若里春名はヤリチン♡どこの誰でも喰っちゃいます♡ 作:高牧園
1
遅い時間だというのに、工事現場は煌々と照らされている。
夏至が近づいた今日は、日が落ちても昼間の熱気が残っていた。春名も警備バイトが終わると早々に長袖の制服を脱ぎ去り、今は私服の黒Tシャツにズボンというラフな格好だ。
――軽装になっても汗が滲むのは、暑さのせいだけではない。
「……」
工事現場のすぐそこにあるプレハブ事務所の裏手。
春名のそばには、一人の女が立っている。
(オレ、根尾さんと……)
彼女――根尾倫子(ねお・みちこ)は、春名の母よりいくらか年上だろうか。
この工事現場は、彼女が夫と住む家を新たに建てるためのもの。仕立ての良いブラウスとスカート姿で工事現場に差し入れを持ってくる彼女はいかにも有閑マダムといった雰囲気だ。
春名にとって、差し入れにドーナツを買ってきてくれる倫子は好ましい知り合いだった。
しかし倫子にとって春名はそれだけではないようで、今日、彼女は春名に現金を握らせてこう囁いたのだ。
――私とエッチ、してみない? お金なら出すからぁ――
誘われたのは、バイトを上がった直後のこと。
いつものように倫子から差し入れのドーナツを受け取り、食べながらお喋りをして――どういう流れだったか、倫子は春名をそう誘ったのだ。
(初めてだもんな)
特に気持ちがあるわけでもない倫子と初体験をすることに、思うところはある。
しかし、渡された金はすでに春名のポケットの中。倫子は年上で決して美人とは言えない顔立ちだが、襟ぐりの広いワンピースから覗く谷間は豊かで、見ているとムラムラと欲求が沸いてくるのも事実だ。
「……ホントに、ここでするんですか?」
尋ねる春名は、そわそわと周囲に視線を向ける。
二人が立っているのはプレハブ事務所と隣家の塀の中間地点。事務所の壁と塀が遮蔽物となって二人の姿はほとんど見えないはずだが、プレハブ事務所にはまだ明かりが点いていて、中で数名の作業員が事務仕事をしているのだ。
そもそもここは屋外。車通りはゼロではなく、誰かに見つかる可能性もある――だというのに、倫子は平気な顔でミモレ丈のスカートをたくし上げる。
「意外とバレないものよ? グズグズしてる方が危ないんだから、早くシましょ?」
ただでさえ細い目を細めて笑む倫子は、せかせかと紫色のショーツを足から抜き取る。
「あ――」
あらわになった女の場所を前に、春名の目は釘付けだ。
同級生女子のような瑞々しさはないが、陰毛は短めに整えられ、あらわなラビアが官能的だ。
「……すげえ……」
艶めかしい秘部を前にして、春名の股間が熱を持つ。
服の上からでもハッキリ分かるほど勃起した瞬間、倫子の手が春名の下半身へ向けられる。
あっと思った時には、春名のズボンの前は開き、剛直が引っ張り出されていた。
「あらぁ、思った以上ね」
街灯の明かりは力を弱めながらも二人の元まで届いている。
上向きの亀頭はテカテカとツヤを帯び、倫子の手の中で昂奮に跳ねる。倫子は片手で春名のペニスを撫でながらもう片方の手で自分の割れ目を広げ、女の暗がりを見せつける。
「――」
複雑な襞の真ん中に、黒々とした穴がひとつ。
(あれが――)
膣穴に気付いた春名のサオがピクッと跳ねる――倫子に誘われて春名は彼女との距離を詰め、自ら膣穴に先端をあてがった。
「……あ、」
自分の手とはまるで違う質感がやんわりと広がる。
春名を誘った倫子はすでに欲情して、秘所をしっとりと潤ませていた。粘膜が触れ合えば腰は止まらず、春名は倫子の中に己を沈める。
「――すげ……」
生暖かいものに包まれる初めての感覚が春名を襲う。
コンドームは使っていない。倫子の粘膜は確かに春名を受け止め、細やかに脈打つサオの表面に吸い付いている。
「ん……挿入ってる……♡」
倫子はウットリと呟いて、春名の腰に手を添える。
Tシャツの内側に潜り込んだ手は春名の下腹部を撫で回していた。
下半身からの刺激に力が入ってしまったのだろう、六つに割れた腹筋はいつもよりくっきりと浮き上がっている。
「若い子は身体がキレイよねぇ……んふ、引き締まってて素敵ぃ……」
陶然として春名の腹を撫で回す倫子の正面、春名は腟粘膜の快感を味わうので精一杯。
「っあ……中、すっげえ……ッ」
何の抵抗もなく春名を付け根まで呑み込んだヴァギナは、くねくねと躍るように蠢いている。
ヌメヌメとした温かい粘膜に男根を抱かれ、気持ち良さと同時に奇妙な安心感も覚えていた。間近に迫った倫子の顔も妙に官能的に見えて、ブラウスを内側から押し上げる豊かな胸元が気になって仕方ない。
「……んふ、おっぱい触る♡?」
「さ、触る……!」
一も二もなく頷く春名の前、ブラウスの前をはだける倫子。
「あ……!」
外なのにブラジャー姿になった倫子を前に、いけないことをしている実感が強くなる。
刺繍が広がる紫色のブラジャーは毒蛾のよう。谷間をあらわにした倫子を前に春名はもう一度周囲を窺った時、膣肉がぎゅっと締まった。
「ぉ゛う……っ♡!?」
「もう、私だけ見るのよ?」
子どもに言い聞かせるような口調の倫子が膣を締めたらしい。
「あ……っ♡ う、う……っ♡!」
茎胴を締め上げられた春名はブンブンと頷きながら、不器用にブラジャーの胸元をまさぐる。
初めて触るブラジャーは思ったよりガサガサして硬かったが、見かねた倫子がブラジャーのホックを外すと、中にはまろやかな乳肉が詰まっていた。
「デカ……っ♡」
乳房の下部分に手を半分近く喰われて、思わずそんな声が出てしまう。
見た目からイメージした以上に重たい乳房はまろやかで、今にも溶け落ちてしまいそう。思わずカスタードクリームをぱんぱんに詰めたドーナツを連想しながら、春名は夢中になって乳を揉みしだく。
「んふ、男の子って本当におっぱい好きよねぇ♡」
春名の初々しい反応に気を良くして、倫子は春名の腹から胸を撫で回す。
「ねぇ、そろそろ動いて♡ 若い男の子のオチンチン、もっと味わわせて♡」
「……ッ、……♡!」
倫子の誘いに乗って、春名はおずおずと腰を突き出す。
ピストンも初めてだが、股間全体に広がる快楽信号がやり方を教えてくれた。
「あ……っ♡!」
腰を前に出すと、倫子の背中はプレハブ事務所の壁に押し付けられる形。
「っ、やべ――」
プレハブの薄い壁が軋んで、中にいる作業員に気付かれるのではないか――そんな不安がもたげて腰を引きかける春名に、倫子は腕を絡ませる。
「私のこと、支えてて……それなら大丈夫だから、ね♡?」
抱きつく倫子の乳房が春名の胸板を潰した。
「……ッ……!!」
成熟した豊かなバストの先端も大きく、コリッと硬い感触が胸に当たるだけで興奮は強い。
抱きつく倫子の尻を掴んで持ち上げると、春名の全身に筋肉が浮き上がる――密着した倫子にもそれが感じられたようで、ああ、と溜息をついた倫子の膣がますます締まる。
「あ……っく……♡♡」
「ゆっくり腰動かしてみて、ね♡」
倫子に促され、もう一度ゆるく出し入れを始めてみる。
「ッやべ……♡♡」
小刻みなピストンに反応する膣粘膜が、春名の下半身を滾らせる。
暗がりでも分かるほど顔を赤くした春名の往復に合わせて、倫子は膣に力を入れてペニスを締める。深く繋がったタイミングでここ一番の強い締め付けを加えれば、春名はブルっと腰を震わせて。
「――それ、すぐ出そう……ッ♡!」
「ガマンしないで……いつでも中に出していいのよ……♡」
囁く倫子の吐息を耳に受けるも、春名は下腹に力を入れて射精を堪える。
射精してしまうのが惜しいくらい、膣粘膜の温かさは心地良いのだ。スローペースでの抜き挿しが続くのは不慣れだからであり、周囲のことが気になるからでもあるが、それ以上にこの行為を長く続けたいからでもあった。
「……ホント、可愛いんだから――♡」
火遊びに慣れた倫子には春名の気持ちなんてお見通しなのだろう。
笑みを含んで呟いた倫子が春名の背中を撫で上げた時。
何の前触れもなく。
車のクラクションが響いた。
「――ッ!?」
ビクッと震える春名。
車のライトはすぐそこ。慌てて振り向く春名の目の前で車は通り過ぎ、クラクションの残響だけが辺りに留まる。
車は春名たちにクラクションを鳴らしたわけではないらしい――外で行為に耽る自分には何ら関係ないとすぐに理解する春名だが、ハプニングを受けて意識に空白が出来て。
「――ッ、ぁ……♡♡!!」
一拍を経て、堪えていた淫情が押し寄せた。
「で、る――……ッ♡♡!!」
声を絞り出した時には、すでに射精は始まっていた。
力強い脈動が倫子の膣壁を押しのけた。ドウッと激しい水音すら聞こえそうな勢いで噴射されたザーメンは倫子の膣奥に叩きつけられ、またたく間に倫子の中を白く染める。
「――ぉ゛んんッ……♡♡!!」
あまりの力強さに、倫子まで嬌声を上げてしまう。
経験豊かな倫子であっても、これほど激しい吐精を受けることはなかなか無い。年甲斐もなくみっともない声を上げた倫子は、春名の背中にしがみついてオーガズムを貪っていた。
「ッあ……♡♡!! ぁあッ♡♡ すげッ♡♡ 止まんねえッ……♡♡!!」
ドクドクと繰り返される拍動は永遠のようでもあった。
「あ――ぅあ……ッ……♡♡」
素肌を撫でる夜風の心地良さが射精の快楽と結びつく。
胸板に当たる倫子の乳房、全身を取り巻く外気、精子を受け止める膣粘膜――何もかもが鮮烈で、春名の身体に快楽を刻み込む。
「あぁ……ッ♡♡!!」
最後の一滴まで絞り出しても、春名は倫子を抱き上げたままだった。
春名と同じタイミングで絶頂に至った倫子もハアハアと荒い息を吐くばかり。抱き合う二人は、行為の余韻に浸って動けそうにない。
「――ねぇ、春名くん……♡」
繋がったまま、倫子が呼びかける。
「ん、何……?」
「春名くん、次のシフトの後も……♡」
そこで言葉を切る倫子の瞳は完全に蕩け、年下の春名に縋るようでもある。
「……ああ♡」
頷く春名のペニスがピクッと跳ねる。
「上がりの時間、教えとくから――♡♡」
次の逢瀬の約束を交わした二人は、抜かずに二度目の行為に耽るのだった。