クラックハンド隊女子の盗撮記録/エニィ、エリィ、ウィジェッタの痴態はネットに公開されてしまう 作:高牧園
1
男――ランゴがクラックハンド隊の寮に足を踏み入れると、まずはグリットが出迎えた。
ランゴは今日から、彼らの寮に住み込みで諸々のサポートをする役割を担うこととなった。
グリットが寮内に残っていたメンバーを呼ぶと、三人の少女が現れる。グリットからの紹介を受けて、ランゴは彼女たちに挨拶する。
「今日からよろしくお願いします」
アセンシブ社に所属しているのだ、彼女たちの顔と名前は知っている。エニィとエリィ――エリスレア、そして情報処理を担うウィジェッタの三人はどの媒体で見た姿よりも実物の方が抜群に美しい。
(ていうか、エロいな)
彼女たちに気取られないように気を付けながら、ランゴは三人の身体に視線を向ける。
エニィとエリスレアはボディラインが浮き出る服を着ており、胸の形もウエストの引き締まり方も一目で分かる。ウィジェッタは胸元の広いタンクトップを着ているから谷間は丸見えで、ランゴは隠れたバストトップの形が気になって仕方ない。
「よろしくね」
「!」
気付けばエニィが目の前まで迫っていた。
上目遣いになったエニィのほのかな微笑みは思わず見惚れるほど美しい。さらにそこにエリスレアが並び、思わず顔を赤くするランゴをウィジェッタは愉快そうに眺めている。
「あ、はい、よろしくお願いします」
「住み込みなのよね? あたしは基本的に部屋にいるから、会うことも多いかもしれないわね。部屋はどこ?」
口を挟むウィジェッタに答え、エニィも何やら言う。
一方的に見るばかりだった彼女たちと言葉を交わしている状況は現実味が薄い。三人の美少女の視線が自分に向けられていると思うだけで有頂天になりかけるランゴに「そうだ」とエリスレアが口を開く。
「私の部屋、照明の調子が悪いの。早速だけど見てもらってもいい?」
「あ……はい、もちろんです」
エリスレアに先導されて廊下を進み彼女の私室へ――わずかに緊張しながらも部屋に踏み込んだランゴは、さっそく照明の修理に取り掛かる。
(仕事とはいえ、部屋にまで入れるなんてな)
ベッドも机も、着替えが入っているだろうクローゼットもすぐそこ。
個室にはシャワールームまで設けられていると聞いている。ならば脱いだ下着もそこにあるのだろうか、などと不埒な空想をしていると、不意に「あ」とエリスレアが口を開く。
「! ……ど、どうしました?」
「呼び出しみたい」
腕のディライバーに視線を落としたエリスレアは、わずかに眉を下げてランゴを見やり。
「あとはお願い」
そうとだけ言って、一人で部屋を去ってしまう。
「え、はい――」
こうして、ランゴはエリスレアの部屋に取り残される。
「……」
ドアは閉まり、エリスレアの私室にいるのはランゴ一人きり。
仕事で、必要があってここにいるというのに、一人になると欲望がムクムクと湧き起こる。しばらくドアの方を窺ってからランゴは手早く照明の修理を済ませ、大急ぎで洗面所へ急いだ。
(何か聞かれても、全部の照明をチェックしたって言い訳すれば良いわけだし――)
そんな卑劣な考えも、洗面所に入った瞬間霧散した。
シャンプーか化粧品か分からない芳香がランゴを取り巻く。女の子の香りとしか言いようのない匂やかさに触ってもいないペニスは勃ち上がり、ランゴは下半身からの要請に従って傍らに置かれたカゴに手を突っ込んだ。
ほの濡れたタオルの下に、昨日着ていたであろう衣類があった。衣服の層をめくれば、果たして小さな三角布――エリスレアが昨日穿いた、まだ洗っていないショーツが手に入る。
「うお……」
両手でショーツの端をつまんで、ランゴはまじまじとショーツを眺める。
女性ものの下着は、男のランゴからすると信じがたい小ささだ。わずかにレースのあしらいがあるだけのグレーのショーツは質素なデザインで、誰にも見せるつもりがなかったのだと分かってランゴの欲情を煽る。
じっとショーツを凝視したランゴは、慎重にショーツを広げ、エリスレアの秘部に触れていたであろうクロッチ部分を覗き込む。
「!」
グレーカラーの内側に、水を吸ったようなラインが二本。
(これ、アソコの形だよな……)
クロッチの中心に近い位置に走る二本線は、汗染みか何かだろう。大陰唇の形が分かりそうな染みを前にしたランゴはディライバーを操ってクロッチの内側を撮影し、それからショーツの背面にあるタグを引っ張り出す。
「M……サイズは87から95……」
おおまかな表記ではあるものの、エリスレアのヒップサイズが推定できる事実が情欲を煽る。
タグを撮影する手に迷いはない。ランゴは掴んだショーツを鼻に押し付けると、すうっと音がするほど大きくショーツの香りを吸い込んだ。
「っぉお――」
鼻血が吹き出そうなくらい濃厚な女の香りが押し寄せる。
生々しい香気にたまらずランゴはペニスを引っ張り出す。サオはガチガチに硬く、握りしめるとそれだけで脈打つ。
「ふ……っ!」
片方の手でクロッチを鼻にあてがいながら、もう片方の手で力強く魔羅をしごきだすランゴ。
たちまち先端からはカウパーが溢れ出し、ランゴ一人きりの洗面所いっぱいにサオをさすり上げる音がシュッシュと響く。顔にクロッチの湿り気を感じるだけで幹は大きく跳ね、ランゴは腰砕けになりそうな快感の中でエリスレアの香りを吸い続ける。
「ふっ……ぅうっ、うう……!!」
先ほど見た姿が、これまでに見てきた姿が脳裏に蘇る。
服を着ていても分かる美しさにファンは多い。エリスレアに疚しい思いを抱く者だって多いはず――そんな彼らでは到底手に届かないものを持ってのオナニーは無上の優越感を生み、激しい性衝動に襲われたランゴはフィニッシュまで一気に駆け抜ける。
「――エリィちゃんっ、出すぞっ……!!」
ショーツの持ち主の名前を叫ぶと同時に、手中の三角布で亀頭を包む。
一日中穿いていた布地はやわらかく先端部に寄り添った。クロッチに染み付いた二本の汗染みが亀頭にキスした瞬間、ランゴは意識が白むほどの絶頂を迎える。
「おおッ!!」
グレーの布地がたちまち染まる。
ショーツ越しに茎胴を握りしめれば、平時のオナニーとはまったく違う肉悦が全身を駆け抜ける。クロッチは内から外へ精子を染み出させているのに射精は止まりそうになく、律動ひとつで布地は白く塗り替えられてしまう。
「く……ううッ……!!」
こんなに素晴らしい射精は初めてのことだった。
「――ああ……」
吐精を終えたランゴの身体には気だるさと多幸感が満ちている。
見れば、ショーツのクロッチ部はグレーの布地を覆い隠すほどの白濁にまみれていた。元の染みがどこにあったのかも分からないほど真っ白に濡れた下着は最初に拾い上げた時よりも重くなったようにすら感じられて、本人も知らないうちに欲望まみれになったショーツのインモラルさがランゴの腰を燃やす。
(……まだ戻ってこないな……)
ショーツのバック部分――エリスレアの尻の割れ目が当たっていただろう部分で陰茎を拭きながら、ランゴはドアの方を窺う。
グリットに呼び出されての用事はまだしばらくかかるらしい。ランゴは白く汚れきったショーツを脱衣かごの中に戻すと衣服でくるみ、タオルをかけて隠してしまう。洗濯の時はかごごと持ち運ぶから、エリスレアが脱いだ衣服を丹念に探りでもしない限りはショーツの精液汚れに気付くことはないだろう。
「……よし」
エリスレアのショーツを汚した高揚感に身体の火照りは残っていた。
ランゴは素早く身を翻すと、部屋の傍らに据えられたクローゼットのドアを開ける。吊るされた衣類はドアが開いた拍子に裾を揺らしてランゴを誘い、ランゴは素早く視線を走らせると性獣の直感によってひとつの抽斗に手をかけた。
「やっぱり――」
自分でも、どうしてそこが下着の収納だと分かったのかは分からない。
だが、目の前に広がるインナーの花園を前にすればそんなことはどうでも良い。彩度が低めの色合いの下着は上下セットで丁寧に収納されており、試しにチャコールブラウンの上下を取り出すと、ランゴは艶やかさに言葉を失ってしまう。
「――」
谷間が開く服でも下着が見えないようにするためか、フロントの飾りは皆無のブラジャーだった。
その分サイドに施された幾何学模様の刺繍は鮮やかだ。わずかな光沢を帯びた銀糸の刺繍にはところどころにエニィの髪色に似た糸が混ざっている。すぐ近くに仕舞われていたセットのショーツも同じデザインで、背面の布の小ささを見るに尻たぶはショーツから出てしまうだろう。
(エロすぎるだろ)
本当なら一枚ずつ丹念に広げて眺め、クロッチを撫で回したいところ。しかしエリスレアがいつ戻って来るか分からない以上、いつまでも下着と戯れているわけにはいかない。ランゴは素早く抽斗の中を撮影すると、取り出したチャコールブラウンの上下をポケットにねじ込んでクローゼットを閉じる。
「さてと……」
改めて仕事に取り掛かり、ランゴはエリスレアの部屋を出る。
すると、正面からエリスレアが歩いているのが見えた――思わず下着を入れたポケットを手で押さえてしまうランゴだが、エリスレアは彼の様子を訝ることもない。
「終わった?」
「は、はい。元通りに点くと思います」
「そうなんだ、ありがと」
自身のショーツでオナニーをし、下着の上下を盗み出した男にお礼を言うエリスレア。
何も気付かないまま微笑む彼女の姿を見ていると、ランゴの胸は黒い欲望に満たされる――。