎の絶妙な手さばきがほのかの淫悦を高める。慈しむように先端を撫でられると、胸いっぱいに甘い歓びが広がる。

 

(これ……嬉しい、もっと――)

 

 望んだ通りのいちゃラブプレイにほのかは昂奮が収まらない様子。

 爪先立ちになって森崎に顔を寄せながら、ウエットスーツに包まれた豊満なバストを押し付ける。

 

「ん……ぅん、んん……」

 

 二人の前面はこれ以上ないほど触れ合っているのに物足りないようで、ほのかは何度も何度も身体をひねり、繰り返し森崎に身体を押し付ける。

 まるで、よく懐いた犬が体を擦り寄せるような行為で実に微笑ましい――しかし、淫欲に支配された今の森崎には愛らしさよりもいやらしさの方が強く感じられて、サオをしごく手にも力が入ってしまう。

 

「っんんん……!!」

 

 幹の付け根を強くこすってやると、ほのかの体のうねりが止まった。

 

(ここも気持ち良いのか……敏感だな)

 

 何をされても素直な反応を示すほのかにより強い快感を与えようと、森崎は亀頭を撫で回す手にも力を加える。

 

「んぅううっ……!!」

 

 カウパーが止まらないペニスの先に手のひらの真ん中を当てて、手首を軽く捻ることで先端部への刺激を加える。

 

「っん、ん……!! んんっ、んんっ……!!」

 

 ほのかの反応は面白いように変わって、今度は断続的に跳ね上がりだす。

 押し寄せる美悦にされるがままのほのかは、もはや自分の身体の制御を失っている。

 

「ん、ふ……ぅう……っ!! ぅうんっ、んんぅううっ……!!」

 

 不格好で淫靡なダンスを踊るように腰をくねらせるほのかの膝は笑いっぱなし。

 激しい痙攣が続くせいで口づけもままならない。森崎はほのかの口を吸って彼女を支えようとするも、ペニスをさする手を止めないせいでほのかは膝から崩れ落ちてしまう。

 

「ぇあっ――」

 

 二人の唇が離れる。

 ほのかの瞳はぼうっと焦点が曖昧で、自分が後ろ向きに倒れかけたことに気付いているかも分からない。

 

 ――ぶるん、と揺れる乳房とペニスがスローモーションで映る。

 このままではほのかは後頭部を打って後ろに倒れてしまう――とっさに森崎は手を伸ばし、乳肉の割に引き締まった腰を抱き寄せる。

 

「っ光井さん!」

 

 何とかしてほのかを抱きとめる。

 床に膝をつく森崎は、ほのかをお姫様抱っこする途中のよう。半端な格好で抱き寄せられたほのかはしばらく森崎を見上げていたが、ボッと顔を赤らめると、今さら恥ずかしそうに身を縮める。

 

「あ……」

 

 恋する乙女のようにモジモジし始めるほのかだが、肉棒は依然としていきり勃ったまま。

 愛撫が途中で止まったせいで、男根は物足りなそうにピクピク動いている。依然として情欲の炎が尽きないというのに羞じらうほのかの瞳は物欲しそうで、森崎は彼女の視線を浴びながら室内に視線を向ける。

 

(立ったままは危ないよな)

 

 ウエットスーツに包まれた足元はまだわなないていた。

 腰が抜けてしまったのだろうか、ほのかは森崎に体重を預けていて、立ち上がれるようになる頃には淫欲の火は消えてしまうだろう――ならば、と森崎はほのかを抱えたまま立ち上がって。

 

「続きはベッドでしよう」

 

 提案して、ほのかをベッドに連れていく。

 

「う、うん……」

 

 ほのかも内心ではそうしたいと思っていたのか、しおらしく頷いて森崎に連れられるままベッドへ。

 二人とも体格が良いわけではないものの、シングルベッドは二人で使うには手狭だ。必然的に二人は身を寄せ合うこととなり、ベッドの上で抱き合う森崎とほのかは互いの身体に手を伸ばす。

 

「……ん……」

 

 遠慮がちに、森崎の胸板を撫でるほのか。

 森崎も同じように、ほのかの胸元に手を当てる。

 森崎の方を向いて横向きに寝るほのかのバストは、重力によってわずかに流れている。それでも前方向に突き出る形の乳房は森崎を誘っているかのようで、ウエットスーツ越しにくっきりと浮かんだ勃起乳首が蠱惑的だ。

 

「……触るよ」

「うん……」

 

 すでに胸には触れていた手を、ゆっくりと沈めていく。

 森崎の手を受け止めたバストはやんわりと潰れ、胸の谷間が濃くなった。着衣なこともあってなめらかさが強調された乳肉を撫で回すにつれほのかの興奮も高まり、彼女もおずおずと手を伸ばす。

 

「触っても……いい?」

 

 遠慮がちに言うほのかの手は、森崎のペニスのそばで止まっていた。

 制服のズボンの前はテントを張っていた。深雪に続いてほのかの性処理まで担う森崎はこれまでにないほど勃起し、下着とズボンを貫通してカウパーのシミは広がっている。

 今日は彼女たちのふたなりペニスのための行為で、森崎自身が快楽を得るのは本来の目的ではない。

 

「……触りたいの」

 

 しかし、ほのかは性欲と好奇心に目を爛々と輝かせ、早く森崎のモノを触りたいとばかりに手をさまよわせている。

 ほのかの手と森崎の股間の距離はわずか数センチ。すでにほのかの手に怒張の熱は届いており、手のひらを炙られるほのかは心拍を速めている。

 

(……)

 

 横向きに寝る姿勢でほのかと向き合う森崎にも、彼女の拍動は伝わっていた。

 駆け足しているかのような脈にほのかの緊張が伝わる――そんな彼女のためにも、森崎は大きく頷いてズボンの金具に手をかける。

 

「ああ」

 

 ベルトが外れ、下着があらわになる。

 

「!!」

 

 何の変哲もないグレーのトランクスを見ただけでほのかは息を呑み、間近で構えていた手を下着へ。

 

「っ、」

 

 陰茎を掴まれる――と思う森崎だが、ほのかの手はトランクスの腰にあるゴムを引っ張り。

 勢いよく下着をずり下げにかかったのだ。

 

「――な……!?」

 

 それに驚いたのは森崎の方。

 彼は股間からサオだけを引っ張り出すつもりでいたのだ。まさか下半身の布を全て下ろされるとは思ってもいなかった森崎の戸惑いは強いが、彼の股間を前にしたほのかはもう止まらない。

 

「あ――すごい、……これが……!!」

 

 森崎の男性自身を前にして、ほのかはこれまで以上にサオを硬くする。

 ガチガチに張りつめた陰茎と、その下で息づく睾丸。それらを目に焼き付けようとほのかは目を見開き、さっそく魔羅の付け根に手を伸ばす。

 

「っ……!」

 

 瞬間、森崎の下半身で快楽が爆ぜた。

 

「、っあ……」

 

 深雪がこの部屋に来てからずっと性的な興奮を得ていた森崎は、付け根どころか睾丸まで濡れるほどカウパーを垂らしていた。 ほのかと同じくらい敏感になった部分に彼女の手が触れたのだ、快感は言葉にできないほどで、森崎も淫情を募らせる。

 

「ふ……っ……!」

 

 そして、ほのかの陰茎を握り込む。

 

「んぅうっ!」

 

 ほのかの手つきを真似た森崎に、ほのかはビクンと背中をしならせる。

 

「っは……あぁっ、あ……!」

「く……うぅ、うあっ……!」

 

 付け根に指を巻き付け、まずはスローペースでしごきだす。

 

「んぅう……っ……!」

 

 ほのかも森崎も、陰茎はすっかり先走りまみれ。

 指を動かすたびにヌコヌコと湿った音が響くのも二人の淫情に火を灯す。はあっと甘い吐息を吐いたほのかの身体は熱くて、先ほどの比ではないほど汗をかいているらしい。

 

「ぁう……、っん……ぅうんっ……」

 

 悩ましい吐息を漏らすほのかは、しかし森崎のイチモツから手を離すつもりはないらしい。

 女性的な手に包まれた自分の陰茎を前にするだけで、森崎は理性が揺らぐほどの興奮を覚えてしまう。

 

「っふ……っふ……っふ……!」

 

 短い息を吐きながら、ほのかのモノと自分のモノを交互に見やる。

 ほのかの陰茎をしごけばしごくほど、鈴口からは透明な汁がぷっくり膨らんで溢れ出る。

 

「ぁうんっ……んぁあっ……!」

 

 垂れた粘液のいくばくかは森崎の手に滴り、またいくばくかはベッドのシーツに吸い込まれる。

 森崎のペニスも同じようにしてカウパー氏腺液を垂らす。ベッドに向き合って横たわる二人の間には早くも大きなシミが広がっていて、無為に滴った液体の多さが窺い知れる。

 

(……これって、何か――)

 

 ベッドシーツに吸われた先走り汁が妙にもったいなく感じられるのはなぜなのか。

 

「…………」

 

 しばし股間に目を向けていた森崎が視線を上げると、ほのかと目が合う。

 

「……」

 

 視線を交わすだけで、ほのかも同じ考えなことが感じ取れた。

 

「ん……」

 

 先に動いたのはほのかだった。

 ほのかは横向き姿勢のまま森崎ににじり寄る――心なしか腰を突き出したほのかのペニスの先に触れた瞬間。

 

「ッ――!!」

 

 これまで以上の快楽電流が二人を襲った。

 

「――っは、あ……!!」

「あぁあっ……!!」

 

 本能的に、これこそが求めていたものだと理解する。

 ほのかはほんの一瞬前まであった慎重さをかなぐり捨てて森崎に飛びつく。

 

「んん……!」

 

 ギッ、とベッドフレームが軋む。

 勢いよく飛びかかった拍子に、ほのかは森崎の上に乗っていた。

 

「っは……! ――っ……!!」

 

 森崎を見下ろすほのかの顔は赤らみ、性の歓びを満開に花開かせている。

 むわっと香る女の子の甘い香りは脳髄を痺れさせる猛毒。フェロモンを纏ったほのかが森崎の上半身に覆いかぶされば、勃起乳首もろとも乳房が密着する。

 

「っは……ん、――」

 

 二人の勃起ペニスはぴったりと重なっている。

 もう、我慢汁はベッドシーツに一滴も落ちない。ほのかの先端部から溢れた透明な液体は残らず森崎の亀頭に落ち、呼応するように森崎がカウパーを滴らせれば竿を伝って股間に溜まる。ベッドの上の湿度はあまりに高く、粘つく水音がそれに拍車をかけた。

 

「ん――」

 

 至近距離でほのかと目が合う。

 整った顔立ちがこんな近距離にあると思うだけで顔が熱くなる。

 

「……ふふっ」

 

 顔が近づいた途端赤面しだした森崎がほのかにはどう見えたのだろう、ほのかは薄く微笑んで、じっと森崎を見つめている。

 

「――」

 

 バラ色に染まった頬に、潤んだ瞳。

 そして、森崎とほのか、どちらのものともつかない唾液に濡れた唇――そのどれもがコケティッシュな魅力をたたえ、教室で見るほのかとはまったく違う印象をもたらす。

 

「んっ――」

 

 不意にほのかが動いた。

 唇に何度目かのやわらかな感触が降ってきたかと思えば、森崎の唇は、舌は、口腔はたちまちほのかに支配されていた。

 

「んう……っ!」

 

 貪るような激しいキスだ。

 

「ふ――ん、んん……んんんっ……」

 

 遠慮はなりをひそめ、今のほのかは我欲のために森崎の全身を味わおうとしている。

 頭は左右から掴まれていた。首を動かそうにもほのかの手の力は思った以上に強く、振りほどくにはかなり苦労するだろう。

 

(こんな……全身、食われるみたいに……)

 

 女子にマウントポジションを取られ、しかも一方的なキスを受けているのだ。

 どことなく恥辱的な行為だというのに、森崎の陰茎はますます力を持ってしまう――もしや自分にはマゾの気があったのかと疑念がよぎるも、そんな疑問ごとほのかの舌に絡め取られてしまう。

 

「ふ……ゥう……っ!」

 

 苦しげな声が漏れるも、この息苦しさすら今は快楽だ。

 理性のタガが外れたか、ほのかは森崎の舌を強く吸って己の口腔へ導き、れろれろと舐め上げる。ほのかの中に侵入したのは森崎の方なのに犯されているのも森崎の方で、行為の主導権を握られた悦びが股間の疼きに変わる。

 

「んぐっ……ぅ、くうっ……!!」

「んん……――っふ……ふぅう……っ……!!」

 

 荒い息を吐くばかりとなったほのかはまるで肉食獣だ。

 初めて唇を重ねた時はぎゅっときつく目を閉じていたはずなのに、今のほのかはギラギラと輝く瞳を森崎に向けたまま。

 

「んふっ……ふ、ぅん……んんぅうっ……」

 

 しかし、瞳は三日月型に笑みを浮かべて余裕たっぷり。

 初めてここに来た時とは大違いの妖艶さが森崎の心をかき乱す。男なら誰もが見惚れるほどの淫猥な表情を浮かべるほのかは音高く森崎の唇を吸い、口腔内をぐるりと舐め回したかと思うと舌を絡め取って好き勝手に弄ぶ。

 

「ん、ぐっ……ぅぐ、ううう……っ!」

 

 森崎も少しは反撃しようとするが、ほのかの舌使いにたやすくいなされてしまう。

 ほのかがかなりの実力者であることは分かっていたものの、まさかキスのテクニックでも上回られるとは思わなかった森崎の動揺は強い。リードできないことは悔しいのにリードされるのが嬉しくてたまらず、相反する感情を抱えても森崎はペニスをピクつかせることしかできないのだ。

 

「んぅ……っぐ、っふ――うう……!!」

 

 そして、余念ないベーゼの最中もほのかの身体は森崎に押し付けられている。

 むっちりと柔らかいバストはどちらも森崎の胸の上。女子の中では背が高くプロポーションにも優れたほのかの身体は好ましい重量感を持ち、とりわけ乳房の重みが強く伝わってくる。

 

「ふ――っ……!! ぅふうっ……!!」

 

 年頃の男なら誰もが意識してしまう胸の膨らみが惜しげもなく押し付けられているのだ。

 視線をわずかに舌へ向けると、縦にひしゃげた乳丘のうわべが視界に飛び込む。

 この短い間に何度ほのかの乳肉を見ただろう。何度見ても柔らかそうなバストは男の本能に訴えかけるものがあり、たまらない興奮を覚えた森崎はほのかに向けて腰を突き上げる。

 

「――っんふ……!」

 

 不意打ちに近い森崎の腰使いを、しかしほのかは当然のように受け止める。

 濡れた竿がぶつかり合うだけで痺れるような快美が下半身を突き抜けた。ほのかは激しいキスの間も腰をくねらせ、カウパーに濡れた亀頭同士をこすりつける。

 

「ん……っ、んぅ……んんっ……」

 

 甘い吐息を漏らすほのかに負けじと、森崎も腰を突き出す。

 

「くぅっ……んん……っ……!」

 

 二人の腰の突き出しが一致した瞬間、亀頭が強く触れ合って快美が爆ぜる。

 森崎は呻き、ほのかはウットリと目を細める――余裕ありげな態度を崩さないほのかだが、しとどに濡れた肉棒は限界が近づいているようだった。

 

(光井さんのチンコ、すごい熱いな……)

 

 太幹は火を噴いたように熱く、肉傘は限界まで広がっている。

 カウパーは止まらず、急かすような腰の動きからもほのかの下半身に限界が近いことは明らかだ。

 

「んんぅっ……んぅっ、ふぅう……っ!」

 

 そう考えると、ほのかが急き立てられるように唇を貪る理由も分かる気がした。

 射精が間近に迫った多幸感を余すところなく味わいたいのだろう。目を開き、森崎の顔を凝視しながら口唇と腰を交わすほのかはいつまでも快感を求めていたが、ついに身体は限界に迫る。

 

「――っんん……!」

 

 余裕のある笑みをたたえていた顔が苦しそうに歪む。

 肉竿もこれ以上ないほど張りつめ、中のものを吐き出したくてたまらない様子。

 

「んぇ、っあ……」

 

 ほのかはまだまだ森崎の身体を味わっていたいのだろう、舌と腰を止めて小休憩を入れようとするのに、跳ね回るペニスは勝手に森崎のモノにすり寄るのだ。

 

「っん……!」

 

 そして、森崎も攻勢に打って出る。

 ほのかの舌を吸って自分の口内に引き込み、ハイピッチで腰を突き上げる。

 

「ンぅ!」

 

 下半身でぬぢゅっと水音が響いたかと思えば森崎の亀頭がほのかの裏筋を突いた。これまでとは違う快感にほのかが瞠目した瞬間、森崎はほのかの乳肉を思いきり揉みこむ。

 

「――!!」

 

 唇、胸、陰茎――全身の性感帯すべてを刺激された瞬間、ほのかは頭が真っ白になって。

 

「ん――っふ、ぅ、ぅううう……!!」

 

 重ねた唇からくぐもった声を上げると同時に、大量のザーメンを撒き散らしていた。

 

「ん……!!」

 

 ウエットスーツの布地を突き抜けた白濁が二人の身体を濡らす。

 暴れ狂うペニスが森崎のモノに直に精子を注ぐ。勢いよく放たれたザーメンは下半身どころか森崎やほのかの胸元まで散って、ほのかの乳を掴む森崎の手にも白いしずくが飛んでくる。

 

「んっ……んん……!!」

 

 エクスタシーの瞬間も、二人の唇は離れなかった。

 恍惚の瞬間を迎えて動けずにいるほのかに変わって、森崎は彼女の舌を貪っていた。

 吐き出される息を吸い取るたび、森崎の身体の奥に淫情が灯る。もしもほのかへの性処理――性奉仕の建て付けがなかったら、森崎もこの瞬間に射精してしまっていたことだろう。

 

(でも、まだ……)

 

 少し力を抜けば自分も一番の快楽を得られると分かりながら、森崎は全身に力を込める。

 ほのかに、最高の瞬間を少しでも長く味わわせたい――それこそが今の森崎にとっては何よりの悦びで、彼は徹底的にほのかの性感帯を刺激し続ける。

 

「んふ……ぅうっ!! ぅううんっ!!」

 

 果たして、ほのかのエクスタシーは長く続いた。

 喜悦の声を上げながら身体を悶えさせるたびに新たな刺激が加わるのだ。ほのかが喘いで全身をくねらせるたびに白い液体を吐き出し続ける。

 

「んふううぅっ……ぅうんっ、んぅっ!!」

 

 重なった股間から、ほのかの睾丸が震えるのが感じ取れた。

 青々とした精臭は、深雪のザーメンの香りを打ち消すほど濃く漂う。延々とスペルマを吐き続けるほのかは止まらない絶頂感に打ち震え、森崎の上で総身をしならせる。

 

「――ッんんぅうう……!!」

 

 森崎と繋がった口から嬌声を吐き出す。

 喉が嗄れかけた時、ようやくほのかの精子が尽きた――それでも続く法悦にほのかは背を反らしたかと思うと、ガクリと全身から力を抜いて森崎にのしかかる。

 

「……っぷは……!」

 

 虚脱状態のほのかと唇が離れて、森崎は大きく息継ぎ。

 いくら呼吸をしても、口内に纏わりつくほのかの甘ったるい香りは消えない……そのことに惚けてしまいそうな森崎だが、努めて意識を強く保ってほのかの様子を窺い見る。

 

「光井さん?」

「……んぁ……」

 

 呼びかけると、ぼうっとした声が返ってくる。

 顔を見れば、ほのかは目を潤ませて射精の余韻に浸っている。顔は真っ赤になって、身体はくたりと力が抜けてはいるがまだ勃起は続いていた。

 

(……すごいな)

 

 依然として硬いモノが当たる股間に視線をやれば、下半身のドロドロっぷりは目を瞠るほどの有様だった。

 二人のカウパー汁が塗り広げられたほのかのウエットスーツは臍から下がほとんど黒色に染まっていて、そのうえに白い液体がべっとりこびりついている。

 濃い汁が大量に出たのだろう、ほとんど不透明なゲル状の液体は、ほのかが森崎に覆いかぶさっても垂れ落ちる様子もない。ぬらぬらした妖しい輝きは森崎の下半身にもかかっており、むき出しの肉槍は全体が白くコーティングされていかにも淫らだ。

 

(こんなに出たのか……)

 

 初めて見るほど大量の精液に、改めてふたなり女子の持つ性欲の凄まじさを思い知る。

 何より驚くべきことに、これだけの射精をしておきながら、ほのかのペニスはまだガチガチに硬いのだ。

 跳ね続けるサオは物足りないと言いたげで、イチモツを見つめる森崎に気付いたほのかは再び顔を寄せる――二人の唇が重なる寸前、不意に病室のドアが開いた。

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